サンワサプライの撮影ボックスでワンランク上の写真が撮影できるようになった

サンワサプライ 撮影ボックス 組み立て完了 買ったモノ自慢

ブログで買ったモノを紹介する、いわゆるレビュー記事を書くとなると写真撮影といった作業が必ず発生します。

このブログでもなるべく商品の特徴とかがわかるようにと、たくさん写真を撮っています。

…が最近、撮影した写真の質がなんか微妙と感じるようになり、「もう少しいい写真撮れないかなァ…」と、PCに転送した写真を見るたびに切ない思いをしていました。

写真のクオリティの低い原因については後述しますが、そういった経緯からもう少しブログ投稿用の写真の質が向上すれないいな~と思ってサンワサプライの撮影ボックス(品番:200DG016)を購入して使ってみることにしました。

というこで今回は、

  • 購入したサンワサプライの撮影ボックスのレビュー
  • 撮影ボックスを使ってゲーセンで獲ってきたフギュアを撮影

といった内容でお送りします。

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サンワサプライ 撮影ボックス(200-DG016)のレビュー

「撮影ボックスってな~に?」って思う人のために簡単に説明すると、撮影するボックスです。

もう一度言います。撮影するボックスです。

…要は何かを撮影する時に、何もナシで撮影するよりもキレイに撮れるよ!ってなるアイディアが詰まった箱です。

たとえばバックスクリーンで背景色を統一して被写体だけに集中できる構図が作れるとか

ボックスの天井に付いているLEDで被写体を明るく照らすことができるとか。

反射板や覗き窓で影ができにくい工夫がされているとか。

といった感じに人ではなく「モノ」に特化した撮影スタジオのようなものです。…これを一番最初に書けばよかったね。

サンワサプライ 撮影ボックス 折りたたんだ状態

開封するとこんな感じの黒いものが入っていました。

大半の撮影ボックスは持ち運び・収納を考慮した折りたたみ式になっており、サンワサプライの撮影ボックスも例に漏れず折りたたみ式です。

たたむと家具のすき間とかに置けるほどコンパクトになるので、私のように自宅でブログやインスタ用に使うって人はモチロン、オフィスで製品の撮影をする時にも重宝。

なお、サンワサプライの撮影ボックスは大きさ別に3種類あり、スペックは以下の通り。

品番寸法LED
200-DG015W40×H41×D42cm35灯×2/約1600ルーメン
200-DG016W50×H50×D50cm30灯×4/約6000ルーメン
200-DG017W60×H60×D60cm40灯×4/約8000ルーメン

今回は50cm四方の200-DG016を選んでみました。

セット内容

サンワサプライ 撮影ボックス セット内容

撮影ボックスのセット内容は以下のようになっています。

  • 撮影ボックス本体
  • ACアダプター/AC電源ケーブル
  • 光拡散スクリーン
  • バックスクリーン(白・黒・グレー・オレンジ)
  • 取扱説明書・保証書

では付属品を順番に見ていきます。

サンワサプライ 撮影ボックス バックスクリーン

まずこちらはバックスクリーン。

その名の通り、ボックスの奥に貼り付けることで背景を単色化し、被写体だけに集中できる構図を作ることができます。

白、オレンジ、グレー、ブラックの4色が付属しているので、被写体のテーマや雰囲気に合わせて色を選択します。個人的にブルーのスクリーンもあると良かったなと思った。

なおスクリーンは布ではなくプラスティック製で折ジワがなく、アイロン掛け等の下準備は不要でした。だけど、変な折り目がつくと修正不能になるので丁寧に扱いを心がけます。

サンワサプライ 撮影ボックス 光拡散スクリーン

こちらは「光拡散スクリーン」。ディフューザーとも呼びます。

撮影ボックスの天井にはLEDが付いていてボックス内を明るく照らしてくれますが、場合によってはこの照明が強すぎて乱反射するなんてことも起こりえます。

そういう時にこのスクリーンを被写体とLEDの間に噛ませることで照明の光を分散させて柔らかい印象を与えます。

撮影ボックスを組み立てる

それでは撮影ボックスを使用できる状態に組み立てます。

サンワサプライ 撮影ボックス 展開した状態

まずは撮影ボックスを展開します。

面ファスナーをゆっくり剥がし、上の写真のようにパネルを展開した状態にしてから、サイコロを組み立てるように辺と辺をあわせて固定します。

固定方法は面ファスナーですが、部分的に固定するのではなく、しっかり”辺”で固定するので、使っているうちにベラッと剥がれるようなことはなさそうです。

また、各パネルには四隅に鉄芯がインサートされていて耐久性も高く、安価な撮影ボックスでみられる潰れる・歪むといったトラブルの心配はありません。

実際に触って剛性の高さに安心しました。

当たり前ですが組み立てで手を抜くと歪な形になります。ちゃんと辺と辺をしっかりあわせて固定しましょう。

…最初に組み立てた時に手抜き工事したせいで平行四辺形みたいな形になりました。

サンワサプライ 撮影ボックス 組み立て完了

組み立てるとこのようなボックスが出来上がります。

先述の通り、内部に鉄芯が入っているのでちゃんと立方体の形状を維持したまま。「組み立てた箱」としてこれだけ頑丈なら安心して使用できるってくらいしっかりしています。

なんかもう触ってるだけで安心できる。耐久性一つ取っても予算ケチらなくて本当に良かったと思う。

サンワサプライ 撮影ボックス 天井のLED

こちらは上面内側、ボックスの天井となるパネルです。

パネルの内側にはLEDがついており、パチンとスイッチを入れると点灯して箱の中を明るく照らしてくれます。

先ほどスペックを書いたとおり、LEDは30灯×4で色温度5,400K、明るさ6,000ルーメン。

「撮影ボックス おすすめ」でググると出てくるサイトでは、撮影ボックスのLEDは1,500ルーメン以上が良いという旨の記載を散見します。その4倍にあたる6,000ルーメンとなれば十分すぎるといえる。

さらにパネルの上面と側面の内側は反射板がついているので、LEDの光を拡散して被写体に影ができることなくまんべんなく照らしてくれます。

サンワサプライ 撮影ボックス カバーを開く

撮影ボックスの正面はこんな感じ。ここからカメラを覗かせて被写体を撮影します。

真正面のパネルはカメラを覗かせるためのカバーが開いていますが、真上から撮影する時には窓を閉じて反射板が内側に来るように出来ます。

サンワサプライ 撮影ボックス 真上から撮影する

ボックス上面には丸い覗き窓が付いているので、被写体を真上から撮影することもできます。

サンワサプライ 撮影ボックス バックスクリーンを取り付ける

バックスクリーンを入れ忘れたので一度天井をパカッと開けて白色のバックスクリーンを取り付けます。

バックスクリーンは2箇所に面ファスナーが付いていて上の写真のように取り付けます。

サンワサプライ 撮影ボックス 照明を付けていない状態

バックスクリーンを取り付けたことで白背景になりました。

…が、このままだとボックス内部が暗いので、

サンワサプライ 撮影ボックス LEDを点灯した状態

天井についているLEDを点灯させます。

電源は一般家庭用のACコンセントから取っており、ケーブルについているスイッチをパチンとONにするとピカッと光ります。

※ONにしてから点灯まで若干タイムラグがあります。

サンワサプライ 撮影ボックス LEDを点灯した状態2

LEDを点灯するとボックス内部が明るくなるので、カメラ側のISO感度やシャッタスピードを遅くしなくても明るい写真を撮ることが出来ます。

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撮影ボックスを使ってフィギュアを撮影してみた

てなわけで、撮影ボックスを使ったらどれくらいキレイな写真が撮れるのかを検証するべく、フィギュアを使ってテスト撮影してみます。

ゲーセンでゲットした鬼滅の刃の宇髄天元

ちなみに撮影のモデルは、サイクリング中に飲み物を買うついでに立ち寄ったゲーセンでゲットした鬼滅の刃の音柱こと宇髄天元。

鬼狩りの皆様ならご存知かと思いますが、この宇髄天元はアニメ鬼滅の刃第2期「遊郭編」のキーパーソンです。

まぁ何にせよ、私は鬼狩りの柱の捕獲に成功したわけです。今度こそ無惨様に認められ、念願の十二鬼月…いや、上弦の鬼となるのです………。

鬼滅の刃 宇髄天元のフィギュア

まぁ私の昇格話は置いといて、この音柱を撮影ボックスでド派手に撮影してみました。

撮影してみた感想としては、LEDのおかげでボックス内部が明るくなり、カメラ側の明るさを強くしなくても明るい写真が撮影できるのが第一印象。

もちろんカメラ側でもシャッタースピードやISO感度といった設定で明るさを調整出来るけど、それだけだとホワイトアウトしたような「不自然な明るさ」になってしまう。

LEDによる明るさと、そのLEDの光を多方向から照らす反射板、そしてバックスクリーンによる単色化。これらの相乗効果で被写体をより鮮明に撮影することが出来るようになりました。

鬼滅の刃 宇髄天元のフィギュア2

もう1枚。今度は少しだけカメラ側を明るくしてみた。

バックスクリーンのおかげで被写体以外に余計なものが写り込まず、レビューサイトのような写真になりました。フィギュアが着ている服のシワとか明暗もしっかりわかる。

…ただ、この宇髄天元という鬼狩り、髪の毛が白いから白いバックスクリーンだと毛がない人のように見える。「お前も鬼にならないか?」と私を誘った上弦の鬼のように赤毛だったら良かったのに。

鬼滅の刃 宇髄天元のフィギュア3

バックスクリーンを黒色にして見るとこんな感じになります。

スクリーンそのものに光沢があるため、漆黒というよりは車のバンパーみたいにテカってます。

鬼滅の刃 宇髄天元のフィギュア4

真上から撮影してみるとこんな感じ。

撮影ボックスなしでこのアングルで撮ろうとすると、撮影者自身やカメラ、三脚等の「影」が入って暗くなってしまうけど、撮影ボックスなら天井があるおかげで影が入ることなく明るくてきれいな写真が撮れる。

…ただ、三脚が使えないので若干手ブレの影響を受けやすい。

サンワサプライ 撮影ボックス 真上から撮影する

今度は別のものを真上から撮影。

従来までこの手の”クリアなケース”に入った商品を撮影するとき、ケースで光が乱反射するせいでカメラアングルや明るさ調整で頭を悩ませていました。

明るくするとロゴとかが見やすくなるけど、中に入ってる製品本体が見えなくなったり、逆に暗くすると製品は見えるけどロゴが見えなくなるみたいなジレンマが起きてたわけです。

狙っているわけではありませんが、ネットで購入する製品は大概こういったクリアケースに梱包されているパターンが多いので、「パッケージ乱反射問題」が解決できたのは嬉しい。

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撮影写真のクオリティが低い原因

冒頭にも書いた撮影した写真の質がなんか微妙と感じるようになった原因についてお話します。

写真のクオリティを左右する要素は様々ですが、私の場合だとまず撮影をする部屋の環境がクオリティ低下の一番の原因だと思っています。

他にもカメラの性能が低い(いや高いと思うけど、本格的なものに比べたら…)とか撮影者の腕が悪いとか国が悪い政治が悪いとか色々ありますが割愛。

部屋の環境のせいにする

部屋の環境というよりは部屋の照明といったほうが良いかもしれません。

というのも、部屋の照明を変えたことで当初白っぽい「昼白色」だった照明が、オレンジ色っぽい「電球色」に変わり、落ち着いた雰囲気になった反面、若干部屋が暗くなりました。

そのため、若干黄色みがかかったような感じになってしまいます。

サンワサプライ 撮影ボックス LEDを点灯した状態2

↑この写真を見ても若干暗く、黄色(オレンジ)っぽい色調になっているのがわかります。

そのため、撮影時にはISO感度を上げたりシャッタースピード遅くする(場合によっては13秒とかでやってる)などして明るさを確保していました。

ちなみに部屋の照明を変えた理由ですが、「ゲーミング部屋」っぽくするためにRGBタイプのものにしました。LEDテープライトと相まってサイバーチックな空間が出来てこれはこれで満足しています。

カメラを明るくするとブレやすくなる

私という人間そのものがブレブレだからいかんのかもしれません。

…まぁそれはおいといて、部屋が暗いために、カメラを明るく設定する=シャッタスピードが遅くなる=ブレやすくなる …となります。

「三脚」で固定してセルフタイマーで撮影している時は良いですが、小さいものを撮影する時やアングル、フォーカスなどの事情で三脚を使えない場合は、明るさと手ブレとの戦いでした。

三脚を使わない時はカメラを被写体に近づけ、分厚い本などで固定して撮る…といった七面倒臭い手法で撮影しています。

カメラに詳しい人からすれば「そうはならんやろ」ってツッコミ入れたくなるような撮影方法ですが、やってる私からしたら「なっとるやろがい!」ってなる撮影方法です。

…まぁそんな素人ならではの課題も、撮影ボックスのおかげで見事解決できたというわけです。

今のカメラはそこまで悪くないけど、もうちょっと良いカメラ欲しいな。

まとめ

そんなわけで、サンワサプライの撮影ボックスを使って写真撮影したら満足できるクオリティになったよ~というお話でした。

サンワサプライの撮影ボックスは

  • 各パネルに鉄芯が入っていて高耐久
  • 面ファスナーが剥がれない
  • 内側に反射板があって被写体に影ができにくい
  • LEDは6,000ルーメンと明るい
  • 付属のバックスクリーンで背景色を統一できる
  • 真上からも影を作ること無く撮影できる

…という具合に、お値段は張るものの至れり尽くせりな撮影ボックスでした。

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