ゲーミングチェア、デスク、ラック、モニターアームといった家具を追加して、自室をゲーミングルームっぽくしてきました。
で、家具が揃ったので今度は「照明」にも手を出します。
いわゆる「ゲーミング●●」であるあるな妖しく光る空間を作ってみたいと思ったのです。
それで、色々調べてみた結果、「LEDテープライト」という間接照明がコストや設定といった観点から手軽に取りかかれそうなので、購入して設置してみました。
ということで、この記事では
- 購入したLEDテープライトの紹介とセットアップ
- 実際に点灯してみる
- 余ったテープライトの活用方法
といった内容をまとめました。
部屋を暗くして、LEDテープライトによって作り出された妖しく光る幻想的な空間は非常に居心地が良く、パソコンを使っていない時でもここに居続けたいと思うほどです。
映画館とか遊園地の一部アトラクションのような暗い空間が好きな人ならきっとハマります。
LEDテープライトを使ってみた

この手のテープライトは様々なメーカーが出していて、どれを選べばいいか迷いましたが、今回はWENTOPのテープライトを選択しました。
スペックは以下のようになっています。
- 寸法: 幅10mm、厚さ2mm、長さ10m
- 防水等級:IP65
- 色:RGB LED
- LED数量:30/m、合計150 LED
- 長さ:5メートル×2本
- 幅:10mm
- 出力:12V
- 入力:100-240VAC、50/60Hzの、1.5A
LEDテープライトの選び方
上述の通り、今回は「WENTOP」というブランドのテープライトを購入しましたが、この手のLEDテープライトは非常に多くのメーカーが出しています。
そのため「どれがいいの?」って迷いがち。
そこでLEDテープライトの選ぶ基準の1つとして「LEDチップの大きさ」があります。テープライトの製品名や説明に「5050」とか「2835」とか「3528」といった記載があるので、そちらで判断します。
LEDチップの大きさ | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|
5050(5.0 × 5.0mm) | チップのサイズが大きいため明るく、チップが3つ搭載(トライチップ)されており、RGB対応。 反面、消費電力が大きくテープの寿命も短い | ゲーミングルームやバーのように広範囲を明るくカラフルに照らしたい場合 |
2835(2.8 × 3.5mm) | エネルギー効率が高く、1ワットあたりの明るさに優れる。 また、消費電力が低く、省エネ性能が高い。 「3528」と寸法は同じだがこちらは第2世代のため | ディスプレイの裏側や家具の下などの間接照明にオススメ。 |
3528(3.5 ×2.8) | 第1世代のLEDで消費電力は低いが発光効率は2835より劣る。低価格。 | 2835と同じだが、明るさよりも価格を抑えたい人向け |
その他、電源供給タイプ(一般的なコンセント or USB or シガーソケット)やRGB、防水機能の有無などで判断します。
セット内容

では開封して中身を確認します。

まずこちらはLEDテープライト本体。このようなスプールに巻かれたものが2つ入っていました。長さは1つあたり5m。
テープライトの裏側には家具とかに貼り付けるための両面テープがついています。

テープライトの端子は上の写真のように4ピンコネクタになっています。

こちらはACアダプター。コンセントから電力を供給するタイプです。

こちらは信号受信機。
3本のケーブルが伸びていて、このうち2本はテープライトのコネクタと接続し、残った1本はリモコンからの信号を受信するものです。
なのでこの受信機がモニターや家具とかで隠れてるとテープライトの操作ができないので、受信機は隠れないように設置します。

ちなみに受信機の裏側には3Mの両面テープが貼っ付けられているので、壁とかにくっつけられます。

こちらはリモコン。色は20パターンで、明るさを8段階に調整できるほか、クリスマスツリーみたいにフェードさせたり点滅させたりもできます。
リモコンはCR2025ボタン電池を1つ使用します。
テスト点灯してみた

ざっくり内容物を見たのでテープライトを設置しますが、その前に一度コードを繋いでどんな感じに点灯するか確認してみます。
ACアダプタと受信機を接続し、受信機とテープライトの端子を接続。両端子にはよく見ると矢印のモールドがあるので、矢印と矢印を合わせて接続。

まずこちらは青色。
本来この手の照明機器をテストする時は部屋を暗くするべきですが、撮影当時はそんなことは頭から抜け落ちていました。さっそく抜かりおった。

お次は赤色。
映画やゲームで主人公サイドが敵地に潜入して何かしらしくじった(赤外線センサーに引っかかる、パスワード間違える等)時に部屋の照明が真っ赤になってビービーって警報機が鳴り響くシーンがありますが、そんな感じの色です。

こちらは紫色です。パッと見では青色とそんな変わりませんが、部屋を暗くすると違いがハッキリ出ます。
ゲーミング部屋の画像を色々眺めていると、紫色に照らされたゲーミングルームを散見します。あとはグリーンとか。肝心のグリーンの撮影忘れたけど…。
LEDテープライトを家具に貼り付ける手順
それではLEDテープライトを実際に取り付けます。
…といってもテープライトの裏面には両面テープがついているので、フィルムを剥がして家具(デスク等)とかにペタッと貼るだけなので、特別難しい作業ではありませんでした。
ただ、「間接照明」なので、その性能を最大限に引き出すためには、どの位置に、どれくらいの長さで、どれくらいの角度で取り付けるか等、(私が最も苦手としている)センスが問われます。
まずは仮止めで様子見

いきなり両面テープのフィルムを剥がしてペタッ…は流石に怖かったので、まずはビニルテープで仮止めして、実際に点灯したときにどうなるかを確認しました。
テープライトの両面テープを剥がして家具に貼り付ける

取り付け位置が決まったら本番です。LEDテープライト裏側の両面テープのフィルムを少しずつ剥がし、家具のラインに沿って貼り付けていきます。
両面テープはそこそこ粘着力があるので、貼り付けに失敗してもリトライ出来ましたが、粘着力が落ちるのでなるべく1発で成功するよう仮止めの段階で詰めておきます。

あわせて信号受信機も貼り付けておきます。
余ったテープライトはハサミでカット

で、テープライト貼り付けていると「長すぎるやん」ってなりますが、長さが余ったら上の写真のようにハサミが描かれた部分をハサミでチョキンとカットします。

「カットしたら点灯しなくなるんじゃ…」って不安でしたが、カットしても電源とつながっている方は上の写真のようにちゃんと点灯するので安心しました。
…もちろん電源とつながってない方は点灯しません。
デスク周辺をLEDテープライトで装飾した結果

LEDテープライトをデスクの奥とデスク左側にある「デバイスウォール」に取り付け、点灯したところ、写真のようになりました。

ライト取り付け時に外していたモニターを元に戻します。

反対側からも撮影。グリーンのライトが暗闇を妖しく照らす幻想的な空間が出来上がりました。
実際にこの状態で作業をしてみた所、暗くはないし、かといって眩しすぎることもなく、こういう薄暗い空間が好きな私にとっては非常に居心地のいいデスク周辺環境となりました。
ゲーマーたちが何故、こういった色の照明を好むのか何とな~く分かったような気がします。
グリーン以外の色も見てみたいという人のために動画撮ってみました。参考にどうぞ。
余ったテープライトを有効活用してみた
WENTOPのLEDテープライトは5m×2の計10mですが、デスク周辺を部分的に電飾する程度だと10mでは多すぎて、カットしたテープライトが結構余ってしまいました。
当初、余ったテープは何かあったときの交換用として保管しようかなと思いましたが、このテープをつかってもう少し電飾を強化してみます。
一度切断したLEDテープライトを点灯させる方法は以下の2つの方法があります。
- 配線をハンダ付けする
- コネクタ(別売)を使って接続する
今回は2のコネクタを使って接続する方法をやってみました。
Liwintingのコネクタを使ってみた

ということで、4ピン対応のコネクタを買ってみました。

まずこちらは通常のストレートなコネクタ。
今回のような余ったテープライトを有効活用したいって場合はもちろんですが、テープライトそのものが水平方向に曲げることが出来ないので向きを変えたい時にも使えます。
コネクタは10本でピンもコネクタの数だけ付属。

こちらもLiwintingのコネクタケーブルですが、こちらは見ての通り、片側が二股になっているタイプ。
テープコネクタを枝分かれさせたい場合に使います。私の場合、デスクの横に「デバイスウォール」という縦長のラックがあり、そちらを電飾するときに役立つだろうっと持って買ってみました。
こちらは2本セットでピンも6つ付属。
なお、現在はこれらLiwintingのコネクタケーブルは取り扱っていないみたいで、代替品として「Xinyuansu」というブランドから各種コネクタがセットになったものが販売されています。バラバラで買うよりもこっちのがお得。
コネクタでLEDテープを繋ぐ手順

ではテープライト同士をコネクタで繋いでみます。
といってもテープライトの先端の銅の部分にケーブルコネクタの端子を合わせてパチンとはめるだけなので、そこまで難しい作業ではありませんでした。
…ただし、非防水タイプはこの銅の部分にビニールの膜がついているので、そいつを剥がしてやる必要があります。カッターナイフでゆっくり前後に動かして皮を剥ぐようにすると保護膜が取れます。
ただしこの時にテープ側に無理な力が加わると接点部分が切れてしまい接続不良の原因となります。

端子がむき出しになったらケーブルのコネクタ部分と触れるようにテープライトを通します。
この時4ピンの場合、コネクタ側の配線の色とテープライト側の色の表記が一致するよううに合わせます。例えばライト側がBLUEって書いてあったら配線は青色が来るように。
で、この時もテープライトの端子がヒン曲がらないように注意。

あとはコネクタのカバーをパチンと閉めてやれば接続完了。
この方法ならハンダを使わず手軽に接続できるというメリットがあります。
一方でハンダでの接続と比べると接触不良が起きやすいので、手軽さを取るか確実を取るかのトレードオフ。
テープライトを枝分かれさせた結果

各ケーブルコネクタを上手いこと使って分岐させたらこんな感じにライトアップさせることが出来ました。

赤色。デスクの外周にもテープライトを貼ってみるとこんな風になりました。なんか燃えてるみたいですね。

そしてグリーン。この色が一番使用頻度が高い。

そして紫。
デスク手前のテープライトの向きを変えてみた

先ほどの写真ではデスクのフチを沿うようにテープを貼ってみましたが、実際に使ってみると結構眩しかったのでテープをデスク天板の底面に貼り直しました。
こうすることで手元が光るし「間接照明」のボワッとした光になって一石二鳥。

いつものレッド。
悪の組織のアジトとかってこんな感じの照明使ってそうだけど、あいつら目が疲れたりしないのかな?

こっちはグリーン。
デスクトップ壁紙もゲーミングっぽいやつをRazerのページからDLしてみた。…だけどこの壁紙だとアイコンが見づらいのですぐ別のに変えた。

そして紫色。やっぱりよく使うのはグリーンと紫。
欲を言うとモニター裏にもテープライト走らせて壁の上の方も照らしたいけど、そうなると更に分岐させるし長いケーブルコネクタが必要になるのでちょっと迷ってます。

テープライトを下向きにしたことで光がキーボードスライダーに反射して手元が明るくなりました。
あたかもキーボードが発光してるかのようでなんちゃってゲーミングキーボードの出来上がり。
まとめ
という具合に、LEDテープライトでデスク周辺をライトアップしてゲーミングな感じを作ってみました。
…実際ゲーミングルームってこんな感じなのかわかりませんが、とりあえず妖しく光ってりゃゲーミングってことにしときます。私の中では。
で、冒頭でも書いたように、暗い部屋でぼわっと照らされた空間というのがまた居心地が良いのです。何もしていなくてもずっと座り続けていたくなります。
あとはここにスピーカー追加して癒やし効果のあるBGMを流してアロマディフューザーを設置したらそこはきっと楽園です。
LEDテープライトは間接照明なのでゲーミングのくだり関係なしに、たとえばベッドやソファの裏とか玄関とかにも設置するとオシャレで幻想的な空間を作ることが出来ます。
↑テープライトに加えて、間接照明のPhilips Hue を使ってさらにゲーミングな雰囲気を作ってみました。