不定期的にカスタムパーツやアクセサリを購入しては電動ガンに組み込んで一人ホクホクしております。
今回は最初の電動ガンを購入して以来、ずーっと買おう買おうと思いつつ、(他のパーツばっか買って)なかなか購入しなかったPEQ-15(AN/PEQ-15)を入手しました。
メディアに登場する米軍兵士が持ってるM4やM16の写真を見ると、だいたいこのAN/PEQが装着されており、電動ガンにおいてもPEQ-15はド定番のアクセサリーと言って良いほどです。
さて、この記事では
- 購入したFMA PEQ-15レーザーサイトのレビュー
- M4やM16A4へのPEQ-15装着例
などを紹介します。
購入を検討している方は是非とも参考にして頂けると幸いです。
ちなみに、電動ガンのM16A4やM4のカスタム記事も書いています。以下のリンクから読むことが出来ます。
FMA製 PEQ-15 を買ってみた
こちらが今回購入したFMAのPEQ-15レーザーサイトの箱ございます。
ヤフオクの「ジーリーストア」というショップが出品していたものを落札し、送料とか含めて7,288円でした。楽天にも同じものがあったけど、そちらより1,000円ほど安く入手出来ました。
PEQ-15とは?
まずはじめにPEQ-15(AN/PEQ-15)とは何かについて簡単に説明します。
実物の場合
簡単に言うと、PEQ-15は肉眼あるいは暗視装置(ナイトビジョン)使用時に見ることが出来るレーザーや赤外線を照射する光学機器です。
一般的な「レーザーサイト」の機能に加え、IR(赤外線)と呼ばれる肉眼では確認できないレーザーやイルミネーターを照射する機能もあり、むしろレーザーよりもIR照射の方が重要です。
このIRによって、夜間戦闘時でも隠密性を確保したまま周囲の視界を確保したり、素早く照準合わせが可能となるアイテムで、米軍などが愛用している定番アクセサリーの一つです。
高性能な光学機器だけに、米軍兵士の写真を見るとライフルにPEQ-15(あるいはその改良型)が付けられているのがわかります。
エアガン用の場合
ただ、エアガン用として販売されているPEQ-15は上記のような機能は無く、可視性のレーザーポインタ(規制値を下回る出力のもの)や、LEDライトが内蔵されており、簡易版「フラッシュライト」として使用します。
一応、今回購入したFMA製PEQ-15はLEDを照射機能に加え、レーザーポインターとしての機能もありますが、国内向け製品は内部の配線が外された状態となっています。
その他、内部が空洞になっており、対応した形状のバッテリーを収納できる「バッテリーケース」もあります。こちらは光学機器としての機能はありませんが、電動ガンの外観を崩さずにバッテリーを搭載できるという利点があります。
メーカーのFMAについて
さて、今回購入したPEQ-15は「FMA」という中国広東省にあるメーカーのものです。
2009年に設立し、エアソフトガン用パーツやサバイバルゲーム用品(ヘルメット、ゴーグル、ポーチなど)に特化しており、ヨーロッパやアメリカなどで人気のメーカーだそうです。
実際HPを見てみると、サイレンサーやフォアグリップなどのエアガン用のパーツから、ヘルメットやiPhoneケースなどの装備品まで作っているようです。…MAGPULのパチモンっぽいものも散見しますが。
パッケージを詳しく見てみる
さて、それではもう少しパッケージの表記について詳しく見てみます。
上の写真はパッケージ正面のステッカー右上部分。製品名とCAUTION:FOR AIRSOFT GUN USE ONLY(=エアガン用)という注意文が記載されています。
FMAのPEQ-15は本体の色(ブラック / デザート)やレーザーの色(レッドまたはグリーン)の違いによって、合計4つのバリエーションがあります。
私が購入したのは本体色がデザートで、レーザーが赤色のTB67。装着するM4やM16A4がほぼほぼ黒一色なので、デザートカラーにした方がアクセントになりそうです。
調べてみるともう2種類あるようで、こちらはデザートカラーベースで電池のキャップやLEDライトのネックの部分がブラックになっているもので、レーザーの色の違いで2種類あるみたいです。
それでは中身を見てみよう
ということでケースを開けてみるとPEQ-15がドッシリと構えられています。
中身を取り出して何が入っているかを確認。
- PEQ-15本体
- リモートスイッチ
- 取扱説明書(英語表記)
- ステッカー
- 乾燥剤(笑)
などが同梱されていました。ただ、LEDの点灯に必要な電池は付属しないので、あらかじめ用意しておきましょう。
それではまずは付属品について詳しく見ていきます。
説明書
まずは説明書を読んでみます。
説明書は英語表記ですが、写真による解説が多くテキストも機械翻訳でも十分わかるレベルでした。
使用上の注意
最初のページ。P1には注意書き、P2には各部品の名称について記載。
注意書きには、
- レーザーやLEDライトを見続けてはいけない
- 人や動物の目に向けて照射しない
- 動いてる車両に向かって照射しない
- レーザーの使い方を誤ると目に損傷が発生する場合がある
という旨の内容が記載されています。
もちろんエアソフトガン用ということもあり、法規制をクリアするためレーザーやLEDの出力は抑えられてます。
それでも誤った使い方をすると思わぬ事故や怪我につながるので注意しましょう。
もっとも日本向けに輸出しているPEQシリーズの多くは、予めレーザーが使えないように加工(あえて配線を繋げないなど)が施されてるとのこと。各々で分解して組み直すことも可能ですが、面倒なので省略します。
ぶっちゃけ「PEQ-15っぽいアクセサリーが銃に付いてたら良いや」と思っているので、機能面をそこまで深く追求するつもりはないのでOK(もっと安価いバッテリーケースを選ぶべきだった…?)。
バッテリー(電池)について
はい次のページ。
P3にはバッテリー(電池)の挿入方法、P4には照射するためのスイッチについて記載されています。
バッテリー(電池)はCR123A 3Vを2つ使用しますが、FMAのPEQ-15には電池は付属していないので別途で購入する必要があります。CR123Aの電池はホームセンターで手に入ります。
…が、せっかくなのでSUREFIRE(シュアファイア)の電池を買おうと思います。フラッシュライトにも流用できるしね。
各種モードについて
その次のページ。
P5にはレーザー・LEDの各種モードについて、P6にはレーザー・LEDの照準の調整について記載。
まずレーザー及びLEDの照射モードですが、こちらはPEQ-15右下のセレクターを移動させることでモードを切り替える事ができます。
セレクターには各種表記が入っており、PEQ-15本体のボタンを使用する場合は左下から順に以下のような役割を果たします。
- AL:ボタンを押すとレーザーを照射した状態となり、再度ボタンを押すと切れる
- O:電源を切る
- P:ボタンを押すとLEDライトを照射した状態となり、再度ボタンを押すと切れる
- AL:上記ALと同じ
- DL:ボタンを押すとレーザーとLEDライトを照射した状態となり、再度ボタンを押すと切れる
本体のボタンを一度押すとレーザーまたはLED(あるいはその両方)が点きっぱなしとなり、再度ボタンを押すことで消灯するといった仕組みになっています。
…が、付属のリモートスイッチを使用した場合だと点き方が変わり、各種モードはリモートスイッチを押し続けている場合のみ点灯し、スイッチから手を離すと消灯します。
ステッカーの種類と貼る場所
裏表紙には付属のステッカーについて記載されています。これで説明書についてはおしまい。
…という具合に大まかな仕様を理解した(?)ところで、つぎは本体や付属品を見ていこうと思います。
リモートスイッチ
続いて、PEQ-15本体に接続し、気軽にスイッチのON/OFFを切り替えられるリモートスイッチについて見ていきます。
リモートスイッチのコードの長さは約15cmで、よほど装着する場所が悪くない限りフルサイズのライフルでも手が届く長さでした。
リモートスイッチは本体後部にあるジャック(メス端子)に挿入します。
ただ、端子の固定が甘く、しばらく使っているとユルユルになってしまいます。端子のストッパーが原因なのかな?何かしら対策をした方がいいかも。
ステッカーを貼ってカッコ良くしよう
次は付属のステッカーを貼っていきます。
取扱説明書の裏表紙にて、どのシールをどこ貼ればいいか記載されているので、それに従ってペタペタしていきます。
なお、一番大きいAのシールは3種類ありますが、本体やレーザーの色に合わせてお好みの物を選んでください。私は真ん中の黄色いやつをチョイスしました。
また、Dのシールも2種類ありますが、片方の「FMA」って記載されてるのはメーカーの「宣伝用」なので、警告文が記載されてる方を選べばいいと思います。ごめんねFMA。
でもこういうメーカーのステッカーは取っておいてガンケースとかに貼り付けるとカッコいいですよ。
ステッカーを貼るとこうなる
で、ステッカーを貼るとこんな感じに。
ノッペラボウだった頃よりずっと幾分リアルでカッコ良くになりました。
PEQ-15本体のマウント部分
こちらはPEQ-15本体裏側のライフルへ取り付けるマウント部分。
マイナスネジを緩めたあとに本体のレイルに合わせて装着し、再度ネジを締めて固定します。
このPEQ-15は本体だけでなく、マウント部分もプラスチックで出来ているので、キツく締めようとするとパキッと破損する可能性があります。締めすぎ注意。
装着してみた感じ、それほどキツキツに締める必要はありませんでした。
マウントに固定するネジには締めすぎ&緩めすぎを防ぐための出っ張りがあります。これはいいアイディア。
M4やM16A4へPEQ-15装着例
ということでPEQ-15についてざっくり紹介しました。
このPEQ-15を銃(電動ガン)に取り付けたらどんな風に映えるのか、愛銃たちに取り付けてチェックします。
ここでは私が所有する電動ガンであるM4やFN M16A4への装着例を紹介しますが、PEQ-15は20mmレール対応なので、M4・M16系以外にもレールシステムがついている銃に搭載が可能です。
M4に装着
まずは「M4カスタム日記」で作ったM4から。
オールブラックな本体にデザートカラーのPEQ-15がいい感じに映えてます。
フロント部分のアップ。
レールの位置がハンドガード先端にあるため、PEQ-15も先端に取り付けます。ちょっと遠いんじゃないかと思いましたが、リモートスイッチがあるおかげで問題なく点灯&消灯が行えました。
リモートスイッチはハンドガード上部に置くことでAFG2を握ったままスイッチが押せます。
本当ならスイッチの裏側に両面テープをつけたり、リモートスイッチ用のレイルカバーを使って固定すると良いのですが、撮影用ということで手っ取り早くガムテープで固定するというお粗末っぷり。
一人称視点だとだいたいこんな感じ。いい感じに視界にPEQ-15が映ってFPSっぽくなってます。
今度はトップレイルに乗っけてみます。
左右のレイルに装着するのと違って真上なので重量バランスが偏らないし、両サイドに別のアクセサリーを装着したいときなどに有効。
トップレールに装着する場合はリモートスイッチ無しでグリップを握ったまま直接本体のスイッチを押せます。
ただ、トップレールに装着する場合、ドットサイトやスコープのマウントによってはPEQ-15が視界に入る場合もあり。
写真は半分くらいまでPEQ-15が見えていますが、しっかりストックに頬をつけてサイティングすると、ほぼ視界に入りませんでした。
M16A4にも搭載
今度はFN M16A4に装着してみる。
やはりオールブラックな本体とデザートカラーのPEQ15のギャップがふつくしい。
フロント部分をアップ。
リモートスイッチはグリップの右側面あたりに固定するとグリップを握ると同時にスイッチを押せます。
トップレイルにも搭載してみる。
M16A4に搭載しているのはACOG TA31タイプの固定倍率スコープで、そこそこハイマウントだしスコープだから大丈夫かなぁと思っていました。
んが、いざ覗いてみると下のほうが少しボヤけてたので、PEQ-15が若干視界に入ってしまっているみたいです(ゲームで使う分には問題ないと思いますが…)。
せっかくなのでM203グレネードランチャーも一緒に搭載してみる。
M203、ACOG、PEQ-15と揃い、M16A4が海兵隊仕様になってきました。
実際だとM203を使用する場合は、トップレイルにリーフサイト(M203用の照準器)を装着するのでPEQ-15は側面に。
リモートスイッチの位置はだいたい写真のあたりに。
やっぱりスイッチを固定できるレイルカバーが恋しくなる。
まとめ
といった具合に、PEQ-15買って嬉しさのあまりM16A4やM4に取り付けて一人ホクホクしておりました。
PEQ-15に関してはFMA以外にもいろんなメーカーからリリースされておりますが、今回は「安かった」という理由でFMAを選びました。
実用面としては、フラッシュライトの下位互換として、薄暗いインドアフィールドやナイトゲームで前方を照らす程度の用途になります。
が、銃のドレスアップパーツとしてはこれ以上に無いほどフロントを着飾ってくれます。むしろこっちのほうが重要だったり。
追記 ちゃんと点灯するかテストしてみた
光学機器のレビューなのに「電池がないから」と点灯について語らないのもどうかと思ったので、ホームセンターでCR123A電池を買ってきました。
さっそくPEQ-15に電池を搭載して動作確認。太陽のようにピカァァァァァっと光ってます。
LEDライトの点灯パターンはセレクターの位置によって異なりますが、先述の説明書の表記とは異なり、
- スイッチを押している間点灯、手を離すと消える
- スイッチを押すと点灯し、もう一回押すと消える
- スイッチを押すとライトがパカパカと点滅し、もう一回押すと消える
…の3種類を確認。
なお、レーザーについてですが、やはり内部で何かしらの加工が施されているみたいで、現時点では作動せず。
先述のように、開いて配線を繋ぎ直せば作動するとは思いますが、ライトはともかくレーザーをサバゲー使うことはまず無いので省略。
真っ暗な階段をピカーっと照らしてみる。うん明るい。相当広範囲を照らせると思います。
↑もう一つのPEQ-15こと「DBAL-A2」も購入してみました。
「Element Aiorsoft」というメーカーが出しているPEQ-15。PEQ-15単体はもちろん、M600Bタイプフラッシュライトやデュアルスイッチもセットで「手っ取り早くハンドガードをアクセサリーで満たしたい」という人にオススメ。