今までBauhutteのゲーミングチェアである「G-550」を使っていました。
快適なゲーミングチェアでしたが、4年近く酷使してきたためアームレストが曲がったり座面裏の木の板が割れて座面が傾いてしまったり…。
騙し騙し使っていましたがさすがに限界が来ていました。
そういったこともあって同じBauhutteのゲーミングチェアシリーズで前から気になってた「ゲーミングソファチェア2(G-370)」に買い替えました。
この記事では、実際にこのBauhutteのゲーミングソファチェア2を使用してみた感想や、今までのゲーミングチェアとの違いなどをまとめてみました。
Bauhutte ゲーミングソファチェア2(G-370)の概要とスペック
より快適に、よりおしゃれに。
ゲーミングソファチェアの次世代モデル高いスペックとデザイン性を兼ね備え、
大人気の「ゲーミングソファチェア」。
より快適な座り心地を追求し、
各機能をアップデートしました。肘が置きやすいよう
+4cm高くなったアームレストは、
前後のポジション調節も可能に。ポケットコイルを内蔵した
ふかふかのクッションには、
モールドウレタンを採用し耐久性を向上。その他にも、リラックスしたい時に便利な
リクライニング機能を強化するなど、
細部にまでこだわっています。あたたかみのあるファブリックタイプと
ゲーミングソファチェア2G-370/G-370PU – Bauhutte
光沢が美しいPUレザータイプで展開する、
“お部屋に馴染む”ゲーミングチェアです。
ゲーミングソファチェア2(G-370)は、ゲーマー向けデバイスを提供する「Bauhutte」のゲーミングチェアのひとつです。
従来のゲーミングチェアのクッション材である「モールドウレタン」に加え、クッション部分に「ポケットコイル」が内蔵されてより弾力性に優れているのが特徴。
「ソファチェア」とあるようにゲーミングチェアでありながら、リビングにあるソファーのようにリラックスして座れます。
特に今回はゲーミングソファチェア「2」ということで、旧ゲーミングソファチェア(G-350)の各所が更に改良されたバージョンとなっています。
スペック
- メーカー:Bauhutte
- 品番:G-370 / G-370PU
- カラー:ブラック / ブラウン / ホワイト
- 素材:ファブリック(G-370) / PUレザー(G-370PU)
- サイズ:幅68cm × 奥行70cm(70~122cm) × 高さ112cm(112~118cm)
- 耐荷重:100kg
- 調整機能:リクライニング、アームレスト調整
「ゲーミングソファチェア G-370」との違い・改善点
ゲーミングソファチェア2(G-370)は、旧・ゲーミングソファチェア(G-350)のコンセプトを継承しつつ、各機能を改良した上位モデルです。
主に以下の改善点が挙げられます。
- リクライニング最大角度が135度から150度に変更
- 「PUレザー」タイプが追加
- アームレストが従来より4cm高くなり、上下だけでなく前後の位置調整が可能になった
- ランバーサポートが「クッション」タイプに変更
- 背面ポケットが追加
以下、詳しく解説します。
リクライニング最大角度が135度から150度に変更
Bauhutteのゲーミングチェアのリクライニング角度は135度となっており、他のメーカーと比較しても物足りなさを感じていました。
一方で、ゲーミングソファチェア2ではリクライニング角度が150度と大幅に改良され、従来品よりもより水平に近い角度となりました。
G370と以前まで使ってたG550(写真奥)を並べ、最大まで背もたれを倒すとその差は一目瞭然。
数値にして15度の違いだが、実際に135度と150度の両方を体感した身として、この差はすごく大きく感じました。
「PUレザー」タイプが追加
G370では素材別に2タイプが用意されています。
素材感の異なる2タイプをラインナップ。
お部屋の雰囲気やお好みに合わせて選ぶことが可能です。ファブリックタイプ(G-370):あたたかな風合い/肌触りがやさしく蒸れにくい
ゲーミングソファチェア2G-370/G-370PU – Bauhutte
PUレザータイプ(G-370PU):やわらかなツヤ感/汚れが布拭きできお手入れ簡単
「ファブリック(布地)」も「PU(ポリウレタン)レザー」もゲーミングチェアでよく使われる素材で、引用にある通り、部屋の雰囲気(デザイン)や肌触りなどの好みに合わせて選択できます。
ちなみに、ファブリックとPUレザーの一般的な特徴は以下の通り。私はファブリックタイプを選しました。
長所 | 短所 | |
---|---|---|
ファブリック | ・通気性が高く、長時間座っても蒸れにくい ・柔らかくて肌触りが良い | ・食飲物をこぼすとシミになりやすい |
PUレザー | ・液体をこぼしても簡単に拭き取れる ・本革に似た高級感のある外観 | ・通気性が低く、長時間座ると蒸れやすい ・ファブリックに比べると、若干硬め |
アームレストが従来より4cm高くなり、前後の位置調整も可能になった
イスの両サイドにあるアームレスト(肘置き)が従来製品と比べ4cmほど高くなっており、一番低い状態でも肘が置きやすい位置にアームレストが来るようになりました。
また旧ゲーミングソファチェアの「G350」はアームレストの固定位置や、向きを変えることで前寄り / 後ろ寄りといった前後調整方式だったのに対し、ゲーミングソファチェア2(G370)では従来のゲーミングチェアと同様にアームレスト部分が前後にスライドする2D仕様となりました。
いずれも「2D」仕様ではありますが、いちいち座面裏のネジをはずして固定位置を変える旧バージョンよりも楽に調整できます。
ランバーサポートが「クッション」タイプに変更
G350のランバーサポートは横に長いタイプのものを2本のゴムバンドでシートに固定するタイプでしたが、G370は「クッションタイプ」となりました。
なので従来通り背中に挟んで使ったり、枕のような使い方もできるし、逆に「あぐら」をかくときなどでランバーサポートが邪魔になる場合は簡単に外せます。
またランバーサポート自体も大型となり、広範囲を支えられるようになりました。
背面ポケットが追加
観光バスの座席のように、シートの背面ポケットが追加され、リモコンやちょっとした雑誌などを収納できるようになりました。
…ただ、座ったままポケットのものを取り出すのはちょっと大変でした。
大まかなスペックや特徴を紹介したので、次はゲーミングソファチェア2の組み立てについて見ていきます。
組み立て手順と設置方法
ゲーミングソファチェア2は分解された状態で届くので、組み立ては自分でやる必要があります。
一昔前、”Bauhutteの製品は「ゲーミングお姉さん」が家までゲーミングチェアを担いで持ってきてくれて、組み立ても全部やってくれる”というウワサがありましたが、残念ながら今回もゲーミングお姉さんは付属しませんでした…。
組み立てについては付属の説明書に従ってやっていけば大体30分程度で完了します。
組み立てに必要な工具や各六角ボルトなどは付属します。
基本的にここにある工具だけで組み立てられますが、「軍手」は用意しておいた方が良いです。
まずはイスの脚にキャスターをつけます。
キャスターは穴に差し込んで真上からグッと力を入れたらはまってくれますが、キャスターの回る部分で手のひらを挟まないように軍手をはめてやったほうが安全。
次に脚部にシリンダーを取り付けます。
これも穴に差し込んで上からグッと体重をかけたらハマってくれます。ただしキャスターが付いてるのでズルッと滑らないよう注意。
その次は座面と背もたれ部分を合体させます。
座面の後部から伸びている金属板の穴と背もたれ側面のネジ穴を合わせ、付属のボルトで片側2ヶ所、計4ヶ所を固定します。
背もたれを支えながらネジを締めるという作業となり、全作業の中でこれが一番厄介かと思います。可能なら2人で協力して組み立てたい。
座面と背もたれを合体したら金属板の上に付属のカバーと穴を埋めるパーツをはめこみます。
座面をひっくり返し、裏側に受け金具をボルトで固定します。
金具に打刻されている「FRONT」と座面に貼ってある「FRONT」の向きを目印に合わせます。
そして両サイドにアームレストを固定します。
説明書に記載がある通り、アームレストは固定位置を微調整して取り付けることができます。
あとは脚部のシリンダーの先端と座面裏のくぼみを合わせて合体させれば完成!
良かった点・気になった点
実際にゲーミングソファチェア2(G370)を使ってみて良かった点や気になった点についてまとめてみました
良かった点
ポケットコイルを使ってるので座面が柔らかく弾性に優れてる
ゲーミングソファチェア2が他のバウヒュッテのゲーミングチェアと大きく違う点の1つに、座面に「ポケットコイル」が使用されている点があります。
このポケットコイルのおかげで製品名の通り「ソファ」のようなふんわりとした座り心地となり、よりリラックス効果が期待できます。ゲーミングチェアというよりはゲーミングチェアの形をしたソファーというべきでしょうか。
先代ゲーミングチェアの「G-550」も厚みのある座面で尻が底に付くことはありませんでしたが、ゲーミングソファチェア2の場合、ふんわり沈み込むように深く座れるので、イスではなくソファーでくつろぐようにリラックスして座れます。
背もたれ部分がフラット
Bauhutteに限らず、ゲーミングチェアの多くはレーシングカーのシートのように背もたれ部分が湾曲した”バスケット形状”が多く、この形状のおかげで安定した姿勢を長時間維持でたり、FPS等で咄嗟の身体の動きにも対応していました。
しかし一方で、実際にゲーミングチェアに座ってみると、このバスケット形状が逆に煩わしく感じる時がありました。
というのも、背もたれの湾曲した部分に二の腕の外側が当たり、腕の可動域が制限されてしまうところが気になっていたのです。特に右手でマウスを動かす時にこの歪曲した部分が腕に食い込んで煩わしく思うときがしばしば。
一方でゲーミングソファチェア2は背もたれがフラットであるため、上述のようなゲーミングチェアの形状に不満がある人にとって差別化ポイントの1つとなります。
実際に座ってみると予想通り、背もたれ部分が平らなので腕の可動域が広くなり快適になりました。
リクライニングの角度が改善されている
先述の通り、従来のBauhutteのゲーミングチェアはリクライニングが135度まででした。
対するゲーミングソファチェア2は150度までリクライニングでき、シリーズ最大のリクライニング角度となっています。
参考までに、Bauhutteの主要ゲーミングチェアの角度などを以下にまとめてみました。
製品名 | ゲーミングソファチェア2 G-370/G-370PU | ゲーミングチェア G-551 | ストリーマーズチェア G-210 | ゲーミングチェア G-571 |
コンセプト | G-350をベースに各機能を バージョンUPした次世代モデル | 妥協せず進化を続ける 定番スタンダードモデル | 小顔バフがかかる 配信者向けチェア | 高身長ゲーマー向け 次世代ゲーミングチェア |
リクライニング 角度 | 150度 | 135度 | 150度 | 135度 |
座部 クッション | ポケットコイル | モールドウレタン | ポケットコイル | ポケットコイル |
発売日 | 2021/9 | 2023/7 | 2023/7 | 2023/6 |
アームレストが高い位置にある
こちらも先述の通り、「アームレスト」が従来より4cm高くなっているので、一番低い位置にしても肘が丁度いい位置に来るようになりました。
従来のアームレストの高さだと、一番高くしてようやく肘が置きやすい位置だったので、最低位置が高いのは良い。
ただ、一方でアームレストに関する気になる点もあったのでそちらも後述します。
気になった点
アームレストは2Dなので若干あぐらがかきにくい
ゲーミングソファチェア2はアームレストが上下(昇降)と前後の調整可能な2Dタイプとなっています。
3Dアームレストのように左右(首振り)ができず、このせいで「あぐら」をかくときに膝がアームレストに引っかかりました。
バウヒュッテのアームレストは4Dタイプもあるので、そちらを採用してほしかったと思いました。
アームレストが「キーボードスライダー」と干渉する
これはアームレストの問題というより他のアイテムとの相性かもしれませんが、私の場合Bauhutteのゲーミングデスクに同社の「キーボードスライダー」を取り付けています。
スライダーを収納している分には何ら問題ありませんが、タイピング時に引き出すとゲーミングソファチェア2のアームレストと干渉してしまうことがありました。
タチが悪いのは、キーボードスライダーと当たるのではなく、キーボードそのものに当たるため、イスを回転させるとアームレストがキーを押し、とんでもない文字の羅列を生み出すことがよくあります。
ゲーミングチェアとしてやや高価。
AKレーシングやDXRなどのフラッグシップモデルと比べると安いが、ゲーミングチェアとして見るとそこそこ高価です。
「良いものは高い」なので当然かもしれませんし、品質維持のために安易に値下げはして欲しくないですが、Bauhutteの『デスク秘密基地化計画』のコンセプトだった「予算10万円でゲーミング部屋を構築出来る」という観点からみると、大きなハードルにも思える。
もちろんBauhutteのゲーミングチェアには「エントリーモデル」も存在し、そちらは2万円台で買えるものが多いので、これから「デスク秘密基地化計画」を始めたいという人は、そちらを検討すると良いと思います。
また、Bauhutte以外にも低価格帯のゲーミングチェアは沢山存在します。価格、デザイン、機能、レビュー評価などから購入を判断しましょう。
そういった点を鑑みると、このゲーミングソファチェアは、ある程度ゲーミング部屋が完成し、そしてある程度の期間ゲーミングチェアを使用して「そろそろ買い替え時だし、ワンランク上のゲーミングチェアが欲しい」という人向けだと思いました。
今回の私がまさにそのパターンだし、実際にワンランク上の快適さを手に入れることができました。
まとめ
新しく買い替えたゲーミングソファチェア2こと「G370」についてあれこれ書いてみました。
「ポケットコイル」内蔵という今までとは違った座面構造だったり、背もたれがフラットで150度まで倒せるなどなど、これまでのBauhutteのゲーミングチェアとは異なる新しい仕様でした。
特に私はブログを書いたり、動画を視聴することが多いので、ゆったりリラックスして座れるタイプのイスのほうが相性が良いと思ってゲーミングソファチェア2を選んでみました。