パソコンの側面や後面にはインターネットを利用するためにLANケーブルが繋がっているかと思います(無線LANとかを使ってる人はゴメンナサイ)。
このLANケーブルの先端にはパソコンやルーター等に固定するためのツメ(ラッチ)がついています。
しかしLANケーブルのツメは非常に折れやすく、私が使っているLANケーブルのツメも気がついたらツメが折れてました。
LANケーブルのツメはパソコン本体にカチッと接続し、外れないようにする役割があります。
そのため、ツメが折れるとちょっと動かしただけでLANケーブルが外れたり、接続不良が起きたりします。
私もこのツメが折れてからネット接続の調子が悪く、何度もパソコンの背面に手をいれてLANケーブルの差し込み具合を確認したり、ネットでググって復活方法を模索してました。
それらの対処法によって一応はその場しのぎ的にネット接続は出来たのですが、接続不良がしばしば発生し、根本的な解決には至らず。
確実に復活させる方法はないかと探していました。
サンワサプライの「RJ-45プラグSOS」を使えば大丈夫!
そこで見つけたのが、サンワサプライの「RJ-45プラグ SOS」というアイテム(品番:ADT-RJ45SOS-10)。
パッケージにもあるように、折れてしまったLANケーブルのツメを復元するためのアイテムで、LANケーブル先端に取り付ける形でツメを復活させてくれるという。
これだよ! これを探していたんだよ!!
…ってなるくらい痒いところに手が届くアイテムなのです。
ちなみに緑・黄・オレンジ・赤・紫の5色がそれぞれ2個ずつの合計10個入りで、価格は900円でした。
こんな人にオススメ
LANケーブルの折れたツメを修復させるアイテムなので、当然LANケーブルの爪が折れた人向けなのは言わずもがな。
…なのですが、結束バンドやテープなどを使った解決方法もググれば見つかります。実際に私も最初はそちらを試してみました。
これらの対処法は、LANケーブルのツメの役割である「ストッパー」の代わりに、コネクタに「厚み」を出すことで外れにくくするというものです。実践すればインターネット接続ができる程度には直ってくれます。
一方で「RJ-45プラグSOS」はLANケーブルのツメをほぼ完璧に再現したもので、上述の”その場しのぎ”的な「補修」とは異なり、文字通りLANケーブルのツメを「復活」・「復元」させることが出来ます。
そういった点を鑑みるに、この「RJ-45プラグSOS」は以下の人(場合)にオススメ出来ると思います。
- 結束バンドやテープなどを使った「補修」で改善しなかった場合
- オフィスなどで複数のLANケーブルのツメが折れている場合
- 折れる前のように「カチッ!」と確実に接続出来るようにしたい場合
もちろん単純に「ツメが折れちまった!!」って人にオススメ出来るものなので、もしツメが折れてしまったら購入を検討するといいでしょう。
ツメを復活させる仕組み
では「RJ-45プラグSOS」はどうやってLANケーブルの折れたツメを復活させるのか。
それは、上の写真のように、RJ-45プラグSOS本体がLANケーブルのツメを模したアダプターとなっており、これをLANケーブルの上にかぶせて、折れたツメの根本でアダプターを固定するという仕組み。
これによって、LANケーブルを張り替えることなく、簡単かつ確実にツメを復活できるというスグレモノ。考えた人頭良すぎです。オラに知能分けてください。
使う前にLANケーブルの種類とツメの状態は必ずチェック!
…ただ、痒いところに手が届くアイテムですが、LANケーブルの種類や折れたツメ(ラッチ)の形状によっては取り付けられない(=正しく固定できない)場合があります。
まず使用可能なLANケーブルのプラグですが、製品名にもある「RJ-45コネクタ」や「RJ-45STPコネクタ」といった、家や会社などで使う標準的なLANケーブルプラグに対応。
次に、使用できるツメ(ラッチ)の形状について。
前述の通り、LANケーブルの上から取り付けて折れたツメの根本をストッパーとして使うので、上の写真のように折れたツメの基部がLANケーブルのプラグとツライチだと使用できません。
取り付けることは出来るけど、正しく固定されないといった不具合が発生します。
しかし、よくある「ツメが折れたぁぁ!!」で基部までエグれることは稀で、カッターナイフとかニッパーで基部を削ぎ落としたりしない限り、上の写真のような折れ方(えぐれ方)にはならないと思います。…たぶん。
LANケーブルへの取り付け
ということで、LANケーブルにRJ-45プラグSOSを取り付けてみました。
取り付けは実に簡単で、LANケーブルの上からポコッとはめ込んでやるだけでスッポリ装着できました。
あとはRJ45プラグSOSの先端を折れたツメの基部に潜り込ませるようにセットするだけ。
ピンボケでわかりづらいですが、RJ-45プラグSOSの先端はLANケーブルのツメの根本に潜り込むようになっています。
これでアダプターがズレなくなるという仕組み。
パソコンへ接続すると…
RJ-45プラグSOSによってツメが復活したLANケーブルをパソコンに接続。
カチッ!
鳴った!鳴った!クラLANが鳴った! LANケーブル接続時に鳴るカチッという音が鳴りました!!
この音を聞くの何ヶ月ぶりだろうか…ツメが折れてからというもの、モチャ…みたいな音しか鳴らなかっただけに感激です!
無事にLANケーブルのツメが復活した!
これはいい!!
…ステマとかそういった類のものではなく、本当に買って良かったと思います。
Twitterでオススメしている人がいて、「マジか。 安いし買ったろ」という具合に買って使ってみたのですが、簡単に装着できて確実にLANケーブルを接続出来たので感動です。
ちなみに今まではググって見つけた補修方法である、差込口とケーブルの間にタイラップ(結束バンド)を噛ませてみたり、マスキングテープを巻いて厚みを出したりしてました。
ただ、いずれもモチャ…という誰も幸せにならない音がする接続でした。一応ネット接続は出来たけど、なんか…違うんだ…。
しかし、RJ-45プラグSOS使えばカチッと確実に接続されます。引っ張っても抜けません。なにより久々にカチッ!と快音を聞くことができたのが嬉しい。