サバゲーにおいてエアガンを携行する際にあると便利なのが「スリング」です。ショルダーバッグのようにエアガンを背負ったり、体の前でぶら下げることで両手が空いて何かと便利。
スリングにも色んな種類がありますが、今回はMAGPULタイプのマルチミッションスリング4(MS4)を購入したのでご紹介します。
MS”4″とあるように、マルチミッションスリングシリーズの4つ目であるMS4は、従来のMSシリーズの特徴を引き継ぎつつ、両端がQDスリングスイベルになっていて銃本体に素早く着脱できるというのが特徴。
というわけでこの記事ではMS4のレビューおよびMS4を装着したM4についてまとめます。
なお、今回MS4を取り付ける「M4」の今までのカスタム内容については以下から読むことが出来ます。
マルチミッションスリング4(MS4)の3つの特徴
今回購入したMS4はレプリカですが、MAGPULのMS4と同等の特徴を持っており、MS4は大まかに以下の3つの特徴があります。
- スリング両端がQDスイベルになっている
- 長さ調節が瞬時に行える
- 1点式と2点式を素早く切り替えられる
これらの特徴によって、デザインはもちろん、極めて実用的なアイディアが詰まった万能スリングで、MAGPULのヤツまた恐ろしいモン作ったなぁと感動するほど。
カラーはブラックとフラットダークアース、OD等がありますが、銃本体がほぼほぼブラックなのでアクセントを出すためにフラットダークアースを選択しました。
スリング両端がQDスイベルになっている
従来のMSシリーズとの最大の違いは、スリングの両端がQDスリングスイベルになっている点です。
そのため使用するにはQDスリングスイベルマウントが必要ですが、従来のMSシリーズよりも素早い着脱、1点式から2点式へのシフト(後述)を行うことができます。
長さ調節が瞬時に行える
MS4もといMSシリーズにはクイックアジャスターがついており、そこを引っ張ることでシュルシュルとスリングの長さを素早く調整できるようになっています。
上の写真の輪っかになってる部分を引っ張ることで長さを調節することが可能。
従来のスリングと比べてスピーディーにスリングの長さを調節でき、しっかり体にフィットさせることができる。特にスリングを1点式から2点式、あるいはその逆にシフトさせる時に大いに役立つ。
1点式と2点式を素早く切り替えられる
スリングは取り付け方法によって1点式と2点式といった2つのパターンがあります。
スリングの両端を銃に取り付けたら2点式で、片側のみを取り付ける場合が1点式となり、それぞれに用途があります。
MSシリーズ共通の特徴でもありますが、MS4の場合DリングにもQDスリングスイベルマウントがついており、そこにスリング先端のQDスリングスイベルをカチッと装着することで2点式から素早く1点式へシフトすることが出来ます。
2点式スリングの状態
まずこちらが銃の前後2箇所にスリングを固定した2点式スリングの状態。ライフルを背負ったりする時はこの2点式の状態で使用しています。
ちなみにQDスリングスイベルマウントは、フロント側は「RSA(レイル・スリング・アタッチメント)」、フレームエンド側は「TROYタイプ バトルスリングマウント」をそれぞれ使用しています。
1点式スリングへシフト
先述の通り、MS4のDリングにもQDスリングスイベルマウントがついており、そこへスリングの先端を装着することで1点式へシフトすることが可能です。
銃のフロント側についていたQDスリングスイベルを外し、Dリングのスイベルマウントへ取り付けます。たったこれだけの作業で2点式から1点式へ変更することができます。
もちろん1点式から2点式へ戻す場合は逆の手順。
1点式スリングの状態。
素早くチェンジできるし1つのスリングで1点式と2点式のどちらも使えるというのが魅力的。さすが”マルチミッション”スリングという名前だけあります。
今までは1点式スリングか2点式スリングかどちらか選んでいたわけですからね。
1点式スリングの用途
わざわざ説明するまでもないかと思いますが、1点式スリングの利点・使い方についても軽く触れておこうと思います。
撃たない時はぶら下げておける
まず一つ目の用途としては、上の写真のように体の前でブランと垂れ下げておけるので、動き回らない時はこのようにすれば手で持つよりも楽。
もちろん歩けば足にバシバシ当たって痛いので、移動時は手で持つか2点式で背負いましょう。
また、銃をぶら下げることができるので、弾切れになった際にはパッと手を離してサブウェポン(ハンドガンなど)にスイッチすることができます。
片手撃ちが出来る
ライフルを前方へ押し出すように、スリングをピンと張るようにして構えれば、写真のように安定した片手撃ちが出来ます。
サバゲーで片手撃ちする機会があるかどうかはわかりませんが、少なくとも何も無い状態での片手撃ちよりはずっと安定しています。
もちろん両手で構える時も同様に安定しているほか、2点式とは異なり先端までスリングが伸びていないので邪魔になりにくい。
クリス・コスタもマルチミッションスリングを愛用している
そして「MAGPUL Dynamics」の元インストラクターであるスタイリッシュヒゲオヤジことクリス・コスタ氏もやっぱりMSを愛用しています(ただしMS4ではなくそれ以前のもの)。
MAGPUL Dynamicsで実践してるタクティカルトレーニングのように、様々な体勢で素早く構えて、次々に照準を切り替えて射撃するスタイルだと、銃を安定させるためにスリングは不可欠なのです。
まとめ
今までスリングといえば狙撃銃のSPRに装着してましたが、草木に引っ掛かったりして「ええい邪魔ッ!」となることが多く、ほとんど使用してませんでした。
しかし、実戦(サバゲー)でスリングを使用するか否かはさておき、スリングがあるとやっぱりカッコイイと思い購入したのですが、案の定カッコ良かったので銃のドレスアップ目的で買うのもアリです。
次回はグリップを交換します。
↑こちらはレプリカ。
↑実物MAGPULのMS4はこちら。