前回のM4カスタム日記から1年以上経っておりますが、久々にM4用のパーツを買ってカスタムしてみました。今回買ったのは「フリーフロートRAS」と呼ばれていたりするものです。
以前、ゲーム中に転倒してハンドガードが破損するという悪夢のような出来事が起きて、泣く泣くハンドガードをぶった切ってリカバリーを試みました。
ハンドガードをカットすることでM4サイズのフリーフロートRASっぽくなりましたが、やはりちゃんとしたハンドガードを装着してあげたい。
そう思って、今回はG&Pのスペシャルフォースキットというハンドガード(RAS)を買ったので、組み込みについて記事にしました。
G&P スペシャルフォースキットを入手
冒頭でも紹介したように、フロントをまたカスタマイズします。
G&Pのスペシャルフォースキットという、ミドルサイズのRASとそれに対応したアウターバレルやガスチューブ・ガスブロック等がセットになったキットを購入したので組み込んでみました。
パッケージとセット内容
購入したのはG&P製ジャングル・シリーズ スペシャルフォースキットでございます。
何で「ジャングルシリーズ」なのかはよくわかりませんが、先輩に当たるSPR/A(SPR Mk12 mod1)のフロントキットもジャングルシリーズでした。
このフロントコンバージョンキットの内容は以下のとおり。
- RAS本体
- アウターバレル
- バレルナット(バレルロックリング)
- ハンドガードリング
- フラッシュハイダー
- ガスブロック
- ガスチューブ
フロントを交換するために必要なアイテムが一式揃っているので、気軽にイメチェンが出来る内容です。
ハンドガードのディテール
せっかくなのでスペシャルフォースキットをもっと細かく見てみようと思います。
こちらはRASの側面。シルクプリントが施されていますが、Knight’sの部分が消されてます。大人の事情ってやつですね。
G&P SPRフロントキット(上)と(先日大破した)M4のフロント(下)と並べてRASの長さを比較するとこんな感じ。
具体的な長さはわかりませんが、ミドルサイズのRASということで、M4サイズじゃ物足りないけど、長すぎるのもイヤっていう人向けなサイズ。
また、ハンドガードとバレルを固定する時、互いに干渉しないフリーフロート構造なので、アクセサリーを装着して重量が増してもバレルに負担が掛からず、命中精度の低下を防いでくれます。
アウターバレル・フラッシュハイダーの詳細
次はバレルやフラッシュハイダーをもう少し詳しく見てみます。
まずこちらアウターバレル。
剛性面で期待できる極太アウターバレルには軽量化のためのスリットが入っております。長さはM4A1サイズ(14.5インチ)より約1センチほど短いので、最終的にハンドガードが長くなってもフロントはM4A1より短くなると思います。
なお、アウターバレルにはバッテリーの配線を逃がすための「くぼみ」が無いので、ハンドガード内にミニバッテリーは収納できません。
こちらはフラッシュハイダー。M4・M16系のバードケージタイプに似ていますが、若干形状が異なります。
このハイダーには同社のM4 QDサプレッサーが対応しており、素早く着脱できるとのことです。
ハイダーを外すと14ミリ正ネジが露出します。逆ネジではなく正ネジなので、サプレッサーやハイダーを選択する際は間違えないように。
スペシャルフォースキットをM4に組み込む方法
さて、一通りスペシャルフォースキットについて紹介したので、いよいよM4に組み込んでみます。
今回はG&Pのスペシャルフォースキットというフロントキットを組み込んでいますが、ここでの解説は他のRASでも応用できます。
なのでRASの組み込みに困ったら参考にしてみてください。
アウターバレルをフレームに固定する
まずは今まで使ってたハンドガード、アウターバレルなどを取り外し、フロントはインナーバレルのみにします。
結構酷使してましたが、RASやアウターバレル、ガスチューブ&ガスブロックは普通に使えるので、またいつか使うときが来るまで保管しておきます。
続いてアウターバレルをフレームに固定します。
上の写真は外側から
- ハンドガードリング : ハンドガード(RAS)を固定するリング
- バレルナット : アウターバレルを固定するレンコンのような穴だらけのリング
- アウターバレル
となっておりますが、組み込む際の順番は、
- アウターバレルをフレームに差し込む
- ハンドガードリングを通す
- バレルナットを通す
といった流れになります。
アウターバレルを固定するためにバレルナットを締めます。
バレルを固定する時は、フレームにマガジンを挿入した状態でバレルナットを締めることでチャンバーの位置が固定され、マガジンの着脱時のトラブルを防いでくれます。
今までこれを怠ってたのでマガジンの抜き差しで不具合が頻発してました。
また、しっかり固定するには専用のツールが必要で、私はG&Pのバレルロックキーを使用しています。
組み込みのポイントはバレルナットにあり
また、バレルナットで重要なのは、下の写真のように左右の穴が水平になり、上部の穴がレシーバーのガスチューブ通す穴と一直線になるように固定すること。
そうしないとRASが傾いて固定されてしまいます。
うまく位置が決まらない場合は、アウターバレルに「シム」を噛ませて微調整しながら固定します。
余談ですが、シムがない場合はビニタイでも代用出来ます。
ビニタイをハチマキのように捻じり、アウターバレルに巻きつけるようにして輪っかを作ります。余ったビニタイはハサミでカットすれば完成。
薄いシムと違い、微調整は出来ませんが、代用品として扱えます。実際にこのRASを組み込む際に使ってますが、今のところ特にトラブルはありません。
で、バレルを固定したら、バレルナットの左右の穴に小さい突起パーツを2つ組み込みます。
これは単に穴にすっぽり入れるだけで、別段難しい作業ではないですが、先述の通り、バレルリング左右の穴が水平でないとハンドガードが傾きます。
ちなみにレンコンに組み込む2つの小さな突起パーツですが、油断すると紛失します。別に1個だけでも問題はありませんでしたが、精神衛生上宜しくないので無くさないように…。
決して飾りではない「ガスチューブ」の重要性
アウターバレルを固定したら次はガスチューブを通します。
ショップなどでは「リアルさを出すためのお飾り」等と記載されているガスチューブですが、実際はこの手のRASにおいてとても重要なパーツだったりします。
下の写真を見るとわかりますが、バレルロックリングを貫通し、レシーバーと結合することで、「はり」の役割を果たし、RASに回転の力が加わってもガクン!と緩まないようになります。
試してみるとわかります。
ガスチューブ無しでRASを組み込んだM4(M16)を構え、右手は時計回り、左手は反時計回りにそれぞれ力を加えるとガクン!となってハンドガードが緩みます。
特にフォアグリップ装着すると簡単にガクン!となります。
その昔、まだカスタム知識が無かった頃、ガスチューブの重要性を知らず省いた結果、ゲームで使うとすぐにガクン!とRASが緩んでしまい、とても使えるものではありませんでした…。
この細い金属棒がハンドガードのトラブルを防いでくれるので、組み込むのがしんどくてもガスチューブだけは組み込んだほうが良いです。もちろんガスチューブだけでなくガスブロックも。
そんなガスブロックはアウターバレルのくぼみに合わせてピンで固定します。
そしてハンドガードを取り付ける
次はRASを通してハンドガードリングを回して固定します。ある程度回すと途中でカクン! となってしっかり固定できるようになります。
正しく取り付けられた場合、ハンドガードに切られているネジがリングに隠れて見えなくなります
ガスブロックが干渉して上手く入りにくい場合がありますが、焦らずイラつかずに。RASを固定すればあとはハイダーを装着して完成です。
所要時間はだいたい20分程度。慣れてしまえば難しい作業ではありません。
スペシャルフォースキット組み込み完了!
ということで、G&P スペシャルフォースキットの組み込みが完了しました。
今回は特に加工やトラブルもなく、苦労せずに無事に組み込むことができました。私のカスタムスキルが向上したからでしょうか?(笑)
完成図がこちら。RASが長くなりましたが、それでも全長はM4A1よりもやや短め。
長くなった分重量が増しますが、たくさんアクセサリーが装着できるということで五分五分です。
グリップやレイルカバーを付けてみました。
RASが長くなったけど、相変わらず装着するアクセサリーが無いのは寂しいので、後々アクセサリーも増やしていこうと思っている次第です。
なお、このままでも十分カッコいいですが、アウターバレルをもう少し短いものにしてRASの途中からサプレッサーを装着出来る銃にしたい(ホント好きですその形状)。
余談ですが、ほとんどの写真がピンボケなのは、当時(2010年頃)はデジカメなんてハイカラな物がなく、ほとんどガラケー撮影だったため。今は無きボーダフォン。
見直しても「アチャー」な画質ばかりなので、せめて画像編集ソフトを使って明るさだけでも…ということで、当時の写真よりも若干明るくしてあります。
あの頃の写真はひどかった…。
ということで今回のカスタムはここまで。まだまだM4カスタム日記は続きますので乞うご期待。