どうもこんにちは。
東京マルイの「M4A1カービン」のフロントをMREに変えて以降、どんどんカスタマイズが進んでおります。
今回はパーツというよりも「アクセサリー」であるサプレッサー(サイレンサー)を購入&装着してみたので、またカスタマイズのウンチクを書き綴ろうと思います。
なお、これまでの「M4カスタム日記」については下記のリンクを参照にしてください。
サプレッサー(サイレンサー)についてのウンチク
着々とカスタマイズが進んでいるM4ですが、今回は銃口に取り付けることで発射音を小さくするサプレッサー(サイレンサー)を取り付けます。
まずは「サプレッサーってなーに?」って人のために簡単な解説をさせていただきます。
ミリタリーマニアにとっては「そんなもん知っとるわい!」ってレベルですので、そういう人は飛ばしてください。
サプレッサー(サイレンサー)とは
サプレッサーと言えば、銃の先端に取り付ける筒状のパーツで、発砲時の音を消すアイテムというのが脳裏に浮かぶかと思います。
スパイ映画やゲーム、そしてアニメ(特に某・工藤が出る探偵モノ)でサプレッサーがついた銃を「ピシュン!」と発砲するシーンを見たことがある人は多いのではないでしょうか。

ただ、注意したいのは、フィクションでは驚くほど発射音が小さくなっていますが、実物のサプレッサーはそのような驚異的な消音効果はないという点。
消音というよりも減音といった方がわかりやすいかと思います。この辺はサプレッサーがついた銃で射撃している動画を観ると一目瞭然です。結構発射音うるさいです。
とはいえ、消音効果がゼロというわけではなく、サプレッサー装着時の減音効果によって
- 発射音で敵味方の識別がしやすくなる
- 射撃中の口頭でのコミュニケーションがしやすくなる
- 射手の難聴予防につながる
といった様々な恩恵が得られます。モチロン音が小さくなるので隠密性も向上します。
また、銃声の軽減以外にも銃口から出る発砲炎(マズルフラッシュ)を抑える効果もあります。
エアガン用のサプレッサーも実銃用とは構造が異なるものの、銃口に取り付けることで発射音を小さくする効果があり、ドレスアップと隠密性の向上に期待できます。
サプレッサーとサイレンサーの違い
次にサプレッサーとサイレンサーってどう違うの? というよくある疑問について。
まずサイレンサー(silencer)は英訳すると「消音器」となります。
これに対してサプレッサー(suppressor)は「抑制器」と訳されます。
ただ、サプレッサー(サイレンサー)は完全に発射音を消すことは出来ないため、消音器(サイレンサー)ではなく、音を小さくするという抑制器(サプレッサー)といった表現を用いた方が良いのでは? という話。

でも、アメリカとかでは「そんな細かいことイチイチ気にしてんじゃねーよ」って鼻で笑われるレベルの話なので、あまり深く考えないほうが良いと思います。
ただ、そんなサプレッサーも、音を小さくする「サウンド・サプレッサー」と、射撃時の発射炎を抑制する「フラッシュ・サプレッサー(=フラッシュハイダー)」とではまた別物なので、それだけは注意。
LayLax(MODE-2) ファットサプレッサー150を入手した
エアガンにおけるパーツやアクセサリーはメーカーによって非常に多種多様で、この「サプレッサー」もまた例に漏れず非常に豊富な種類があります。
消音効果が高いもの、全長が長いもの(逆に短いもの)、独特な形状のもの、素早く着脱できるもの、特定の銃専用のもの…などなど。
そんな中で、今回はエアガン用パーツを製造するLayLaxのサプレッサー特化ブランド「MODE-2」のファットサプレッサー150を選んでみました。
MODE-2とは

MODE-2とは、エアガン用パーツメーカーLayLaxのブランドの一つで、「サプレッサー(サイレンサー)」に特化したブランドです。
MODE-2のサプレッサーには「ダブルフラットグレード」と「フラットグレード」の2つのグレードがあり、ユーザーの目的にマッチした製品が用意されています。
- ダブルフラットグレード: 業界最高クラスの消音効果を誇り、その効果は海外でも認められる。カーボンロングサプレッサーやHKロングサプレッサーが有名。
- フラットグレード : 軽量・低価格なサプレッサーシリーズ。手軽にドレスアップしたい人や、インナーバレルを保護するバレルジャケットとして使用したい人向け。
ちなみに今回購入したファットサプレッサー150はフラットグレード。
ファットサプレッサーの特徴
さて、今回購入した「ファットサプレッサー150」について紹介します。

ファット(太い)の名の通り、ちょっと太めのサプレッサーです。
外径は30mmで、製品名の後ろにある数字(150)がサプレッサーの全長。長さ別に数種類あります。
チェッカリングやメッシュといった「装飾」が一切無いシンプルなデザインなので、良くも悪くも取り付ける銃を選ばないデザイン。特にハンドガンにマッチしそうですね。
…なお、エアガン用のサプレッサーは外径30~35mmのものをよく見かけるし、同社の「HKロングサプレッサー」や「カーボンロングサプレッサー」は共に外径42mm。
それらと比較すると「どのへんがファット?」ってなりますが、おそらく同社の「スリムサプレッサー(外径:23mm)」と比較して太いからファットなのだと思われます。
その他の特徴として、サプレッサーの前後にそれぞれネジが切ってあり、正ネジ・逆ネジ両方に対応しています。
ファットサプレッサーにした理由
数あるサプレッサーの中から、このファットサプレッサーを選んだ理由は以下のとおり。
- サプレッサーの直径が32mm以下であること
今回、アウターバレルの先端に付けるのではなく、RAS(ハンドガード)の途中からサプレッサーが顔を出すような「M4 SD」っぽい外観にしたいのです。

しかし、従来のM4のRASならともかく、私のM4には「MRE」というやや特殊なハンドガードがついており、こいつの先端のレイルブロックの内径が約32ミリでした。
そういったことから30mmのファットサプレッサーを選んだ次第です。
他にもファットサプレッサーは5,000円以下で入手出来る点や、正逆両方のネジに対応しているといった点も購入理由でした。
M4にSDっぽくファットサプレッサーを取り付けてみた
というわけで、M4にサプレッサーを装着します。
本来電動ガンにサプレッサーを取り付ける場合は、銃口の先端についているフラッシュハイダーを取り外し、出てきた14mmネジに、サプレッサーをクルクル回して装着するだけです。
……というのが普通の取り付け方なのですが、私の場合、RASの途中からサプレッサーが顔を出す、いわゆる「SDスタイル」にしたいので、まずアウターバレルの交換から始めました。
アウターバレルはM733サイズを使用

このカスタムにおいて重要なのは、アウターバレルの長さです。
上がPDI製の11.5インチアウターバレル(M733サイズ)で、下がMREフロントキットのバレル(恐らくM4相当のサイズ)。
この11.5インチアウターバレルは昔使っていたものを流用。
仮組みするとこんな感じ

11.5インチアウターバレルをM4に仮組みして、サプレッサーが装着できるかテスト。無事フロントレイルブロックの内径をクリアしてます。
ただ、ファットサプレッサー(スリムサプレッサーも?)は、フタのネジとバレルに固定するネジの向きが同じで、バレルに装着しようとするとフタが一緒に回って緩むのでネジ止めは必須。
最終的にSDっぽいM4に

サプレッサーを装着したことによってM4はこのようになりました。
これこそ私が目指していたRASの途中からサプレッサーが顔を出すSDスタイルなM4(MRE フロントキット版)です。
………バカの一つ覚えのようにSDスタイルって連呼していますけど、合ってますよね…?
「サプレッサーを装着した」という内容のハズなのに、外観にこだわったせいでアウターバレルの交換から始まり、もはや「フロント」単位のカスタマイズになっちゃいました。
もちろん私のような捻くれたカスタムをしなければサプレッサーは簡単に装着出来ます(この記事は単なる「カスタム自慢」で終わりそうです)。

ひとつ前の記事で紹介したフリップアップフロントサイト の効果もあって、フロント周りがスラっとしたフォルムになっています。
作りたい形が出来ただけでも十分満足ですが、同時に全長を抑えてサプレッサーを装着できるというメリットもここで得られました。
これで私の「理想のM4」が完成し、「M4カスタム日記」も無事に終えることができました。
…あの悲劇がなければ。