どうもこんにちは。まっしゅです。
親友から安く譲っていただいたM16A2は、メタルフレームとフロントキット(RAS)を組み込んだことによって「FN M16A4」になりました。
同時にレシーバーのトップやハンドガードが20mmレイル仕様になり、アクセサリーが搭載できるようになったので、何か載せなきゃレイルが勿体ない!!
…ということで今回は光学機器であるTrijicon ACOG TA31タイプの固定倍率スコープを搭載します。以下、そのレビューになります。
Trijicon ACOG TA31とは
スコープをゲットした!!
……というだけでは味気ないので、今回入手したTrijicon ACOG TA31というスコープがどんな物なのかを簡単に解説してみます。
なお、今回私が入手したのはAABBというメーカーのもので、つまりレプリカです。
以下は実物の解説となります。
Trijiconは米国の光学機器メーカー
まずは製造元であるTrijicon(トリジコン)という会社についてざっと説明します。
Trijicon(トリジコン)とは、アメリカ合衆国ミシガン州ウィクソムに本社のある光学部品を製造する民間企業。1981年に設立。
私達にとっては「ACOG」シリーズの光学機器を製造しているメーカーとして知られていますが、かつては「Armson USA」として、「Armson OEG」という光学機器を取り扱う米国唯一の代理店として設立された企業でした。
Armson OEGとは、トリチウムと光ファイバーを使用して電池を使わず昼夜問わずレティクルが発光するクローズドタイプのライフル用光学機器。
その後1985年に社名をTrijiconに変更して再編成し、拳銃用の夜間でも使える照準器の製造を開始。1987年に米軍はTrijiconのACOGシリーズのTA01 4×32を導入しました。
ACOGはTrijiconのライフル用照準器シリーズ
ACOGとは、Advanced-Combat-Optical-Gunsight(高度戦闘光学照準器、エイコッグ)の略称で、Trijicon社が製造するライフル用照準器シリーズの総称です。
倍率は固定で、一般的なライフルスコープよりも小型で、倍率(1.5~6倍)やレティクルの形状、小型のダットサイトの有無などによって様々なバリエーションが存在。
主にM16・M4系ライフルへの装着を前提として作られているが、それ以外のライフルに対応したアクセサリーも製造している。
TA31は米軍が採用したACOG
今回入手したTA31ですが、実物はTA31 RCO(Rifle-Combat-Optic)として、現在米軍で使用されているモデルです。
外見上は1987年に導入されたTA01とほぼ同じですが、光源がトリチウムのみだったTA01と異なり、新たに光ファイバーが追加されました。
十分な光が得られる日中は、本体上部にある光ファイバーによってレティクルが発光し、夜間は内部のトリチウムによって発光することで、日中問わず使用することが出来るように。
AABB製 Trijicon ACOG TA31を手に入れた
さて、大まかに実物のTrijicon ACOG TA31について説明を説明しましたので、エアガン用のTA31に話を戻します。
前項にて実物のTA31を紹介したので「おお! 実物買ったのか!!」ってなりそうですが、私が購入したのは実物ではなく、AABBというメーカーが製造するレプリカです。
パッケージ及びセット内容について
いつもどおり宅急便の人が運んでくれた夢がいっぱい詰まった箱です。
だけどブツに対して箱の大きさが若干大きいような……?
箱を開けてみました。ダンボールの底板とビニールで白い箱が固定されています。
光学機器なので輸送時の振動による故障を防ぐためですね。
まず最初に入ってたのは納品書です。
先述の通り、今回買ったのはAABBというメーカーのTrijicon ACOGタイプ TA31 4×32 スコープのレプリカです。
価格は8500円に代引き手数料入れて8,815円。
箱を開けて中身を確認します。
Optics Precisionと書かれたレンズ拭きとスポンジの型に収まったスコープ本体が見えます。
箱からスコープ本体を取り出してみました。
セット内容はレンズクリーナーとスコープ本体(20mmレイル用マウント装着済み)の2つだけですが、写真のように本体以外の型もあります。
右上はスコープの上に載せる小型のドットサイト(=ドクターサイト)用、右下の型はドクターサイトをスコープに固定するマウント用、左下はACOG本体のマウント(おそらくQDマウント)用と予想。
こちらがTA31本体。M16A4やM4の写真を見るとたまに上に載っかっている光学機器です。
光学機器の部類としてはスコープに入りますが、ライフルスコープのような倍率の変更は出来ず、あくまで4倍固定。ダットサイトに倍率がついたようなものです。
サバゲーのような狭い範囲で活動する場合は高倍率である必要はなく、双眼鏡を使うように少し離れた場所の様子をうかがうには4倍くらいが丁度いい。
光ファイバーによってレティクルが発光
上部には光ファイバーがついており、実物TA31はこの光ファイバーによって集めた光によって日中はレティクルが発光するようになっております。
そして驚いたことに、AABBのTA31の光ファイバーは飾りではなく、実物同様にレティクルが発光します。電池は不要。
もちろんレプリカなのでトリチウムは入っておらず、明るい日中しかレティクルは発光しませんが、実物同様の原理でのレティクル発光は実用性・リアリティの両立を実現している。
正直、感動した!
レティクルは調整可能
倍率は4倍固定ですが、レティクル(スコープを覗いたときに見える十字線)は本体上部と右側面にあるキャップを外し、ダイヤルを回すことで調整することができます。
20mmレイルに対応したマウント
銃に固定するマウント部分。
左右のネジを緩めて銃のトップレイルの溝に合わせてからネジを締めれば装着完了。マウントと同じ長さの20mmのレイルがある銃なら装着できます。
マウントのネジが大きいおかげで工具を使うこと無く脱着が出来るのがありがたい。
あとから気付いたのですが、ネジの部分が錆びとる…。
重量を量ってみた
参考までに重量も量ってみたところ412gでした。ガッシリとした質感だけに、重量もダットサイトに比べると重たい。
…が、家にあったマルイのライフルスコープがマウントリング含めて560gだったことを鑑みるに、「スコープ」として見るなら軽い方なのかもしれません。
ちなみに東京マルイのNEWプロサイト(ハイマウント付き)は228gでした。
TA31をM16A4に装着してみた
記事のタイトル通り、TA31をM16A4に装着してみます。
取り付けに関しては従来の20mmレイル対応アクセサリーと同じように着脱が出来るので、特にこれと言った注意点はありません。
TA31のマウントのネジを緩めてレイルの溝に合わせて取り付け、ネジを締めるだけで簡単に装着できます。
なお、写真ではフロント寄りに装着していますが、アイレリーフの関係でもっと手前(ストック側)に装着したほうが見やすかった。
Trijicon ACOGシリーズを使用したことがある人ならご存知かと思いますが、ハッキリ視界を確保するためには結構目を近づけてやる必要があります。
最後に全体図。
やっぱりM16A4に載せる光学機器はACOGが一番似合う気がします。
先述の通り、倍率は4倍固定ですが、サバゲーは実際の戦闘と違い、数百メートル先のターゲットを狙うわけではないので、そこまで高い倍率は必要ありません。
まとめ
ACOGスコープは。過去に実物を持ってる方のをお借りしたことがあり、さすが実物だけに視界はクリアで発光するレティクルもにじみがなく見やすかったです。
しかし実物は15万とか20万とか目玉の飛び出るような価格でとても手が届きません。また、レプリカも高いので2万超え、平均的なもので1万弱と(私にとっては)なかなか高価。
そんな中、1万円以内で買えるTrijicon ACOG TA31(レプリカ)を見つけて買ったわけですが、実物と同じ仕様でレティクルが発光するという、なかなかハイスペックなアイテムでした。
ただ、実際のサバゲーで使用しなければ本当の性能はわからないので、次ゲームに参加する時の楽しみがまた一つ増えました。
…なかなかスケジュールが合わず参加できませんが(泣)
次回はこれまたM16・M4系の定番アイテム「M203 グレネードランチャー」を装着します。