最近は「M4に~~を装着してみた」な記事ばかり書いてる気がします。いろんなジャンルの記事を扱いたいなぁと思ってるのに、これではミリタリーブログになっちゃう。
…それで件のM4ですが、外装の大まかなカスタムは終わり、あとは小物を追加すればほぼ完成です。
過去のM4のカスタムについては以下にまとめています。
今回はそんなM4用にフリップアップ・フロントサイト&リアサイトを購入したので、入手したフリップアップ・フロントサイトおよびリアサイトについてレビューいたします。
ノーブランドのナイツタイプのフリップアップ・フロントサイト&600mリアサイト。
通常のM4A1カービンではバックアップサイトが標準で装備されてますが、外装カスタムでハンドガードやフレームを交換したことでこれらサイトが無くなったので購入。
実銃において光学機器が使用不可になったときの緊急時の照準器として、「アイアンサイト」とか「バックアップサイト」と呼ばれるアイテムです。
…ただ、エアソフトガンおよびサバイバルゲームでは光学機器が壊れることは滅多に無いので、専らドレスアップパーツとなります。
もちろん照準器としての機能はちゃんとあります。あえて光学機器を使わず、アイアンサイトを使うことでサイティングスキルを磨けるかも?
これらフロントサイトおよびリアサイトの特徴はフリップアップ、つまり”跳ね上げ”式となっており、使用時はサイトを立て、使わないときは倒すという使い分けが可能な点にあります。
そのため、光学機器を使う時はパタンと倒しておくことで、視界にフロントサイトが映り込んだり、リアサイトが干渉して光学機器が取り付けられない、といった不具合を回避できます。
それではまずはリアサイトからご紹介します。
ナイツタイプ 600mフリップアップ・リアサイト
まずはリアサイト。
いわゆるナイツアーマメント社の600m フリップアップ・リアサイトのレプリカで、”600m”とあるように実物は射程200~600mの照準に対応したリアサイト。
当然ながらエアガンで600mなんて長距離は狙いませんが、リアサイトについているダイヤルを回すことで、左右だけでなく上下にもサイト調整ができるなど、細部にわたり再現されてます。
目盛り部分の拡大。
リアサイトの右側面にある大きなダイヤルを回すことで、キリキリと照門を左右に微調整することができます。
エアソフトガンではそこまで大げさに調整する必要はありませんが、実物のアイアンサイトは光学機器と同じように、装着するライフルや、装着する位置、標的の距離・周囲の環境に応じてサイト側を微調整する必要があるのです。
また、リアサイトのドラムを回転させることで、無段階の高さ調整も行うことができます。
上の写真は一番低い位置に設定した状態。
こちらは最大まで高くした状態。
差としては数ミリ程度の違いですが、遠距離のターゲットを狙う実銃においてはこの微妙な違いが着弾位置に大きな影響を与えます。
余談ですが、この手の穴を覗くタイプのリアサイト(=ピープサイト)は、ピンホール効果によって、視力に関係なく対象像がクッキリ見えるという利点があるそうです。
このフリップアップ・リアサイトは20mmレイルに対応しており、取り付ける場合はリアサイト左側面にあるプラスネジを緩めて本体へ装着し、再度ネジを締めて固定。
ただ注意したいのは、左側面にもう1つネジがあり、こちらはリアサイトの左右の調整にかかわってくるものなので、下手にいじると照準が狂います。
よほどのことがない限り間違えることはないと思いますが…。
フリップアップサイトの最大の利点である、”倒した状態”とはこんな感じ。使わない時はこのように倒しておくことで、光学機器の装着および覗いたときの視界を妨げません。
ダットサイトはともかく、スコープは全長が長く接眼距離が短いため、よりリア側へ装着する必要があります。そのため、通常のリアサイトでは干渉してしまうので、リアサイトかスコープのどちらか片方しか装着できないといった状態に。
…しかし、フリップアップ・リアサイトの場合、光学機器を装着する時はパタンと倒すことで、上の写真のようにスコープが干渉することなく装着出来ます。
ただしローマウントタイプのマウントリングを使用した場合は干渉するかもしれません。
ナイツタイプ フリップアップ・フロントサイト
続きまして、フリップアップ・フロントサイト。こちらもナイツアーマメント社のレプリカ。
リアサイトに比べると簡素な外観になっていますが、従来のM4・M16系の三角のフロントサイトがシンプルなのと同様に、フリップアップ・フロントサイトもまたシンプルなのです。
ただ、シンプルといえど、従来の三角フロントサイトと同様に、フロントサイト・ポストの調整機能は健在。
三角形のフロントサイトは調整に付属のツールが必要(無くても出来ますが、ちょっと面倒)でしたが、こちらは手で回すだけで調整可能。
クリックリッと90度回転させるごとに固定されるようになっています。
フロントサイトもフリップアップ式なので、折りたたむとフロントサイトのベース部分に収まるようになっています。これでダットサイトやスコープの視界に映り込む心配はナシ。
ちなみにフロントサイトの後ろに付いてるのは、「RSA」というQDスリングスイベルを取り付けるためのアクセサリーパーツ。
M4にフリップアップサイトを装着してみた
先ほど紹介したフリップアップ・フロントサイトおよびリアサイトをM4に装着してみるとこのような外観となりました。
小さなパーツでありながら、ドレスアップパーツとしての存在感は大きく、確実にM4・M16系ライフルをカッコ良くしてくれます。
M4・M16系といえば三角形フロントサイトの印象が強いですが、フロント周辺(特にハンドガード)をカスタマイズした場合は、三角形よりフリップアップ・フロントサイトを取り付けたほうが似合うと思います。
…まぁこのあたりはお好みですけどね(笑)
一人称視点だとこんな感じ。
サバゲーでは光学機器を使用するので、フリップアップサイトが活躍する場面は少ないですが、銃のドレスアップパーツとしては定番なので、実用面とは別のところで良い仕事してくれます。
ちなみに、フリップアップ・フロントサイトといえば、過去にはアウターバレルに固定する「PRIタイプ」を使用していました。
なお、このM4にはまだダットサイトが無いので、ダットサイトが手に入るまではフリップアップサイトに頑張ってもらうかもしれません。もしもこのM4に乗せるとしたら、T-1タイプが似合いそうですね。
というわけで次回はT-1ドットサイトを追加しました。有言実行(笑)