M4の外装をカスタムしてスタイリッシュなデザインになったので、今度は「マガジン」も本体に合わせてカッコ良いモノにしたいなーと思いました。
ストックやフォアグリップはMAGPUL(のレプリカ)にしたので、マガジンもP-MAGと呼ばれるMAGPULタイプのものを選択しました。
ということで、今回はカスタムではありませんが、購入したマガジン「P-MAG」について、
- 入手したBeta Project製のP-MAGのレビュー
- M4・M16系マガジンとの重量比較
- M4への装着例
などをご紹介いたします。
P-MAGの購入を検討している人は是非参考にして頂けたらと思います。
なお、今までのM4のカスタム内容については以下から読むことが出来ます。
Beta Project製 P-MAGをレビュー
MAGPULがリリースするポリマー製のマガジン、それがP-MAGです。
エアソフトガン用のP-MAGはレプリカを含め、様々なメーカーが作っていますが、今回は「Beta Project」というメーカーのP-MAGを選択。
装弾数75発のマガジンが5本セットになっており、カラーはブラック、デザート、オリーブドラブ、フォレッジグリーンの4種類。このうちフォレッジグリーンを選択しました。
さて、それではあちこち詳しく見ていきます。
箱のデザインやライセンス表記
最初はマガジン本体だけ紹介すればいいかなと思っていたのですが、梱包されていた箱がカッコよかったので箱の写真も取ってみました。
なんとなくミリタリーっぽさを感じるオサレなデザインなので、これは捨てずにマガジンケースとして使用しています。
Beta ProjectはMAGPUL PTS製品の企画・製造を担当しているメーカーとのことで、製品のクオリティに期待出来そうです。
箱の正面右下には「Licensed by PTS」という記載があります。マグプルのエアガンアクセサリー部門ですね。
左側のシールには反射して読みづらいですが、Professional Training and Simulation(PTS)と記載してあります。
これらの表記はBeta Project製のP-MAGはMAGPUL公認であることを意味します。…適当に「コレにしたろ」で決めたワリに良い物を引き当てたみたいです(笑)
さて、それでは箱を開けてP-MAG本体をじっくり見てみようと思います。
パカッと箱を開けるとP-MAGが互い違いに5本お行儀よく収納されていました。
梱包から取り出すとこんな感じ。
先述の通り今回はFG(フォレッジグリーン)を選択したので、なんとも玩具っぽい色合いで見てるだけでも軽そうな感じが伝わってきます。
マガジンのロゴマーク
こちらはマガジン右側面の上部。ロゴが入っています。
“FOR TRAINING AND SIMULATION USE ONLY”とあり、このマガジンが実銃ではなくエアソフトガン用であることを記載。
最近のエアガン用のアクセサリーパーツにはだいたいこういった表記が施されています。
実物P-MAGをしっかり再現した「覗き窓」
マガジンの両側面にはダミーの弾丸やスプリングが見える「覗き窓」があります。
これは実物P-MAGにおける残弾数を確認するためのものなので、エアガンではダミーとなります。
しかし、この覗き窓は実物P-MAGを忠実に再現しており、それこそがBeta Project製P-MAGを購入した最大の決め手と思います。
実物P-MAGの覗き窓
先述の通り、実物P-MAGではこの窓から残弾数を確認できるようになっています。
ただし、窓から見える「弾」を見て残弾数を確認するのではなく、弾を押し上げるためのスプリングに着色されており、このスプリングの位置でおおよその残弾数を判断出来るようになっているのです。
また、実物では弾をフル装填(30発)した場合、覗き窓の下まで弾が見えるのではなく、上の写真のように覗き窓の下の方にスプリングが見えるような状態になります。
このように実物P-MAGと比較することによって、Beta Project製のP-MAGが実物の特徴をしっかり押さえているというのがわかります。
さすがMAGPUL PTS公認のメーカーだけあります。
関連ページ MAGPUL PMAG – Shoot shoot shoot 日本人駐在員の実弾射撃レポ
レンジャープレート(別売)が取付可能
また、カチャカチャ遊んでる時に偶然見つけたのですが、マガジンの底に付いているバットプレートはスライドして取り外す事ができました。
調べてみたところ、ここには「レンジャープレート」を装着することが出来るそうです。
レンジャープレートとは、マガジン底部に付ける「取っ手」のようなもので、マガジンポーチなどからマガジンを素早く確実に引っこ抜くために取り付けるパーツです。
P-MAGに対応した「マグプル(製品の方)」と言えばピンとくるでしょうか?
しかし偶然見つけたとはいえ、突然スッポ抜けた時はめっさ焦りましたよ……。
マガジン上部のフタには気をつけろ!
こちらはマガジン上部。丸いフタのようなものがあり、中央には「80」と記載されています。
おそらく「MAX80発入りますよー」って意味だと思うのですが、スプリング給弾式のマガジンにMAX装填しようとすると相当硬いと思われます。それに無理な力が加わると最悪マガジンが割れるかもしれません。
なので無理に80発入れようとせず、ショップなどで記載されている「75発」を目安に装填しておきましょう。。
…で、このフタは動くので軽い気持ちで回してみたら…ビヨーン!とスプリングやフタがぶっ飛びました。やっちまった…。
この上蓋は90度回転させると外せるようになっています。
マガジンフォロアーやスプリングがトラブったりジャムった時(あるのかな?)はここを開けて対処するようです。
…が、必要以上に開ける理由はないので基本的にここは放置しておきましょう。
マガジンの重量を比較してみた
はじめてこのP-MAGを手にした際の感想は「軽っ!」でした。
しかし、ただ文章で軽い軽いと言っても読んでる人には伝わらないので、今まで使ってきたM16・M4系のマガジンと重量を比較してみます。
なおBB弾は抜いた状態での測定です。
まずは東京マルイ製M16およびM4に付属するノーマルマガジンが200g。
次に東京マルイ製ショートマガジン(190連)が146g。
東京マルイ純正300連マガジンが200g。意外にもノーマルマガジンと重さは同じ。
G&G製カナディアンタイプ450連マガジンが134g。
プラ製なので軽いですが、握った時にすごいギシギシ軋みます。あとG&Pとかのメタルフレームだとちょっとキツい。
450連と従来のマガジンよりも大容量ですが、その分マガジンが長くなっているので、M4(M16)に差し込むと若干不自然なフォルムになります。専らゲームユーザー向け。
そしてP-MAGが108gと、所有してるM16・M4系マガジンの中で最も軽量でした。
実際はこの中にBB弾を入れるので重量は更に増えると思いますが、それでもマルイ製マガジンの半分ほどの重量なので、たくさん携行した時の負担も軽減されます。
また、ただ単に軽いだけでなく、プラフレーム特有の軋みが一切なかったことに驚きました。軽量化と高耐久性を実現した理想のマガジンです。
M4にP-MAGを装着してみた
P-MAG本体をざっと紹介したので、今度は我が愛銃M4に装着してみました。
まずM4にP-MAG装着してみると上の写真のようになりました。
色がFGということで、ちょっと浮いていますが、形状を見るとAFG2やCTRストックと相まってよりスタイリッシュなM4になりました。
マガジンの抜き差し・給弾は良好!
Beta ProjectのP-MAGは実物を忠実に再現しているので、リアル派ユーザーには文句なしでオススメ出来ます。一方、サバイバルゲームで使用するとなれば、
- 電動ガン本体にしっかり装着できるか
- しっかり給弾されるか
といった点が気になるところです。なのでこちらもM4を使って確認してみました。
まず、マガジンの抜き差しについてですが、今まで使ってきたどのM4系マガジンよりもスムーズに着脱ができました。
特に差し込む時のカチッという音や手応えが爽快で、単純に抜き差するだけでも楽しかったほどです。
これも実際に抜き差ししないと解らないことですが、「素直にハマる」といった感じで、抜き差しにおけるストレスは全く感じません。
給弾不良の心配もなし
また、試しに25発ほどBB弾を入れてセミオートで試射してみたところ、20発撃つことができたので、セミオートで使う分には申し分なしの性能。
フルオートも弾が出たので、よほどのハイサイクルでない限り問題なく扱えると思います。
今まで東京マルイ製の金属製のマガジンを使っていたということもあり、樹脂で出来ているこのマガジンはとにかく軽かった。
しかも、ただ軽いだけでなく、樹脂製パーツ特有の握った時の不快な軋みも殆ど無く耐久性もかなりのもの。これならゲームでも安心して使えるでしょう。
まとめ 見た目はもちろんゲームでも満足に使えるマガジン
ということで、今回は新たに購入したBeta Project製P-MAGについてご紹介しました。
M4のマガジンは東京マルイ純正のような金属のものや、今回紹介したP-MAGのような樹脂のものまで様々で、装着するM4・M16に合わせて選びたいところ。
ただ、P-MAGは民間だけでなく軍隊でも使用(正式採用かどうかは不明)しており、米軍兵士が持っている銃にP-MAGが付いていることもあるので、P-MAGはミリタリー・民間仕様を問わず幅広くM4・M16にマッチするマガジンだと私は思います。
また、軽くて耐久性もあり、弾上がりも良好で着脱も気持ちよく行えることから、サバイバルゲームでも問題なく使えます。そういったことからBeta ProjectのP-MAGは観賞用・ゲーム用問わず、幅広い用途で選ばれるマガジンといえるでしょう。
なお、最近ではBeta ProjectのP-MAGは売り切れ状態が続いており、代わりにPTSから「EPM」と呼ばれるP-MAGの後継種が出ています。
↑こちらはD-DAYというメーカーが出しているGEN3タイプのP-MAGです。