先日、M16A2にG&Pのメタルフレームを組み込んで「FN M16A4」にアップグレードしました。
M16A2のフレームをA4刻印のものと交換するだけで一応「M16A4」は完成しますが、せっかくなのでもう少しカスタマイズしようと思います。
ということで今回はハンドガードをG&PのM5 RAS フロントセットと交換します。
G&Pの「M5 RAS フロントセット」を選択
今回はハンドガードもレイル(RAS)仕様にします。
M16A4もといM16系のレイルハンドガード(RISやRAS)も様々な種類がありますが、M16A4仕様にするなら「M5 RAS」という上下分割式のハンドガード一択。
この「M5 RAS」も様々なメーカーから出ていますが、アウターバレルやフロントサイトなどもセットになったG&Pの「M5 RASフロントセット(GP598)」を選びました。
フロント交換に必要なパーツが揃っているキット

G&P製のM5 RASを選んだのには理由があります。
単にRAS(レイルハンドガード)本体だけでなく、アウターバレルやフロントサイトなど、M16のフロントをゴッソリ換装するのに必要なものが一式揃っているからです。
様々なパーツがセットになっているぶん値段は高くなりますが、必要なパーツをチマチマと買い揃えると大体同じくらいの値段になることを鑑みると、セットになっている方がありがたい。
そんなM5 RASのセット内容は以下の通り。
- レイルハンドガード上下
- デルタリング(バレルロックリング・ハンドガードリング)
- 一体型アウターバレル
- ガスチューブ
- フロントサイト
- バードゲージハイダー
- レイルカバー3枚
- フォアグリップ
- スリングスイベル。
といった具合に、フロントを交換するために必要なパーツがひと通り揃っています。
特にこだわりがなければチマチマとフロントパーツを揃えるよりこちらを買ったほうが手っ取り早いです。価格は19,773円(送料・手数料込み)。
M16A4にM5 RASを組み込む
それではM16A4にM5 RASを組み込んでいきます。
最初はハンドガードだけ交換しようと思ったのですが、せっかくアウターバレルやフロントサイトなどもセットになっているわけですから、それらも活用してハンドガードだけでなくフロント単位でゴッソリ交換。
フリーフロートタイプのRASは過去に何度か組み込んだことがあるので大体わかりますが、今回の分割タイプのハンドガードは初めてなのでちょっと苦戦しました。
以下はその苦戦についてやハンドガードの特徴などをピックアップして解説します。
ハンドガード先端の板バネがものすごく固い

アッパーハンドガードの先端、フロントサイト側にある薄っぺらい金属の板バネ。
これをハンドガードキャップの内側にはめ込むのですが、これがまたテンションが強く硬いので、ドライバーなどで押さえながら挿入。
何度もピーンという小気味いい音とともに外れたので軽く心が折れかけました。
ロアハンドガードの遮熱板がクセ者だった

こちらはロアハンドガードの内側。手前(レシーバー側)にアルミの遮熱板がついています。
この遮熱板は、実銃における連続射撃によって過熱した銃身の熱がハンドガードに伝わってヤケドするのを防ぐためにありますが、エアガンにおいてはお飾り。
外観をよりリアルにしてくれるありがたいパーツですが、この放熱板、ハンドガードの横幅よりも広くそのまま組もうとするとアッパーに干渉するため少しコツがいります。
ハンドガード先端にM203用のスリットがある

アッパーハンドガードの先端には、M203グレネードランチャーをバレルに固定するためのスリットが設けられています。M203を装着する場合、M4と同じようにロアハンドガードを外して装着します。
M16A4にはM203を絶対付けたいと思ってましたが、RASの組み込みに苦労した現在ではそのような呑気な考えはどこか遠くに飛んで行き、二度とRASを外したくないという思いでいっぱいです。
RASをしっかり固定するための六角ネジ

アッパーハンドガードのレイルには4面にそれぞれT16、T18・・・みたいなプリントが入っている。
またトップレイルの根本には六角ネジがあり、レイル裏側にあるフォークのようなアームをデルタリングに固定するもので、これのおかげでRASがガッチリ固定できます。
組み込んだ後になんだかハンドガードがグラついたので、フロントサイト側を必死に弄っていたが、この六角ネジをしっかり締めるだけでグラつきが解決しました。なんとも灯台もと暗し…。
ただ、この六角ネジは穴が潰れやすいので、締めるときは慎重に。
M5 RASを組んだM16A4

悪戦苦闘したものの、なんとか無事組み込むことが出来たM5 RAS。
知識不足ゆえに地味に苦労しましたが、RASはガッチリ固定されておりグラつきも殆ど無いので、製品自体はまったく問題ありません。問題なのは私の無知っぷりです。ぐぬぬ。

反対側。
ほんの少し重量が増えましたが、筒型プラ製のハンドガードの時と違い金属なので、握った時に軋みとかガタつきが殆どありません。
M5 RASを装着するまで付けていたG&PのA2ハンドガードもマルイ純正に比べるとかなりガッチリしていました。しかしいかんせんプラと金属とでは金属に軍配が上がります。

付属のレイルカバーとグリップを付けてみました。
キットに付属していたレイルカバーは11リブですが、ハンドガード全部をカバーするにはさらに上下用に9リブが2枚、左右用に4リブが2枚必要になります。
トップレイルにレイルカバーを付ける場合は、レイルの溝に合わせて横からはめ込むとフロントサイトなどを外さずに装着できます。外すときは装着時とは逆の手順。
RASにレール対応アクセサリーを付けてみた
M5 RASを装着したことによって、ハンドガードに長い20mmレイルがつく形となり、ここに様々なアクセサリーを装着することができます。
なので私が所有するレイルシステム対応のアクセサリーを装着してドレスアップしてみることにしました。

まずは20mmレイル対応のM203グレネードランチャーRS(サンプロジェクト製・9インチバレル)を装着してみました。
バレルが短いのでなんかズングリムックリな感じはしますが、やっぱりM16にM203はよく似合う。

反対側にはPEQ-2タイプレーザーボックスを装着。このPEQ-2はバッテリーケースなので中身は空っぽ。
M16A4にはPEQ-2も似合いますが、よりコンパクトなPEQ-15がマッチしそうなので、一段落ついたら購入しようと思います。
まとめ M16をレイル化にするのに最適なキット
現在ではフリーフロートRASや、レイルを任意の場所に装着できるタイプのハンドガードなども出ており、M16・M4系問わず、フロント(ハンドガード)のバリエーションは非常に豊富です。
ですが、単純にM16系(M16A4)の外観を維持しながらハンドガードをレイル化にしたいなら、このM5 RASが最適です。
さて、フレームに続いてRASも無事に組むことができて完成したM16A4ですが、今後は光学機器やM203といったアクセサリーを購入してオサレに飾っていこうと思う次第です。
技術・知識不足ゆえに地味に苦労して組み込んだM5 RASですが、苦労しただけになんだか愛着がわきます。
これでM16A4は事実上完成しました。でもせっかくなのでアクセサリをもっと装着したいので、次回は光学機器を取り付けます。