ロードバイクをメンテナンスするからワークスタンドを買ってみた

AZ 折りたたみ式スタンド 装着例 サイクリングアイテム

どうもこんにちは。ましゅーです。

以前ロードバイクのチェーンを楽に洗浄したいという理由で、「チェーンクリーナー」たるものを購入しました。

しかし、その当時あろうことかロードバイク用の「スタンド」を持っていなかったため、チェーンクリーナーを使っているにも関わらずメンテナンスに苦労したという苦い思い出があります。

そんなこともあって、今更ながらロードバイク用の折りたたみ式のワークスタンドを購入しました。この記事では、

  • なぜ「スタンド」は必要なのか
  • AZの折りたたみ式ワークスタンドのレビュー・使用方法についての紹介

についてまとめてみました。

従来の自転車と異なり、ロードバイクは「スタンド」がついていないので、特にメンテナンス時にスタンドが無くて不便な思いをした人はいるかと思います。

しかし、かといってどういったものを選べばいいか迷うこともあると思うので、そんな人に参考になれば良いなと思って記事を書いてみました。

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なぜ「スタンド」は必要なのか

ママチャリなどには最初から駐輪用のスタンドがついていますが、ロードバイクは軽量化などの事情からスタンドはありません。

そして実際ロードバイクに乗って4年ほど経過しますが、駐輪用のスタンドが欲しいとは思いませんでした。

…では何故今回スタンドを買ったのか、まずはそこからお話します。

駐輪でスタンドは不要だった

自転車における「スタンド」は、自転車を駐輪する際に倒れなくするために使うのが一般的かと思います。

なので、逆に言えば倒れないように駐輪出来ればいらないというのが当初の私の認識でした。

実際問題、自宅では壁にもたれ掛かるように駐めていますし、外で駐輪する時は有料の駐輪場を使っており、最悪ロードバイクを倒立させて駐めたりもしました。

そういったことから駐輪時にスタンドを使うという場面がありませんでした。

あくまでガサツな私の話です。

必要になったのはメンテナンスの時

しかし、ロードバイクも使えば汚れるので掃除したり潤滑剤を注油するといったメンテナンスをします。そのメンテナンス時にスタンドが無いと極めて不便だということが先日わかりました。

スタンドを持っていなかった頃は、壁に立てかけたり、あるいは倒立させて掃除・メンテナンスをしていたのですが、以前購入した「チェーンクリーナー」を使用するときに、スタンドが無かったため大変苦労しました。

ロードバイクを倒立させる

というのも、チェーンクリーナーは上の写真のように、ロードバイクのチェーンに挟んで、クリーナーのハンドルを握りながらもう片方の手でペダルを回して使います。

なので、今まで通り壁に立てかけて使うと(ペダルが回るので)そのままロードバイクが前に進んでしまうのです。そうならないよう後輪を浮かして動かないようにするスタンドが必要だったのです。

ちなみにスタンドが無いこの時は、ロードバイクを倒立させてクリーナーを使いましたが、チェーンが高い位置に来るため、洗浄液がフレームやホイールなどに飛び散ってしまいました。

…そういった事情から、駐輪では不要なスタンドも、メンテナンス時には必要不可欠だと思いメンテナンススタンドの購入に至った次第です。

ワークスタンドの種類

この手のスタンドは「ワークスタンド」(ディスプレイスタンド、メンテナンススタンドとも呼ぶ)というもので、メンテナンスおよび保管時に使うスタンドとなります。

そのため駐輪時に使うものとは異なります。

で、このワークスタンドにも様々な種類があり、その種類によってディスプレイスタンドとかメンテナンススタンドなどと名称が異なったりしています(ややこしい…)。

調べてみると、ワークスタンドは主に以下のようなタイプがありました(他にもあるかもしれません)。

  1. クランプやフックでチューブ(フレーム)を吊り下げるタイプ
  2. フレームを下から支えるタイプ
  3. 後輪(あるいは前輪)のハブに挟んで固定するタイプ

今回購入したAZのワークスタンド(後述)は、上の3つのタイプの中でいうと3番目の後輪のハブに挟んで固定するタイプです。

ハブに挟んで固定するタイプのスタンドにした理由

今回購入した”後輪のハブに挟んで固定するタイプのワークスタンド”は、前項の他のタイプのスタンドと比較すると最低限の機能しかありませんが、その反面、

  • 安価である
  • 折りたためてコンパクトである

といった利点があり、特に価格面においては初心者が手を出しやすいワークスタンドである思いました。

最低限の機能しかないのでより本格的なメンテナンスをするには不便ですが、そもそも私が今現在ロードバイクに施すメンテナンスというのは、

  • 汚れの洗浄・チェーンオイルの注油
  • バーテープの交換
  • パンク時のチューブ交換
  • タイヤの交換
  • その他アイテム(ライト、バッグ等)の着脱

といった最低限のもので、それ以外のメンテナンスは近所のサイクルショップに丸投げしております。そんな現状でいきなり高価なスタンドを買っても仕方ないというのも選択理由の一つでした。

ようは本格的なスタンドが必要な人=本格的に自転車をいじる人で、日頃のメンテナンスのみならず、修理やパーツの交換など、サイクルショップのスタッフさんや、ロードレーサーのようなガチ勢向けだと思ったのです。

私のような通勤・シティサイクル程度の用途でメンテナンスも最小限な人にとって、それらはオーバースペックだと判断しました。

もちろん、メンテナンスを怠るとパフォーマンスの低下どころか事故に直結するので決して軽視しているわけではなく、自分の出来る範囲のメンテナンスに適合したスタンドを選んだという意味です。

もしも今後知識や技術が蓄積されて、メンテナンスやカスタマイズの幅が広がったらその時に上位のスタンドの購入を検討します。でも現時点ではコレで十分。

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AZの折りたたみ式ワークスタンドを買ってみた

AZ 折りたたみ式スタンド

さて、件のスタンドについてですが、先日(というか5月下旬に)AZの折りたたみ式のワークスタンドを購入しました(品番:KF202)。

AZを選んだ理由は価格的な面(880円)もありますが、先日のチェーンクリーナー件で洗浄液「チェーンディグリーザー」にお世話になっていて、このチェーンディグリーザーに関する質問にも大変懇切丁寧に回答して頂きました。

そういった品質や対応の良さから、AZなら大丈夫だろうと思い選択した次第です。

各部位の寸法

AZ 折りたたみ式スタンド(KF202)の各寸法

AZ 折りたたみ式スタンド(KF202)の各寸法 via : 株式会社エーゼット

寸法については上の画像のようになっています。

この折りたたみスタンドは工具なしで車輪の取り外しが出来る、いわゆる「クイックリリース」タイプの自転車向けで、ロードバイクやクロスバイク、MTBを対象にしたものです。

ではクイックリリースタイプならどんな自転車にでも対応しているのか?と言われるとそうでもなく、上の画像に記載されているように、ハブの幅が13~16cmまでの車種に対応しています。

また、株式会社エーゼットいわく、一部のモデルには非対応とのことで、特に以下のメーカーのクイックリリースには使用できないとのこと。

  • カンパニョーロ(CAMPAGNOLO)
  • マヴィック(MAVIC)
  • FSA
  • フルクラム(FULCRUM)

それ以外の車種でも上の画像の寸法を参考に、愛車のハブが対応しているかどうか購入する前に一度チェックしてください。

ワークスタンドの使い方

AZ 折りたたみ式スタンド 説明書

AZのスタンドには説明書が入っているので、この通りにやっていけば問題ないですが、せっかくなので使い方も解説していきます。

なおAZいわく類似品が出回っているとのことで、AZの製品では上の写真のような説明書が入っているとのこと。

…で、話を使い方に戻しますが、大まかな手順を言うと、

  1. スタンド両端にあるツマミを緩めてスタンドを展開し、角度(高さ)を調整し、再度ツマミを締めて固定する
  2. スタンドの切り込みがない方を、自転車の右側(スプロケット側)にはめ込む
  3. 反対側(クイックリリースレバーがある方)にも装着する

と言った流れになりますが、文章だけではナンノコッチャってなるので写真も添えて解説していきます。

ツマミを回してスタンドを展開し、角度を調整する

AZ 折りたたみ式スタンド

まずこちらがワークスタンドを展開したり固定したりする際に回すツマミ。

このスクリューは両サイドにあるので、スタンドを展開するときは反時計回りにまわして緩めます。良さげな角度(高さ)にしたら時計回りに回してスタンドを固定します。

これでスタンド側の準備はOK。

AZ 折りたたみ式スタンド はめ込み部分

なお、スタンドのハブをはめ込む部分は上の写真のようになっています。

上の写真で言う左側をロードバイクの右側(スプロケット側)に取り付け、続いて「コ」の字に切れ込みが入っている側(写真右側)をクイックリリースレバー側に取り付けます。

スプロケット側からスタンドを取り付ける

AZ 折りたたみスタンド 車体右側

まずはスプロケット側から取り付けます。スタンドは切り込みがない方をハブの頭から被せるように装着。

はめ込む部分の下部は欠けたような形状になっていますが、これは製品不良ではなく、スタンドをハブに着脱しやすくするためとのこと。

最後にクイックリリースレバー側に装着する

AZ 折りたたみスタンド 左側

同じようにクイックリリースレバー側も装着しますが、スプロケット側と違ってレバー側はレバーの形状に「コ」の字のスリットを合わせて装着するので若干コツがいります。

上の写真のようにレバーを真上に上げた状態で、スタンドのはめ込む部分の「コ」の字が水平になるような位置関係で、レバーの頭にかぶせるように取り付ければスポッとハマってくれます。

その際、スタンドを少しだけ外側に引っ張って広げるとレバーの頭に被せやすくなります。

写真では位置関係を分かりやすくするためレバーの位置を真上にしましたが、実際ははめ込む部分(レバー側)は回転するので、レバーの位置に合わせてスタンド側を調整すればOK。

…とはいったものの、片手で自転車を持ち上げてもう片方の手でスタンドをはめ込むというのはコツがいるので、メンテナンスで使う前に何度か着脱を練習しておくと良いでしょう。

スタンド取り付け完了!

AZ 折りたたみ式スタンド 装着例

あとは左右のツマミを回してしっかり固定されているかチェックして、問題がなければスタンドの取り付けは完了。初めての装着にかかった時間は1分ほど。慣れればもっと早く装着できると思います。

念のためペダルを回してみたところ、後輪は地面に干渉することなくしっかり浮いていました。

ただ、実際にチェーンクリーナーを使ってみたところ、思いのほか振動が激しく何も無しでは倒れてしまうので、足で踏んで支えてやりました。

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まとめ

これまで何度かメンテナンスをして来てスタンドが無かったが故に不便だとは思いましたが、「無くても出来んことはないだろ」と思い、あえてスルーしていました。

しかし、チェーンクリーナーを使うようになって、スタンドの必要性が浮上したため、折りたたみ式のワークスタンドを買うに至りました。

上述したとおり、駐輪用ではなく、メンテナンス・ディスプレイ用のスタンドなので、サイクリング時に使うことはありませんが、私はサイクリングの駐輪でスタンドを使うことが無いのでそこは問題ありません。

また、同じく先述の通り、このスタンドは後輪のハブを挟んで保持し、後輪だけ浮かせて保持するという最低限の機能しかありませんが、現時点で私がやってるメンテナンスの範囲では十分だと思います。

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