どうもこんにちは。ちゃんと航空機撃墜してますか?
今回は組み立てが完了した「メーベルワーゲン(タミヤ)」を塗装します。
この時期は暑いので昼間にやるとぶっ倒れかねないので、気温が下がる夕方くらいにやるのが無難ですね。プラモに限らず何かやる場合は水分補給を忘れずに。
今までのメーベルワーゲン製作日記は以下のリンクから読むことが出来ます。
まずは塗装の下地をつくる
前回、メーベルワーゲンのメイン武装である「2cm Flakvierling38」が完成し、一部を除き「組み立て」がほぼ終了しました。
組み立てが終わったら次にやることは「塗装」ですので、また暑い中エアブラシ機材をせっせと引っ張りだして塗装をします。
まずは下地塗装として「サーフェイサー」を全体に吹き付けて、塗料の食いつきを良くしたり表面の傷や凹凸を浮かび上がらせます。
特に今回は(本来ならする必要がない)ツィメリットコーティングをしたので色がまばらです。サフで全体の色を統一することで本塗装における色のばらつきをなくします。
サーフェイサーはガイアノーツの「サーフェイサー EVO」を使用
ということで、ガイアノーツのサーフェイサーEVO(オキサイドレッド)を全体にまんべんなく塗っていきます。
以前は缶スプレーのサフを使ってましたが、このオキサイドレッド色のサフだと模型の下地処理と実物車両における錆止め処理の再現が同時に行えるので、エアブラシを使うようになってからはこちらを使用しています。
もちろんエアブラシを持ってない方向けに缶スプレータイプもあります。
車体はもちろん、搭載している武装や小物パーツにも塗っていきます。
こういう全体に同一の色を塗る場合、放出量を増やして一気に塗装したくなるのが人間の性ですが、放出量MAXで吹くと塗料の消耗が激しいし、ビチクソ(厚塗り)になるのでNG。
ハンドピースは適切な放出量に設定し、適度に模型から離して吹き付けましょう。
ちなみに私が使っているエアブラシ(コンプレッサー)はGSIクレオスのリニアコンプレッサーL5です。
2cm Flakvierling38の弾倉ラックや予備転輪なども同じように塗っていきます。
こういった小さいパーツはダイレクトにスプレーすると吹っ飛ぶので、マスキングテープに引っ付けて固定します。
明るくなる部分には「イエロー」を吹く
次は車体色である「ダークイエロー」よりも明るい「イエロー」を日が当たって明るくなりそうな部分に吹き付けていきます。
より明るいイエローを塗っておくことで、同じダークイエローで塗装してもイエローの部分とそうでない場所で明暗差が出て立体的になります。
このように、おそらくココは明るいだろうなぁという部分(主に平面)にイエローをプシューっと吹きかけてやりました。
…そこ明るくなるの? ってところまで吹いてますが、それはご愛嬌ということで。
以上が車体塗装をする前にやる下地塗装です。
そしていよいよ迷彩塗装
ここからは本番の迷彩塗装へ突入します。
第二次大戦時におけるアメリカ、イギリス、ソ連といった連合国の戦車の多くはほぼ単色ですが、ドイツは戦局が不利になると敵からの発見を遅らせる為に車体に迷彩塗装を施しました。
ドイツ戦車の迷彩塗装は、ダークイエロー(後期になるとオリーブグリーンに変更)を基本色として、そこにレッドブラウンやオリーブグリーンで迷彩模様を描くというもので、それに従い塗装していきます。
写真は車体のベース色であるダークイエローを塗り終えた後です。
オリーブグリーン、レッドブラウンといった順番に迷彩塗装を施していくのですが、またしても塗装に夢中になってしまって塗装中の写真を忘れるというポカをやらかす。まるで成長していない…。
なおオリーブグリーンもレッドブラウンも、単色で使うと色がクッキリ出すぎるので、車体色として使ったダークイエローを少量混ぜて色調を統一してから塗りました。
塗装で使用した塗料
今回使用した塗料は、
- ダークイエロー : GSIクレオス Mr.カラー
- レッドブラウン : GSIクレオス Mr.カラー
- ダークグリーン : GSIクレオス Mr.カラー
…といった具合に、全部GSIクレオスのラッカー系塗料です。
なお、塗装で使う色についてはMr.カラー(GSIクレオス)の場合、ダークグリーンではなくロシアングリーンやオリーブグリーンを使用する方もいらっしゃるようです。
ロシアングリーンは過去に試したことがありますが、個人的に「ちょっと明るすぎでは??」となったので、今回はダークグリーンにしました。この辺りは経験やお好みに合わせて調整。
迷彩塗装したメーベルワーゲンがこちら
先述の通り、写真を撮影し忘れてたのでかなりすっ飛ばしてしまいましたが、迷彩塗装が終わったメーベルワーゲンは以下のようになりました。
まず正面。今回は色がハッキリ出ないよう、ボカし目に塗装。
また、塗装についてもフランスのノルマンディー戦線でよく見かける(といわれている)細いラインの迷彩パターンを意識してみました。
……が、いろいろ試行錯誤しながらの塗装だったので、なんだか不自然な迷彩塗装になってしまいました。
こちらは側面。
ダークグリーンは斑点のように描いたのに対し、レッドブラウンは蜘蛛の巣のような形になっています。
まとめ
なんというか、まだまだ迷彩塗装が上達しないので、どうしたものかと思っております。
塗りすぎない、濃すぎない、こだわりすぎないを意識しながらやっているのですが、頭に描いているような完成図とは程遠く…。
何はともあれ、これで迷彩塗装も終わったので、あとは履帯や細かいパーツの取り付け、ウェザリングなどを行っていきます。