あっという間に「メーベルワーゲン」の車体が完成しました

メーベルワーゲン 車体完成5 メーベルワーゲン

どうもこんにちは。ましゅーです。

今日はちょっと用があって一日中名古屋を走り回っておりました。田舎の方で迷子になったことはありましたが、都会である名古屋で迷うことはない。

……と思っていたのですが、見事に迷子になりました。

迷子になろうが孫になろうが今日も「4号対空自走砲 メーベルワーゲン」の製作日記を書き綴ります。これだけはもう迷わない。

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引き続き、車体上部を組み立てる

さて、今回の作業ですが、前回途中で作業を中断したメーベルワーゲンの車体上部の組み立て(パーツの取り付け)の続きをやっていきます。

小さなパーツやOVM(車載工具)などを取り付けるだけですが、ここも一つ一つ写真付きで解説してみます。

OVM(車載工具)の取り付け

メーベルワーゲン パーツ取り付け

まずは車体後方に取っ手のようなものを取り付けます。

おそらく兵士が「よっこらせーるす」と車体によじ登る時に掴むためのものだと思いますが、ヴィルベルヴィントやオストヴィントにはこのような取っ手はありませんでした。

なにせ一言に「4号対空戦車」と言えど、AからJ型まであり、さらに初期型から後期型とあるので、同じ4号でもパーツや仕様の差異は様々。

メーベルワーゲン 消火器

そしてその横に消火器を取り付けます。コイツはヴィルベルヴィントにもオストヴィントにもついていました。やっぱり火消しには必死のようです。

メーベルワーゲン スコップ

車体の右側面にはスコップを2つ取り付けます。

ドイツ軍サイドを操作できるゲームにおける、スコップの兵器としての有用性はFPSゲーマーならご存知の通り。

接近してナイフで戦おうとしたらスコップの一振りでスコーンと返り討ちにあった連合軍兵士は決して少なくはありません。

メーベルワーゲン 牽引シャックル

そしておなじみ牽引用のシャックルも取り付けます。

折れやすいボッシュライトの奥に設置しないといけないので地味に神経をつかうところでした。

メーベルワーゲン ハンドルとスパナ

反対側も同様に取っ手を取り付けて、転輪を調整するレンチやスパナも取り付けていきます。

メーベルワーゲン 予備転輪ホルダー

で、車体の後部には予備転輪を引っ掛けるラックを2つ取り付けます。

上の写真を見てわかるように細いパーツなので破損に注意。

ちなみに予備の転輪はゴムタイヤの部分までしっかり塗装してから取り付けます。

3.7cm Flak43の砲架の取り付け基部の組み立て

メーベルワーゲン Flak43固定部分

こちらは車体中央。主武装である「3.7cm Flak43」を搭載するためのスペースです。

メーベルワーゲンの幅広いプラットフォームは新規に設計したもので、ここに対空機関砲を設置し、それ囲うように兵士がひしめき合います。

言ってみれば移動式の砲台ですね(戦車全般がそうですが)。

まずはこのプラットフォーム中央にゴムキャップを挿入します。

メーベルワーゲン Flak43固定部分2

そしてその上からフタをします。この上にFlak43を乗せればクルクル回る機関砲の砲座となるわけです。

装甲板のジョイントパーツの取り付け

メーベルワーゲン 装甲板フック

続いて車体に上の写真のようなフック型のパーツを4ヶ所に取り付けます。

これはメーベルワーゲンの特徴でもある4枚の装甲板を車体に取り付けるためのパーツで、1枚の装甲板は2つのパーツで構成されてます。

メーベルワーゲン 装甲板フック取り付け

固定具は車体の凹んでいる部分に取り付けるわけですが、車体にはツィメリットコーティングを施してあるので、カッターナイフでほじくるように削って凹部を出します。

しかし、接着がちょっと甘いので、このパーツはツィメリットコーティングをする前に取り付けたほうが良いです。

車体上部の完成

メーベルワーゲン 車体上部完成

ということで急ピッチで解説していきましたが、これで車体上部も完成しました。

メーベルワーゲン 車体上部完成2

ベースとなる4号戦車や、ヴィルベルヴィント、オストヴィントのような対空戦車の車体とは形状が大きく異なりますが、やることはほぼ同じでパーツを取り付けるだけの作業なので簡単。

ただ、工具類や予備転輪ホルダーは細いパーツで出来ているので、整形の際にポキッと折らないよう注意する必要があります。

メーベルワーゲン 車体上部完成3

なお、車体後部の排気管も忘れずに取り付けます。

このメーベルワーゲンは4号戦車 J型をベースに作られており、その根拠として車体後部は従来の横置き型のマフラーではなく、簡素な2本の排気管になっているという点。

4号戦車の横置き型のマフラーは1944年9月頃に廃止されたとのことなので、時系列を考えるとこの車両はノルマンディー上陸作戦(1944年6月6日)に間に合わなかったのではないかと思われます。

話がそれましたがこれで車体部分が完成したので、次は車体を覆う4枚の装甲板を作っていきます。

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装甲板の組み立て・取り付け

今度は戦車で言う「砲塔」に該当する組み立てに入ります。

メーベルワーゲンは「自走砲」なので砲塔はありませんが、搭乗者を保護するための4枚の装甲板を車体に取り付けていきます。

この4枚の装甲板こそがメーベルワーゲンの最大の特徴であると言っても過言ではありません。じっくり見ていきましょうぞ。

サボールワーゲン(メーベルワーゲン)

……と、その前に、なんとなく「サボリーマン」を車体の上に乗せてみる。メーベルワーゲンならぬサーボルワーゲンです。

作る前からだいたいこうなるだろなぁと予想していましたが、極めてシュールな構図です。

前後に取り付ける装甲板の組み立て

メーベルワーゲン 説明書 13番

……話を戻して、装甲板を組み立てていきます。説明書でいうと13番目の工程です。まずは車体の前後に取り付ける装甲板から着手。

メーベルワーゲンは走行時・水平射撃時・対空射撃時の3つのフォルムから1つを洗濯して組み立てます。なので先は選択したフォルムによって組み立て方が異なってきます。

私は対空射撃時のフォルムを選んだので、そちらの組み立てて順を解説していきます。

メーベルワーゲンの仕様については『オストヴィントの生産が遅れるので、「メーベルワーゲン」を作ろうと思う』にて解説しています。
なお、関連パーツを金属線に交換したり、ピットマルチ(貼って剥がせるのり)を使えば3つのフォルム全てを再現できるかもしれません。興味のある人は検証してみてください。
メーベルワーゲン 装甲板組み立て

こちらが車体の前後に取り付ける装甲板。こちらに色々パーツを取り付けてソレっぽくしていきます。

メーベルワーゲン 装甲板組み立て2

まずは装甲板を固定するためのフックを通すホールを装甲板に4つ取りつけます。

比較用の1円玉を見てわかるように相当小さいパーツなので、紛失に注意するのはもちろん、ランナーからパーツを切り離すときは吹っ飛んだり折れやすいので注意。

メーベルワーゲン 装甲板組み立て3

紛失することなく無事に4つ取り付けました。

なお、装甲板の下部には細長い棒状のパーツを取り付けます。このパーツと先述の車体に取り付けたフックを噛み合わせることで車体に装甲板を取り付けられるわけです。

メーベルワーゲン 説明書 装甲板組み立て

対空射撃時は上の写真の説明図のように、前後装甲板の両端を展開し、左右の装甲板に角度をつけることで、対空機関砲の射角・射会を確保出来るようになっています。

欲を言うと移動時・水平射撃時・対空射撃時の3つのフォルム全部を再現できるようにしたかったですが、それは(今の技術では)無理なので、対空自走砲らしく対空射撃のフォルムを選びました。

でも、次またメーベルワーゲンを作る機会があったら今度は別のフォルムも作ってみたいですね。

なお、次またメーベルワーゲンを作る機会はありました。今度は2cm Flakvierling38搭載型の試作型(初期型)です。詳しくは『ケーリアンの生産も遅れるので、また「メーベルワーゲン」を作ろうと思う』からどうぞ
メーベルワーゲン 装甲板組み立て4

こちらが前後の装甲板のそれぞれ両端につくパーツ。

説明書いわく、対空射撃時のフォルムを選択する場合は、上の方についているレバーのモールドを削ぎ落とすとのこと。

メーベルワーゲン 装甲板組み立て5

ということで、またまたニッパーとカッターと紙やすりを駆使して跡形もなく消し去ってやりました。

メーベルワーゲン 装甲板組み立て6

そして装甲板に接着します。これで前面の装甲板が1つ完成しました。

若干形状は異なりますが、後面の装甲板もだいたい同じような感じで組み立てます。

メーベルワーゲン 装甲板組み立て7

余談ですが、水平射撃時・移動時の場合、両端のパーツはこのように内側に折り畳まれた状態となります。

この左右の装甲板をうまいこと可動式に出来れば、先述の3つのフォルムを再現できるのではと私は考えています。…ムチャクチャ難しそうだけど。

側面装甲板の組み立て

メーベルワーゲン 左右の装甲板

続きまして左右の装甲板を組み立てていきます。

まず前後の装甲板同様にフックを通す穴を取り付け、装甲板の左右に仕切りパーツ、細長い棒状の工具をそれぞれ取り付けます。

メーベルワーゲン 左右の装甲板

そしてその下に太い棒状のパーツを取り付けます。

説明書によると、このパーツは「ガンメタル」で塗装するようなので、おそらく予備の砲身かと思われます。もう片方の装甲板にも同じように予備の砲身がついてます。

メーベルワーゲン 左右の装甲板3

あとは前後の装甲板同様に下の方にフックを固定するための細長い棒を取り付ければ側面の装甲板も完成です。

メーベルワーゲン 装甲板完成

ということで、メーベルワーゲンの最大の特徴である4枚の装甲板が完成しました。

装甲板を車体に取り付けます

装甲板の組み立てが終わったので、今度はその装甲板を車体に取り付けていきます。

メーベルワーゲン 装甲板の取り付け

装甲板の下の方に取り付けた細長いパーツと、車体上部に取り付けた「コ」の字型のフックをうまく噛みあわせて装甲板を固定させます。

なおフックのパーツは無理な力が加わると折れてしまうので慎重に取り扱います。

メーベルワーゲン 装甲板の取り付け2

まずは後方の装甲板を車体に取り付けました。装甲板は何もしないとこのようにパタンと倒れます。

メーベルワーゲン 装甲板の取り付け3

続いて左右の装甲板も取り付けていきます。

装甲板同士が干渉してうまく取り付けられないことがあるので、マスキングテープなどで固定するなどして上手いことと取り付けます。

メーベルワーゲン 装甲板の取り付け4

なんとか前後左右4枚の装甲板を取り付けることが出来ました。

言わずもがな左右の装甲板も何もしないとパタンと倒れてしまい「なんちゃって水平射撃フォルム」になってしまうので、マスキングテープで固定します。

メーベルワーゲン 装甲板の取り付け5

装甲板を車体に取り付けましたが、まだ完成ではありません。次の17番へ進みます。

ここでは装甲板同士を固定するためのフックを内側に取り付けます。

メーベルワーゲン 装甲板の取り付け6

写真のように装甲板の内側4ヶ所にフックを取り付けます。

説明書には「接着剤を使うな」とありましたが、傾けたりして外れると付け直すのが面倒なので接着しました。

また装甲板同士が重なり合う部分にも流し込み接着剤を注いで固定してやりました。

いずれのパーツも外したり動かすことはないので接着しても問題ありません。

なお、先述の装甲板の可動式化と、これらフックおよびフックを保持するホールを金属線などで自作したものと交換すれば、1つのキットで3つのフォルムを再現できるかもしれません(要検証)
メーベルワーゲン 説明書 20番

更に進んで20番の工程もやっていきます。

装甲板の外側にもフックや支柱を取り付けます

サボールワーゲン2

こうやってサボリーマンを乗せると待ち合わせの時間に誰も来なくてイライラしてる人みたいな構図になります。

にしてもこのサボリーマン本当に良い味出してるなぁ……(笑)

メーベルワーゲン 装甲板のフック取り付け

閑話休題。外側にも固定用フックをとりつけます。

こちらはフックとホールが一体型になっているので、装甲板の穴とパーツの突起部分を合わせて接着するだけでOK

サボールワーゲン3

「……誰も来ねェし」

メーベルワーゲン 装甲板の支柱

また左右の装甲板の外側には、上の写真をのような「支柱」を2つずつの合計4本とりつけます。

この支柱は装甲板を展開した際に装甲板を支えるもので、対空射撃時や走行時は重力に従うように取り付けます。

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まとめ メーベルワーゲンの車体が完成しました

メーベルワーゲン 車体完成

ということで、車体上部、装甲板が完成し、メーベルワーゲンの車体が完成しました。残すはメイン武装の「3.7cm Flak43対空機関砲」のみです。

メーベルワーゲン 車体完成2

正面から見るとこんな感じ。

射界・射角を確保するために斜めに展開された装甲板が実にいい味を出しています。

メーベルワーゲン 車体完成3

右側面はこんな感じ。

メーベルワーゲン 車体完成4

そして後方。

どの面からみても装甲板で覆われているので外部からの攻撃も怖くはありません(戦車砲弾が飛んできたら知らん)。

メーベルワーゲン 車体完成5

あれから3時間経過してようやく来ました。遅れた理由は「ハトが行かせてくれなかった」とのこと。

↑次回はメーベルワーゲンの主砲である「3.7cm Flak43対空機関砲」を作っていきます。引き続きメーベルワーゲン制作日記をお楽しみください。

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