どうもこんにちは。
先日購入して製作を始めたタミヤの「メーベルワーゲン」ですが、こちらを買った理由は先に製作していた「ケーリアン」の塗装が3週間たっても全く進まないという状況からでした。
あれからなんとか無事に塗装が終わり、ケーリアンは無事に完成まで持っていくことが出来ました。
そういったことから製作が前後しちゃいましたがこれで本格的にメーベルワーゲン(2cm Flakvierling38搭載型)の製作を再開することができます。
引き続き、車体下部を組み立てます
前回は車体の後ろ「リアパネル」まで組み立てたので、今度は車体前方の「フロントパネル」を組み立てて、シャーシに取り付けます。
フロントパネルの組み立て・取り付け
プラモデルにおける4号戦車の「フロントパネル」といえば、牽引装置や予備履帯ラックを取り付けなどがありますが、それより先にパネルにツィメリットコーティングをしました。
ということで、まずはツィメリットコーティングをします…が、牽引装置の基部にパテが付着すると後々面倒なので、牽引装置だけ先にとりつけました。
今まで何度かツィメリットコーティングを施しましたが、フロントパネルは平面が多いだけに他のどの部分よりも綺麗に仕上がってくれます。
そのあと牽引ホルダーのピンの部分や予備履帯ラックといったパーツを取り付けます。
今回のメーベルワーゲンのキットではこのフロントパネルは車体下部シャーシと一体になってました。
また、車体の両サイドを見てみると、正面装甲に対して側面装甲板が若干出っ張っているような形状になっています。
これは1943年12月ごろから見られる仕様変更で、車体下部シャーシを「はめ込み式」の溶接にして強化を図ったもの。そのため側面装甲板が若干前にはみ出る形状になったわけです。
車体側面へのパーツの取り付け
車体下部の前後が出来たので、今度は両側面のパーツを取り付けていきます。
まずは起動輪の基部、最終減速機カバー。説明書を参考に左右間違えないように取り付けます。
続いてサスペンション。このパーツは左右間違えやすいので説明書を参考に片側ずつ取り付けます。
その後はポリエステルパテをベタっとまんべんなく塗っていき、ツィメリットコーティングを刻んでいきます。
はい、出来上がりました。
今回は車体下部の側面もいい感じにコーティングが出来てます。
溶きパテで隙間を埋める
前回の記事でも触れましたが、リアパネルと車体下部シャーシ間の誘導転輪の基部パーツに隙間が発生しているので、「溶きパテ」をつくってこれを埋めます。
こんな感じにリアパネル側と車体下部シャーシ側で隙間ができてしまいます。
じっと目を凝らさないと見えないし、最終的に履帯で隠れない場所ですが、放置せず対処します。
用意するのはタミヤのベーシックパテとラッカー系溶剤。
パテを塗料皿に少し垂らして、そこに溶剤を入れてドロドロに混ぜ合わせます。
溶剤の量によって粘度が変わってきますが、今回は隙間に流し込むので溶剤をやや多めに入れて液状にしました。
そして溶きパテを流し込み接着剤を使う要領で隙間に流していきます。
粘度を落としたパテは毛管現象で隙間に浸透していくので特に何もせずに隙間が埋まります。
最終的にこんな感じになりました。
あとリアパネルにも何箇所か隙間があったので、内側からパテを盛って埋めてやりました。
今回のメーベルワーゲンは古いキットなので、こういった補修が必要な場所やデフォルメされている部分が結構あります。…が、逆にこれら補修やディテールアップもプラモ製作が楽しい一つの要素なのです。
つくった転輪を車体に取り付ける
続きまして車体下部の側面に走行転輪・上部支持輪・起動輪・誘導輪を取り付けていきます。
説明書は4番目。
今回はぜんぜん説明書読んでませんが、こういった慢心が失敗を招くので気を抜かずに慎重に…。
今回のキットの転輪は上部転輪を除き、すべての転輪にポリキャップが組み込まれています。そのため接着剤は使わず、そのままスポッとはめ込むだけにしました。
転輪が回転するので、地面を走らせると少しだけスーっと転がっていきます。オモチャの車みたいでちょっと楽しい。
自走砲ですが、走行ユニットが無いので自走はません。でも後ろから押すと少し走るので他走砲です。…言葉の綾ってやつです。
また、誘導輪の上にはフックの形したパーツを取り付けます。
かれこれ4号対空戦車は5つ作ってますが、いまだにこのフックの名称や何のために存在するのかわからず…。これも牽引装置の一種?
さて、これで車体下部の組み立てが一通り完了しましたので今回はここで一旦区切ります。
まとめ
久々のメーベルワーゲンの製作日記なので、若干ド忘れしているところもありましたが、製作に関しては問題なく進んでいます。
ひとまずこれで車体下部が出来上がりましたので次回からは車体の上部を作っていきます。