どうもこんにちは。
メーベルワーゲン(タミヤ)の車体部分が完成したので、今度はメーベルワーゲン最大の特徴である4枚の装甲板を作っていきます。
何個か4号対空戦車シリーズを作ってきたこともあり、またパーツ量が少ないシンプルなキットということもあり、今回のメーベルワーゲンもあっという間に出来上がりそうです。
メーベルワーゲン最大の特徴「4枚の装甲板」をつくる!!!
メーベルワーゲンの「本体」は残すところ乗員を保護する4枚の装甲板のみとなりました。
タミヤのメーベルワーゲンは実物車輌と同様に、走行・対空射撃・水平射撃の3つのフォルムから1つを選んで組み立てますが、前回のメーベルワーゲン(Flak43搭載型)は対空射撃モードで作ったので、今回は水平射撃モードを作ります。
装甲板に細かいパーツを取り付ける
まずは4枚の装甲板の組み立てから入ります。小さいパーツが結構あるので紛失と破損にだけ注意。説明書は9番目から
…と言いたいのですが、9番目の説明書を見ると「装甲板にフック取り付けてから本体に取り付けてね」という流れになっています。
しかし私はフックを先に車体に取り付けたので、この作業は飛ばして次の工程に行きます。
というわけで次の10番からスタート。
図を見るといきなり「装甲板を車体に取り付けますよ」みたいになっていますが、まずは装甲板に小さなパーツを取り付けるところから始めます。
こちらは車体左側に取り付ける装甲板です。
まずはこの装甲板の内側の上の方に2ヶ所、装甲板同士を繋ぐ細長いフックを引っ掛けるリングパーツを取り付けます(反対の装甲板も同じ)。
ちなみに左右の装甲板は形がソックリですが、よく見ると下の方の端っこにあるフックを取り付ける部分が左右で違うので、迷ったらそこで見分けます。
こちらは正面装甲板。
左右の装甲板と同じように上の方にリングを取り付けますが、前後の装甲板は走行時と対空射撃時と角度を変えるためそれぞれ4つ取り付けます。
なおリングの予備はないのでくれぐれも紛失と破損には注意。
また、前後の装甲板には板状のパーツをそれぞれ2枚取り付けます。
このパーツは選択したフォルムによって取り付け方法が変わり、走行時・水平射撃時は写真のように取り付けますが、対空射撃のみ横に開いた状態で取り付けます。
というわけで4枚の装甲板が完成しました。
今回のメーベルワーゲンでは以前作った「Flak43搭載型」と違って内側に取り付けるパーツが無いのですんなり組み上がりました。
押し出しピンの跡をパテで隠す
なお、装甲板の内側には丸いクレーターのようなものが何箇所かあります。
これはパーツランナーを金型から剥離する時に押し出すピンの跡です。
プラモデルを作ると一度は必ず見かけるヤツですが、さすがにこんなデカデカとした穴がいくつもあると気になります。装甲板を展開する水平射撃フォルムなら尚のこと。
なのでいつものように「ラッカーパテ」を使って穴を埋めたあと、紙やすりで整えてやります。
装甲板の基部にグリスを塗ってみた
装甲板の取り付け基部(=フック)には負荷がかかりやすいので、少しでも負担が減ればいいなと思ってタミヤのセラグリスHGを塗ってみました。
…効果があるかどうかは微妙ですが念のため。
装甲板を車体に取り付ける
装甲板の組み立てが完成したので、メーベルワーゲンの車体に装甲板を取り付けていきます。
取り付ける時の注意点としては、フックに無理な力が加わらないように慎重に取り付けること。
……いろいろ手順をぶっ飛ばしてしまいましたが、まず装甲板4枚を取り付け終わりました。
取り付けについてですが、私の場合は先述の通り先に車体にフックを全部取り付けたので、まずは前後の装甲板をパチンとはめ込むように取り付けました(力の入れすぎに注意)。
で、次に左右の装甲板ですが、こちらは取り付けるのに少々コツがいり、隣接する装甲板が干渉するので片側を先にはめ込むように取り付けます。
次にもう片側を取り付けようとしたら先にはめ込んだフックに力がかかるので、接着が甘いとポロッと外れました(外れるだけならまだ良いですが、最悪折れます)。
ですので、接着が外れたまま装甲板の3ヶ所をフックに取り付け、最後にもう一度接着剤を塗って固定するという流れでした。
今思うと左右の装甲板は説明書の9番目に従い、装甲板にフックを取り付けてから車体に接着したほうが楽だったと思います。
それでもなんとか装甲板を取り付けられたので、接着剤が乾くまで待ちます。
左右装甲板の外側には展開時に装甲板を支える支柱を2つ取り付けます。
この支柱も選択したフォルムによって角度が変わり、走行時は装甲板にペタッと張り付くように取り付け、対空射撃時は重力に従って地面と垂直になるように取り付けます。
じゃぁ水平射撃時はどうなるの? と言われたら、上の写真のように「支柱」らしく車体側面の溝に先端を差しこむような角度で取り付けます。
なお、支柱は装甲板側は接着しましたが、車体側は塗装するために一度装甲板を立てるのでまだ接着はしていません(というか接着しないかもしれません)。
次に装甲板の内側には隣接する装甲板同士を繋ぎ止める細長いフックを4つとりつけます。
参考までに走行時はこのように前後の装甲板の内側のリングにフックを取り付けます(しつこいようですが、今回作るのは水平射撃フォルムです)。
一方で対空射撃時は外側のリングにフックを通します。
余談ですが、メーベルワーゲンの装甲板も生産時期によって装甲の形状や厚みが異なるようで、初期は防弾処理されていない12ミリの軟鋼を2枚重ね、次は10ミリの装甲板を2枚重ね、最終的に25ミリ装甲板1枚になったとのこと。
なお、25mm装甲板になると、側面装甲板上部の曲げられた部分が無くなっているとのことで、そこも量産型・初期型メーベルワーゲンの違いが反映されるところです。
ちなみに現在進行形で作ってるメーベルワーゲンは、左右の装甲板の上部に角度がついているので、10ミリ装甲板2枚重ねか、あるいは12ミリ軟鋼2枚重ねのどちらかです。防弾処理されてない軟鋼はイヤだなぁ…。
水平射撃時のフックの位置は写真のようにしました。
「この位置じゃなきゃダメ!」というものはないと思いますが、あんまり下手なところに置くと兵士が引っ掛かって転倒するかもしれないので、なるべく邪魔にならない位置にね。
乗るときはまだしも、降りるときに引っ掛かったら頭から地面に転落して首の骨が折れて死亡…ってなりそうなので足元は注意。
さて、装甲板を取り付けたメーベルワーゲンはこのようになりました。
これでメーベルワーゲンの車体が完成しました。
メーベルワーゲン本体の組み立てが完了
車体に続き装甲板の取り付けも完了し、メーベルワーゲン本体の組み立てが終了。次はこのメーベルワーゲンに搭載する「2cm Flakvierling38」の組み立てに入ります。
2cm Flakvierling38は「ヴィルベルヴィント」以来になります。あの時は1/48でしたが今回は1/35。果たしてどう違うのか楽しみです。