東京マルイの電動ガン「M4A1カービン」をベースに、カスタムパーツを組み込んでドレスアップを楽しんでいます。
現在製作中の「M4」は大まかな外観が完成していますが、その後も少しずつアクセサリーパーツを追加して部分的にドレスアップを行っています。
今回はグリップをPTSの「ERGOグリップ」に交換したので紹介します。
PTS製ERGOグリップのレビュー
こちらが今回購入したERGOグリップ。色はブラックとダークアースの2種類で今回はブラックを選択しました。
セット内容は以下の通り。
- グリップ本体
- グリップエンド(底板)
- ギャッパー(グリップとトリガーガードの隙間を綺麗に埋めるゴムパーツ)
なお、電動ガン本体(メカボックス)に固定するためのネジは付属しないので、本体から流用するか別途で購入する必要があります。
実銃用パーツブランド「ERGO」のグリップをPTSがエアガン用にリリース
ラベルには、エアガン用パーツを製造しているMAGPUL社の部門の一つだったPTS(Professional Training & Simulation)と、実銃用カスタムパーツを扱うブランドERGO GRIPのロゴが記載されています。
現在PTSはMAGPULとの関係が解消され「PTS(PTS syndicate)」となっています。
ERGO(ERGO Grips)とは、Falcon Industry社の主要ブランドの1つで、「ERGOグリップ」に代表される人間工学に基づいたグリップ、レールカバー等のカスタムパーツを提供しています。
そんなERGOグリップを、MAGPUL PTSがエアガン用に製造・販売したものが本製品であり、東京マルイ等のスタンダード電動ガンのM4・M16に対応しています。
PTS「ERGOグリップ」の特徴
特筆すべき点は、「実銃用カスタムパーツメーカーのグリップをエアガン用にしたもの」であり、リアリティーにこだわるユーザーに非常にオススメなグリップといえます。
また、ERGOのブランド名の由来でもあり、製品のウリでもあるエルゴノミクス(人間工学)なデザインを、高品質・高耐久に定評のあるPTSが忠実に再現。
手にフィットしやすく長時間握っていても疲れにくいため、ゲームユーザーにも勿論オススメ。
様々な改良が施された2008年度版
このERGOグリップは2008年度版とのことで、旧型よりも
- スリムで握りやすくなっている
- セレクターの動きを妨げないようグリップに溝が入っている
といった改良がなされています。
また、グリップ自体には高い強度・耐久性を持つデュポン社製の高品質ポリマーが使われおり、握りやすさを向上させるためにフィンガーチャンネルがついています。
更にグリップは左右対称なので利き腕を選ばず使用することができます。
グリップ底部には「ERGO GRIP」のロゴ
見づらいですがグリップの右側面にERGO GRIPのマークが入っています。
グリップエンドはヒートシンク構造
グリップエンド(底板)は昨今のグリップエンドで見られる「ヒートシンク構造」になっており、モーターの冷却効果が期待できます。
また、モーターの位置を調節するためのネジも従来の小さいイモネジではなく、大きめのマイナスネジなので、しっかり保持できて調節も容易に行えます。
ただ気になるのは、グリップエンドを固定している2本のネジが六角ネジという点。過去に何度も六角ネジを潰してきた苦い思い出があるだけに、ここはプラスネジに変更しようと思います。
「ギャッパー」が付属
ERGOグリップには上の写真のようなゴムでできた謎の物体が付属します。これは「ギャッパー」というもので、グリップとトリガーガードの隙間を埋めるためのゴムパーツです。
上の写真のようにグリップとトリガーガードの付け根部分にギャッパーをスポッとはめ込みます。ゴムなのでグリップを装着したあとでもスポッとはめ込めることが可能。
これがあることで隙間から異物が侵入するのを防いだり、摩擦で中指が擦れるのを防いだり、細かい見栄えを良くしたり…と、小さいクセになかなか良い仕事してくれるパーツです。
しっかりはまってくれるので、激しく揺さぶっても抜け落ちることはまずありません。
M4に「ERGOグリップ」を装着してみた
さて、ERGOグリップの紹介が終わったので、このグリップをM4へ取り付けてみました。
交換方法は従来のグリップと同じで、底板を外し、モーターを取り出し、奥のネジ2本を外して配線に気をつけながらグリップを外し、新しいグリップを逆の手順で取り付けるといった流れ。
特に組み込みに関して苦労することもなく、過去にグリップを交換したことがある人にとってはそれほど難しい作業ではないかと思います。
実際にM4にERGOグリップを組み込んでみるとこのようになりました。やや太めのグリップながら、表面の凹凸が手にフィットしてくれるので握りやすい。
また、組み込みもSTD電動ガンのM4(フレームはG&Pのメタルフレーム)に無加工で取り付けることができ、トラブルもありませんでした。
従来のカービンタイプからフルサイズのM16・M4はもちろん、私のようなMAGPULパーツ(ただしレプリカ含む)で固めたM4によく似合うグリップだと思います。
また、グリップを変えたことによってM4がBK(ブラック)一色に統一されました(マガジン除く)。
まとめ
今回はPTSの「ERGO グリップ」をM4に装着するといったシンプルなカスタム日記ですが、「実銃用カスタムパーツメーカーのグリップをエアガン用にしたもの」という、リアル派ユーザーがときめきそうな内容となりました。
グリップを変えるだけでも見栄えが良くなったり握りやすくなったりと、大きな変化を感じます。
エアガンのカスタム日記を書くたびに文末に書いていますが、パーツ1つ変えるだけで印象がガラッと変わるのはエアガンに限らず、多様な場面で「カスタマイズ」の魅力だと思います。
たとえ実用性がないようなカスタムでも見た目が良ければそれだけで満足です(ERGOグリップへの交換は実用面でも十分貢献してますけどね)。
次回は「アイアンサイト」についてご紹介します。