どうもこんにちは。ましゅーです。
しばらく空白期間がありましたが、またM4A1製作日記の方を再開していきたいと思います。
ちなみに前回は、アウターバレル、インナーバレル、そしてチャンバーといったパーツを取り付けておりました。
…ただ、これらのパーツを固定するにはハンドガード(RIS)にあるバレルロックが必要なため、現時点ではまだ「仮組み状態」となります。
↑前回の記事です。
なので今回はハンドガードの組み込みをやろうと思ったのですが、路線を変更してハンドガードではなくストックパイプの組み込みをやるみたいです。
ということでこの記事では、
- G&P製 5ポジション CNC アルミストックパイプのレビュー
- 上記アイテムの組み込みについての解説
といった内容をまとめています。
G&Pのストックパイプは軽量ながら頑丈で、なおかつストックチューブバッテリー対応。ストックチューブにリポバッテリーを搭載する人は是非参考にしてください。
G&P製「CNC 5ポジション アルミストックパイプ」のレビュー
さて、今回は「ストック」を組み込んでいこうと思います。
このシリーズの序盤から何度か記述していますが、今回作るM4A1はストックパイプ内部にバッテリーを搭載します。
そのため、当然ながらストックパイプもリポバッテリーが搭載可能なものを選びます。
今回選択したのはG&PのCNC 5ポジション アルミストックパイプ(GP895)。価格はアマゾンで5,900円ほど。
安直ではありますが、フレームがG&PなのでストックパイプもG&Pで良いだろうと思い、これにしたというのが一点。
もう一つは後述しますが、ストックパイプだけでなくストック交換に必要となるパーツも付属するので、これが手っ取り早いと判断したためです。
まずはこのストックパイプを紹介します。
セット内容
ということでセット内容を確認。
- ストックパイプ本体
- ストックリング(配線逃がし用スリットの入ったもの)
- バッファーリング
- ストックパイプ・エンドキャップ
- フレームに固定するためのネジ
- Tコネクタ
- 収縮チューブ
といった内容で、ストックパイプを換装するために必要なパーツが揃ってます。
ストックパイプの上面にはナンバーが記載
こちらはストックパイプの上面。
数字がプリントされているので、リトラクタブルストック(M4などに取り付けるスライド式のストック)の穴から何段階目の長さであるかをひと目で確認できます。
また、現物を手にとった第一印象はとにかく軽いという点。アマゾンの製品紹介ページでは135gとのことです。
脳内でイメージしていた重量と実際に手に取って感じた重量があまりに違いすぎて「!?」ってなるほどでした。特にマルイ純正のストックパイプを持った後にこれを持つとその軽さがよくわかります。
兎にも角にも軽い。軽すぎる。
エンドキャップは回して外すタイプ
ストックパイプ後端のエンドキャップは、(マルイ等の六角ネジで固定するタイプではなく)回して外すタイプになっています。
このおかげで工具ナシで着脱が可能となり、リポバッテリーの出し入れが容易にできます。またストックパイプの内径も広くなっており、バッテリーや配線をストレスなく収納することができます。
ちなみにG&Pのストックパイプは、同社のスティックタイプリポバッテリー(最大11.1V 1200mAhまで)が対応しています。
参考までにG&Pの11.1V 1200mAhのリポバッテリー のサイズはおよそ140×20×18mm(コネクター部分含まず)なので、これを目安に対応するリポバッテリーを探そうと思います。
付属のストックリング
こちらは付属のストックリング。
先述の通り、G&Pのストックパイプにはストックリングをはじめ、ストック交換に必要なアイテムがセットになっているのでありがたい。
ストックリングは金属製で、パイプに通す穴の下部には配線の”逃がし”があります。ストックチューブバッテリー仕様にすること前提で作られているのがよく分かります。
…ということで、G&Pのストックパイプについてあらかた紹介し終えたので、ここからはストックパイプの取り付け方法についてご紹介します。
ストックパイプをフレームに取り付ける方法
というわけで、今回のメインテーマであるストックパイプの取り付けに入ります。
メタルフレームを組み込むなどしてM4あるいはM16系電動ガンを分解・組み立ての経験がある方はご存知かと思いますが、ストックパイプはフレームではなく、メカボックスに取り付けます。
「どういうこと?」ってなるかもしれませんが、フレーム自体にはストックを固定するものは無く、フレームに組み込んだメカボックスの後端にあるネジ穴に、ストックパイプのネジを固定してで本体に装着するわけです。
なので、フレームにメカボックスが組み込んであることを前提として話を進めます。
ストックリング、ストックパイプの順にフレームに通す
ということでストックを本体に組み込んで行きます。まずはフレームにストックリングを通します。
先述の通り、ストックパイプをフレームに固定させるためには「メカボックス」が必要なので、フレームには既にメカボックスが組み込まれた状態になっています。
また、上の写真を見ると分かるように、ストックリング下部の切り欠きから配線を外側に逃がしています。ハンダ付けでここが太くなると切り欠きがあっても逃がせなくなるので、メカボックスの配線延長はその点を考慮して行います。
次にストックパイプを通します。
写真を撮影し忘れましたが、配線の延長部分(ハンダで結合したところ)が膨らんで引っかかるので、フレーム側のストック基部の底面を削って配線の逃がしを作りました。
無理に押し込んで配線傷つけるのは嫌ですからね…。
ストックパイプの内側からネジを締める
ストックを本体に通したらフレームに固定する「蓋」をします。
蓋には配線を逃がすための切り欠きがあるので、上の写真のように配線を逃がしながらストックパイプの底に沈めてネジで固定します。
んが、これ地味に骨の折れる作業で、ストックパイプの中で蓋が傾いてしまい、写真のように固定するまでに10回くらい出し入れを繰り返してました…。
で、ネジをしっかり(ネジ穴潰さない程度に)締めてあげるわけですが、それだけだとストックがグラグラ動いてしまい、とても肩に当ててサイティングなんて出来ないレベル。
そりゃぁフレームの基部をカットして固定する面積を減らしたから当たり前。ストックパイプにバッテリーを搭載する方法を知った時から予想してた。
バッファーリングでストックをしっかり固定する
そこで活躍するのが「バッファーリング」(写真赤丸)です。
こいつを装着することで、それまでグラグラだったストックパイプが嘘のようにシッカリ固定されるようになります。
このストックを買うまでは「わざわざ別パーツにする意味あるの?」とか、「マルイみたいにパイプと一体化すれば良いのに」とか思っていましたが、実際に組んでみる事でその重要性を実感。
バッファーリングの固定には「パイプリングキー」を使用
そんなストックパイプリングを組み込むのは至ってシンプル。ただストックパイプに通してクルクル回すだけ。
…なのですが、ガッチリ固定する為にはガッチリ締める必要があります。そうなると「パイプリングキー」などと呼ばれる専用のツールが必要になります。
バッファーリングを締めるためのツールは色んなメーカーが出してますが、私はストックと同じG&P製を選択。
ちなみにこのツールは、今回のG&Pのバッファーリングに限らず、WAやシステマ、次世代電動ガンのバッファーリングにも使えるみたいなので、持っておいて損はないツールだと思います。
このようにバッファーリングの溝にパイプリングキーの先端を咬ませて回します。
「ガッチリ締める必要があります」と書きましたが、馬鹿みたいに締めすぎると破損するおそれがあるので締めすぎ注意。何事も加減は必要。
ストックパイプ取り付け完了!
ストックパイプをグラ付くことなく取り付けることが出来たら、あとはストックを装着すれば完成!
ストックパイプはG&P製ですが、ストックは東京マルイの「NEW M4A1カービン」からの流用です。M4のストックも色々種類がありますが、私は写真のようなブッシュマスタータイプのストックが好き。
バッテリーをストックパイプ内蔵という方式を選んだので、ひと工夫ふた工夫する必要がありますが、「外見を崩さずバッテリーを搭載出来る」という、見た目と実用性を兼ねるこの方法は今後も流行ると思います。
フレームの加工や配線延長はちょっと難かしいかもしれませんが、幸い現在ではフレームもストックパイプもバッテリー内蔵を前提として予め加工が施されたものが売られています。
そのため、初期の頃に比べればストックチューブバッテリーに難易度は下がっています。
さて、ライフルのケツにあたるストックを終えたので、残るは「顔」にあたるフロント周りだけです。結構シリーズ重なるかなと思ったのですが、思いのほか早く終わりそうです。
↑次回は作業順序の関係で取り付けができなかったメタルフレームのパーツの取り付けや、グリップの交換などについて行っていきます。