【静岡】徳川家康が眠る神社「久能山東照宮」へ行ってきた

静岡 久能山東照宮 社殿入り口 静岡旅日記

前ページでは静岡駅から久能山東照宮までの道中を書き綴りましたが、ここから先は久能山東照宮の施設内についてレポートしていきます。

なお思った以上に濃い内容になったので、1ページで掲載しようとするとメチャクチャ重たくなるので、ページをいくつか分割することにしました。

まず前編ではロープウェイを降りてから重要文化財の「楼門」をくぐり、国宝に指定された「社殿」へ向かう途中にある「神楽殿」までをご紹介します。

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ロープウェイを降りたらそこは久能山東照宮

静岡 久能山東照宮1

ロープウェイから降りて、「久能山東照宮」の看板から見て左手側にある階段を進みます。

ちょうど久能山東照宮全体のマップもあるので「だいたいこんな感じになってるよ!」というのがわかります。

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静岡 久能山東照宮2

階段を進むと途中に「ようこそ久能山へ」という看板がお出迎えしてくれます。ということでお邪魔します。

静岡 久能山東照宮3

階段を降りる途中からも駿河湾が見えます。なかなかの眺めですよザーボンさん。

静岡 久能山東照宮4

この日は祝日ではありませんが国旗が掲げられてました。祝日には国旗を掲げましょう。

そのまま階段を降りて道なりに進んでいくと社務所があります。拝観は有料なのでこの社務所で拝観料を支払います。

拝観料は大人500円、子供200円ですが、今回は「久能山東照宮博物館」も見学したので800円でした。

関連 拝観料のご案内|久能山東照宮

重要文化財の『楼門』

静岡 久能山東照宮 楼門

参拝料もしっかり支払ったところで先へ進みます。まずは石段を登った先にある「楼門(ろうもん)」に向かいます。

静岡 久能山東照宮 楼門2

おもいっきりブレてますが、こちらが重要文化財の楼門(ろうもん)。

二階部分には第108代天皇である後水尾天皇が自ら執筆した扁額(へんがく)が掲げてあります。ブレてるだけでなく行書体なので何と書いてあるのかわかりにくいですは、どうやら「東照大権現」と書かれているようです。

静岡 久能山東照宮 楼門3

重要文化財 樓門

前面に後水尾天皇の御宸筆「東照大権現」の額が掲げてあるので勅額御門とも称する。

元和三年の建造である

西暦一六一七年

静岡 久能山東照宮 楼門4

楼門の真下まで来たら足を止めて後ろに振り向いてみる。

下の方にある建物は社務所で、ここで拝観料を払うわけですが、他にもお守りとかのお土産も売ってたりします。

静岡 久能山東照宮 楼門4

楼門を裏から見てみるとこんな感じ。全体的に鮮やかなデザインです。ジブリの映画とかで出てきそう。

静岡 久能山東照宮 手水舎

楼門の先には手水舎(てみずや)があるので、そこで身を清めます。

静岡 久能山東照宮 楼門の先にある鳥居

その先には大きな鳥居があります。中央は神様が通るので、一礼してから端っこを通ります。

静岡 久能山東照宮 神楽殿への石段

そしてまた石段を登り、社殿へ向かいます。

写真の奥の方にある石段を登ると「社殿」なのですが、奥の石段へは進まず、一つ手前にある石段を登り、右へ迂回します。するとその先に「神楽(かぐら)殿」があります。

神楽殿に展示されている模型たち

静岡 久能山東照宮 神楽殿 ロビンソンR44

楼門と社殿を結ぶ道中にある神楽殿ですが、ここには神社に似つかわしくないモノが置いてありました。

まずこちらのショーケースに入っているのは「ロビンソンR44型」という、アメリカのロビンソン・ヘリコプター社が開発した小型ヘリの模型。

静岡県焼津市に本社を置く運送会社(株)ケイ・エム・ジャパンが奉納したそうです。

静岡 久能山東照宮 神楽殿 ロビンソンR44 2

ちなみにロビンソンR44型は実際に(株)ケイ・エム・ジャパンが保有しており、東日本大震災の時にはこのR44型を使用して被災地に支援物資を運んだとのこと。

テイルブームに描かれてる「JA33TH」は法人所有番号。

静岡 久能山東照宮 神楽殿 ガンプラ

そのお隣にはガンダムが展示されていました。でも家康はガンダムよりもドムやジオングが好きだと私は信じている。なんの根拠もないけど。

静岡 久能山東照宮 神楽殿 ガンプラ2

そんなガンダムを奉納したのは「ガンプラ」でおなじみの株式会社バンダイのホビー事業部。

ガンプラといえば接着剤無しで組めるお手軽プラモデルなので初心者にもオススメ。

静岡 久能山東照宮 神楽殿 戦艦大和

更にそのお隣には『戦艦大和』が掲載されてました。

この『大和』とは大日本帝国という極東の島国が作った世界最大の戦艦とのこと。世界最大の戦艦作るんだからきっとすごい国なんだと思う。

静岡 久能山東照宮 神楽殿 プラモデル発祥の地

なんで神楽殿に模型が置いてあるのかというと、ここ静岡が「プラモデル」発祥の地だからです。

「プラモデル」のはじまりは静岡から

静岡には『ガンダム』のプラモデルで有名なバンダイの工場を始め、青島文化教材社、田宮模型、ハセガワ、フジミ模型といった世界にも有名な模型メーカーがあります。

その起源をさかのぼると、徳川家康公も崇敬された静岡浅間神社や、久能山東照宮の造営に際し、日本各地から優秀な職人が集められたことにあります。造営が終了したのちも、職人は静岡(当時の駿府)に残り、雛人形や竹細工などの木工細工に携わりました。

その技術が昭和に入り、木製教育玩具や木製教材を生み出し、戦後になり木製模型が製作され、プラスティック模型につながったのです。

確かに静岡駅付近にホビーショップがあちこちあったり、「静岡ホビーショー」が開催されてたりしますし納得納得。

ただ私はプラモデルよりも「エアソフトガン」がメインなんですよね。家康も造営だけでなく戦(いくさ)用にガンスミス(銃器職人)を集めてたら今ごろ静岡は…これ以上は自粛します。

この時はまるでプラモデルに興味ないような言い草をしていますが、その翌年以降から当ブログに「模型制作日記 」なんてカテゴリが追加されるほどプラモデルづくりにドハマリします。恐るべし静岡。

……なんか神社に来たのにホビーの話になって雲行きが怪しくなって来たので、そのまま先に進もうと思います。

次のページからは国宝に指定された社殿へ向かいます。

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