どうもこんにちは。
長期休暇などを利用してよく静岡に遊びに行っております。今回もまたお盆休みを利用して静岡に行き、イベントなどの写真を撮影しました。
まずは静岡駅から徒歩5分ほどのところにある「静岡パルコ」で開催されていた「におい展」についてご紹介します。
おぼんdeごはんで昼食
集合場所はいつものように静岡駅です。
改札口前で相方と待ち合わせ、「ちょっとトイレ行かせて」と、浜松~静岡間の1時間ほどの電車で我慢していたものを解き放つところから始まります。
そして一緒に宿泊先のホテルまで向かい、重たい荷物を預けて身軽になったところで再び静岡駅に戻り、昼食を取るというのが一連の流れ。もはやテンプレです。
今回は静岡駅内にあるASTY静岡の「おぼん de ごはん」というお店で昼食をとりました。
五穀ひじきご飯とかオクラが入った味噌汁、枝豆とポテトのサラダといった内容で、「あぁこれ絶対健康なやつだ」ってなるくらいヘルシーなメニューでした。
静岡パルコの「におい展」に足を運んでみた
昼食後はホテルのチェックインまで1時間ほど時間がありました。
今まではこの余った時間を利用して街ブラしたり、漫画喫茶でくつろいだり、カラオケで熱唱したりと、コギャルのような時間つぶしをしておりました。
本当はもっと静岡を堪能したいところですが、静岡駅から徒歩で行ける範囲となるとそうなってしまいます。
でも過去には日本平動物園とか久能山東照宮といった観光地に行ったこともあったんで、涼しくなったらまた遊びに行きたいですね。
ただ、今回は1時間程度なので、漫画喫茶に行くのもどうかなぁと思い、涼しい「静岡パルコ」でウィンドウショッピング
…する予定だったのですが店内の一角で「におい展」という、実に意味深なイベントがやっており、 “「悶絶」から「美臭」まで” というキャッチフレーズにつられて入ってみました。
この「におい展」とはその名の通り、様々なニオイ、特にありとあらゆる「悪臭」を体験できるというマゾヒスト向けのイベント。
そしてその悪臭というのが、虫の出すニオイや足のニオイ、加齢臭という身近なものから、「くさや」、「ドリアン」といった臭い食べ物のニオイ。
そして何より「シュールストレミング」のニオイまで嗅げるというのだから入らないワケにはいかない。
イベント概要
この「におい展」というイベントは、東京の池袋パルコで5万人を動員して行った展覧会とのこと。
そんな大好評(?)な「におい展」を、今年の夏は札幌・福岡・そして静岡の3つの会場で開催。
- 静岡:静岡PARCO 7月13日~9月9日
- 札幌:札幌PARCO 7月20日~8月19日
- 福岡:福岡PARCO 7月20日~8月26日
入場料は一人800円
まずは入り口にある受付で入場料を支払い、入場券をもらいます。料金は一人800円。
悪臭を嗅ぐために800円支払うというマゾヒスト感あふれるものですが、シュールストレミングのニオイが嗅げるというのだから安いものだと己を納得させます。
ちなみに入場券はチケットぴあ、セブンイレブンなどでも購入できるとのことで、その場合700円とちょっとだけお得のようです。
ヒヤッとするにおい・アツイにおい
扉を開けると同時に悪臭がブアァァァ! となってオ゛ェェェェ助げでぐれぇぇぇぇぇ!!
……というようになるんじゃないかと想像していましたが、そこまで過激なイベントではないようです(当たり前)。
で、入ってすぐの場所には「ヒヤッとするにおい・アツイにおい」というものが置いてありました。
これら「におい」はガラス瓶の中に閉じ込められているので、フタを開けてにおいを嗅ぎます。
「ヒヤッとするにおい」はハッカのにおいでした。過去に買った「ハッカ油」を思い出します。一方で、「アツイにおい」はウィスキーなどの香りがして、確かに鼻の中が熱くなる感覚がします。
昆虫がビックリした時に出すにおい
あ、もうヤバイやつ来たよ。
早くもにおい展の洗礼を受けます。上の写真ではアゲハチョウの幼虫やてんとう虫のニオイがおいてあります。
アゲハチョウの幼虫は驚いた時に頭の上からV字のツノを出して激臭を放ちますし、てんとう虫は足の関節あたりから黄色い液体を出してこちらも臭い。
どちらも小学生時代に嗅いだことのあるニオイです。あの時のトラウマがいま蘇る。
なお、私にとっての昆虫のニオイといえば、カメムシに触れた時に付着するキュウリのようなニオイ。
サイクリング中に突然カメムシが鼻の下に激突して、呼吸をするたびにキュウリのような青臭いニオイを嗅がなければならず、呼吸困難におちいるレベルでした。
あれホントにくさい。
においの測定も出来る
くさいくさいと言いながら回っていますが、ふと「ワイのニオイはどうなっているんやろ?」と気になりました。
すると目の前に一角にニオイを測定できる機械がありました。これを使って自分のにおいを測定してみよう。
数値の目安も書いてあるので測定器が叩き出した数値と壁にある目安を照らし合わせて自分がどれだけ臭いのか把握しておきましょう。ちなみに私は49でした。
暑い中歩き回って汗をダラダラかきまくったので、ニオイもヤバいことになってるんじゃないかと不安でしたが、思ったより数値が低くて安心。
過激な「悪臭」が次々に登場
奥に進めば進むほど過激なニオイが待ち構えています。
次に出てきたのは「加齢臭」。もはやその三文字を見るだけで「うっ…」となるほど”ヤツ”に苦しめられております。特にこの時期ですからね。
もう可能な限りAgとかの消臭スプレーを悪臭の源にぶちまけたくなります。
次に出てきたものは「靴下」。…説明するまでもありませんよね。
こちらはドリアン。
加齢臭とか足の臭いと比べるとわりとレアなやつですが、これがまた公衆トイレのようなニオイを放っております。
あまりにクサイため、個室の扉を開けた先に、上の写真のようにクリアケースに収納され、さらにケースの上には分厚いビニールのシートでフタをされています。
「地獄の釜の蓋が開く」というのはまさにコレ。心して開けて下さい。
そしてやってきた世界一臭い食べ物「シュールストレミング」
加齢臭、足の臭い、くさや、ドリアンと来て、最後に我々を待ち構えていたのは世界一臭い食べ物こと「シュールストレミング」。
…ですよね。こいつ抜きにして「におい展」なんて開けませんよ。ハイ。
「シュールストレミング」で動画を検索すると、「オ゛ッゴホッオ゛エッ!!」みたいな声をあげながら悶絶する海外のオッサン動画ばかり出てきます。
オッサン達の声にならない声や顔をクシャクシャに歪ませる様子から、相当ヤバいヤツだというのが伝わります。ワールドワイド悪臭、ノーボーダー悪臭です。
他にもシュールストレミングに関する逸話としては
- 野球部の靴下の20倍の臭さを誇る。
- 気圧で缶が破裂して「空飛ぶガス室」となるので空輸が出来ない。
- あまりの臭さにガス漏れと間違えられて消防隊が出動する。一度や二度の話じゃない。
- 大淀野草地区(大阪)ではシュールストレミング全面禁止の看板がある。
- お店の料理に使おうと店内で開けたらあまりの臭さに数日ほど閉店した。
- YouTuberのHIKAKINさんが室内で開けて地獄を見た(実際の動画)
- いじめられっ子が不良に復習するためシュールストレミングを使った。
などなど、ジョークか何かだと思うほどですが、そういったジョークのような逸話が生まれるほど強烈なニオイなんですヤツは。
…思い出しても吐きそう。
個室にあった小窓から中の様子を伺ってみる。他の臭いヤツらと同じくクリアケースに収納されており、上には厚手のビニールでフタがしてある。
恐る恐るドアノブを捻って個室の中に入ると、部屋の空気が変わったのを感じる。マンガとかである「ヤツが現れた瞬間、空気が変わった…!?」みたいな状況。くさい。
正直、この段階で引き返しておけば良かったのですが後悔先に立たず。ホラー映画とかでもあるように、地獄を見てから公開するパターン。
そしてまさに「”地獄の釜の蓋を開ける”とは今日の日のこと」と思い、クリアケースのフタを取ろうとする。
ンもごbッ!? オ゛ぇゲぇぇェェェェェェッ!!!
静岡パルコ内にある「ぷるみえーる」でアイスクリームを食べてみた
におい展で地獄を見た後に店内を歩き回ると、「ぷるみえーる」というケーキ屋さんがあったので立ち寄ってみました。
この「ぷるみえーる」というお店は静岡市を中心にいくつかお店があるようで、ジェラートからケーキなどを販売しているお店。
相方がここでピスタチオ味とチーズケーキ味のアイスクリーム(ジェラート?)を頼んだので、私も味見させてもらいました。
ピスタチオの「豆」の風味とバニラの甘さがマッチして美味しい。先ほどのにおい展の地獄から解放されました。
・・・とんでもないイベントだった
今回はホテルのチェックインまでの時間つぶしとして「におい展」を中心に書き綴ってみましたが、「暇つぶし」のつもりで入った「におい展」がかなり修羅で、コレ一つで記事書けるほど。
特に一番最後のシュールストレミングはこの世のものとは思えぬ地獄の香りがしたので、これから行こうかなと思ってる人は覚悟して下さい。
ただ、シュールストレミングは確かに地獄のニオイがしましたが、店舗内ということもあってか、だいぶ抑えているのでは? と思いました。恐らく本家シュールストレミングは更にヤバいと思います。
なお、今回はお盆休みに静岡に行ったので「におい展」だけでなく、「静岡夏祭り夜店市」や「SBSサマーフェスト」にも参加しました。合わせてお読みくださいませ。
ハル・インダストリ 消臭ビーズ エアソフィア・ハイパー 無香料 置き型消臭剤 140g
↑ちなみに、強烈なニオイを放つドリアンなどが置いてある個室には消臭ビーズも置いてありました。これは静岡市の消臭剤専門メーカー「ハル・インダストリ」製で、真無臭・天然植物性の消臭剤です。
↑なお、対人用としては資生堂のAGを愛用しています。この手のデオドラントスプレー(メンズ)はたくさんありますが、制汗スプレー特有のニオイを嫌う人もいるため「無香料」を選んでいます。