どうもこんにちは。
サイクリング日記とありながら、書いていることはロードバイクのパーツ交換やメンテナンスばかりで恐縮ですが、裏ではちゃんとあちこちサイクリングに行ってます。
…が、つい先日サイクリング中にタイヤがトラブってしまい交換することになったので、今回はタイヤ交換について書きます。
タイヤに穴が…
先日、夜間にサイクリングした際に下り坂の途中に落ちてた硬いゴミらしきモノに気付かず、前輪をぶつけてしまった結果パンクしてしまい、急遽スペアチューブと交換するハメに。
その時はチューブ交換でなんとかしのいだのですが、その翌日に改めて空気を満タンにしようとしたらパーン!という破裂音と同時に交換したばかりのチューブがパンク!
これまで前後とも適正空気圧の120psiを入れてたのですが、その時は100psiも満たない空気圧でパンクしました。
最初、チューブを交換する際にタイヤとリム(ホイール)の間にチューブを噛ませてしまうというありがちなミスをしたと思っていました。
しかし、タイヤをよく見てみると…
穴があいてました。
ゴミが当たったと思われる部分ですが、見事に穴が開いています。
写真ではチューブの空気を抜いた状態ですが、空気を入れると穴からチューブがプクーっとはみ出るように顔を出します。
この状態で空気を入れるとタイヤの断面がチューブに食い込んでパーン!…となるわけです。
パンクしたチューブの穴とタイヤの穴の位置がほぼ一致するので原因はコイツに違いない! と気付いたのは3本目のチューブをお釈迦にした後でした…。
お世話になっているショップの店長さんにその旨を話したところ、そのタイヤはもうダメだから交換した方が良いとのこと。
タイヤをSERFASのSECAと交換
穴があいたタイヤは使い物にならないので、新しいタイヤと交換しなければいけません。
ということで今回紹介してもらったSERFAS(サーファス)のSTK Seca Wire Bead Road Tireというタイヤ(23センチ)を購入。
カラーは車体に合わせてブルーを選択。
この際だから穴の開いた前輪だけでなく、後輪も交換することにしました。
後輪は後輪で結構摩耗していたしホツレが出ていたし、なにより片方だけ交換というのは見た目的にアンバランス。
いつか色の入ったタイヤにしてみたいと思ってたので丁度いい機会でした
タイヤに記載されている内容は必見
大体のタイヤには空気圧や対応サイズなど、交換に関する情報が記載されています。交換するときはもちろん、購入する時は必ずこれを確認しておきましょう。
それでは1つずつ記載内容をチェックしていきます。
対応サイズと最大空気圧
ロードバイクのタイヤ(およびチューブ)もサイズが様々なので、当然対応したものを選ばないと交換できません。私の愛車AllezSport2012のサイズに合わせて700 x 23 を選びます。
また「130 PSI MAX」というのは、このタイヤは最大空気圧130PSIまで対応してますよという意味です(そのまんま…)。ちなみに普段は120PSIくらい入れてます。
プリントだけででなく、モールドでも130PSI / 9.0BARとあります。1bar=14.2psiなのでだいたい127.8psiくらい。
タイヤの回転方向
更に反対側にはROTATION DIRECTION(回転方向)とあるので、「アレ…どっちだっけ?」と迷う心配はありません。
…取り付けたあとに向きを間違えてることに気が付いて慌てて戻しました。
F・P・S採用でパンクを軽減
このタイヤは記載にもあるようにF・P・S(Flat Protection System)というものを採用しているそうです。
このF・P・Sによって、異物がタイヤを貫通して起きるパンクや、タイヤの空気不足からなる「リム打ち」といった、走行中によくあるパンクを軽減とのこと。
私の場合、パンクの原因の殆どがリム打ちなのでありがたい仕様です。
ロードバイクのタイヤを交換してみた
大まかではありますが、SERFASのSECAについて解説したので、本題であるタイヤ交換を行っていきます。
やることは基本的にパンク時におけるチューブ交換とほぼ同じなので、しょっちゅうチューブ交換をしている人にとっては朝飯前です。
まずはチューブのバルブに付いている丸いナットを外します。
次にバルブの弁を緩めて指で押してチューブの空気をプシュ~と抜きます。
チューブの空気を抜いたらリム(ホイール)からタイヤを分離します。
その際に必要なのがタイヤレバー。通常3本1セットなのですが、私は過去にチューブ交換する際に力入れすぎてパキッとやってしまったので2本で行います(一応2本でも問題なく出来ます)。
タイヤレバーをタイヤとリムの間に差し込んでテコの原理でクイッと持ち上げればビード(タイヤの端)が外れます。
ビードが外れたらその横でも同じようにタイヤレバーを差し込んで押し上げてビードを外す…を何回か繰り返します。
何度か繰り返しているうちに柔らかくなってシュルシュルとビードの片側全体が外せるようになります。
片側全体を外したらチューブを抜きます。引っこ抜いたチューブは後でまた使うので大切に保管しておきます。
ビードの片側を外したらもう片側も簡単に外せるようになります。写真は完全に分離した状態。
完全に分離したら
- 新しいタイヤをリムの片側にはめ込む
- 少しだけ空気を入れたチューブをリムの中に入れる
- タイヤのもう片方をチューブを挟まないようにリムに入れていく
といった流れになります。
最初の方は手でも出来ますが、最後の方は硬いので手で無理ならタイヤレバーを(折らないように)使います。
注意点としては
- タイヤの内側にチューブをしっかり落としこんで、タイヤとリムの間にチューブが挟まらないようにする
- チューブを膨らますのは本当にほんの少しだけにしておく
- 最後の方でタイヤレバーを使用する際に無理に力を入れない
これらを怠るとタイヤレバーが折れたり交換中にプシュー! となります。私のように。
なお、タイヤ側面のロゴの位置は、リムのロゴとある程度合わせて前輪と後輪とでシンクロさせておくと走行時の見栄えが良くなります。
ということで前後のタイヤ交換が完了しました。
先述の通り、基本的な手順はパンクした時にするチューブ交換と同じです。
なので色々と省略してしまいましたが、慣れないうちはチューブをリムにはめ込むところや、ビードをリムにはめ込むところ(特に最後のバルブ周りが硬い)で苦労するので、動画などで予習をしておくといざという時に役立ちます。
あるいはスマホのブックマークに入れて、見ながら修理するという手もアリ(読み込みに時間かかるかもですが)。
まとめ 無事にタイヤ交換が出来ました
タイヤを交換したAllezSport2012はこのようになりました。車体に合わせてタイヤもブルーになったことでよりお洒落なフォルムになって満足満足。
タイヤを交換するついでに綺麗に洗浄していたので時間がかかりましたが、慣れてしまえばタイヤ交換だけなら30分もかからないと思います。
恐る恐る空気を入れたら無事に適正空気圧である120psiまで入れることが出来ました。今までがいけなかったんだ。うん。
穴の開いたタイヤのお陰で何度もパンクしたので、苦手だったチューブ交換が多少なり上達しました。これはこれで不幸中の幸いとは思いますが、ゴミをポイ捨てするような輩は髪の毛全部なくなっちまえ。