4月も半ばに入りましたが、今日は寒かったですね。朝通勤中に手がかじかんでいました。これから冬が来るんじゃないかと思うくらいでした。
……そんなふうに「~月に入りましたが~ですね」という挨拶から始まる記事はだいたいドラゴンの「オストヴィント」製作日記です。最初の2行で「あ、コイツ今日はオストヴィントだな」ってわかります。
でもブラウザバックしないで見ていってください。お願いしま…ちょっと待ってってば!
…ということで、今回はアクリル塗料をつかって細部の塗り分けを行っていきます。
↑今までのオストヴィント製作日記はこちらから見ることができます
転輪の塗装
ということでまずは「転輪」の塗装から始めます。色はフラットブラックを使用。
やたら数の多い転輪を一つ一つハミ出さないように注意しながら塗装します。
ドス黒いフラットブラックとはいえ、明るいイエローの上に塗るとなると一度では綺麗に染まりません。
なので、1回目を塗ったらしばらく放置して乾燥させてから2回目を塗っていきます。
プラモデルの塗装全般に言えることですが、塗装の基本は重ね塗り。一度に厚塗りするのではなく、複数回に分けて色をつけていきます。
………と、頭では理解してるのに、早く完成させたいという思いが厚塗りにしてしまう。
同じように車体後部の予備転輪も塗っていきます。
こんな感じに。
ものすごく雑な塗装ですが、この上から汚し(ウェザリング)を施すのでそこまで気にする必要はありません。
車体側面についている予備ホイールもペタペタ。
本来4号戦車は車体側面か車体後方のどちらかに予備転輪をつけますが、今回は「作りすぎたから4つにしてやれ」ということで横にも後ろにも予備ホイールがあります。
まぁタイヤって案外すぐ破損するので、2つが4つになったことで搭乗員も多少心にゆとりが出来たと思います。私は作業が増えて疲れましたが。
OVMの塗り分け
さて、続きましてバールとかスパナといった車体に乗っかっている工具類(OVM)の塗装に取り掛かります。
まずはメタリックグレイを使って鉄の部分を塗装してみます。
…が、いざ工具に塗ってみると確かに「メタリック」な感じがするものの、「グレイ」というより「シルバー」になってます。さすがにこれは浮き過ぎ。
なのでメタリックグレイにフラットブラックを混ぜて色を暗くして再度塗装してみます。
真ん中の留め具から右が通常のメタリックグレイで、左側がフラットブラックを混ぜたメタリックグレイとなります。色の違いは一目瞭然。
いい感じの色が出てくれたので、そのままスパナや牽引シャックルなどにも色を塗っていきます。
誘導輪を調整するレンチも同じように塗ります。工具表面のブツブツが鉄の質感を見事に表現しております。
一応工具を車体に固定する部分には色が乗らないようにしていますが、万が一手が滑ったりして付いてしまったらアクリル溶剤を綿棒に染み込ませて拭き取ればOK。
写真じゃわかりづらいですが、通信手席のMG34車載機銃はFlak43と同じくガンメタルで塗装。
ジャッキ台はレッドブラウンで塗装し、固定しているベルトは他と同じフラットブラックを混ぜたメタリックグレイで塗装しました。
なお、せっかくレッドブラウンを用意したのでスパナとかの工具類の上に軽くチョンチョンと塗って錆を再現してみました…のですが、ちょっと乗せすぎたので後で修正します。
同様に斧の持ち手部分にもレッドブラウンを塗ってやります。
私は工具の「木」の部分はレッドブラウンで塗っていますが、プラモデル戦車の制作動画を見るとバフやウッドブラウンといった塗料を使う方もいらっしゃいます。
まとめ
ということで転輪とOVMを塗装したオストヴィントはこんな感じ。
なお、砲塔部分がなんだかビチクソになってるのは、塗装の剥がれを再現してみようと思って色々やってみた惨状です。汚し加工で本当に汚くなってしまった。
さて、これで組み立てに続いて塗装も終わりましたので、残すは「ウェザリング」のみとなりました。
おそらく次回がオストヴィント制作日記の最終回となります。本当に長かった。
↑もうすぐ完成しそうなサイバーホビーの「4号対空戦車 オストヴィント」。あなたもオストヴィントを作りませんか? 作ってブログに投稿してください。