【超初心者向け】戦車プラモデルで使用した道具と使い方まとめ

戦車模型制作で使うツールツールの紹介

前項までは「組み立て」で使う道具を紹介しましたが、つぎは「塗装」に関連したアイテム・ツールを紹介します。

基本的に戦車プラモのキットは「未塗装」であるため、よりリアルにするためには塗装をしなければなりません。

「塗装はいらん。組み立てだけでエエんや」って人には不要かもですが、戦車にせよそれ以外にせよ、塗装したほうが断然カッコいいですよね。

ただ、一言に「塗装」と言っても、塗料をベタッと塗るだけではなく、より綺麗に塗装するためには塗装の前後にも一工夫必要です。

そういったことからここでは

  1. 塗装前の下地処理で使うアイテム
  2. 塗装で使うアイテム
  3. 塗装が終わった後に使うアイテム

といった順番で紹介します。

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塗装前の下地処理で使うアイテム

まずは塗装前の「下地処理」の段階で使うアイテムについて紹介します。

この下地処理についてはモデラー間で必要・不要と意見が分かれるみたいですが、私は個人的に少しでも塗装を綺麗にしたいという理由から必要だと考えます。

この下地処理を行うことで、塗装の剥がれを防いだり、塗料の発色を良くするといった恩恵が得られますからね。

サーフェイサー

サーフェイサーとは、ラッカーパテのようなものを流動的にしたもので、塗装前の下地塗装として使用します。

サーフェイサーを使用する主な利点(目的)は、

  • 全体の色を統一する
  • 細かいキズを埋める
  • 大きい傷を目立たせる
  • 塗料の食いつきを良くする
  • パーツの”透け”をなくす

といったものが挙げられます。

Mr.ホビー(GSIクレオス)「Mr.サーフェイサー」シリーズ

Mr.サーフェイサー1000

まずこちらはGSIクレオスのMr.サーフェイサー。散布するとねずみ色になります(種類によって色は異なります)。

このシリーズは500とか1000とかありますが、違いは粒子の大きさで、数値が大きくなるほど粒子が細かくなります。私は1000番を選びました。

塗装前の下処理として使ってましたが、エアブラシ購入に伴い後述の「サーフェイサーEVO」を使用するようになったので、缶スプレーのサーフェイサーは使わなくなりました。

砲身の合わせ目が消えているるか確認するために使用

超重戦車マウス 砲身の整形5

…が、最近になって、砲身を貼り合わせた際にできるスジ(合せ目)を消す作業において、合わせ目が消えているかを確認するために再びスプレーのサーフェイサーを使うようになりました。

戦車の醍醐味である「砲身」は非常に目立つ部分です。ここに合せ目が残っていたら他が良くても全部台無しになるのでシッカリ消しておきましょう。

ガイアカラー「サーフェイサーEVO」シリーズ

ガイアカラー サーフェイサーEVO オキサイドレッド

サーフェイサーも塗料と同じでスプレータイプだけでなく液体タイプもあり、こちらはエアブラシユーザー向け。

上の写真はガイアカラー(ガイアノーツ)の「サーフェイサーEVO(オキサイドレッド)」

サーフェイサーの色は何種類かありますが、ドイツ戦車を作るなら実物戦車の錆止めプライマーの色を模したオキサイドレッドがオススメ。

サーフェイサーEVOは原液のままでは濃すぎるので、後述するラッカー溶剤で希釈して使用します。

クーゲルブリッツ 車体 サーフェイサー塗装

塗るとこんな感じの赤茶色になります。

オキサイドレッドのサーフェイサーは

  • プラモデルにおける下処理(サーフェイサー本来の用途)
  • 実際のドイツ戦車における錆止めプライマーの再現

これらが一度の塗装で出来るので、作業時間の短縮につながります。

なお、エアブラシ持ってない人向けに缶スプレータイプもあります。興味があったら探してみてください。

Mr.シリコーンバリアー(離型剤)

Mr.シリコーンバリアー

本来はレジンなどを使用してパーツを複製する際に、型からパーツを剥がれやすくするために塗る離型剤ですが、前述のサーフェイサーEVOと併用して使っています。

一見、「塗装と関係ないやろ!」と思われがちな離型剤ですが、サーフェイサーEVO(オキサイドレッド)で塗装した後に、塗装が剥がれやすそうな場所に塗ります。

ティーガーI 塗装の剥がれ4

そして車体塗装をしたあと、離型剤を塗った場所を爪楊枝などで軽く擦ることで、上の写真のように塗装の剥がれを簡単に再現できます。

この手の塗装の剥がれを再現するには、スポンジなどにエナメル塗料を染み込ませてポンポンと模型に当てる「チッピング」という技法があります。

…が、チッピングと違ってこちらは本当に塗装を剥がすので、立体的な剥がれを再現することができます。ここにチッピングも加えれば完璧。

メタルプライマー

Mr.メタルプライマー

メタルプライマーは金属パーツに塗料を食いつきやすくする下地塗料です。

キットによっては金属製のパーツ(=エッチングパーツやアルミ砲身など)が入ってる場合があり、これら金属パーツはプラパーツに比べて塗装の乗りが悪いため、パーツの上に塗っておきます。

プラモデルの箱を開けて金属パーツが入ってたらメタルプライマーの購入を検討しますが、タミヤの「ファインサーフェイサー」のように、プライマー成分が含まれているサーフェイサーもあるので、そっち使った方が楽です。

残念なことに「Mr.メタルプライマー」はフタにブラシがついていないので、筆で塗るか、エアブラシで吹き付けて使用します。

なお、エアブラシで吹き付ける場合、原液では濃すぎて糸を吹いてしまうため、ラッカー溶剤で薄める必要があります。

塗装で使うツール・アイテム

では次に「塗装」で使用するアイテムをご紹介。

主に「塗料」そのものや、塗料を薄める「溶剤」、塗料を使うためのアイテムなどがあります。

ラッカー系塗料

プラモデルで使用する3大塗料の一つ、それがラッカー系塗料です。

合成樹脂塗料のうち、希釈に有機溶剤のみを使う塗料のことを「溶剤系アクリル樹脂塗料」または「ラッカー系塗料」と呼びます。

ラッカー系塗料には

  • 乾燥が早い
  • 塗膜が強い
  • 発色が良い

…といった特徴があり、筆塗りはもちろん、特に「エアブラシ」で塗装するときに使われ、戦車模型では車体の基本塗装や迷彩塗装など広範囲を塗装する場合が多いです。

ニオイが強烈な上に有毒なので、室内・屋外問わず必ずマスクを着用し、十分換気した状態で使用すること。室内で使用する場合は、専用の塗装ブースの使用が望ましいですが、無い場合はマスクして十分に換気して使ってください。

Mr.カラー ラッカー塗料

こちらはMr.ホビー(GSIクレオス)のMr.カラーシリーズ。ラッカー系塗料の代表的なシリーズ。

写真はドイツ戦車の迷彩塗装をするため、車体基本色のダークイエロー、迷彩色であるダークグリーン、レッドブラウンの3色を用意しました。

後に履帯を塗装するためにジャーマングレーやフラットブラック、車体の下地処理として「シャドー吹き」のためにマホガニーなどを追加で使っています。

専らエアブラシ用に揃えた塗料で、筆塗りで使うことは滅多にありません。

タミヤ ラッカースプレー

こちらはスプレータイプの塗料です(写真はタミヤカラー)。

スプレーなので広範囲に散布できますが、細かい模様を描くのには不向き。基本色や下地色のような広範囲を単色で塗装する時に使います。

車体全体を塗装する場合は筆塗りより缶スプレーを使ったほうがムラがなくキレイに仕上がります。

缶スプレーの塗料はタミヤの他にもMr.ホビー(GSIクレオス)などがありますが、いずれも瓶入りの塗料と比べると値段は高め。

余談ですが、何も知らなかった当初はラッカー系塗料=缶スプレー塗料と思い込んでおり、Mr.カラーのようなビン入り塗料の存在に驚いたほどでした。

ガイアカラー ラッカー塗料

こちらは「ガイアカラー(ガイアノーツ)」のラッカー塗料。戦車砲弾の薬莢部分に使いました。

これもラッカー系塗料ですが、「メタリック系」という金属の質感を再現するために微細な金属粒子が入っている塗料です。

ラッカー塗料に限らず、プラモ初心者はまずは無難に「タミヤ」を使ってみると良いでしょう。

ある程度塗料の扱いに慣れてきたらGSIクレオスの「Mr.カラー」や、ガイアカラーといった他のメーカーにも手を出してみたり、自分で調色して理想の色を作っていく流れになるかと思います。

このあたりはいくつか模型を手がけていくうちに身についてくる技術なので、色々試してみましょう。

ガイアカラー ドイツ戦車 3色迷彩セット2

また最近では、エアブラシ塗装用としてもガイアカラーのラッカー塗料を使うようになりました。上の写真は「ドイツ戦車3色迷彩セット」の塗料。

ラッカー溶剤

Mr.カラー シンナー

ラッカー塗料に対応した溶剤(薄め液)です。

塗料は原液だとドロッとしており、そのまま使うと厚塗りになったり色が濃すぎたりするので、塗料は溶剤で薄めて使うのが基本です。

ラッカー系塗料にはラッカー溶剤を使います。私は最初は上の写真の「Mr.カラーうすめ液」を使用しました。

余談ですが、この溶剤は当初はラッカー塗料を薄めるのではなく、先述のラッカーパテを「溶きパテ」にするために購入しました。

ガイアカラー薄め液

また、溶剤は対応した塗料を希釈(薄める)だけでなく、筆や塗装ツール(特にエアブラシ塗装で使用するハンドピース)の洗浄にも使います。

後に私もエアブラシを使用することで、希釈のほか洗浄でも溶剤を使うようになり消費が増えたので、大容量のガイアカラーの薄め液(500ml)を新たに購入。

エアブラシユーザーにとってラッカー系塗料は使用頻度が高いので、溶剤も多めに用意しておくことを推奨します。

なお、上の写真を見てもわかるように、(溶剤の種類問わず)基本的に溶剤のボトルには「注ぎ口」のようなものがありません。そのため直接注ごうとするとドバッと出ます。

なので、100均で売ってるスポイト(できれば長いやつ)を使ってカップや塗料皿などに移すことを推奨。

アクリル塗料

アクリル塗料

合成樹脂塗料のうち、希釈に水を使用する塗料のことを「水溶性アクリル樹脂塗料」または「アクリル塗料」と呼びます。

主にタミヤの「アクリル塗料」や、GSIクレオスの「水性ホビーカラー」がよく使われます。筆塗りといったら大体がこのアクリル塗料か後述のエナメル塗料を指します。

ラッカー系塗料と比較すると毒性は弱くニオイも控えめなので、室内でも使用できる塗料です(ただし換気は必要)。

また、水で希釈することができるので、塗装時の希釈はもちろん、使用後の筆や各種ツールを水洗い出来る(ただし硬化前のみ)という手軽さが利点。

ただ溶剤を使用したほうが塗料の食い付きが良いので、塗装は溶剤、洗浄は水というように分けています。

ラッカー塗料との使い分けとしては、まずラッカー塗料で車体塗装・迷彩塗装をして、続いてアクリル塗料で細かいところを塗り分ける。といった使い方をしています。

私は屋外でエアブラシを使うので、エアブラシ塗装はラッカー系塗料で行っていますが、室内でエアブラシを使う人はアクリル塗料を使った方が安全。

E-100 対空戦車

E-100 対空戦車」の迷彩。直線的な模様はダズル迷彩とかストライプ迷彩などと呼ばれています。

なお、基本的に迷彩塗装はラッカー系塗料を使ってエアブラシで行いますが、一部例外があり、上の写真のようなクッキリした迷彩を描いた時はアクリル塗料を筆塗りで行いました。

アクリル溶剤

タミヤ アクリル塗料

アクリル塗料に対応した溶剤(上の写真はタミヤ)。溶剤は各種塗料に対応したものを選びます。

アクリル塗料は筆塗りで使うことが多く洗浄は水で出来るため、ラッカー溶剤と比べるとそこまで消費は激しくありません。

エナメル塗料

タミヤ エナメル塗料

溶剤が揮発することによって塗膜が形成されるラッカー系塗料やアクリル塗料と違い、エナメル塗料は空気と化学反応を起こして塗膜を形成するのが特徴。

そのため、ラッカー系・アクリル塗料と比べると乾燥に時間がかかり、乾いたと思って触ると指紋が付いてしまうこともあります。

しかしその反面、溶剤で薄めても発色や塗料のノビが良いので、雨だれやサビ、砂ぼこり・泥汚れといった「ウェザリング」で使われることが多い塗料です。

ガイアノーツ エナメル

こちらはガイアノーツのエナメル塗料。

「赤サビ」、「黄サビ」とあるように、やはり最後のウェザリング(サビの再現)で使いました。

エナメル溶剤

タミヤ エナメル溶剤

もちろんエナメル塗料にも溶剤があります。

何度も言いますが、塗料を購入する場合は、その塗料に対応した溶剤もセットで買っておきましょう。

また先述の通り、塗料は種類によって重ね塗りが可能なもの不可なものがあります。たとえばラッカー塗料の上にアクリル・エナメルは重ね塗り可能ですが、その逆はNGという具合に。

同じ種類の塗料を重ねるか、ラッカー→アクリル→エナメルの順番で重ね塗りしていくのが一般的。

なお、エナメル溶剤はプラスチックを脆くすると言われており、ウェザリング(特にウォッシング)でビチャビチャと塗りたくると接着したパーツがポロッと取れる場合があります。

そういったのを嫌う熟練モデラーは代替として油絵の具と対応した溶剤を使っておられます。私もいつか使ってみようと検討中。

このプラスチックを脆くするという性質を逆に利用して、間違えて接着したパーツを剥がすといった使い方もあります。ただし一度接着したものを強引に剥がすので非推奨。どうにもならない最後の手段です。

筆

塗料を塗るためのです。

一口に筆といえど太さ・幅・材質などは様々で、どれを買おうか迷ったのですが、「セットモン買っときゃ大丈夫だろう」ってことで、最初は一式セットになったのを購入しました。

戦車模型では、汚し塗装など広範囲を塗る「平筆」と、工具やフィギュアなど細かい部分を塗る「面相筆」、それらの中間に位置する「丸筆」の3種類があれば良いと思いました。

これらが満たせるのであれば、百均の安い筆でも良いかと思います(面相筆は百均で手に入るかなぁ…)。

超絶オススメ!! 「牛乳パック」

牛乳パックをカットしたもの

普段私達が飲む「牛乳のパック」を適度な大きさにカットしたものです。

何の変哲もない牛乳パック片ですが、プラモデル作りにおいて非常に重宝します。何故なら以下のような、「塗料皿」(後述)では出来ないメリットがたくさんあるからです。

  • 塗料、瞬間接着剤、パテ…あらゆるものに使える
  • 複数の塗料を混ぜたり、塗料を少しずつ薄める「パレット」として使える
  • 「牛乳パック」なので安価で簡単に入手でき、すぐに量産出来る
  • 使い捨てなので掃除が不要

…という具合に、汎用性が高い、安価でたくさん作れる、メンテ不要の三拍子揃ったスグレモノ。まるでアサルトライフルの「AK-47」みたいなヤツです。

とにかく使い勝手が良いので初心者は絶対オススメ。

「牛乳大嫌いだから飲まない!」という不健康な人はスーパーのリサイクルボックスを漁って入手するという荒業もあり。

牛乳パックを使ったパレット

上の写真のようにパレットとして、少しずつ塗料の色の変化を確認しながら調色することもできます。これを面積の狭い塗料皿でやろうとすると難しいかも。

塗料皿

その名の通り塗料を入れる皿です。

このお皿に塗料と溶剤を入れて調色したり、筆についた塗料を落とすツールクリーナー(後述)を使うときにも使用します。

私は下の写真の「万年塗料皿」というのを使ってます。10枚入りで300円程度。

塗料皿

…が、最近では塗装皿をいちいち洗うのが面倒なので、先述の牛乳パックをカットしたものを使うことが多くなりました。

便利すぎる牛乳パックの台頭で肩身が狭くなった塗料皿はどう使うべきかというと、主に以下の用途で分けます。

  • 薄めたり筆を洗うための溶剤を入れるとき
  • エアブラシで使う希釈率の高い塗料を使うとき

…などなど、“フチ”が無いとこぼれる「液体」を使うときは塗料皿を選びましょう(それ以外なら牛乳パックをおすすめします)。

調色皿

クーゲルブリッツ 車体色塗装

どちらかと言うと「皿」というより「カップ」と呼んだほうが良いような「調色皿」です。

こやつはエアブラシ用に使っているので先述の牛乳パックや塗装皿とは根本的に異なります。

というのも、エアブラシを使う場合は、

  • 筆塗りの時より塗料を薄めて使う
  • 複数の色を混ぜて使う

といったケースが多く、そのため容量の多い「カップ」が必要になってくるのです。

塗料皿でも出来ないことはありませんが、注ぎ口がついていなかったり、底が浅かったりといった理由で使いづらい。

ちなみに上の写真はMr.ホビー(GSIクレオス)の「Mr.注ぎ口計量カップ」 。注ぎ口の両サイドにある突起部分に塗料がこびりつくので掃除が面倒でした。ここは要改善ですぞ!

調色スティック

タミヤ 調色スティック

塗料をビンから皿へ移植したり、他の塗料や溶剤を混ぜ合わせるときに使う混ぜ棒。

サジになってる方を使ってビンから塗料を取って塗料を皿に移植し、平ぺったい方を使って塗料皿の底にこびりついた塗料をかき出すように混ぜることでしっかり調色できます。

ちなみに調色スティックを入手する前は割り箸やその日に食べたアイスの棒を使ってました。

塗装が終わった後に使うアイテム

戦車をきれいに塗装できたら「はい、おしまい!」というわけではありません。

せっかく綺麗に塗装できたので、塗膜を保護するのコーティングをしたり、使った機材を洗浄したり…といった時に使うアイテムについてご紹介します。

トップコート

Mr.スーパークリアー

トップコートとは、塗装した塗膜の上に塗る透明の塗膜のことで、色調を統一したり、光沢をおさえたり、表面の保護といった効果があります。

私が使っているのは上の写真の「Mr.スーパークリアー」ですが、これは同社の「Mr.ホビー」をベースにしているラッカー塗料ベースのトップコートです。

そのため、アクリル塗料やエナメル塗料の上から塗ると侵食するのでNG。ラッカー塗料の後に塗ります。また、デカールの上に塗るのもやめた方がいいとのこと。私は気にせず塗ってますが。

GSIクレオス プレミアムトップコート つや消し

なお、水性のトップコートもありますので、塗装でアクリル塗料(およびエナメル塗料)を使った場合は、こちらを使うと安全。

ただ、いずれにせよ表面が白くなってしまうので厚塗り厳禁で、うすーく全体をコートします。また、湿度の高い雨天時の使用も非推奨。

ツールクリーナー

Mr.ツールクリーナー

こちらは筆や塗料皿などを洗浄するときにつかう洗浄液。

これ1本あれば塗料の種類問わず、筆だろうが塗料皿だろうがエアブラシだろうが綺麗に洗浄できます。

非常に強力な洗浄力を発揮しますが、その反面ニオイも強力なので、保管方法に注意し、締め切った部屋での使用は避けること。

最近では筆や塗料皿、エアブラシといった塗装用のツールは溶剤で洗浄するので、ツールクリーナーを使い切ってからは追加購入はしませんでした。

ただし洗浄力は溶剤よりツールクリーナーの方が強力です。

塗料に混ぜたりプラモデルにつけると再起不能になるので注意。

マークセッター

Mr.マークセッター

こちらは塗装が終わった後に貼る「デカール」をしっかり貼るために塗るものです。デカール用の接着剤といえばわかりやすいですかね。

「デカール」とはプラモに貼り付けるステッカーのようなもので、国籍マーク、部隊マーク、砲塔番号、特定の車輌に描かれた文字や絵を再現したものがあります。

使い方としては、デカールを貼る場所にまず塗り、貼った後も必要に応じて塗ることでしっかりパーツの表面にデカールを定着させることができるのです。

デカールは塗装後に貼ります。

マークソフター

Mr.マークソフター

前項の「マークセッター」はデカールをしっかり接着するために使う液剤ですが、こちらの「マークソフター」は、デカールを柔らかくする効果があります。

主にパーツのモールド(凹凸)にデカールをなじませるときに使います。

ティーガーI デカール貼り 貼り付け直後の状態

ツィメリットコーティングを施した場所に普通にデカールを貼ろうとすると、このようになります。

たとえば有名なドイツ戦車の車体や砲塔には「ツィンメリット・コーティング」が施されており、表面がデコボコしています。

このようなデコボコな面に普通にデカールを貼ると上の写真のように浮いてしまいます。いかにも「貼り付けた感」満載です。

実際の戦車の国籍マークや砲塔番号は「塗装」なのでこれではマズイ。

ティーガーI デカール貼り 軟化剤で立体感を出したあと

マークセッターを上に塗ると、ツィメリットコーティングの凹凸にデカールが馴染みます。

そこで、デカールの上からマークソフターを塗り、綿棒でトントンと叩いてやるとパーツの凹凸にデカールが馴染んでいき、より立体感・質感がアップします。

特にツィメリットコーティングを施すドイツ戦車を作る人には必須アイテムですし、ドイツ以外の戦車(戦闘機)でも凹凸の上にデカールを貼る場合があるので、持っておいて損はないはず。

ただ、本来はデカールを「軟化させる」のが目的なので、使うとスライドマークが破れやすくなるという点もお忘れなく。慎重に扱ってあげましょう。

塗装についてのあれこれ

塗装のあとに行う「デカール貼り」で使うアイテムも一緒に紹介しましたが、戦車模型における塗装関連で使うアイテムはざっとこんな感じ。

以下、もう少し塗装(塗料)についての”お小言”を書き綴ってみました。

どの種類の塗料を使えばいいか迷った場合

先述の通り、塗料には大きく分けてラッカー系、アクリル、エナメルとあり、さらにメーカーもタミヤ、GISクレオス、ガイアカラーなどを紹介しました。

こう細かく書くと今度は「どこのメーカーの何系の塗料を選べばいいの?」と混乱しそう。そんな人はまず王道タミヤの塗料から使ってみるといいかもしれません。

…そう書くと特定のメーカーを贔屓にしてるかのように見えますが、これにはちゃんと理由があり、

  • タミヤのプラモデルはタミヤの塗料で塗るように指示されている
  • ホビーショップだけでなく、一般的なおもちゃ売り場などにも置いてあり、手軽に入手できる
  • アクリル塗料ならニオイがきつくないので室内でも使える。

といった点から初心者でも入手しやすく扱いやすいため。また、各種塗料の項目でも説明したように、

  • 車体全体を塗装するときはラッカー塗料(缶スプレー)を使う
  • 工具など細部を塗り分けるときはアクリル塗料を使う
  • ウェザリングはエナメル塗料を使う

といった具合に、各種塗料を使い分けていきます。

また塗装で使う「色」については、説明書で指示された色や、書籍・動画などで紹介しているものを参考に選んで使っています。

「迷彩塗装はどうしよう…」という人は

前述しましたが、塗装で鬼門となるのは「迷彩塗装」です(ドイツ戦車の場合)。

連合軍の戦車は単色が多く、塗装はそれほど苦労しませんが、ドイツや日本の戦車は時代によっては迷彩塗装を施し、再現するためには高度な塗装技術が求められます。

特にドイツ戦車の迷彩は複雑な模様が多く、再現するには「エアブラシ」を使う人が多いですが、エアブラシ機材は極めて高価なので、初心者にはかなりハードルが高い。

迷彩に拘らなくても「単色」でもいい

そういったことから迷彩塗装は難易度の高い作業となります。

でも、まずはドイツ戦車でも無理に迷彩塗装を施そうとせず、車体が「単色」の車輌を作ってみると良いかもしれません。

車体は単色でも履帯や転輪のゴム部分、車体に乗っている工具などは塗り分けます。

というのも、史実のドイツ戦車も全ての車両が迷彩塗装されてたわけではありません。

初期の頃は「ジャーマングレー」単色だったり、「ダークイエロー」単色だった時期もあります。

戦況が有利だったころは「隠れる」必要がなく、迷彩塗装が不要でしたが、だんだん劣勢になるにつれて防戦(=隠れる)になったため、迷彩塗装をするようになったのです。

ジャーマングレー単色やダークイエロー単色の車輌を作ってみよう

ありがたいことに、ドイツ戦車の中でも特に人気な「ティーガーI」や「IV号戦車」も製造時期によってはジャーマングレー単色の車体が存在するので、再現してみると良いでしょう。

また、ジャーマングレー車体が存在しないドイツ戦車(例えばパンターやティーガーII)もダークイエロー単色で塗装してみるとソレっぽくなります。

参考までにジャーマングレー単色塗装は1940年7月31日より開始され、ダークイエロー単色塗装は1943年2月18日~1944年秋頃に行われていました。

ちなみに塗料の濃淡をいかしてエアブラシに劣らない迷彩や質感を「筆」で再現される方人もいます。極論ではありますが、“腕”さえあれば高価なツールなど不要です。

さらに大戦後期は「刷毛」で塗装をしている

実際のドイツ戦車の迷彩塗装ですが、受領した現地の部隊(後に出荷前に工場で行われる)スプレーガンを使って施していました。

ところが、戦局が悪化する大戦末期では「待ち伏せ」戦術が中心となり、迷彩もより手の込んだものとなります。

スプレーガンで塗装してたものが「刷毛(はけ)」でされるようになり、ラインがくっきりした迷彩塗装が施されるようになりました。

そういった背景を鑑みるに、ボカシの効いたエアブラシ塗装による迷彩だけでなく、ラインがクッキリな筆による迷彩塗装も大いにアリといえます。

次のページでは「ウェザリング」ツールを紹介

組み立て、塗装と続き、次に行うのは「ウェザリング」です。

このウェザリングは戦車模型の醍醐味であり、このウェザリングの程度によって完成時のクオリティが大きく変わると言っても過言ではありません。

しかし、それだけにウェザリングに求められる知識・スキルは膨大なもので、単純に良い道具を持ってるから良いウェザリングが出来るというわけではありません。

…が、まずはノウハウ的なものより「こんな道具が使えるよ」という点を紹介します。

ツールの紹介
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