【ティーガーI】砲塔上面を取り付けて溶接痕をつけよう

ティガーI 33-4 6号戦車 ティーガーI

どうもこんにちは。ましゅーです。

今日もタミヤのティーガーI後期型(タミヤの製品名は”タイガーI”ですが、実物車両の名称である”ティーガーI”と呼んでます)の組み立て日記を書き綴ります。

前回は砲塔の側面の組み立てが終わりましたので、今度は砲塔上面の組み立てを行っていきます。

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ティーガーI(後期型) 砲塔上面の組み立て

前回で砲塔の側面や砲身を作ったので、今回は砲塔の天井部分を作っていきます。

基本的にパーツを貼り付けるだけの作業なのですが、もう少しリアリティを出したいのでちょっとだけこだわってみました。

まずは説明書に従い、砲塔上面を取り付ける直前までの作業をします。

ティーガーI後期型 砲塔上面

なおティーガーI後期型の砲塔上面はこのようになっています。ここに色々パーツを取り付けたり加工を施したりするのです。

「ピルツ」の除去

まずはじめに、砲塔上面についている「ピルツ」という突起部分を撤去します。

このピルツとは、砲塔を簡易クレーンで吊り下げるときに引っ掛ける突起で、最後期型についているものですが、今回作る後期型では撤去しろと指示があります。

ティーガーI後期型 砲塔上面 ピルツの除去

砲塔には3ヶ所に上の写真のようなチョロンとした突起がついています。これがピルツです。

ティーガーI後期型 砲塔上面 ピルツの除去2

まずはニッパーでピルツをパチンと切断します。

ティーガーI後期型 砲塔上面 ピルツの除去2

そのあとカッターナイフなりヤスリなりで表面を平らにします。

ティーガーI後期型 砲塔上面 ピルツの除去3

最後に流し込み接着剤を表面に薄く塗ったあと、再度細かい紙やすりで表面を整えてみました。

…が、今思うと流し込み接着剤はいらないかもしれません。そこはお好み次第で。

ティーガーI後期型 砲塔上面 ピルツの除去4

ということで、3ヶ所あったピルツを撤去しました。

写真を見るとまだわずかにピルツ痕が残っているのでもう少しキレイにしておきます。

溶接痕の再現

さて次は砲塔の上面に装甲板を貼り合わせた時に出来る溶接痕を施します。

ドラゴンのキットとかでは予めパーツに溶接痕が再現されていたりするのですが、タミヤだとこれがデフォルメされている場合があります。

なので、伸ばしランナーと流し込み接着剤をうまいこと駆使して溶接痕を再現していきます。

ティーガーI後期型 砲塔上面 溶接痕マーキング

ということで他のモデラーさんの作品などを参考に、どこに溶接痕をつけるかを決めます。

主に外周(ただし防盾がある正面はすでに溶接痕が入っていあるのでやらない)と、砲塔上面の前方に施します(上の写真の赤線)

伸ばしランナーをつくる

「溶接」ということで、プラスチックパーツを”溶かして”作ります。

まずはパーツランナーの不要な部分を利用した「伸ばしランナー」を作ります。

ティーガーI 砲塔上面の溶接跡の再現

パーツランナーをライターで炙り、フニャッってなったら、すかさずビローンと伸ばしていきます。

これがなかなか楽しい作業で、伸ばせば伸ばすほどどんどんランナーが細くなっていくので、火傷にだけ気をつけて太さ0.3ミリくらいの伸ばしランナーを作ります。

ティーガーI 砲塔上面の溶接跡の再現

伸ばしランナーを溶接痕を作りたい場所に流し込み接着剤で貼り付けて不要な両端をカットします。

なお上の写真はちょっと伸ばしランナーが太すぎたのでもう少し細くしたほうが良いと思います。

伸ばしランナーを溶かしながら痕をつけていく

ティーガーI後期型 砲塔上面 溶接痕の再現2

貼り付けた伸ばしランナーの上に流し込み接着剤を多めに塗り、伸ばしランナーを溶かしていきます。

接着剤がプラスチックパーツを溶かすという特性を利用して、実物と同じように溶かした痕を作るというわけです。

実際の戦車も装甲板を接合するときは装甲板同士を合わせて、「溶接棒」という金属棒を溶かしながら分子原子レベルで融合一体化させます。

伸ばしランナーが溶接棒、接着剤が溶接機のようなものですね。考えた人頭良いなぁ…。

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ーガーI後期型 砲塔上面 溶接痕の再現3

そして少しずつカッターナイフの背面などを利用して伸ばしランナーを押しつぶすように痕をつけていきます。

一度にやろうとするとランナーが切れてしまうので、まずはランナーの表面に切れ込みを入れるくらいの力で少しずつ溶かしながらじっくり痕をつけるのがポイント。

ーガーI後期型 砲塔上面 溶接痕の再現3-2

何度か繰り返しているうちにランナーが溶けて潰れていきます。

すると上の写真のように溶接痕っぽくなっていきます。

下にあるパーツに元から入っていた溶接痕と比較すると私がつけた溶接痕の方がリアルです(自画自賛)。

ーガーI後期型 砲塔上面 溶接痕の再現3-3

最終的にこのようになりました。

今回はちょっと伸ばしランナーが太すぎたので溶接痕も大きくなってしまったので、ランナーは「細すぎるんじゃない?」くらいが丁度いいです。

伸ばしランナーは細くても溶かして押し潰しているうちに幅が出ます。万が一小さすぎてももう1回上から重ねるだけでリカバリー出来ます。

なお、失敗した場合は表面を紙ヤスリで平らにすることで何度もトライ出来るので恐れずに挑戦してみましょう(笑)

砲塔外周の溶接痕の再現

ティーガーI後期型 砲塔上面 溶接痕の再現4

さて、同じように砲塔上面の外周にも溶接痕を作っていきます。

やることは同じように伸ばしランナーを作り、砲塔外周にぐるっと巻きつけるように接着します。

…が、いかんせん外周が長いので結構な量の伸ばしランナーが必要となります。なので伸ばしランナー作るのが苦手な人は、無理に1本にせず何本かに分割して貼り付ければOK。

ティーガーI後期型 砲塔上面 溶接痕の再現6

あとは同じように流し込み接着剤を伸ばしランナーの上に塗って、カッターナイフの背面など使ってゲシゲシ潰しながらモールドを作っていきます。

…が、カッター以外にもっと使えそうなの無いかな~と工具箱をまさぐっていたら、ハンドリューターの先端に取り付ける「ビット」で良さそうなのがあったので、試しに使ってみることに。

ティーガーI後期型 砲塔上面 溶接痕の再現5

ちなみにこちらはカッターナイフでゲシゲシやった場合の溶接痕。

ティーガーI後期型 砲塔上面 溶接痕の再現7

一方でハンドリューターのビットでやってみるとこんな感じになりました。これはなかなか良さそうだ。

先述の通り、一度に広範囲をやろうとせず、部分的に少しずつ溶かしながら痕をつけていくのがポイントです。

一度にやってしまうと伸ばしランナーが切れたりグチャグチャになったりして変な感じになってしまうのです。

砲塔上面へのパーツの取り付け

さて、溶接痕ができましたので、砲塔上面へ細かいパーツを取り付けていきます。

ティーガーI後期型 砲塔上面 細かいパーツの取り付け

説明書は13番。

砲塔の側面にも予備履帯などのパーツを取り付けろと記載されていますが、砲塔側面にもツィンメリットコーティングをしますので、こちらは後回しにします。

ティーガーI後期型 砲塔上面 細かいパーツの取り付け 装填手ハッチ

まずこちらは装填手のハッチ。

裏側に取っ手2つと開閉用のハンドルを取り付けます。

ティーガーI後期型 砲塔上面 細かいパーツの取り付け 装填手ハッチ2

ハッチの表面にも取っ手を取り付け、砲塔上面にハッチを接着します。

ハッチは開閉の2パターンありますので、フィギュアとかを搭載したい場合は説明書を参考に開けた状態で固定します。

なお、この手の「取っ手」はやたら細いので整形はもちろん、ランナーから切り離すときも折らないように注意してください。

タミヤのパーツはまだ肉厚なので大丈夫かもしれませんが、ドラゴンは本当に細いので切り離すだけで折れる場合があります。

ティーガーI後期型 砲塔上面 細かいパーツの取り付け ペリスコープガード

装填手用ハッチの下にはペリスコープガードを取り付けます。

…が、ガードはあっても肝心のペリスコープはパーツが見当たりませんでした。説明書にも取り付けるような指示がないのでパーツ化されていないかも。

気になる人はプラ板などで自作して下さい。

ティーガーI後期型 砲塔上面 細かいパーツの取り付け ベンチレーター

その次は「ベンチレーター」を取り付けます。

ベンチレーターはいわゆる「換気扇」みたいなもので、砲撃によって発生する噴煙を外に逃して搭乗員がガス中毒にならないようにするためのものです。

ティーガーI後期型 砲塔上面 細かいパーツの取り付け キューポラのフレーム

その隣には戦車長が顔を出すキューポラがあり、ここに手すりのようなパーツを取り付けます。

これは実際に手すりとして使うほかに、戦車長用が使用するMG34機関銃を取り付けるマウントになっています。

MG34及びマウント、キューポラハッチは後ほど作っていきます。

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まとめ

側面につづき上面も取り付けたことで砲塔の土台が完成しました。

もちろんまだまだツィンメリットコーティングや細かいパーツの取り付けが残っているので未完成ですが、ひとまずこれで雨は凌げるでしょう。

ティガーI 33-4

なお現時点でのティーガーIはこんな感じになっています。

まだ砲身を取り付けていないので、短砲身の戦車(4号戦車D型とか)っぽくなっています。はやく砲身を取り付けたい。

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