どうもこんにちは。ましゅーです。
少しずつティーガーI(後期型)を組み立てており、先日ようやく車体が完成しました。
あと残っているのは「砲塔」だけとなりましたので、今回からはその砲塔の組み立てに入ります。
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ティーガーIの砲塔を組み立てます。
連合軍から恐れられた88ミリ砲を搭載したティーガーIの砲塔を組み立てていきます。
「対空戦車」の砲塔は組み立てたことがありますが、「戦車」の砲塔の組み立てはこれが初めて。
果たして対空戦車とはどう違うのか、見ていきましょう。

説明書は11番からスタートします。
組み立て図を見ると、ところどころ色が濃くなっている部分がありますが、そこにツィンメリットコーティングを施すので、それを考慮した上でパーツを取り付けていきます。
砲尾・防盾の組み立て

まずは砲塔の前面にあたる防盾や戦車砲の後端に当たる砲尾を組み立てていきます。
で、この工程から後期型か最後期型かによって行う作業が異なってきます。今回は「後期型」を作るので、それに合わせた追加加工を後ほど行います。

まず砲尾の土台となるパーツを2つ貼り合わせます。
一応ゲートやパーティングライン、貼り合わせラインを消すといった整形は行っていますが、最終的にここは隠れてしまう部分なので、そこまで細かくはやりません。

後端はこのようになっていました。
ここに装填手が88ミリ砲弾をグイッと装填すると「閉鎖機」が閉まり、射撃可能となります。
なお、砲弾を押し込むときは閉鎖機で指を挟まわないよう手をグーにして装填します。

砲尾の両側面には円柱状のパーツを取り付けます。これは駐退機でしょうか?
ひとまずこれで砲尾の組み立てが終わりましたので、次は防盾の組み立てを行います。

防盾は3つのパーツで構成されており、形状に合わせて重ねて貼り付けます。

…が、その前に説明書によると、後期型は防盾の左側に穴を1つあけろと指示があります。
これは砲手が狙いを定めるときに覗く「照準器」の違いで、後期型は双眼だったのに対し、最後期型は単眼になっていたとのこと。

ということでリューターのビットで裏側からグリグリして穴をあけてやりました。
あとはパーツの形状を確認しつつプレートや砲尾を接着すればOK。
側面砲塔の組み立て

続いては砲塔の側面を組み立てていきます。
…と言ってもティーガーIの砲塔は円形になっており、左右の砲塔パーツで挟むような構造になっています。
なのでまずはこの2つの砲塔パーツを貼り合わせて土台を作ってから、そこにハッチなどを取り付けていきます。
また、説明書の記載の通り、防盾パーツは接着しないので、そこだけ注意します。

このように防盾を左右から挟むように側面砲塔パーツを取り付けていきます。写真は仮組み状態。

防盾は左右砲塔の先端にある穴に合わせて取り付けますが、説明書にもあるように砲身は上下に動くようになっているのでここは接着しません。

なお、砲塔の内側には戦車長と装填手が座るイスを2つ取り付けます。
ここにフィギュアを立たせることで、ハッチや車長用キューポラから兵士が体を出せるようになります。

砲塔の右後ろには脱出用ハッチを取り付けます。
…が、ツィンメリットコーティングを刻むときに凹凸があってやりにくい! って人はコーティング後に取り付けた方がいいかもしれません。

砲塔の後端にはゲペックカステン(用具箱)を取り付けます。この中には工具とか兵士の私物が入っていたそうです。
なおゲペックカステンはツィンメリットコーティングをしてから取り付けます。

なので砲塔のラインにあわせてマスキングテープを貼って保護します。
これで砲塔側面の大まかな組み立てが終わりました。
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砲身の組み立て・整形
ティーガーIは連合軍に恐れられた”アハトアハト”こと8.8cm Flakを戦車砲として改造した56口径8.8 cm KwK 36 Lを搭載しています。
おおまかな内部機構(砲尾)は前項で作ったので、今度は砲弾が通過する「砲身」を組み立てます。

説明書は12番。
砲身の組み立ては2つのパーツを貼り合わせるだけなので簡単なのですが、戦車を象徴する部分でもあるため、貼り合わせラインの除去などはしっかり行います。
砲身の組み立て

先述の通り、砲身は2つのパーツを貼り合わせるだけで完成するので、「組み立て」に関してはほとんど苦労することはありません。
接着面にやや多めに接着剤を塗り、しっかり貼り合わせ、後の整形でズレたりしないよう乾燥には時間をかけます。

(※上:後期型の砲身、下:最後期型の砲身)
砲身も後期型と最後期型の2つのうちどちらかを選びますが、2つの砲身の違いは先端についているマズルブレーキの形状。
最後期型のマズルブレーキの方が細身になっているのがわかります。
砲身の整形

さて、貼り合わせた砲身を見ると見事な貼り合わせラインが入っています。
言わずもがな実物戦車の砲身にはこんなもの無いので、残してしまうと大幅にクオリティが下がります。
ということで、砲身の貼り合わせラインを除去するために整形を行います。

まずは紙ヤスリを巻きつけて砲身をクルクル回しながら貼り合わせラインを除去し、砲身を真円に近づけます。
マズルブレーキ部分などの曲面は絞るようにヤスリがけします。

紙ヤスリで削るとここまでラインが薄れましたが、まだ若干残っているような気がします。
なので、缶スプレーのサーフェイサーを散布してラインが残っていないかチェック。

なお、まだ完璧にラインが消えてなかったので、更に溶きパテを使って貼り合わせラインを埋めてやることにしました。
毎度おなじみタミヤパテにラッカー溶剤を1~2滴的ほど垂らして粘度を落としたら、砲身の貼り合わせラインに盛っていきます。

あとはパテが硬化するまで待ちます。砲身の整形は乾燥の時間とかもあるので最初の方にやった方が良いかもしれません。

パテが固まったら最初と同じようにヤスリを巻きつけて回転させて削ります。
なお、パテを盛ると砲身のラインも埋まってしまいますが、そこはカッターナイフで復活させます。
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まとめ
今回は砲塔の”ガワ”と砲身の整形を行いました。
もちろんティーガーはオープントップではないので、この砲塔の上には天蓋がつきます。
でもちょっと長くなったのでここで一旦作業をストップします。

現時点でのティーガーIはこんな感じ。いよいよ戦車っぽくなってきました。
なお、ツィンメリットコーティングの邪魔になるので砲身はまだ接着してません。なので簡単にすっぽ抜けます。
早く装着したいところですが、ここはグッとこらえて一通り組み立て終わってからにします。

↑今作っているティーガーI(後期型)はこちら。もうすぐ完成しそうなので塗装が楽しみです。
↑師匠こと仲田裕之氏が手がけるティーガーI(後期型)を作例に解説するエアブラシの使い方。今作ってるティーガーもこの本の内容を参考に組み立てております。