どうもこんにちは。
今まで経験したことが無いほど細かいパーツのバーゲンセールでムチャクチャ苦労してたフラックワーゲン(ブロンコ)の組み立てがようやく終わりました。本当に疲れた。
そして組み立てが終わったので、次は極小パーツをふっ飛ばさないよう注意しながらエアブラシで塗装を行っていきます。
今回行ったエアブラシ塗装の内容は以下の通り。
- 下地塗装
- サーフェイサーを全体に塗る
- 影になりそうな場所にマホガニーを塗って暗くする
- 車体塗装
- ダークイエローで車体塗装する
- ダークグリーンやレッドブラウンで迷彩塗装をする
- 履帯の塗装
果たして今回はうまくいくのでしょうか…!
↑ブロンコのフラックワーゲン製作日記はこちらにまとめています。
まずは下地塗装。サーフェイサーを全体に塗る
最初は下地塗装として「サーフェイサー」をまんべんなく塗っていきます。
サーフェイサーをプラモデルに使う理由としては
- パーツの「透け」を無くす
- 色を統一する
- 小さな傷を埋める
- 大きな凹凸を浮かび上がらせる
- 塗料の乗りを良くする
などが良く言われております。
フラックワーゲンの場合、特に主砲の8.8cm Flak41の防盾が薄いので透けないようにするのと、至る所にエッチングパーツを使っているので、塗料の乗りが良くなるといいなと思いつつ使ってます。
使用するサーフェイサーはガイアノーツのサーフェイサーEVO(オキサイドレッド)。これをラッカー溶剤で1.5~2倍くらいに薄めて使っています。
オキサイドレッドは実際のドイツ車両に使われている錆止めプライマーを再現した色で、これを使えばプラモデルと実物車両のダブル下地処理を一度に出来ます。
また後述しますが、このサーフェイサーの上に「離型剤」を塗ってから車体塗装をすると「塗装の剥がれ」も簡単に再現できます。
まずは車台全体にエアブラシをかけます。
塗装に関して注意すべきは塗り残しが出やすい足回り部分。特にフラックワーゲンは車台は複数の転輪を交互に挟むように配置されているので、奥の方を塗り残さないよう注意します。
パッと見では塗り残しが無いように見えても、見る角度を変えたら塗り忘れがあった! なんてことは良くあるので、多方向から注意深く観察。
基本的に塗装しづらい奥まった部分は最優先でやっておきます。何故かと言うと
- 単純に塗り忘れを防ぐ
- 手前を先に塗ると奥まった部分を塗るときに手前が厚塗りになる
といった理由があります。
あとは車体後方にあるエンジンデッキも「見る角度を変えたら塗り残しが…」なんてことが起きやすいので、多方向からエアブラシを走らせます。
ただ、このエンジンデッキには網目状のメッシュを使っているので、塗料の放出量やハンドピースの距離を見誤るとメッシュが目詰まりするので、やや慎重に色を乗せていきます。
車台の次は問題児の8.8cm Flak41。
極小パーツがふんだんに使われているため、丁寧に扱わないとポロッとパーツが取れてしまうし、ゴチャゴチャしているのでエアブラシ(ハンドピース)が届かず塗り残しが出やすい子です。
車台以上に丁寧に塗装したにもかかわらず、パーツがいくつか取れやがったので、再度接着し直しました。本当に手のかかる子だよFlak41。そりゃクルップに負けるわ。
お次は左右と後部の装甲板。
こやつは車台やFlak41と比べると凹凸はほとんど無いので(特に問題児のFlak41の後では)ものすごく楽に塗装することができました。
あまりに楽だったので装甲板にウ●コの絵を描いて遊んでたらハンドピースのレバーの引き加減ミスってジョバッ!と出て一箇所だけビチクソに…。
こうならないようにハンドピース後部のネジはしっかり調整しておきましょう………。
そのほか、塗装やウェザリングの関係で取り付けていない椅子や装甲板の支柱などのパーツも塗装します。
こういった小さなパーツはエアブラシをダイレクトにかけると吹っ飛んでしまうので、マスキングテープなどに貼り付けた上で塗装。
これでサフ吹きは完了です。
サフ吹きが終わったらいよいよ車体塗装!…と行きたいところなのですが、その前にサーフェイサーの上から塗装が剥がれそうな場所に「Mr.シリコーンバリアー」という離型剤を筆塗りします。
これを塗っておくことで、車体塗装後にその場所だけ塗料が剥がれやすくなります。そこを爪楊枝などで引っ掻いてやれば塗装が剥がれた様子を再現できます。
この塗装剥がれはウェザリングの技法の一つである「チッピング」でも再現出来ますが、オキサイドレッド+離型剤では本当に塗料を剥がすからよりリアル。チッピングと組み合わせたら最強。
私がオキサイドレッドのサーフェイサーを使う最大の理由がこれです。
暗くなる部分にはマホガニーを吹き付ける
次は明暗差をつけるために車体の影になりそうな場所に「マホガニー」を塗っていきます。
いわゆる「影の塗装」とか「シャドー吹き」などと呼ばれるものですが、例えば車体と転輪の隙間とか、エッジ部分とか各部の下の方とか、陽の当たり具合を鑑みて「ここは暗くなりそうだな」ってところにプシューっとやってやるのです。
そうすることで後の車体塗装(ダークイエロー塗装)でマホガニーを塗った所とそうでない所で明暗差が生まれ、色が単一にならずにより立体感が出て来るというもの。なので私も見よう見まねでやっています。正直へたくそです…。
ただ、使ってるマホガニーの残量が僅かだったので、緊急措置としてつや消しブラックで水増ししました。なんだか塗料を節約していた大戦末期の気分です…。
8.8cm Flak41の場合だと、防盾のボルト(リベット?)部分や覗き窓周辺、砲身や砲架の下の方といった部分が暗くなりそうだったので、そのあたりを重点的に塗装しました。
こちらは車体に取り付ける後部装甲板。
展開時に可動する部分の外周やハンドル部分などを中心に、それ以外の部分にも薄っすらと吹いてみます。
ということでフラックワーゲン全体に下地塗装を施して作業は終了。
写真を忘れましたが、車台もハッチやモールドの外周をなぞるようにマホガニーを乗っけます。よく見たら側面装甲板の片側にマホガニー塗るの忘れてた。こりゃ次回に持ち越しだな…。
ダークイエローで車体の基本塗装をする
日を改めて今度は本塗装を行います。まずは車体の基本色となるダークイエローの塗装から。
この車体色ですが、最初はMr.カラーのダークイエローを使用していましたが、その後ガイアカラーの「ドゥンケルゲルプ2(ダークイエロー2)」に切り替えました。
ドゥンケルゲルプという色を選んだ理由ですが、簡単に言うと、
- RAL(ドイツ品質保障・表示協会)という規格のカラーチップから色を再現している
- プロモデラーの土居雅博さんが行った塗装方法(後述)を真似している
という点より。
実際問題、Mr.カラーのダークイエローで塗装した戦車と、ガイアカラーのドゥンケルゲルプ2で塗装した戦車を見比べると、前者の方が”黄色み”が濃いように見えます。
最初はドゥンケルゲルプ2(ダークイエロー)単色
というわけでまずはドゥンケルゲルプ2を単色で塗っていきます。
…が、前回の「マウス」が馬鹿デカいヤツだったために塗料を大量消費し、ドゥンケルゲルプの残りが少ない(どんだけ消耗したんだ…)。
なのでここでも溶剤をやや多めにして水増しを行います。
こうならないようサーフェイサーや車体基本色といった、全体に塗る塗料は多めにストックしておくことを推奨。
参考までにこちらがMr.カラーのダークイエロー。ティーガーI 後期型(タミヤ)を塗装する際に使いました。
撮影時における光の加減などはありますが、上のドゥンケルゲルプ2と見比べてみるとやはりMr.カラーのダークイエローの方がより黄色みが強くみえます。
なので「塗料はMr.カラーが良いけど、Mr.カラーのダークイエローの色は気に入らん」って人は、を使う場合は単色で使用せず、白系の色(?)を混ぜて黄色みを落としてやると良いかもしれません。
参考までに、数々のプラモ作品を生み出してきたプラモ日記さんのケースですと、
- ダークイエロー
- サンディブラウン
- フラットホワイト
これら3色を1:1:1の割合で調色した”自家製”ダークイエローを使用しておられるとのことです(明るい部分を塗る時は、この自家製ダークイエローにフラットホワイトを追加)。
1つの塗料瓶に3つの塗料を1瓶まるまる投入して混ぜるだけなので、配合比率に悩むことなく毎回同じ色が作れるという利点があります。さすがです…!
さて前置きが長くなりましたが、まずは転輪やサスペンション、その隙間に隠れた車体の奥まった部分から塗っていきます。
先述の通り、足回りは塗料が届きにくいので塗り残しが発生しやすい場所です。なので真っ先に取り掛かります。
上の写真を見てわかるようにバーッと吹いて完璧!…と思っても、いざ転輪を回転させたら塗り残しが見つかるというのは良くあることです。隅々まで確認します。
ちなみにサーフェイサーも車体塗装も単色を全体に塗る作業なので、ハンドピースをフル開放して車の塗装屋さんよろしくブワァァァァと吹き付けるイメージがありますが、私は基本的に”やや細吹き”で塗っています。
確かにフル開放でブワァァァっとやれば広範囲を塗装できるので短時間で出来るのですが、
- 塗料を大量に消費してしまう
- ハンドピースの距離を誤るとビチクソになる
- 厚塗りになって下地の影色が消えてしまう
などの弊害もあるので、なるべく細く薄く塗るように心がけています。もしも薄いなと思ったら乾燥後に重ね塗りをすればOKですが、「濃すぎた」を修復することは困難です。
ベルリンは一日では陥落はしません。別にノルマも納期もないので焦らずじっくり車体塗装を楽しみませう。
…とかなんとかエラそうな事言っておきながら途中で面倒くさくなってドブワァァァと塗装した車台がこちら。
まぁ…ビチクソにはなりませんでしたし、(申し訳程度ですが)影色も残りましたし、万事オッケーですよ。ハイ。
上の写真を見るとわかるように、(本当に申し訳程度ですが)下地塗装でマホガニーを塗ったおかげで車体色が単一色にならず、明暗差が出てくれました。
…ただ、やはりこの作業はまだまだ不慣れで、毎度毎度ダークイエローを塗った後に「もうちとマホガニー残しときゃ良かったな…」と思います。まだまだ修行が足りません。
また、写真を撮り忘れましたが、同じように8.8cm Flak41も塗装します。
先述の通り、平ぺったい車台と比べてこやつ(Flak41)はゴチャゴチャした構造になっているので、サフ同様に塗り残しに注意しつつ、パーツを飛ばさないよう丁寧に塗ります。
明るくなる場所には「インテリアカラー」を混ぜて使用
下地塗装のマホガニーによって暗くなる部分が出来ましたが、逆に明るい部分はどうするかというと、車体の基本塗装で使用したドゥンケルゲルプ2に「インテリアカラー」を混ぜたものを使います。
このインテリアカラーという色は、本来はドイツ戦車の車内を再現した色です。実際の戦車は密閉されて暗いため、あえて明るい色を使っていたとのこと。
なので、単に明めの調色用だけでなく、車体内部の塗装までやりたいという人は1本持っておくべき塗料といえます。
車内色としてのインテリアカラー単色の色味は明るすぎる気もしますが、ウェザリング(ウォッシングなど)などで暗くすると丁度良くなりそうです。いつか車内の塗装もやってみます。
…で、話を車体のハイライト塗装に戻しますが、先述の通り、ドゥンケルゲルプ2にこのインテリアカラーを少し混ぜて色を明るくしたものを、日光が当たって明るくなる部分に吹いていきます。
するとその部分だけ白味の強いダークイエローとなり、日が照っているような質感になります。上の写真ではちょっとインテリアカラーを多く入れすぎた気がしますので、実際はもう少し少なめで良いと思います。
なお、このドゥンケルゲルプ2と、ハイライト塗装にインテリアカラーを用いた基本塗装は、「プラモ作ろう CUSTOM」に出演したプロモデラー・土居雅博さんが、ドラゴンの4号戦車H型(後期生産型)を製作した際の塗装方法を真似たものです。
また基本塗装だけでなく、オキサイドレッドのサーフェイサーおよびその上に離型剤を塗るというのも土居さんのやり方を参考にしています。
全体のハイライト塗装が終わったところで日が沈みかけてきたので、また作業を中断します。なかなか1日で下地塗装~迷彩塗装まで完遂は時間的(集中力的に)に難しいですね。焦らずじっくりやっていきましょう。
…と言いたいところですが、このフラックワーゲン(ブロンコ)に手を出したのが4月なので、半年以上かかっていまだ未完成という体たらくです。半年もあればタミヤのキットなら2つは完成してるレベル。
そんなわけで、車体をガイアカラーのドゥンケルゲルプ2をベースで吹いてみて思うのは、「ちょっと色が明るいな」という点。先ほど色の比較としてMr.カラーのダークイエローを例にしてみましたが、Mr.カラーよりも白みが強い感じ。
しかし、このあと迷彩塗装をしたりウェザリングをすることで暗くなっていくので、それらを鑑みるとこれくらいの明るさが丁度良いのかもしれません。
ここからが本番の迷彩塗装
下地塗装、車体塗装を経て、次は迷彩塗装。ある意味ここからがエアブラシ塗装の本番といえます。
付属の説明書記載の塗装例ではダークイエロー単色になっていますが、今回は迷彩塗装を施そうと思います。
車体色がジャーマングレーからダークイエローに変わったのが1943年2月18日で、8.8cm Flak41を搭載したフラックワーゲン(Pz.Sfl.IVc)が作られたのが1944年とのこと。なので時系列的に迷彩塗装はあったと思います。
また、仮にそうでなかったとしても「現地で兵士が独自に行った」という設定にすれば大丈夫。工場で迷彩塗装するだけでなく、ダークイエロー単色で出荷されたものを現地の兵士やが必要に応じて塗装する場合もありますからね。
迷彩色その1 ダークグリーン塗装
迷彩色の一つ目であるダークグリーンを吹き付けます。
使用するのはガイアカラーのオリーブグリュン(オリーブグリーン)。以前買った「ドイツ戦車3色迷彩セット」のものを使用。
ただし、オリーブグリーン単色では色がくっきり出るため、基本塗装で使用したドゥンケルゲルプ2(ダークイエロー)を少し混ぜて色調を整えました。
…で、これまで何度もエアブラシを使って迷彩塗装はやって来ましたが、どうも技術が向上せずスランプ気味でした。
なので今回は慎重に何度も試し吹きをして、塗料の噴出量や描くラインの太さ、コンプレッサーの圧力などを調整しました。
なお試し吹きはメモ用紙などの「紙」よりプラ板にすると良いのですが、そんな高級なものは我が家には無いので、接着剤や塗料のパレットとして集めた牛乳パックをカットしたものを的にしました。
慎重になりつつ、フラックワーゲンの装甲板にダークグリーンを吹き付けるとこのようになりました。
ドイツの戦車(装甲車両)の迷彩も、
- 工場で塗装した
- 現地の兵士がやった
- スプレーガンを使ってやった
- 刷毛(はけ)でやった
…などなど様々な方法があり、迷彩パターンも多種多様です。
そんな中で今回はノルマンディー戦線で見かけるティーガーIのような細長いラインを組み合わせた迷彩パターンをイメージしてみました。
同じように車体やFlak41の防盾および砲身も塗装します。
今回のエアブラシ塗装ではハンドピースを模型にかなり近づけて(2cmくらい)、塗料の放出量もギリギリまで絞りました。
そうすると「ほとんど色乗ってないじゃん」ってくらい薄いのですが、薄ければ重ね塗りをすれば良いのです。
ハンドピースを小刻みに動かしながら徐々に線を濃くしていく方法で吹き付けてやったところ、上の写真のようになりました。まぁまぁ良さげ。
迷彩色その2 レッドブラウン塗装
続きまして2色目の迷彩であるレッドブラウンを塗っていきます。
使用するのは同じくガイアカラーのロートブラウン(レッドブラウン)で、ダークグリーンの時と同じように、ダークイエロー(ドゥンケルゲルプ2)を少量混ぜたものを使用。
側面装甲板に塗装するとこんな感じになりました。
「Y」や「人」のようなラインを交互に入れていくうちに、蜘蛛の巣みたいな模様になっていきました。これはこれでなかなか。
注意したいのは、レッドブラウンはダークグリーンよりもクッキリ色が出るので、加減を間違えると極端に濃くなってしまうという点。なのでダークグリーンの時と同じように塗料の放出量はギリギリまで絞ります。
3枚の装甲板に迷彩を施した結果、上の写真のようになりました。
同じように車体やFlak41にもレッドブラウンを吹き付けて無事にエアブラシ塗装が終了しました。
組み立て終了から2ヶ月かけて塗装が終わりました。
仲田裕之氏の方法で履帯を塗装
無事にフラックワーゲンの迷彩塗装が終わったので、合わせて履帯も塗装をしていきます。
これまで履帯の塗装といえば、つや消しブラックとジャーマングレーを混ぜたものをベースに、レッドブラウンを入れたりダークアイアンを混ぜたりと試行錯誤していました。
しかし、今回は”師匠”呼ばれるプロモデラー・仲田裕之氏の履帯塗装をやってみることにしました。具体的には、
- Mr.カラーの「ダークアース」で履帯の下地塗装をする
- タミヤアクリルの「フラットブラック」、「フラットアース」、「レッドブラウン」を混ぜた塗料で仕上げ塗装
といった手順で、同氏が手がけたプラモ本である「仲田師匠のプラモデル道場 エアブラシの使い方」を参考にしています。
エアブラシで「ダークアース」を吹き付けて下地をつくる
それではまずはエアブラシを使って履帯の下地塗装をします。
使用するのはMr.カラーのダークアースで、全体にまんべんなく吹き付けます。
履帯もまたデコボコなので多方向から吹き付けて塗り漏れのないようにします。特に今回は可動式履帯なので履帯を動かしたら塗り残しが出そうで怖い。
取り急ぎ、ダークアースで履帯全体を塗ってみました。
…これだけでは履帯には見えませんが、次の仕上げ塗装でどう変わるのか気になります。
アクリル塗料で仕上げ塗装
下地塗装が終わった履帯に今度はアクリル塗料を筆で塗って仕上げをします。
先述の通り、使用する塗料は以下の3種類でいずれもタミヤのアクリル塗料です。
- フラットアース
- フラットブラック
- レッドブラウン
これらを調合すると黒茶色の塗料が出来上がり、仲田師匠いわく「何となくちょっとサビた履帯の色になる」とのこと。溶剤はやや多めに入れてシャバシャバの液体にします。
そして全体にピタピタと筆を置くようにして色を乗せていきます。
溶剤を多めに入れてシャバシャバな状態になっているので、机が汚れないようにマットを敷いて塗装します。
…余談ですが過去に新聞紙を敷いて塗装したら、破れた新聞紙が履帯に引っ付いてエラいことになりました。なので今は余った梱包材を敷いています。
半乾きの状態。光の加減でわかりづらいですが、黒染め履帯にうっすらと赤みがかかったような色になりました。
最終的に履帯はウェザリングで汚すので大部分が隠れてしまいますが、履帯の基本色としていい感じです。
塗料が乾燥したら履帯が切れない程度に動かして可動部分をほぐしておくのも忘れずにやっておきます。
塗装後のフラックワーゲンを仮組みしてみた
塗装が終わったフラックワーゲンの装甲板をマスキングテープで仮組みして、迷彩塗装の出来具合をチェックします。
まま、悪くない…と思います。
反対側。
先述の通り、ここ最近の迷彩塗装は何だか上手く行かずにスランプ気味だったので、一度初心に戻って「エアブラシの使い方」を読み、
- 徹底的に試し吹きをする
- ギリギリまでハンドピースを絞る
- エアーの圧を弱めてみる
- はじめはハンドピースを離して吹き、徐々に近づける
などを実行したところ、上の写真のようなボカシの効いた迷彩模様になりました。私の中ではかなりいい感じの迷彩塗装です。
まとめ ようやくエアブラシ塗装が終わった
長かった…。
組み立てが終わったのが9月上旬。そして下地塗装と基本色塗装が終わったのが9月30日。そしてその後3週連続で雨が振り、迷彩塗装が終ったのが11月5日ということで、1ヶ月どころか2ヶ月近く製作が滞っておりました。
エアブラシ塗装は、準備に時間がかかるので週末にしか出来ず、その週末に雨が降ってくれると確実に製作が遅れます。ちきしょう。
しかしこれで時間のかかる塗装が終わったので残るは細部の塗り分けやデカール貼り、ウェザリングといった手軽にできる作業のみ。
さぁ、もう少しで完成だ。