【フラックワーゲン】OVMのエッチングパーツで悪戦苦闘するの巻

フラックワーゲン 牽引シャックルの組み立て 車体に取り付ける フラックワーゲン

どうもこんにちは。ましゅーです。

先日ようやくフラックワーゲン君の可動式履帯の組み立てが終わり、次のステップに進むことが出来たのですが、次に作るOVM(車載工具)でもまた悪戦苦闘していました(更新が遅れたのはそのため)。

何をそんなに苦戦しているのかと言われると、とにかくパーツが細かすぎるのです。

フラックワーゲン 可動式履帯 履帯のピン

ついこの間までやってた可動式履帯のピンが可愛く思えるくらいしんどかった!

タミヤとかドラゴンの戦車で再現されるOVMは小さいけれど、ランナーから切り離して、整形して、2~3個ほどパーツをくっつけて車体に取り付けるだけでまだ楽チンなのです。

しかし、ブロンコのフラックワーゲンは、このOVMにゴマ粒よりも小さいエッチングパーツを取り付けなければなりません。しかもただ取り付けるだけでなく曲げたりするのです。あんなクソ小さいパーツを!!

これがとにかくしんどい!

仕事帰りのヘロヘロになってる精神状態で挑んでみた結果、「あ、もう無理だわ。明日やろ」と、ジャッキ1つ作るのに2日かかったほどしんどかったのです。

そんなわけで、今回は可動式履帯以上に苦労したOVM(車載工具)の組み立てを紹介します。

前の記事 フラックワーゲンの可動式履帯と戦ってから1週間が経過しました

最初から 対空トースターの異名を持つ「フラックワーゲン(Pz.Sfl. IVc)」を作ることにした

記事一覧 フラックワーゲン

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フラックワーゲンのOVM(車載工具)を組み立てよう

足回り、車体、そして履帯と続いて今回はジャッキや牽引シャックルといったいわゆるOVM(車載工具)を組み立てていきます。

先にも書いたとおり、パーツを切り離して、数パーツほど取り付けて、車体に取り付けるだけだったドラゴンやタミヤのOVMと比べ、このブロンコのフラックワーゲンのOVMはとにかく精密で、並々ならぬこだわりを感じます。

プラスチックのパーツはもちろんですが、この細部まで忠実に再現するために、プラパーツだけでなく、エッチングパーツもたくさん使われています。

特にこのエッチングパーツは薄い・小さい・細かいという、プラパーツじゃまず再現できない(成形できない)モールドを再現してくれると同時に、持ちにくい・接着しにくい・紛失しやすいというモデラー泣かせの三拍子でもあります。

…まぁ、文章であれこれブチミチ言っても仕方ないので、組み立て時に撮影した写真も添えてその苦難の道を書き綴っていきます。

フラックワーゲン 説明書 6番

説明書は6番目をやっていきます。

ページの上半分がOVMそのものの組み立てで、下半分が組み立てたOVMやそれ以外のパーツをフラックワーゲン本体に取り付けていくといった流れとなります。

組み立てるOVM(もといメチャクチャ苦戦したOVM)は主に以下の3つ。

  • ジャッキ
  • 牽引シャックル
  • ジャッキ台

プラパーツはもとより、エッチングパーツ(しかも小さすぎる!!)を使うので、とにかく指先に全神経を使う作業となりました。

それでは順番に組み立てをご紹介します。

ジャッキの組み立て

フラックワーゲン 説明書 ジャッキ

まずは戦車の足回りがトラブった際に修理するため車体を持ち上げる時につかう「ジャッキ」を組み立てていきます。

タミヤやドラゴンの場合だとせいぜいパーツ数にして5点ほどなのですが、フラックワーゲンだと上の図を見てわかるように、とにかく細かいパーツをペタペタ取り付けていきます。

特にジャッキを車体に固定するための留め具にはエッチングパーツが使われており、留め具の上部は2箇所を折り曲げろとあります。

しかもその留め具には更に蝶ネジというゴマ粒くらいの小さなパーツを上に乗せます。

無茶な要求をしてくれるなぁブロンコ。

フラックワーゲン ジャッキの組み立て

それではまずはジャッキそのものを組み立てていきます。

ドラゴンやタミヤのジャッキの中心部は1つのパーツで出来ていますが、フラックワーゲンの場合だとここが左右2つに分かれるモナカ形状になっており、中にアーム部分のパーツを挟んで2つのパーツを貼り合わせます。

このアーム部分はジャッキを組み立てると隠れてしまう部分ですが、こういった組み立てながら内部の構造を知ることが出来るパーツは「おお、こうなってたのか!」と作っていて新鮮な気分になります。

フラックワーゲン ジャッキの組み立て 持ち手部分

また、ジャッキの側面には作業時に兵士や整備士が持ち運ぶ際に握るための「持ち手」も再現されています。

今まで作ったタミヤやドラゴンのドイツ戦車を眺めてみても、この部分はデフォルメされているものがほとんどで、あったとしてもハンドルのようなものではなく、ボコッと突起になっているだけ。

なので、このジャッキを組み立てるまで、こんな持ち手が付いていることに気付きませんでした。次以降タミヤやドラゴンのキットを作る時は、銅線や伸ばしランナーで持ち手を追加してみようかな。

フラックワーゲン ジャッキの組み立て ジャッキ本体の完成

ジャッキをキリキリとアップさせる時に動かすレバーの上にはハンドルを取り付けます。

このハンドルは折りたたみ式になっていて、使用しないときは上の写真のようにパタンと倒せるようになってます。

今まで作ってきた戦車模型のジャッキにもこのハンドルはついていましたが、今回のフラックワーゲンではレバーとは別のパーツとして再現されていました。

フラックワーゲン ジャッキの組み立て 留め具の組み立て3

出来上がったジャッキは説明書の指示に従ってフラックワーゲン本体へ取り付けます。

…んが、上の写真ではジャッキの下部が少しせり上がっています。これはジャッキ下部の出っ張り(=ゲート)をジャッキのモールドと勘違いして残したせいで嵩(かさ)が上がっているだけです。

取り付けたあとにようやく出っ張りがゲートだと気付いたので、慌ててひっぺがしてゲートを処理して再度取り付け直しました。

フラックワーゲン ジャッキの組み立て 留め具の組み立て

さて、ここからが本当の地獄の始まりだ。

ジャッキ本体の組み立てが終わったので、次はそのジャッキを車体に固定するための留め具を組み立てます。

先述の通り、この留め具はエッチングパーツで再現されており、薄っぺらい真鍮製の板を3つ組み合わせて作り、更にその上に極小の蝶ネジを取り付けるといったモデラーのHPをゴリゴリ削っていく作業となります。

フラックワーゲン ジャッキの組み立て 留め具の組み立て2

まずエッチングパーツを「コ」の字に組み合わせる前に、上面のパーツをクニッと2箇所曲げるのですが、エッチングパーツには1箇所分のスリットしか入っておらず、もう1箇所は自力でやれと仰る。

で、定規などを駆使して直角に曲げようと試みたら、ポキッとエッチングパーツが折れてしまったので、上の写真のように歪(いびつ)な形状になってしまいました。

…まぁ遠くから見たら全くわかんないレベル(5センチも離れたらわからない)なので気にしないことにします。

Scotch 瞬間接着剤 3M

ちなみに金属のエッチングパーツは通常のプラモ用接着剤では接着出来ないので、瞬間接着剤が必要となります。

これまで色んな瞬間接着剤を使ってみましたが、私はScotchの強力瞬間接着剤 3Mというのが一番使いやすいと思ったので愛用しています。

耐衝撃とあるように、無茶なことをしない限り接着したエッチングパーツが取れることが無く、作業中に指や工具(主にピンセット)が触れたせいでポロッと取れて発狂してた私にとって心強いアイテムでした。

主にホームセンターなどで売ってますが、ドン・キホーテでも見つけたので、エッチングパーツで苦労してる人は試しに使ってみると良いかもしれません。

なお瞬間接着剤はパーツに直接つけるのではなく、プラ板や厚紙などに1滴ほど垂らして、伸ばしランナーなどを使ってパーツに付けることをオススメします。

フラックワーゲン ジャッキの組み立て 留め具の取り付け

さてさて、組み立てた留め具は車体のモールド(突起)に合わせて接着します。

留め具の上部には極小サイズの蝶ネジを取り付けます。こいつもまたとにかく小さいので、ピンセットでつまむ際に弾いて紛失しないように注意します。

今回のパーツの大半が紛失するとまず見つからないようなヤツらなので、最初から最後まで気が抜けませんでした。

フラックワーゲン ジャッキの組み立て 留め具の上部

同じようにもう片側の留め具も作っていきます。

金属の定規や板などを駆使してうまいこと折り目を作ってやったら今度はうまいこと曲がってくれました。

フラックワーゲン ジャッキの組み立て 本体への取り付け

あとはこれを一つ目と同じように組み立てて、留め具の脚の部分を車体の突起に合わせて接着し、頭に蝶ネジを接着。

留め具の上部をカクカクと2箇所曲げるのは、ジャッキの形状に合わせているからなんですね。組み立てながら理解しましたよ。

ひとまずこれでジャッキの組み立て・取り付けが完了しました。信じられるかい?こんな小さいパーツ組み立てるのに2日もかかったんだぜ?

牽引シャックルの組み立て・取り付け

フラックワーゲン 説明書 牽引シャックル

嗚呼、やっとこさ細かい作業から解放されると思っていたら、次の牽引シャックルでもまた細かい作業を要求されました。

シャックル本体は1つのパーツで再現されていますが、それを車体へ固定するためのラックでエッチングパーツが使われているので、そちらを組み立てていきます。

上の図を見ると、比較的大きなエッチングパーツをベースに、そこへシャックルを乗せて上からフタをするように細長いエッチングパーツを取り付けるような感じですね。

見た感じ、ジャッキの留め具よりかは楽だと思います。多分。

フラックワーゲン 牽引シャックルの組み立て ラックのベース

まずこちらがシャックルを固定するラックのベースパーツです。

なんだかプラモデルのパーツというよりも、電子回路で使われるトランジスタみたいですね。

フラックワーゲン 牽引シャックルの組み立て ラックのベースの折り曲げ

このベースパーツの左右にある脚を直角に曲げて、上の写真のようにします。

こういったエッチングパーツを曲げるときは、フリーハンドではなくそこそこ硬い金属やプラスチックの板などを使うとキレイに曲がってくれます。

また、何度も曲げたり戻したりを繰り返すとポキッと折れてしまうので、なるべく一発で決まるように確実に折り曲げます。

…まぁ仮に折れたとしても瞬間接着剤でなんとかくっついてくれますけどね。さっきのジャッキの留め具のように。

フラックワーゲン 牽引シャックルの組み立て ラックのベースにパーツを取り付ける

そしてベースパーツの両端には上の写真のようにまた別のエッチングパーツを2つ取り付けます。

このエッチングパーツも片側は直角に曲げろと指示があるのでそれに従ってクニッとヒン曲げてやりました。

フラックワーゲン 牽引シャックルの組み立て シャックルを乗せる

そして牽引シャックル2つをラックに乗っけます。

フラックワーゲン 牽引シャックルの組み立て 留め具と蝶ネジの取り付け

そのあとはジャッキの時と同じように、橋を架けるようにエッチングパーツを取り付け、丸い穴の部分に蝶ネジを接着します。

これで牽引シャックルの組み立ては完了です。やっぱりジャッキと比べると幾分か楽でした。

フラックワーゲン 牽引シャックルの組み立て 車体に取り付ける

そして出来上がった牽引シャックルとラックを車体のフェンダー部分に取り付けて牽引シャックルの作業は終了です。

ジャッキ台の組み立て・取り付け

今度こそ細かい作業から解放されると思っていたのですが、次のジャッキ台もまたエッチングパーツを多用するようです。

しかも上の組立図を見るとジャッキ台の固定ベルトのバックル部分で今までにないくらい小さいエッチングパーツが使われており、ジャッキや牽引シャックルよりもやばいんじゃないの?って作る前から暗雲が漂っています…。

フラックワーゲン ジャッキ台 メインパーツ

ボヤいていても作らなければ先に進めないので疲れた脳と指先に鞭を打って作業に取り掛かります。

まず上の写真がジャッキ台本体のパーツ。タミヤとかドラゴンならこの1パーツを車体へ取り付けるだけで終わるものを、ブロンコはやたら拘ってくれるようで、ここに5つもエッチングパーツを取り付けろという。

フラックワーゲン ジャッキ台のモールド

また、単にパーツ数が多いだけでなく、ジャッキ台本体パーツにも持ち手部分のモールドが入っているなど、相変わらず細かい所までしっかり作り込まれています。

…まぁこのモールドはドラゴンのキットでもあるので、ブロンコSUGEEEEEというものでもありませんけどね(笑)

フラックワーゲン ジャッキ台 両端のエッチングパーツ

さて、組み立てなのですが、まずはジャッキ台の両脇に細長いエッチングパーツを巻きつけるように接着します。

この手の形状のエッチングパーツは一度に全部取り付けようとせず、まず一辺だけ貼り付け、1分ほど経過したら、ピンセットなりプラ板なりで上からギュッと押し付けてしっかり密着させます。

フラックワーゲン ジャッキ台 両端のエッチングパーツ2

そして辺に沿ってエッチングパーツを折り曲げ、次の一辺を接着する…といった感じで取り付けてみました。

プラスチックと金属ということで、プラパーツ同士と比べると接着しづらいものなので、慌てず焦らず一箇所ずつ確実に接着していきます。

フラックワーゲン ジャッキ台 固定用ベルト

続いて、持ち手のモールドが入っている部分にも折り曲げたエッチングパーツを取り付けます。

説明図によるとこのエッチングパーツは完全にペタッと貼るのではなく、少し浮かせるようです。…ただ、浮かせすぎると今度は車体のリブに引っかかるので”適度に”浮かせます。

フラックワーゲン ジャッキ台 固定用ベルト2

その上にはジャッキ台を固定するベルトのバックル部分を模したエッチングパーツを取り付けます。

小さいパーツではありますが、特に曲げたりするわけでもなく、ただ上に接着するだけなので、わりと楽でした。

…エラそうなこと言ってますが、要はエッチングパーツの取り付け作業が続いたせいで感覚がマヒしただけです。

フラックワーゲン ジャッキ台 極小エッチングパーツ

さて、こちらが本日の最凶パーツです。

写真ではいまいち伝わりにくいのですが、確実に今まで手がけてきたどの戦車模型のどのパーツよりも小さい超極小エッチングパーツです。あまりに小さいのでもはや削りカスかと思うほど。

この薄くて小さい鬼畜パーツを先程のバックル部分に重ねるように乗せろというのですが、あまりに小さいのでピンセットで掴むのに一苦労するし、掴んだ後にポロッと落下して紛失しかけるし、乗せたあとにピンセットにひっつくしで、兎にも角にも苦労した。

フラックワーゲン ジャッキ台 極小エッチングパーツ2

それでも極小パーツとの死闘を経てようやく取り付けが完了しました。カメラさんも「これ以上近づけないよ!」と悲鳴あげるくらい小さいパーツですハイ。

…というかどこに取り付けたかわかんないくらい小さいし、こんなに小さいとあっても無くても変わらないんじゃない?というレベル。…私の苦労、報われるのかな………。

フラックワーゲン ジャッキ台 本体への取り付け

そんなジャッキ以上に苦しめられたジャッキ台もなんとか完成したので、フラックワーゲンのフェンダーに乗っけます。

ただ、上の写真を見てわかるように、ジャッキ台のエッチングパーツを浮かせすぎると、フェンダーのリブに引っかかってしまうので角度は微調整します。

そして散々苦労して取り付けたエッチングパーツもリブで隠れて目立たなくなってしまうという…。オラなんだか切ないゾ…。

ボッシュライトの組み立て・取り付け

フラックワーゲン 説明書6番 その2

ひとまずやたらめったら細かい作業を要求するOVMはジャッキ台が最後で、残る作業はこれら鬼畜OVMと比べると楽なものばかりなので、引き続き組み立てていきます。

説明書は同じく6番目の下半分をやっていきます。まずはボッシュライトの組み立てからスタート。

フラックワーゲン ボッシュライトのロゴのモールド

こちらがボッシュライト本体。

従来のものと同じように、正面にある光を絞るカバーと、ライト本体部分の前後2つのパーツで構成されているので、それらをペタンと貼り付けるだけでOK。あぁ楽だ。ものすごく楽だ。

なお、よーく見てみると、ライトの正面上部に「Bosch」と、ロバート・ボッシュ社のロゴのモールドが入っています。相変わらず細かいなぁー。

フラックワーゲン ボッシュライト後部の固定具

ボッシュライト後部には細長いエッチングパーツを上の写真のように取り付けます。最初このパーツは持ち運ぶときに握るハンドルかと思っていました。

ところが実物のボッシュライトを見ると、どうやらこれは光を絞るためのカバーをライト本体に固定するためのレバー(カム)のようです。

このレバーを上の写真のように倒すことで、カバーの取付具が締まるようになっているみたいです。外すときはクイッと起こせば多分外れます。

フラックワーゲン ボッシュライトの取り付け

そんなボッシュライトは従来の4号戦車のように左フェンダーに取り付けます。

なお、ボッシュライトの配線は伸ばしランナーとか銅線などで追加のディテールアップを施して再現するのが基本ですが、ありがたいことにフラックワーゲンには最初から配線のモールドが入っているので加工する手間が省けました。

というわけで「組み立て」を要するOVM類の組み立てはここまでです。

あと残っているのは、切り離したパーツを直接本体に取り付けるだけの簡単なものばかりなので、こちらはまとめてご紹介します。

その他のパーツの取り付け

先述の通り、説明書の6番での残りの工程は、切り離したパーツを本体に取り付けるだけの簡単なものなので、まとめて紹介します。

フラックワーゲン 手斧

まずこちらは牽引シャックルの横に取り付けた手斧。留め金のホール部分もしっかり再現されています。

フラックワーゲン バールのようなもの

ちょっとわかりづらいですが、こちらはバールのようなもの。

フラックワーゲン バールのようなものの先端

このバールには先端に「く」の字に曲げたエッチングパーツを取り付けます。

説明書を見た段階では「なんのパーツだこれ??」となってましたが、実際に取り付けると「あぁ、バールの先端につける保護具なんだな」とわかりました。

説明書を見るだけじゃわからなくて、組み立てている時に理解することって結構ありますよね。

フラックワーゲン フェンダーのヒンジ

こちらはフェンダーのヒンジです。細長いパーツなので、切り離したり整形するときに折れないように注意しながら扱います。

フラックワーゲン フェンダーのヒンジ2

しかし、そういったデリケートなパーツに限っていやらしい場所にゲートがついているのです。

このままダイレクトにバツン!とランナーから切り離そうものなら切断時の歪みでパーツがヘシ折れてしまうので、ちょっと遠回りをしてランナーごと切り離しました。

手間はかかりますが、パーツを破損させるよりかはマシなのです。急がば回れというやつです。

フラックワーゲン Flak41取り付け基部

そして最後に車体中央に ちゃぶ台 Flak41の砲架を取り付けるための基部パーツを接着します。

なお、噂によるとFlak41砲架の軸に対して、この基部パーツの穴の径が大きいため、Flak41が前傾になってしまうとのことです。

なので、もしも取り付ける際に穴がガバガバだったら、Flak41砲架側の突起にプラペーパーを巻いて軸の直径を増やしてみようかなと思います。

さてさて、これで説明書の6番目の工程も終了しました。くぅ~疲れました!

まとめ 史上最凶のOVMでした

今回は主に車体へ取り付けるためのOVM(車載工具)の組み立てと取り付けをメインに紹介しましたが、フラックワーゲンのOVMは間違いなく今までの戦車模型のなかで最凶です。

本来ならディテールアップパーツを別途購入して再現するものですが、フラックワーゲンの場合、そういった細かいパーツが最初からついているので、キットのパーツだけでディテールアップが出来るのが魅力です。

しかし、細かい場所まで忠実に再現するということは、細かいパーツを取り付ける精密作業が求められるので、そういった作業に慣れていない私にとっては「悪戦苦闘」でした。

それでも無事にパーツを取り付けることができたので、今は謎の達成感で一杯です。

フラックワーゲンに乗るサボリーマン

おまけ。フラックワーゲンにサボリーマンを乗っけてみる。

こういう幅が広いプラットフォームには何かしらフィギュアを乗せたくなるものです。

↑細かいパーツを取り付ける際は手元が拡大されるヘッドルーペとかがあると便利かもしれません。

↑OVMについてはモデラー界の”師匠”こと仲田裕之氏の書籍が参考になります。本書はドラゴンの「4号戦車J型 中期型」を題材に、キット付属のエッチングパーツやパッションモデルズのエッチングパーツを使ってのOVM組み立てを解説しています。

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