パンター対空戦車こと「ケーリアン」の砲塔を組み立ててみた

ケーリアン 砲身 ケーリアン

どうもこんにちは。

ドラゴンの「ケーリアン」の製作に没頭している時間が最近の癒やしです。

…が、組み立てながらブログに掲載するための写真を撮影して、1つ1つ画像ファイル名を設定しないといけないのは、なかなか面倒だなぁと思う今日このごろ。

なにか便利なプラグインやツールがないかと探しています。

そんなブログ記事作成の裏事情は置いといて、引き続きケーリアンの制作日記を書き綴ります。今回は砲塔を製作しました。

↑今までのケーリアンの製作はこちらでまとめました

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砲塔の組み立て

ケーリアン 説明書 15番

戦車プラモにおいて砲塔というのは主砲が搭載されてることもあり、戦車の一番の見どころでもあります。

こと「対空戦車」は戦車以上に独特な形状をしていたり、砲身の上下可動といったギミックが備わっているため、「戦車」とは違った面白さがあります。

説明書は15番からスタート。

ケーリアン 砲塔パーツ

まずは砲塔となるパーツをサックリ組み立てていきます。

ケーリアンの砲塔は大きく4つのパーツで構成されているので、これらをシッカリ貼り合わせていきます。

ケーリアン 砲塔仮組み

車体上下を合体させる時と同じように、隙間やズレを無くすために、まずはマスキングテープで仮組みをします。

そして隙間に流し込み接着剤を流し込んで貼り合わせます。

ケーリアン 砲塔 本組み

これでまず土台が出来上がりました。

ケーリアン 砲塔 後部ハッチ

砲塔の後部には脱出用のハッチがモールドされています。

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3.7cm Flakzwilling341の組み立て

ケーリアン 説明書 16番

次にケーリアンに搭載する対空機関砲「3.7cm Flak43」を連装にした「3.7cm Flakzwilling341」を作ります。

先に砲塔側に来る「防盾」をつくり、その後に砲身を取り付けるという流れになります。説明書は16番。

ではでは防盾を作りましょう。

防盾の組み立て

ケーリアン 砲身基部

まずは防盾上下のパーツと、(写真はないですが)砲身に被せるパーツの3点を貼り合わせます。

ケーリアン 砲身基部2

こちらも砲塔の組み立てと同じように、マスキングテープをキツめに貼り、流し込み接着剤を隙間に塗っていきます。

ケーリアン 砲身基部仮組み2

砲塔に仮組みするとこんな感じになります。

ケーリアン 砲身基部仮組み2

ニョイーンと角度をつけてみる。

ほぼ90度まで仰角を取ることができます。

ケーリアン 砲身基部 ライン消し

防盾の側面などに出来た合わせ目にはパテを盛り、ペーパーで磨いて消します。

砲身の組み立て

ケーリアン 説明書 18番

砲身基部の防盾が出来たので、つぎはその先端に取り付ける「3.7cm Flakzwilling341」を作ります。

ケーリアン Flak43 砲身パーツ

と言っても、やることは至ってシンプルで、砲身パーツを2つ防盾の先端に取り付ければいいだけの話です。

キットの砲身はマズルブレーキと一体となっているので、ランナーから切り離して整形して、防盾にスポッと取り付けるだけで終わります。

…ただ、今回はここもこだわってみました。

RBモデルの金属砲身を使ってみた

RBモデル Flak43 メタル砲身セット

というのも、キットの砲身ではなく別売の「金属砲身」を使ってみることにしました。

購入したのはRBモデルの「独 3.7cm Flak43 L/60 金属砲身セット」。これを2つ用意しました。砲身だけでなく、マズルブレーキまでセットで1つ500円と大変安価でした。

RBモデル Flak43 メタル砲身セット2

余談ですが、RBモデルは様々な戦車に対応した金属砲身を販売しています。

当初、「5.5cm対空砲砲身セット」を使って「パンター対空戦車(5.5cm ゲラート58搭載型)」仕様にしてみようかなとも考えました。

…が、加工しないと無理っぽいなぁと思って無難にFlak43砲身にしました。

「5.5cm対空砲砲身セット」は、トランペッターの「E-50 対空戦車”ファルケ”」および「E-75 対空戦車”クロコダイル”」用の金属砲身です。

RBモデル Flak43 メタル砲身セット3

さて、こちらが3.7cm Flak43金属砲身です。

材質が金属ということでプラパーツよりも頑丈で質感も良好。何より折れる心配がないという。

RBモデル Flak43 メタル砲身 マズルブレーキ

3.7cm Flak43の特徴的なマズルブレーキはホール(穴)までしっかり再現されています。

キットの砲身も精巧に出来ていますが、先端や根本にあるホールまではさすがに再現できなかった模様。

金属の堅剛な質感はもちろん、プラパーツでは再現できないような微細なモールドも再現できるところが金属砲身の魅力なのです。

RBモデル Flak43 メタル砲身 マズルブレーキ2

マズルブレーキの内部。こちらも非常に綺麗に仕上がっております。

なお、ケーリアンのキットに付属する砲身は砲口の穴が開いてないので、ピンバイスをつかって各自で穴あけをする必要があります。

RBモデル Flak43 メタル砲身 マズルブレーキ3

取付基部はこのような形状になっています。

Flak43砲身の比較

Flak43 比較

参考までに、過去に作ったオストヴィントメーベルワーゲンの3.7cm Flak43の砲身と比較してみました。

パッと見た感じ、金属砲身が細く見えたので、ノギス使って太さを図ったところ、オストヴィントやメーベルワーゲン、ケーリアン付属のFlak43(Flakzwilling341)が2mmなのに対し、金属砲身は1.8~1.9mmほど。

また、全長も金属砲身はケーリアンのキット付属のFlak43砲身よりも3mmほど長くなってます。

砲身の取り付け

ケーリアン 砲身取り付け

金属砲身をおおまかに紹介したので、今度はその砲身を砲塔に取り付けます。

まず砲身とマズルブレーキを瞬間接着剤で合体させます。

つぎに砲身防盾にプスッと差し込んで接着しますが、0.5mmほど隙間が出来たのでピンバイスを使って穴を深くして調整します。

そしてピッタリとフィットしたら瞬間接着剤で砲身を固定。

ケーリアン 砲身2

主砲の「3.7cm Flakzwilling341」を取り付けるとこのようになりました。

なんと申しますか、戦車の砲塔というよりも軍艦の連装砲みたいですね。女の子の肩や背中に付いてそうなフォルムです。

さて、一通り砲身周辺を組み立てて、問題がなければ砲塔の裏面にパーツを取り付けます。

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砲塔に細かいパーツを取り付ける

ケーリアン 説明書 19番

砲塔の大まかな形が出来上がったので、ここから先はハッチやクレーンで吊るすためのフックといった細かいパーツを取り付けていきます。

説明書は19番からネ。

ケーリアン 砲塔ハッチ

まずは各種ハッチを組み立て・取り付けます。

ケーリアン 砲塔ハッチ2

こちらは車長用ハッチ。

先端にハンドルを接着しますが、細いパーツなのでランナーから切り離して接着するまでへし折らないよう細心の注意を払って取り付けます。

もちろん取り付けたあとも丁寧に扱います。

ケーリアン 砲塔ハッチ3

そしてペタンと接着。

ハッチに関しては開閉どちらの状態でも設定できます。

なお基部に真鍮線を通すか、貼って剥がせるノリこと「ピットマルチ」を使うことで開閉できるようにも出来ます。今回はやりませんでしたが、いつか挑戦します。

ケーリアン 砲塔ハッチ4

次に砲手用のハッチを左右にそれぞれ取り付けます。

ケーリアン 説明書 20番

続いて説明書の20番目に入ります。

うわぁ…また小さいパーツをチマチマ取り付けるパターンや…

ケーリアン 防弾板

まずは車長を守るための防弾板を取り付けます。

小銃兵が使うライフルなら防げるのではというレベルですが、有ると無いとでは大違い。

言わずもがな戦車の砲弾には耐えられません。こんな薄っぺらい板で戦車の砲弾を止めれるものなら車体に使います(笑)

ケーリアン 吊り上げフック

続いてクレーンで吊るす時に引っ掛けるやつを3ヶ所に取り付けます。

このパーツも細いので切り離す際に折りかねないので、ニッパーでなくデザインナイフなどで切り離します。

……と言っておきながら1つへし折ってしまったので、伸ばしランナーに接着剤を塗ってゆっくり曲げた代用品を取り付けました畜生。

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砲塔も完成し、組み立て終了!

ケーリアン 砲塔完成

細いパーツに翻弄されながらもなんとか無事に砲塔も完成ました。

ケーリアン 砲塔完成2

金属砲身を使用したのでリアリティもバツグン。何度見ても軍艦の連装砲に見える。

ケーリアン 砲塔完成3

にょい~んと仰角をつけてみる。

金属砲身の唯一のデメリットですが、銃身がプラよりも重たいので、ケーリアンのような固定方法だと角度に固定しようとすると自重で落ちてしまいます。

そういう時は砲塔の両側面(防盾の基部がある辺り)を軽く指でつまんでやると保持されます。

ケーリアンとクーゲルブリッツ

クーゲルブリッツ」と比較してみるとこんな感じ。やっぱ5号でけぇぇぇぇ。

車体につづいて砲塔も完成したので、ケーリアンの組み立てが完了しました。今まで作った4号対空戦車シリーズと違って、今回は初の「5号」なので構造も全然違います。

正直無事に組み立てられるかどうか結構不安でしたが、焦らずじっくりやったら無事に組み立てることが出来たので一安心。

次回からは塗装に入ります。

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