どうもこんにちは。
ここ最近は週末の天気が悪かったり、逆に天気が良すぎて暑すぎるとサボるといった感じで「ケーリアン」の塗装がなかなか出来ませんでした。
しかし、このままいつまでも塗装を延期するとお蔵入りになりかねないので、天気が回復した週末に暑くてもガマンして塗装作業を行いました。
↑ケーリアンの過去の製作日記はこちら
ケーリアンの迷彩塗装の流れ
そんなわけで昨日「海の日」は天気が良かったので、気温も下がる夕方頃からケーリアンの塗装作業を開始しました。
サーフェイサーは吹き終わったので、車体の基本色となるダークイエローから塗装していきます。
車体ベース色(ダークイエロー)を吹く
ケーリアンは大戦末期に計画された対空戦車なので、当初は錆止めのオキシトロート(オキサイドレッド)をベース色にしたシマシマ迷彩にしてみようかなとも思いました。
…が、実際にやってみると時間がかかりそうなので、今回は普通にドゥンケルゲルプ(ダークイエロー)をベースにした迷彩塗装にしました。
使用した塗料はGSIクレオスのダークイエロー。
塗り方が雑だったのか表面がものすごくザラザラしています。こうならないように塗装前にブラシなどで表面のホコリを取っ払いましょう。
…が、このザラザラも浸炭処理した表面硬化装甲の表面みたいでアリかなと思ったりしてます。
同じように砲塔も砲身を除いてダークイエローで塗装します。
もちろん転輪も塗装。
続いて迷彩色(オリーブグリーン、レッドブラウン)
続いて迷彩色のオリーブグリーンを塗装します。塗料はGSIクレオスの「ロシアングリーン」を使ってみました。
本来この塗料は名前通りソ連の戦車とかで使うもので、ドイツ戦車の迷彩色「オリーフグリュン(オリーブグリーン)」はもう少し暗めの色でタミヤとかの「ダークグリーン」とかを使います。
…が、後のウェザリングで色が1段階暗くなることを考えて、少し明るめのロシアングリーンを試しに使ってみた次第です。
同じように転輪にもロシアングリーンを塗ります。
履帯の塗装はジャーマングレー、つや消しブラック、ダークアイアン(いずれもMr.カラー)を混ぜたものを使用しました。
その次にロートブラウン(レッドブラウン)も塗装しました。これもGSIクレオスのレッドブラウンを使用。
いつもレッドブラウンで塗装する時の写真を忘れます…。
ということで、エアブラシ塗装が完了しました。
なお、車体にはダークイエローを塗る前にハッチやフェンダーなど塗装が剥げそうなところに「Mr.シリコーンバリアー」という剥離剤を塗っておきました。
そうすることで迷彩塗装をしたあとに爪楊枝などで軽く引っ掻くだけで上の写真のように塗装が簡単に剥がれます。
スポンジに塗料を付けて剥がれを再現する「チッピング」という方法もありますが、実際の塗装と同じように「剥がす」方がリアリティがあります。
もちろんチッピングと併用することでリアリティは倍増。
転輪を塗装して車体に取り付ける
ケーリアンの迷彩塗装が終わったので、次は履帯や転輪を車体に取り付けます。
転輪のゴムを塗り分ける
とはいえ、転輪はまだゴム部分を塗装していないので、まずは転輪の塗り分けをします。転輪のゴムはMr.カラーのつや消しブラックを使用。
なお、今まで3ミリくらいの細い筆を使っていましたが、今回は更に細い面相筆を新たに買ったのでそいつを使ってみることにしました。
…が、結論から言うと転輪のゴム程度なら面相筆を使うまでもありませんでした。むしろ面相筆だと塗料がほんの少ししか乗らないので時間がかかります。最終的に今まで使ってた細筆で塗りました。
この面相筆はフィギュアの塗装で使おうと思います(それが本来の用途)。
まずはロコ組みで履帯にくっついた転輪を塗装。
なお、履帯はもちろん転輪へはみ出ても後からウェザリングで隠すことができるので、心置きなく塗装しています。
バラバラの転輪はマスキングテープ巻いて厚みを出した爪楊枝に刺して塗装すれば楽ちん。
塗装したら爪楊枝をティッシュボックスや段ボールなどにプスッと刺せばOK。
履帯と転輪を車体に取り付ける
塗料が乾いたら車体に取り付けます。これでようやく本当の意味で「組み立て」が完了しました。
まとめ やっとこさ迷彩塗装が終わった
4週間ほど制作が滞っていたケーリアンですが、ようやく迷彩塗装が終わり、次のステップへ進む事ができます。
まだ完成したわけでもないのにあまりに長すぎる塗装が終わって「もうコレで完成でもええわ」ってなってます。
時間のかかるエアブラシ塗装が終われば残りは平日でもチビチビやっていける作業だけなのでノンビリやっていけます。
おまけその1。
オストヴィントと一緒に並べてみるとこんな感じ。さすが4号よりも更に大きい5号だけに車体はデカい。
おまけその2。
今度は「ヴィルベルヴィント」を横に置いてみる。
ヴィルベルヴィントはオストヴィントと同じ4号戦車が母体ですが、1/48スケールなので軽戦車のように見えてしまう。
さて、次回は車体に乗ってるOVMや砲身などの塗り分けをします。