ドイツの対空戦車「クーゲルブリッツ」を作ることにした

ドイツの対空戦車「クーゲルブリッツ」を作ることにした

ドラゴン 4号対空戦車 クーゲルブリッツ

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どうもこんにちは。まっしゅです。

先日「4号対空自走砲 メーベルワーゲン」が完成して、我が家に3輌目の対空戦車が着任しました。

このままどんどん対空戦車を増やしてソ連や米国はもちろん、扉をノックすることなく領空侵犯するカーチャンから国土を防衛するための手はずを整えていきます。

そして今回は4作目となる対空戦車をオークションで死闘の末、入手することができたので、そちらを紹介・制作していきます。

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4号対空戦車 クーゲルブリッツ(ドラゴン)

さて、今回購入したのはドラゴンモデルズ(ドラゴン)製 1/35スケール 「4号対空戦車 クーゲルブリッツ」でございます。

メーベルワーゲン、ヴィルベルヴィント、オストヴィントと来て、次の対空戦車はやっぱりクーゲルブリッツだろうと思っていたのですが、肝心のキットがどのショップでも売り切れで手に入らず。

ドラゴン 4号対空戦車 クーゲルブリッツ

で、オークションに出品されてないか探してみたところ、運良くキットを見つけたので「何としてでも手に入れてやる」と、他の入札者との命懸けの死闘の末、見事落札。今ならソ連にも米国にも勝てる気がする。

なお、この落札した商品はクーゲルブリッツの他にもう2つキットがセットになったものです。そちらについては後ほど紹介しようと思います。今はクーゲルブリッツを勝ち取った喜びに浸りたい。

「クーゲルブリッツ」ってどんな戦車?

ミリタリー系やドイツの兵器に詳しい人ならまだしも、そうでない人にとって「クーゲルブリッツ」はなかなかマニアックな車輌です。

なので、このクーゲルブリッツがどんな車両なのか簡単に解説していきます。

ドイツ初の密閉型砲塔を使用した「本格的」な対空戦車

クーゲルブリッツ (Kugelblitz) は、第二次世界大戦中のドイツ国防軍の開発した対空戦車である。「Gerat556(556器材)」または「Flakpanzerwagen604/4(対空戦車604/4)」とも呼ばれた。

“Kugelblitz”とは、「球電現象」を指すドイツ語である。

via : クーゲルブリッツ – Wikipedia

クーゲルブリッツは、今まで作ったヴィルベルヴィント、オストヴィント、メーベルワーゲンと同様に、味方戦車と同行して敵の航空機の進行・攻撃の妨害あるいは撃墜を目的とした対空車両です。

また、今まで作った「4号対空戦車」は戦地から戻ってきた4号戦車の車体を流用したものでしたが、クーゲルブリッツ(オストヴィントも)は搭載する砲塔の関係で既存の4号戦車ではなく新規設計の車体を使用(後述)。

クーゲルブリッツの特徴は、ドイツ軍の開発した対空戦車として初めて完全な密閉型砲塔を搭載している点である。

メーベルヴァーゲンやヴィルベルヴィントが不完全な装甲や砲塔しか持たないのと一線を画し、この砲塔は密閉型にして球形の砲塔であり、最大20mm、上部10mmから18mmの装甲で覆われており、更に砲塔の全周を包む形で30mmの装甲板が設置されていた。

via : クーゲルブリッツ – Wikipedia

車体部分がメーベルワーゲンやヴィルベルヴィント、オストヴィントと同じなら何が違うのかというと、対空用の武装を搭載する「砲塔」の違いです。

従来の対空戦車は、メーベルワーゲンのように装甲板はあるけど展開すると搭乗員がむき出しになったり、(上位機種である)ヴィルベルヴィントやオストヴィントも対空射撃の関係でオープントップになっている。

ところが、このクーゲルブリッツは砲塔部分がドイツの対空戦車で初となる完全な密閉型になっています。

クーゲルブリッツの砲塔や武装

クーゲルブリッツ 砲塔

(クーゲルブリッツの砲塔部分 via : War Thunder-Wiki

砲塔は、ドイツの潜水艦「Uボート XX1型」に搭載予定だった「303号3cm連装高射機関砲塔」を転用したものです。

クーゲルブリッツ(球電現象)という名前の由来となっているこの円形状の砲塔は、外殻と内殻の二重構造になっており、外殻で横の回転、内殻で縦回転を行います。

従来の対空車両(ヴィルベルヴィントやオストヴィントなど)は横の回転は砲塔ごとでしたが、砲身の上下は機銃の動きのみ。そのため対空射撃のための射界の確保が必要で、上面は装甲のないオープントップ構造でした。

クーゲルブリッツ 砲塔内部

(クーゲルブリッツの砲塔内部イメージ via :1:144 German Kugelblitz 38 D

一方でクーゲルブリッツは砲身の上下も砲塔ごと行えるので、全方位を装甲で覆う密閉型砲塔が可能に。

ただ、上下にも砲塔が動くので、搭乗員もそれに合わせて姿勢が変わります。クーゲルブリッツの砲塔は仰角80度まで動かせるとのことで、そうなると搭乗員はほぼ真上を向いた状態。体勢的にしんどそう。

3cm Mk103航空機関砲

(3cm Mk103航空機関砲 via : War Thunder-Wiki

武装はラインメタル社の3cm Mk103/38機関砲を2門並べたものを搭載。

本来は航空機に搭載された機銃で、「ドルニエ Do335」、「ヘンシェル Hs129」、その他航空機の一部バリエーションに搭載。

ヴィルベルヴィントの2cm Flak38やメーベルワーゲン・オストヴィントの3.7cm Flak43と違い、この機関砲はベルトリンク式になっており、左右それぞれ600発の合計1,200発を携帯。

砲身の冷却や継続射撃を考慮し、航空機に搭載するものより射撃速度が抑えられているものの、毎分650発の射撃ができ、有効射程も5,700mとのこと。

しかし生産数はめっさ少ない

クーゲルブリッツは第二次大戦末期の1944年4月に開発が行われ、同年9月に量産が始まる予定でした。

しかし、4号戦車にこの砲塔を搭載するには、砲塔を旋回させるリングの径の拡大や、ハッチの位置を変更する必要があり、既存の4号戦車を流用するのではなく、新規設計の車体を使用。

車体の新規設計による遅延だけでなく、連合軍の空襲で生産が進まず、最終的に生産されたのはたった2~6輌程度とのこと。

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クーゲルブリッツが登場する作品

史実ではたった2輌しか存在しなかった(6輌という説も)クーゲルブリッツですが、ゲームとかのフィクションになると話は別。

「いっぱいあるから皆も使ってエエで」と言わんばかりにレアな兵器が堂々と登場します。

War Thunder

ロシアのGaijin Entertainment社が提供するMMOゲームの「War Thunder」にてクーゲルブリッツが登場します。

私はこのゲームをプレイしたことはないのですが、クーゲルブリッツやオストヴィント、ヴィルベルヴィントなど、私が好きな対空戦車が出てくるのでプレイ動画をよく観ています。

ただメーベルワーゲンは出てこない……。

バトルフィールド1942 FHSW

スウェーデンのDICE(Digital Illusions Creative Entertainment)社が開発したFPSゲーム「バトルフィールドシリーズ」の一作目「バトルフィールド1942」にも登場。

ただし、通常のバトルフィールド1942ではなく、「FHSW(Forgotten Hope Secret Weapon)」という、少数しか生産されなかったり、計画段階に留まった幻の兵器が登場するMODにて登場。

登場するマップは決まっている(アップデートなどで変わる場合あり)が、マップによっては史実で2輌しか生産されなかったクーゲルブリッツが2輌存在したりする。

そのほかオストヴィントやヴィルベルヴィントも登場するので、BF1942 FHSW動画投稿者は積極的に乗って私を喜ばせてほしい。

なお、メーベルワーゲンは存在するものの、クーゲルブリッツやオストヴィント以上にレア兵器。少なくともプレイ動画で見たことは一度もない。どういうことなの……。

プラモデルのクーゲルブリッツは

さて、プラモデルのキットを購入したという記事なのに、実物クーゲルブリッツの話ばかりになったので、ここでキットの話に戻ります。

キットのバリエーションについて

ドラゴン 4号対空戦車 クーゲルブリッツ

こちらが私が入手したドラゴン(ドラゴンモデルズ)製のクーゲルブリッツ。ナンバーは6040(ちなみに2作目のオストヴィントは6746でした)。

なお、私が知るかぎり、ドラゴンのクーゲルブリッツの箱絵は他に2つほどあります。

ひとつ目はこのパッケージ。同じクーゲルブリッツですが、こちらはナンバーが6136。

番号はこちらのが後ですが、私のキットのは右上に「NEW TOOLING!」と書かれています。おそらく金型か何かが違うのだと思いますが、詳細はわからず……。

もう一つがサイバーホビーブランドの「オレンジボックス」と呼ばれるキット。

こちらは既存のキットに新しい金型によって生成された砲身や「マジックトラック」という1コマ1コマバラバラになった履帯、そしてフィギュアがセットになったもの。

おそらく現行ではこちらのキットが出回っているのではないでしょうか。そして欲を言うとこのオレンジボックスが欲しかった。

中身を確認してみよう

散々寄り道しまくって全然キットについて解説していませんが、ここでようやくキットのご開帳です。

クーゲルブリッツ ランナー一式

箱のなかに入っていたものを一式出してみました。

ドラゴンのキットはパーツ数が多い(その代わり殆ど使わないパーツ)と言われていますが、見た感じそこまで多くはないなぁと感じました。

説明書を見ても使用しないパーツはそこまで多くなかった。……まぁオストヴィントの時があまりに多すぎたんですよ。

クーゲルブリッツ 履帯パーツ

で、履帯(キャタピラー)が無いので欠品か?! と思ったのですが、他のランナーとは異なる漆黒のランナーを発見。

よく見てみるとランナーに全く同じパーツがくっついています。そしてそのランナーが3つ……もしかして、履帯も1つ1つ組めとおっしゃるのか……!?

タミヤ 1/48スケール ヴィルベルヴィント 履帯パーツ

なお、1作目のタミヤ1/48スケールの「ヴィルベルヴィント」にも部分的に連結するタイプの履帯でしたが、今回のは更に細かい1コマ単位で連結するというモノ。時間かかりそう。

こりゃ今までのキットより骨が折れそうですね。でも組み立てるの楽しみです。……ところで、デカール入ってないんだけど?!

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まとめ:次回からクーゲルブリッツを作ります

メーベルワーゲン、ヴィルベルヴィント、オストヴィントと、これまで「つなぎ」としての対空戦車を作ってきました。

しかし、次に作るクーゲルブリッツは(生産に至らなかった)5号対空戦車 ケーリアンと同様に「本格的な対空戦車」という扱いです。

1つ1つ接着する履帯部分に苦戦しそうではありますが、それもまたプラモの面白いところだと思います。

なお、今後のプラモデル組み立て日記は、1記事あたりの掲載量を増やすために、車体下部、車体上部、砲塔、塗装・ウェザリングの4部構成にしようかなと思います。

またこの記事は、「4号対空戦車 クーゲルブリッツ」タグでカテゴリー分けしています。前後の記事を参照する際にご利用ください

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