どうもこんにちは。
プラモ製作日記とそれ以外の記事を交互に挟んでいくのが、ここ最近のTurbulence(今あなたが読んでるブログ)のトレンドです。
というわけで今日もドラゴンの「ケーリアン」の製作日記を更新しましょう。今回は車体上面の後ろの方にあるエンジンデッキを作りました。
エンジンデッキの組み立て
前回、車体上部の正面や上面にハッチや機銃などのパーツを取り付けましたが、今回は車体上面の後部にあるエンジンデッキにパーツを取り付けます。
戦車の後部には「エンジン」というハイテクメカが詰まっており、そこを異物から守ったり、あるいはエンジンを冷却するためのカラクリがあるわけです。
そんなわけで車体の後部のエンジンデッキを作っていきます。
説明書は8番目から。
まずは排気グリル、車内暖房用温風ヒーター、冷却水注油口カバー、燃料給油口カバー、グリル用のフックといったものを車体上面に取り付けていきます。
車内暖房用温風ヒーターの組み立て
まずこちらが車内暖房用温風ヒーターとなるパーツ。
これはパンターG型後期(1944年10月以降)に追加されたもので、それ以前は右側と同じ排気グリルが搭載されていました。
ヒーターは2つのパーツで構成されていますが、このヒーターを始め、給・排気グリルの上には異物混入防止のメッシュが取り付けられます。プラモデルではエッチングパーツでそれを再現します。
…が、残念ながら今回のキットにエッチングパーツは付属していないので、今回はナシで。
組んだヒーターは車体デンジンデッキに貼り付けます。
ヒーターや排気グリルの周辺にはフックのような小さなパーツを合計5箇所取り付けます。
小さいパーツなのでランナーから切り離す際に飛んでいって行方不明…ってことにならないように、しっかり手でガードして切り離し、くぼんでいるところに慎重に持って行きます。
こんな神経をつかう作業を5回もやれというのだからケーリアン(もといパンター)恐るべし。
冷却水注入口は切除しない
つづいて説明書によると、「パーツを取り付けるからカットしろ」と指示があります。
エグるように大胆にカットしろというのです。
カットした場所には写真の38番のパーツを取り付けるわけです。
一方でこちらは削る前。
ランナーに引っ付いているパーツと全く同じ形状で、わざわざ切り落として同じパーツを取り付けるのもどうかなと思ったので、ココはこのままにしておきます。
排気グリルの取り付け
車体後方から見て右側に排気グリルを取り付けます。
エンジンデッキにある穴にパーツの突起を合わせるように張り合わせるのですが、ここで流し込み接着剤が底を尽きて普通の接着剤(タミヤセメントで)接着。
普通の接着剤を使っていると流し込み接着剤がいかに便利なアイテムなのかよ~く思い知らされます。
ぺたんと貼り付けました。
先述の通り、こういったグリルは内部には扇風機の羽みたいなのが入っていて、砂利や砲弾の破片などが混入するとこの羽が破損して故障の原因がなるため異物混入防止用のメッシュが取り付けられます。
本来ならエッチングパーツで再現しますが、残念ながらケーリアンにはエッチングが付属せず。兵士のフィギュアをセットにしてくれるのなら、一緒にグリルのメッシュパーツも付けて欲しかった(欲張り)。
で、排気グリル周辺に開いている窪みにも小さいフックパーツを取り付けます。
エンジン点検ハッチ周辺へパーツを取り付ける
そのまま説明書は9番へ進みますが、相変わらずやることはエンジンデッキのパーツ取り付けとなります。
今度はエンジンデッキの中央にあるエンジン点検ハッチに通気口の装甲カバーを取り付けていきます。
まずはエンジン点検ハッチの四隅にフックパーツを取り付けます。
パーツは4つですが、このうちフロント側の2つはパーツの底面をカットします。上の写真の右側がカット前で左側がカット後の形状。
まずは一つ目
続いて反対側にもう一つ
そして残り2つを取り付けます。
エンジン点検ハッチの上には蓋のようなパーツを2つとりつけます。これはエンジン点検ハッチの通気口を保護する装甲カバーでした。
その後ろの燃料・冷却水注入口の間にもカバーのようなパーツも取り付けます。
こちらも形状こそ異なりますが、通気口の装甲カバーです。
続いて説明書は10番目。
エンジン点検ハッチにヒンジを2つ取り付けます。
つづいてエンジン点検ハッチを開けるためのハンドルも取り付けます。
そんな感じに説明書に従いながら次々にパーツを取り付けていくわけです。
…が、説明書の図と実際のパーツの形状がなんか違うような気がするが大丈夫か?
でもとりあえずつけてみます。これは開いたハッチを固定するためのパーツかな??
これで車体上部の上面に関する組み立てがおわりました。
まとめ
サッと済ませばいいものを、写真をたくさん撮影したせいで1記事あたり製作進行が遅くなっております。
4号対空戦車シリーズなら今頃砲塔の組み立てに入っているくらいなのにケーリアンではまだ車体すら完成していないという始末。
それもそのはず。4号対空戦車シリーズとは違ってケーリアンの母体となるパンターは車体が大きい分エンジン周囲のディテールも細かくなっていてゴテゴテしています。
4号対空戦車 クーゲルブリッツと比較してみるとその差は一目瞭然。
ひとまず車体上部の上面がこれで終わったので次回は車体の左右側面の組み立てをやっていきます。