どうもこんにちは。
先日エアブラシ塗装が終わって、製作を再開したドラゴン(サイバーホビー)の「ケーリアン」ですが、今回は引き続き塗装の続きをやっていきます。
具体的には以下の作業を行いました。
- アンブッシュ迷彩
- デカール貼り
- OVM(車載工具)や砲身などの細部の塗り分け
なお、このシリーズの記事は以下から読むことが出来ます。
思いつきでアンブッシュ迷彩を施してみた
アンブッシュ(光と影)迷彩は、一般的な迷彩の上に斑点をつけることで、木々の間から光が漏れたような迷彩模様になります。
アンブッシュとは待ち伏せのことですが、ドイツが攻めから守りへ戦況が変化したことを象徴した迷彩でもあります。
![ケーリアン アンブッシュ迷彩](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/koelian-ambush-camouflage2-800x600.jpg)
ラッカー塗料を面相筆に取って、下の迷彩色と被らないようにチョンチョンと斑点を描いていきます。
ダークイエローとロシアングリーンは原色を使用しましたが、レッドブラウンには少しだけフラットホワイトを混ぜて明るくしてみました。
今のうちにデカールも貼っておこう
デカールを貼る順番は人によって異なりますが、私はラッカー塗料で迷彩塗装をした後に貼っています。なのでこの段階で貼っちゃいます。
今回のキットに付属していたデカールは国籍マーク(3つ)のみ。
デカールは車体ではなく砲塔に貼った
![ケーリアン デカール](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/coelian-decal-800x600.jpg)
ケーリアンの母体であるパンター系の国籍マークの位置は車体側面の先端に描かれていることが多いです。
しかし、この部分にはC型クレビス(牽引シャックル)が取り付けられているため、そのままでは貼り付けることが出来ませんでした。
![ケーリアン デカール2](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/coelian-decal2-800x600.jpg)
上の写真のように牽引用シャックルが干渉してデカールが貼れません。試しにもう少し小さいデカールを使ってもうまく行かず。
何で工具で隠れる場所に国籍マーク描くねん!と憤慨しながらパンターの画像をググると、砲塔部分に国籍マークのあるパンターを散見。
なので、今回のケーリアンは砲塔の両側面に国籍マークを貼ることにします。
![ケーリアン デカール3](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/coelian-decal3-800x600.jpg)
貼る場所が決まればあとは真心こめてデカールを貼るだけである。
ということでいつものように
- デカールをハサミでカット
- 水に20秒ほど浸す
- ピンセットで優しく台紙からスライド
- デカールを貼る部分にマークセッターを塗る
- デカールを貼ってピンセットで位置決め
- 湿らせた綿棒で気泡を追い出す
…といった流れでデカールを貼り付けてやりました。ね? 簡単でしょ?
![ケーリアン デカール4](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/coelian-decal4-800x600.jpg)
デカールを貼ったケーリアンはこんな感じ。やっぱり隅っこに貼るよりもデーンと砲塔に貼ったほうがカッコいい! …ということにしておきます。
![ケーリアン デカール5](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/coelian-decal5-800x600.jpg)
砲塔左右に1つずつ貼って、残す1個は車体後部にある雑具入れ(ゲベックカステン)の左側に貼ります。
貼り方は砲塔の時と基本的に同じですが、雑具入れにはリブが入っているため、貼ったあとにマークソフターを上から塗ってデカールを柔らかくして凹凸にフィットするようにします。
平面に貼るならマークソフターは不要ですが、上の写真のようにデコボコしたところに貼るならマークソフターは欲しい。
なお、デカールを貼ったあとにトップコート(つや消し)を全体にスプレーしました。
本当はデカールに吹きつけるのは良くないらしいですが、過去に何度もデカールの上から吹いて問題なかったのでデカールの上から吹いています。
アクリル塗料を使った塗り分け
![ケーリアン 砲身の塗装](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/coelian-gun-barrel-paint-800x600.jpg)
さて次は砲身やOVM(車載工具)をアクリル塗料で塗装していきます。
まずは3.7cm Flakzwilling341対空機関砲の砲身を塗装します。
タミヤアクリル塗料の「ガンメタル」に「つや消しブラック」を少し混ぜて色を暗くしたものを使用しました。
![ケーリアン 砲身の塗装2](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/coelian-gun-barrel-paint2-800x600.jpg)
塗ってみるとこのような感じになりました。
通常、戦車の砲身といえば車体と同じ色で塗装されることが多いですが、対空戦車の砲身(機関部も含める?)は迷彩ではなくグレーっぽい色で塗った作例を散見します。
私は一番最初に作ったタミヤのヴィルベルヴィントのカラー指定に倣い、以降はずっと「ガンメタル」を使用していました。
ただ、後にガンメタル単色だと明るすぎるので、先述の通り「つや消しブラック」を混ぜて暗くしています。
![ケーリアン 車載機銃の塗装](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/coelian-mg34-paint-800x600.jpg)
通信手席にある車載機銃(MG34)も同様にガンメタルで塗装します。
この車載機銃は毎回作ってるうちにへし折れるので「今回こそは後付けにしよう」と思いながらも結局途中で取り付けてへし折ってます。学習しない子である。
![ケーリアン OVMの塗装](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/coelian-ovm-paint-800x600.jpg)
OVM(車載工具)も塗装していきます。
基本的にOVMは金属部分はガンメタルに少し黒を混ぜたものを使用し、スコップやハンマーの柄やジャッキ台などの木の部分はレッドブラウンをベースに明るくしたり暗くしたり暗中模索しながら塗ってます。
まとめ
![ケーリアン アンブッシュ(光と影)迷彩](https://my-turbulence.com/wp-content/uploads/2016/07/ambush-camouflage-800x600.jpg)
デカールを貼って細かい塗り分けが終わったので、あとはウェザリングだけになりました。ケーリアンはパンターが母体で、今まで作った「4号対空戦車」よりも大きく、より汚し塗装も映えてくるかなと思っています。
過去の経験上、ウェザリング(のウォッシング)をすると1段階暗くなるので、それを見越してダークグリーンではなく明るめのロシアングリーンを使いましたが、果たしてどう反映されるか。
あ、あとキット付属のフィギュアもあるので、そちらにも手を付けようと思っています。やっぱりやる事いっぱいだ。