休日が忙しかったり、天気が悪かったりでなかなかエアブラシ塗装が進まず製作が頓挫しているので、そんな時は「しゃーないから他の作ったろ」と別のキットに手を出すことにします。
というわけで、塗装するまでの間、以前入手したアミュージングホビーの「E-100 対空戦車」を作ろうと思います。
さて、この記事では
- 「E-100 対空戦車」という戦車(対空戦車)とは何か
- アミュージングホビーのE-100対空戦車のキットのレビュー
といった内容をまとめてみました。
E-100 対空戦車のベース車輌である「E-100」は超重戦車ということで、ドイツの「マウス」に次ぐ巨大な戦車です。
それだけに1/35スケールではどれくらいの大きさなのか気になるところ。そのあたりも含め、しっかり見ていきます。
E-100 対空戦車とは
まずはキットの元ネタであるE-100 対空戦車がどういった車輌なのかをご紹介します。
クルップ社では航空機を中高度において撃破する対空戦車を大戦末期に設計していました。そこには8.8㎝対空砲を連装にしステレオ式レンジファインダーを装備した大型の車輛が計画されていました。
戦闘が止んだ1945年5月、ソ連軍はクルップ社においてこの設計図と資料を接収し、ドイツ陸軍試験場内では砲塔のモックアップを発見したとされています。
via : アミュージングホビー新製品ご案内E-100対空戦車-2017.05.26.pdf (PDF)
上記はアミュージングホビー製のプラモデルを取り扱っている(株)ビーバーコーポレーションの製品案内PDFより引用。
E-100 対空戦車の大まかな特徴としては、
- 超重戦車「E-100」をベースにした対空戦車
- 「8.8cm Flak」を2連装にした、「8.8cm Flakzwilling」を搭載している
といったもので、「E-100 超重戦車」というマウスに匹敵する巨大な戦車に、連合軍から「アハトアハト」と恐れられた8.8cm高射砲を2つも搭載している対空戦車です。
ある程度戦車とかドイツの兵器知ってるイギリス人ならこれを聞いて「あんぎゃぁぁぁぁ!!」ってなるくらいスゴい対空戦車です。
…ただ、計画されたのが大戦末期ということもあり、ベースであるE-100ですら車体の試作が出来上がった程度だったため、E-100対空戦車は実現することなく終戦を迎えました。
しかし引用にもあるように、終戦後にソ連軍が設計図や砲塔モックアップを発見したとのことで、E-100対空戦車の計画は確かに存在しており、大戦がもっと長引いていたらE-100やE-100対空戦車は実現していたかもしれません。
「超重戦車 E-100」をベースにした対空戦車
E-100対空戦車はその名の通り、超重戦車 E-100をベースにしています。
E-100は、第二次世界大戦中、ナチス・ドイツで試作された超重戦車。
戦車の各種構成品を共通化して生産性を高め、また重量ごとに戦車の標準化を行おうという E(Entwicklungstypen=開発タイプ)計画の一環として1943年6月30日に兵器局からアドラー製作所に開発指示が行われたことにより開発が始まった。
開発はポルシェ社が行っていたマウス計画と連携して進められた。1944年末にヒトラーが超重戦車の開発停止を命じたために開発の優先順位は下げられ、試作車輌は3人のアドラー製作所作業員によってパーダーボルン近郊ハウステンベックのヘンシェル社工場にて組立てられた。
工場がアメリカ軍に接収された時点ではエンジンやサスペンションは未装着だったものの車体はほぼ完成していた。砲塔はマウスのものが流用される予定だったため未製作であった。
via : E-100 – Wikipedia
「超重戦車」というと史上最大の戦車「超重戦車マウス」を連想しますが、E-100もマウスにつぐ重量140トンというなかなか重たいヤツなのです。
関連記事 ドラゴンの「超重戦車 マウス」を入手した。史上最大の戦車だけにデカすぎる!!
このE-100という戦車は、戦争の長期化に対抗するために部品の共通化や車体の標準化といった生産性向上を図ったEntwicklungs(Entwicklungstypen)計画の一環として開発された戦車の1つです。
E-100の他にもE-75、E-50、E-25、E-10、E-5といった戦車が計画され、これらはティーガーやパンター、4号戦車といった既存の戦車とは別に開発が行われ、最終的にはこれらの既存戦車に代わる次世代戦車となる予定でした。
しかし、大戦末期のドイツには新たに戦車を開発する余裕はもはや無く、既存の戦車の対応で精一杯だったこともあり、開発の優先順位は落とされ結局のところE-シリーズはE-100を除いて車体すら完成しなかったという。
そんな中で最も試作開発が進んだのが、Eシリーズの中で最大規模となるE-100でした。
ティーガーIIに相当するE-75やパンターに相当するE-50の方が重要度は高かったと思うのですが、巨大戦車に固執するヒトラーの影響かもしれませんね。
8.8cm Flakを2つにした「8.8cm Flakzwilling」を搭載
ベースが「超重戦車 E-100」なので、こやつが対空戦車になれば既存の対空戦車よりも強力な対空兵器(対空機関砲 or 高射砲)が搭載されるというのはだいたい予想がつきます。
140トンもある巨大戦車に2cm Flakvierling38(メーベルワーゲンやヴィルベルヴィントに搭載されてるやつ)なんてちっさい対空機関砲を乗せる程度で終わるはずがない。終わってたまるか。
…で、計画としては、”アハト・アハト”でおなじみの88ミリ砲(8.8cm Flak)を2連装にした「8.8cm Flakzwilling」を搭載するというもので、実現したら史上最大の対空戦車になってたというのは言わずもがな。
ただ、”8.8cm高射砲を2連装”とあるだけで、この8.8cm Flakの型式(18/36/37/41)まではわかりませんでした。砲身の長さ的にラインメタル社の74口径 8.8cm Flak41っぽいですが真相は不明。
ただ、いずれにせよティーガーと同等、あるいはそれ以上の砲が2つもあるわけで、単純に考えてティーガー2輌分の火力をもつ戦車となります。
搭載砲が高射砲ですから爆撃機などの妨害・撃墜を主とした対空戦闘はもちろん、対地攻撃(対戦車戦闘)でも猛威を振るうと予想されます。むしろこれ対地車両じゃ?ってなる。
一方で砲を支える砲塔(砲架)は、8.8cm砲が2つになって重量増はもちろん、航空機を叩く「対空戦車」なので、砲身を上下に動かすわけです。
ともなれば砲架にかかる負荷は相当なもので、量産化されてもしばらくは他の重戦車と同じく足回りや砲架の故障などに悩まされていたではないかと思います。
その他、砲が増えたことによって砲塔内部は狭かったのではないかと予想。
…というのが実物のE-100 対空戦車についての解説です。ここから先はプラモデルのE-100対空戦車についてご紹介します。
アミュージングホビー「E-100対空戦車」徹底レビュー
おまたせいたしました。ここから先はアミュージングホビーの「E-100 対空戦車」のキットについてレビューします。主にキットに付属するパーツや、気になった部品を見ていきます。
上の写真はE-100 対空戦車の箱絵。いかにも大戦末期って感じの絵ですね。
背後にはドイツのハンブルクに建造された「ハイリゲンガイストフェルト高射砲塔」と思わしき建造物が描かれてており、そこには最大の高射砲である「12.8cm FlaK40 Zwilling」が設置されています。
ちなみに、このキットが登場するまでは1/35スケールの「E-100対空戦車」のプラモデルは存在せず、主に以下の方法によって再現していました。
- Chesapeake Model Designs製の「8.8cm Flakzwilling Turret(CMD-26)」というレジンキャストの改造キットを使って再現する
この改造キットはドラゴンの「E-100」および「マウス」のキットに対応しているもので、完成したE-100(マウス)の砲塔と交換することで、E-100 対空戦車あるいはマウス対空戦車を再現できるというもの。
私もマウスを作っていた頃に「マウス対空戦車」を作ってみたいなぁと思って探していましたが、残念ながら入手することが出来ず…。それだけにE-100 対空戦車が登場したと知って狂喜しました。
また、1/35ではありませんが、「モデルコレクト」から1/72スケールのE-100対空戦車のキットは出ていまた。…が、1/35メインの私には物足りないので候補外。
“超”重戦車ですしキットも大きい方が良いですもん。
組み立て説明書
まず最初は説明書。全11ページで英語、日本語、中国語に対応しています。
構成としてはドラゴンの説明書に似ていますが、ざっと読んでみた感じ、1ページあたりの情報量はドラゴンより少ないので、スッキリした内容になっています。
…ただ、一部パーツナンバーの表記に誤りがあったので、そちらはこの先の組み立て記事にて解説していきます。
もっとも記載量が多いと思ったのは3~4ページの足回りや車体下部のセクション。
数の多いサスペンションや転輪を取り付ける関係でどうしても情報量は増えてしまいますが、それでもドラゴンのIV号系のゴチャゴチャした図よりは読みやすい内容となっています。
塗装・マーキングサンプル
タミヤやドラゴンだと塗装例・マーキング例は組み立て説明書に記載されていますが、アミュージングホビーのE-100対空戦車では別冊になっていました。塗装例は4パターン。
また、タミヤもドラゴンも塗装例は前面、側面、後面だけ(一部を除く)なのに対し、アミュージングホビーでは両側面、前後、そして上面まで描かれているので非常にわかりやすい。
使う塗料についても記載されていますが、塗料は「AMMO by MIG JIMENEZ」というスペイン製のものを使っているようです。
アマゾンで探したら並行輸入品ゆえに1色あたり2万円もしやがるので、素直にタミヤやクレオスなどで代用しましょう。
で、迷彩塗装ですが、出来れば上の写真の右側のカクカクの迷彩を再現してみたいなぁとは思うのですが、難しいだろうなぁ…(苦笑)
パーツランナー
箱の中に入っていたパーツランナーを並べてみるとこんな感じ。
量としてはタミヤよりは多いけど、ドラゴンに比べたら同等かそれ以下といった印象でした。
ただ、パーツ数がどうであれ説明書を読んだところ、組み立てに関しては(履帯を除いて)複雑ではないので、組み立て難易度はそこまで高くないと予想。ドラゴンの戦車を作れるなら問題ないレベル。
では、このパーツランナーの気になった部分をピックアップして詳しく見ていきます。
転輪などのパーツ
まずは足回りとなる転輪やサスペンションといったパーツがついているランナー。こちらは2組ありました。
E-100対空戦車もといE-100の足回り(サスペンション)は「皿ばね式」と呼ばれるものを車体の外側に設置して整備性を高めているとのことです。
外側のサスペンション、内側のパーツ、転輪をそれぞれ16個用意しろというので、足回りの組み立ては他の戦車と同様に「最初の関門」となりそうです。
超重戦車なので転輪やサスペンションのパーツも増えて来ますが、同じ超重戦車でも転輪を46個も用意しろという某・鬼畜戦車マウスよりかは楽だと思います。多分。
サイドスカート
こちらは車体側面に取り付けるサイドスカートが引っ付いているランナー。圧倒的存在感。
E-100 対空戦車のサイドスカートは、車体の両側面にそれぞれ3つ取り付けられますが、先駆者様のE-100対空戦車(あるいはE-100)のプラモデルを見ると、サイドスカートを外した作品も散見します。
ドイツ戦車におけるサイドスカートやシュルツェンは、対戦車ライフルや成形炸薬弾を無効化するものですが、走行時にバタバタうるさかったり、整備や輸送時に邪魔という理由であえて外す車輌もあったそうです。
なので4号戦車のシュルツェンやティーガーやパンターのサイドスカートみたいに、好みや再現したい車輌・場面に合わせて全付け or 全廃 or 部分的に撤去を選択します。
…どうしようか迷いますね。
砲身パーツ
アハトアハトこと8.8cm高射砲の砲身は、左右分割式ではなく最初から筒状になっています。
なので左右分割式の砲身のように合せ目を消す作業をする必要が無いので楽ですが、ゲートはもちろんパーティングラインも入っているので一応整形は必要。
8.8cm Flakzwillingの砲身部分は2つのパーツによって構成されています。上の写真を見るとなんだか短く感じますが、根本は四角い箱状の防盾がつくので実際はもっと長くなります。
ちなみに砲塔内部はそれほど精巧には再現されていないみたいです。あくまで砲身の上下に必要な最低限の部品を組み立てて砲塔にとりつけるだけといった感じ。
なんだか以前作った5号戦車(パンター)ベースの対空戦車「ケーリアン」を彷彿させます。
関連記事 幻の対空戦車「ケーリアン」をゲットした!
砲塔下部および砲塔リング
こちらは砲塔の底面となるパーツ。ここにある2つの突起を車体側の溝に合わせて合体させます。
よく見ると砲塔リング部分にはギザギザのモールドが入っています。完成時には隠れてしまう場所ではあるものの、細かなディテールも再現されているなーと感心感心。
OVM(車載工具)のパーツランナー
こちらは牽引用シャックルとかジャッキやスコップといったOVM(車載工具)のパーツランナーです。
上の写真を見た感じ、一般的なドイツ戦車に乗っかっている工具類が一通り揃っており、これだけあれば戦場で故障しても大丈夫だなという内容。
ただ、OVMは一式揃っていても、説明書にはOVMの取り付けに関しては一切記載されてません。
E-100(対空戦車)は試作すら未完成なので、「資料不足でOVMがどこに取り付けられるか分からん!」というのもあるかもしれません。
それでも付属するパーツランナーを一切使わないというのは何だか勿体無いので、予備パーツとして大切に保管しておくか、あるいは「WoT」のE-100 超重戦車を参考に装着してみるのもアリかもしれません。
なお、箱絵をよ~く見てみると、車体上面にスコップやハンマーが乗っかかっています。また、WoTのE-100も車体の後部左側にエンジン始動クランク、車体後部のリアパネルに牽引シャックル2枚が取り付けられているのを確認。やってみるか。
ちなみにパーツランナーのタグには「PzKpfw VII Löwe」とあります。幻の「7号戦車 レーヴェ」のパーツから取っているのがわかります。
ちなみにアミュージングホビーでは70トン級の”軽レーヴェ”も90トン級の”重レーヴェ”もリリースしているので、重戦車マニアは作ってみてはいかがでしょう。
連結式履帯
アミュージングホビーのE-100 対空戦車の履帯パーツは、履板がランナーにくっついた状態になっています。マジックトラック以前のドラゴンの連結式履帯や、タミヤの「タイガーI型 後期生産型」と同じですね。
履板のランナーは5つあるので1つ1つ切り離して根気良く取り付けましょう。履板に押し出しピンの跡がないのが不幸中の幸い。
なお、説明書いわく片側102枚とのことだ。頑張れ。
ランナーだけだと思った? 残念。まだあります!
ランナーの履板と袋の履板は形状が異なり、袋入りの方には履板にセンターガイドがついています。つまり異なるパーツを交互にくっつけろというもので、モノとしては「キングタイガー」の連結式履帯とだいたい同じ。
幸い袋入りの履板も押し出しピンが無かったので、ランナーから切り離して整形するだけで済みそうです(それだけでもしんどいけど…)。
ただ、気になるのは一般的に連結式履帯は履板を1枚1枚接着してつなげるのですが、説明書を見ると履板は接着しないようです。
よくわからないので試しに4枚分の履板をくっつけてみたのですが、どうやら接着剤を使わなくても履板両端にある穴と突起を合わせてパチンとはめ込んで繋げる仕様になっているようです。
接着剤を使わないのでパチパチと手軽に装着できる上に、接着剤によって履板が固定されないので、可動式履帯に匹敵するギミックが再現できそうです。
…ただ、パーツのオスメス同士をはめ込んで繋げるだけなので、軽く引っ張るだけで外れてしまいます。なので履帯の形(たるみ)を作ったあとは接着剤で固定したほうが良いかもしれません。
車体・砲塔パーツ
E-100対空戦車は大きく分けて車体下部、車体上部、そして砲塔の3つのパーツで構成されています。
車体下部はバスタブ型になっており、ここにサスペンションや転輪、リアパネルなどを取り付け、車体上部を結合させます。試しに上下の車体を仮組みしてみましたが、隙間はほぼ無くピッタリと噛み合いました。
その他、車体には溶接跡はもちろん、ライトの配線のモールドも入っており、更に砲塔の正面と側面には装甲板の荒れを再現したブツブツが不規則にモールドされてました。なかなか細かいのぉ。
パーツランナーに関しては以上です。
エッチングパーツ
エッチングパーツは2種類のメッシュ状のパーツが付属します。
いずれも車体上部の後ろの方にあるエンジンデッキの吸気口の上に貼り付けるもので、特に折ったり曲げたりといった加工は不要。
この記事を書いている時点でメインで製作している「フラックワーゲン」のエッチングパーツがあまりに鬼畜だったせいで、E-100対空戦車のエッチングパーツがとても楽に見えます。
関連記事 対空トースターの異名を持つ「フラックワーゲン(Pz.Sfl. IVc)」を作ることにした
デカール
もちろんデカールも付属しています。
- 国籍マーク(4パターン)
- 「2」の砲塔番号
- 「23」の砲塔番号
…といった内容ですが、国籍マークはともかく砲塔番号については、先述の塗装・マーキングサンプルの冊子には記載されておりません。
E-100対空戦車はもちろん、ベースとなったE-100対空戦車ですら「試作車輌未完成」なので、砲塔番号がつくことは無いはず。なのでこれらを使う場合は架空の車輌になります。まぁE-100対空戦車自体が架空車輌ですが。
…ところでアミュージングホビーはどこから2と23を出したのかしらん?
E-100 対空戦車の大きさ比べ
ということで、アミュージングホビーのE-100 対空戦車の内容、特に気になったパーツについて詳しく見ていきました。これでキットの内容については大体ご理解いただけたかと思います。
…ただ、ベースとなったE-100 超重戦車の大きさがどれくらいなのか気になった人は多いハズ。なにしろマウスと同じ「超重戦車」というのだから、既存の主力戦車よりもずーっと大きいに違いない。
そう思ったので、上下車体を仮組みして砲塔を乗っけただけの状態で今まで作った「大きい」戦車と並べて大きさ比べをしてみました。スケールは全部1/35です。
E-100とマウスの大きさ比べ
超重戦車E-100というのだから比較は超重戦車でないといかんだろう。
ということでドラゴンの超重戦車 マウスを横に置いてみました。さすが超重戦車だけあってマウスに匹敵する大きさです。
超重戦車と重戦車の比較
さらに横にティーガーIを置いてみます。
超重戦車に対しての重戦車です。もはやゾウとアリくらいの違いと言っても過言ではありません。なにせ超がつくのですから。超でけー。
ちなみにティーガーIの重量が57トンほどですが、マウスは砲塔だけで55トンという桁外れなヤツです。E-100 対空戦車も砲塔だけで中戦車クラスの重量になるんじゃないでしょうか。
超重戦車と重戦車と中戦車
せっかくなのでそれ以外の戦車も置いてみます。左から
- ケーリアン(パンター 車体)
- ティーガーI
- E-100
- マウス
- オストヴィント(4号戦車 車体)
と言った具合に、ドイツの主力戦車(の車体)をズラッと並べてみると、「嗚呼、E-100対空戦車でっけーな」となります。さすが超重戦車。でっかいは正義。
…と同時に、ただでさえ置き場所がない状態なのにこんなバカでかい戦車どこに置けばいいのってなります。ディスプレイ用の棚でも買おうかしら?
まとめ
といった具合にE-100対空戦車について紹介してみました。
巨大な戦車ではあるものの、説明書がわかりやすいおかげで組み立てはそこまで苦労はしないかと思われます。
…というのも、この記事を書くに至ったそもそもの原因であるブロンコのフラックワーゲンがあまりにパーツ数が多く、特にエッチングパーツで地獄を見たおかげで、以降に作る戦車が楽に見えてしまうのです。
で、件のフラックワーゲンも土日が忙しいだの、やっと塗装できるぞと思ったらなんか今週天気悪いし。遅延に続く遅延で総統閣下じゃなくてもブチ切れたくなるレベルです。
なので、とりあえずフラックワーゲンの塗装が再開できるまでE-100対空戦車を作って時間をつぶそうと思います。振り返れば製作中の戦車が遅れた時は「メーベルワーゲン」を作って凌いでました。
関連記事 オストヴィントの生産が遅れるので「メーベルワーゲン」を作ろうと思う
関連記事 ケーリアンの生産も遅れるので、また「メーベルワーゲン」を作ろうと思う
メーベルワーゲン自体が「つなぎ」の対空戦車なので「史実みたいな展開だねー」ってなってましたが、今回は自走砲の生産が遅れるから超重戦車つくるぞ!という、「お宅の生産ラインどーなってんの?」的な展開に…。
↑そんなE-100対空戦車の製作はこちらで開始します。まずは足回りを攻略。
また、アミュージングホビーではE-100は対空戦車以外にも戦車、駆逐戦車といったバリエーションがあります。