どうもこんにちは。まっしゅです。
熊本県で震度7の地震が発生してから本日で4日が経過しました。災害の発生直後から現地やネット上において様々なことが起きていました。
今回はそんな中でも気になった、災害支援を妨害しているマスコミの迷惑行為についてまとめてみました。
マスコミによる災害支援の「妨害」報告
東日本大震災や昨年9月の関東・東北豪雨の時もそうだったので「今回もだろうなぁ」と思っていたら案の定。
マスコミ各社は被災地である熊本にゾロゾロと押しかけて、救援・支援を妨げてまで熱心に報道なさっているようです。
以下はマスコミらによる「災害支援妨害」の報告のまとめです。
報道陣による支援妨害
道に群がる報道陣のせいで支援物資の運搬が妨げられているという。
熊本に住んでる者です。
炊き出しをもらいに行った人がテレビ局の車が多すぎて車を停めれず貰えなかったそうです。
何を優先すべきか考えて行動してください。— kohana (@tamio59) April 15, 2016
マスコミの車両のせいで停車ができず炊き出しを貰えなかったという報告。
被災地に住む人達の救助・安全よりも、自社の利益となる報道が優先みたいですね…。
報道ヘリによる災害支援の妨害
マスコミのヘリの騒音のせいで町内放送が聞こえないという報告。
地上では警察や消防、自衛隊などが救援活動を行っているため、マスコミのヘリは助けを求める人の声をかき消してしまう恐れがあります。
ガソリンスタンドに「横入り」する関西テレビ
マスコミ以前に人として信じがたい行為ですが、ガソリンスタンドに並んでいる人たちの列に横入りしてガソリンを補給する関西テレビの車両
普段ですら横入りはマナー違反なのに、あろうことか災害発生時に各々が助け合おうとする中で「我関せず」とばかりに自分勝手な振る舞いをした結果大炎上し、瞬く間にネット上で拡散されました。
後に関西テレビはHPで謝罪しましたが、こういったのは氷山の一角だと思います。
自社の利益のためだけに動き、社会に貢献するどころか社会秩序を平気で乱すのがマスコミです。民間企業がこれやったら即効で潰れますよ。
雨宿りしている子供を追い払う
被災地の支援のために鹿児島からやってきたという焼き芋屋を「ミヤネ屋」のリポーターが取材をするのですが、ここでも信じられない行動を取ります。
このリポーターは中に入るために、女の子二人を手で払いのけました。
外は雨が降っており、女の子たちはびしょ濡れになるという。
報道のために人を押しのけて追い出してまで取材したがるミヤネ屋の報道姿勢には全国で非難が殺到しています。
撮影禁止場所で報道し、現地の人が激怒
また、TBSが撮影が禁止されている避難所で報道をした結果、現地の人が怒りを露わにする場面もあります。
私としては本当によくぞ言って下さったと、この男性に賞賛を送りたいほど、マスコミには辟易しています。
マスコミは利益の為なら被災者救援だって妨害する
他にもマスコミに関しては様々な報告が寄せられており、まとめサイトやニュースサイトで話題になっています。
これらマスコミの行動を見ると、災害からの早期復旧よりもマスコミ各社の利益を優先しているということが見て取れます。
いわゆる、利益さえ出せれば他はどうなろうと知ったことではないという、極めて独善的な考え方です。
救援を妨害してまで何を報じたいの?
邪魔するな!とっとと帰れ!! って言いたくなりますよね。
こういったマスコミの不祥事は日常的に行われているので、正直なところマスコミにモラルとかマナーといったものを期待するのも無駄な気がします。
なので彼らに自省を促すためには放送を見ず、新聞を取らず、「利益減」という目に見える形で表明していくしかないのかなと。
……が、苦しい中でもなんとか生き延びようと、皆が皆一生懸命に助け合っている中で、災害ネタはカネになると他所からゾロゾロ押しかけて、被災者を蹴散らして復興を妨げるマスコミには怒りしか感じません。
現地で被災者への食料を奪いガソリンを奪い支援物資の集配スペースを奪い、トイレ事情に文句を垂流し、死亡届を書くご遺族を撮影しプライバシーを奪うマスコミ様の報道災害はもっと問題視されるべき。
— 杉下京子@飯テロネズミスキー (@kyouko_sugisita) April 18, 2016
あなた方マスコミが復興を妨害してまで報じたい情報って何です?
テレビを見てもどの放送局も「現場では救援物資が足りていない状況が続いています」とか、「上空からの映像です」とか、どこも報道内容ほぼ同じじゃん。
同じ報道しか出来ないなら何社もゾロゾロと被災地行く必要ないでしょう? 物資運搬を妨害しておきながら「物資が足りてない」とはよく言えたものです。
「不謹慎だ」、「自粛しろ」はマスコミに向けるべき
また、東日本大震災の時から顕著になってたのですが、災害が発生したりすると、遊んだり楽しんだりする行為=被災者の心をエグる無慈悲な行為みたいな扱われ方をします。意味がわからない。
で、そういった事に無駄に過剰反応して「不謹慎だからやめろ」とか「自粛しろ」と言い出す「不謹慎厨」な人もいましたよね。そういう人達が不謹慎です。自粛して。
本当に不謹慎で自粛しないといけないのは、マスコミのような災害支援を妨害するような人たちだけ。現地の報道なんて自粛して子猫でも映してなさい。
俺たち地震の被害を受けてないものは出来るだけ普段通りの生活をしながら無理せず被災者支援を行うのが災害時の対応だろう。単に「こんな時に馬鹿な番組やりやがって」というノイジーマイノリティの苦情を受けるのが嫌なだけのチキン野郎には存在意義は無い
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) April 16, 2016
遊んだり楽しんだりする行為を自粛すればその分お金の流れ(消費)も停滞しますよね? 消費が停滞すれば税収も減りますよね? 国や自衛隊が被災地を支援・救済するのって税金ですよね?
どこぞの都知事みたいに派手に豪遊しろというわけではありませんが、被害を受けていない人はいつもどおりに振る舞うべきです。自粛ムードによってお葬式みたいな雰囲気醸し出して被災者たちが喜ぶわけがない。
そして、いつもどおりに振る舞う中で寄付金や義援金を送るなど、出来る範囲で無理のない支援が、被災していない人間が取るべき行動なのだと思います。
今だから言える「要らなかった支援物資」 – 東日本大震災【第二の災害】 – 千羽鶴・成分表が読めない海外食品・冷凍食品・保存食以外の食品・古すぎる古着・自分で食糧など確保できないボランティア。https://t.co/vB5E5WjnhD
— 「年収アップ請負人」田端@転職ブートキャンプ開校! (@tabbata) April 18, 2016
ただし、善意の押し売りは厳禁。
送られてくる支援物資の中には「いらないもの」もあるので、本当に被災者を救いたいと思うのならば、現地で何が必要なのかをよーーく調べて考えてください。
熊本県のHPによると、余震が続いていることや渋滞への考慮のため、殆どの宅配事業者が熊本県への配送を中止しており、熊本への物資輸送の手段は限られているとのこと(2016年4月18日現在)。
それでも報道したいというのなら
かといって、「情報」というのは切っても切り離せない存在です。被災地や災害に関する報道は絶対に必要です。
ダメなのは報道陣が大勢押しかけて現地の人たちに迷惑をかけたり、復興の妨げをすることであって、そうならないような報道を心がけるべき。
……それが出来ないからマスコミはマスゴミなんて呼ばれているんですけどね。正直あんまり期待していません。
一方でこの震災に対して海外の国々はどういった行動をとったかについてはほとんど報道していません。現地で邪魔するよりこういうことを報じるべきなのに。
台湾の馬英九総統は15日、安倍晋三首相にお見舞いの書簡を送った。
外交部(外務省)は16日、日本側に合計で義援金6400万円を贈ると発表。
前日に1000万円を寄付すると発表したが、被害拡大を受け、馬総統の指示で大幅な増額を決めた。
5月に新政権を発足させる民進党も16日、100万台湾ドル(約340万円)を寄付すると明らかにした。
via : 台湾、義援金6400万円に増額 – 毎日新聞
例えば台湾は手厚い支援をしてくれました。
台湾は東日本大震災の時も真っ先に支援表明をして、200億円という世界最大規模の義援金を寄付をしてくれています。台湾には本当に感謝しないといけません。
被害が拡大している熊本地震は海外でも関心が高く、各国から被災者支援を申し出る声や犠牲者への哀悼が相次いでいる。
via :
支援表明や哀悼続々=海外も関心高く-熊本地震:時事ドットコム(リンク削除)
また、日本全国だけでなく、海外の多くの国が熊本地震に対する支援表明や哀悼が相次いでおり、熊本は決して見放されてなんかいないというのを何よりも強調すべき。
災害や戦争、テロ等はいつ・どこで起きるかわかりませんし、そこからの復興はその国だけでなく世界各国にとって希望になるので、対岸の火事ではありません。
被害状況を伝えるのも大事ですが、それが全てではありません。
まとめ
マスコミはボランティアではなく「営利企業」ですので、利益が無ければ潰れるというのは理解していますが、その利益のために災害支援を妨げる行為が果たして利益になるのでしょうか。
ましてやどこのTV局も同じ場所に押しかけて同じ報道をするという、「差別化」できない状況なのに、収入源となるスポンサーが「ココに出資する」なんて事になるのでしょうか。
カネのために復興を妨害して批判されまくるような反社会的な企業への出資は、出資した人・企業のイメージを悪化させるので、そういったところへの出資は控えるべきです。
そしてマスコミ各社は目先の利益だけに食いつかず、後に起きるであろうマイナスの影響を考慮した上で行動していただきたいです。