デスク周辺をスタイリッシュにしたいと思い、PCデスクやゲーミングチェアといったゲーミング家具を買い揃えてきました。このままアイテムを少しずつ買い足して“スタイリッシュ引きこもり部屋”を作ろうと企んでいます。
…が、同時に気になるのは「収納スペース」です。
私のように趣味でプラモデルを作るとなればキットやツールでデスクの上はいっぱい。おまけに書籍とかもあって机だけでなく床にも雑多に散らばっています。これでは引きこもり部屋じゃなくゴミ屋敷である。
そういったことから、Bauhutte(バウヒュッテ)のスクリーンラック(BHS-1025SR)を買ってそこに趣味で使うツールや書籍、その他諸々を収納しました。
この記事では
- バウヒュッテのスクリーンラックを購入するに至った経緯
- 設置したスクリーンラックを使用した感想
- スクリーンの組み立て
などについてレビューします。
デスクを変えて収納スペースがなくなった
新居に引っ越して最初に買ったJ-supplyのパソコンデスクは、デスクと本棚が一体となったタイプで高い収納力をもっています。そのため本や趣味関連の道具などはほぼ全てこの棚に収納してました。
しかし収納スペースはたくさんあるけど耐荷重が低いせいで、一時的に荷物を机の上に置いたらバキッ!とデスク中心から嫌な音がして、ミシミシ音がしたりグニグニと嫌な感触がしました。
そのためバウヒュッテのゲーミングデスクHDに買い替えました。
このデスクは高い耐荷重(100kg以下)とシンプルなデザインがウリである一方、収納スペースが一切なく、それまで収納していたものはデスク横の棚あるいは地べたに置いてます。
バウヒュッテの「スクリーンラック」に収納することにした
上述の通り、バウヒュッテのゲーミングデスク自体に収納スペースはありませんが、同社のラックやデスク拡張オプションと組み合わせて収納スペースを設ければOKなのです。
で、バウヒュッテの数ある収納系アイテムの中から選んだのは、「スクリーンラック BHS-1025SR」でした。
選んだのは一番大きいBHS-1025SR
バウヒュッテのスクリーンラックは
- 同人誌などの大きい本を収納できる奥行き25cmタイプ
- 漫画などを収納できる奥行き17cmタイプ
といったように寸法別に4種類あり、製品別の寸法は以下の通り。
品番 | 幅 | 奥行き | 高さ | 重量 | ブックエンド数 |
---|---|---|---|---|---|
BHS-0717SR | 704mm | 259mm | 1,463mm | 13.6kg | 12個 |
BHS-1017SR | 1,004mm | 16.7kg | |||
BHS-0725SR | 704mm | 339mm | 13.0kg | 10個 | |
BHS-1025SR | 1,004mm | 15.8kg |
今回買ったのは上の表でいう「BHS-1025SR」で、4タイプのスクリーンラックの中では幅・奥行きともに最大サイズ。
本を収納するだけなら小さいタイプでも良いですが、私の場合はプラモデルで使うツール(特に塗装関連が多い)だけでなく、作ったプラモの置き場所も必要だったため、大きいサイズを選びました。
ただのラックではない。ロールスクリーンが付いたラックである
おもいっきり写真がブレてますが、部屋に置いてあった(散らばってた)本やプラモ関連ツールをスクリーンラックに収納するとこんな感じ。
「整頓」とはいえ、かなり横着に並べたので写真では満タン状態ですが、もう少し丁寧に陳列するとかなり余裕ができます。それだけ大きいラックです。
なお、先述の通り、スクリーンラックは最も大きいサイズを選んでいますが、事前にしっかり寸法を確認して、さらに行きつけのTSUKUMO(大須アメ横)に現物が展示されてたので、そっちでも確認。抜かりはない。
また、「スクリーンラック」とあるように、ラック右側のヒモを引くと黒いロールスクリーンが降りてきて、ラックの中身を隠すようにカバーします。
コンセプトとしては、同人誌のような他人に見せられないモノや、部屋中に散らばったモノをラックに入れてスクリーンを下ろせば、その場しのぎ的に隠すことができ、同時に部屋をスッキリさせられるというもの。
オープン状態のゴチャゴチャしたラックと比べると、スクリーンをおろした状態はまるで1枚の黒い壁。黒一色になったことで非常にスッキリした印象を与えます。
スクリーンラックを使った感想
このバカでかい収納棚である「スクリーンラック」ですが、実際に使ってみて良かったことや気になったことについて、以下に私の感想を書きました。
散らばっていた本や工具類を全て収めることが出来た
大きなラックなので収納量があり、戸棚や地面に置いていた本やツールは全て彼(スクリーンラック)が飲み込んでくれました。
先述の通り、プラモデルを作っているので、完成品はもちろん、塗装に関する機材やツールが多く、ラックの一番上は塗装関係ツールで埋まっています。
また、書籍以外にもルーターやタブレットなどの箱、引っ越しに関する書類、電化製品の説明書や保証書などもあったので、そういったものは一番下のラックに全部収納。
なお、プラモの塗装で使う塗料は小さい瓶なので、直置きだと転がってしまいます。100均のクリアケースを有効活用して、塗料のビンなどをうまく収納させます。
この手のクリアケースはバリエーションが豊富なので、収納物のサイズにあわせて選べるほか、ケースの多くが重ねられるので汎用性が高い。
スクリーンラックのくだり抜いてもオススメ。
イスに座ったまま本や道具が取れるようになった
今まではデスク左側にある戸棚に本や趣味で使う道具類を収納していたので、そこから取り出す時はいちいちイスから立つ必要がありました。
でも、デスクのすぐ右横にスクリーンラックを設置したことで、上の写真のようにイスに座ったままでも本などが取り出せるようになりました。
特に模型製作の記事を書く時は書籍を参照している関係で頻繁に本を出し入れします。ブログ書きながら本の出し入れができるのはとても楽。
地震対策に不安
スクリーンラックは言ってみれば「細長い棚」です。なので大きな地震が発生するとガシャーンと倒れてしまいそうで心配です。
一応、地震対策としてポールを壁にネジで固定するパーツは付属しますが、マンションですから壁に穴を開けるわけにいきません。
なので、付属の転倒防止金具は使わず、ラックを壁際でデスクと挟む形で置いてます。
今更ですが、マンションでの地震対策も視野に入れてアイテムを選択していく必要がありますね。
なので、代案としてスクリーンラックの前にデスクが来るような構成にして、このデスクを支え代わりとしています。
少しだけ収納した物が出しづらくなりますが、ブッ倒れて大惨事になるよりかはマシ。
スクリーンラックの本質は物理的だけでなく視覚的にも部屋をスッキリ
スクリーン”ラック”ですから物を収納できるわけで、散らかってたものを一箇所に集めることで物理的に部屋をスッキリさせることができる。これは一般的なラックにも言えることです。
そうなると、「なら普通のラックで良いじゃん。その方が安いし」と考えるのが普通です。似たようなブラックカラーのラックなんて探せばいくらでもありますからね。
となると、他のラックとの差別化ポイントは、「ロールスクリーンがある」という、説明しなくても良いぐらいの特徴ですが、スクリーンがあることでどんな効果があるかが、このスクリーンラックの本質です。
上の2つの写真を見比べると、スクリーンがあるのと無いのとでは部屋の印象がガラリと変わるのがわかるかと思います。
ラックなので大量のモノを収納できてますが、同時にラックに色も形も不揃いなモノが密集するため、収納したとはいえゴチャゴチャしている印象を見た人に与えます。
そこでロールスクリーンをおろすと、色も大きさも不揃いだったラックの中身が隠れ、なおかつ黒一色に染めてしまうことで、ゴチャゴチャ感が払拭され、スッキリした空間が生まれました。
このように、たくさん収納でき、さらに雑多感から解放できるというのが、このスクリーンラックの本質であると、私は思いました。
スクリーンラックを組み立てよう
増税前の最後の買い物ということで何とか9月中に届いたスクリーンラック。
Amazonからのメールにはお届け予定日が10月中旬になってましたが、思ったよりも早く届いてくれてよかった。
というわけで、バウヒュッテから届いたスクリーンラックの組み立てに入ります。
こちらは箱に張ってあったラベル。注文に間違いはなさそうだ。
内容物の確認
開封して内容物を確認します。大きなラックなので部品点数も多い。
- 上・中・下と長さの異なるポール
- メッシュ棚板
- 落下防止サイドバー
- スリーブ
- ロールスクリーン
- その他ネジや工具(レンチ)
- 組み立て説明書
といったものが入っていました。
こちらは説明書の誤りを訂正した正誤表。
説明書にはラックを等間隔に設置したい場合のスリーブを取り付け位置について記載されていますが、説明書の方が誤っており、上の正誤表によると
- BHS-0725SR / BHS-1025SR:10本間隔
- BHS-0717SR / BHS-1017SR:8本間隔
- BHS-150(スリムボトルラック):10本間隔
とのこと。
特に置くものが決まってない人 は等間隔でも良いと思います。…置くもの決まっとらんなら買わんでエエやろとか言わない
まずはポールにテーパースリーブを取り付ける
それでは組み立てに入ります。スクリーンラックの組み立ては
- ポールのラインに合わせてテーパースリーブを装着する
- ポールにメッシュのラックを取り付ける
- またポールにテーパースリーブ(奥側2本のみ)を取り付ける
- ポール奥に落下防止サイドバーを取り付ける
といった作業の繰り返しです。
まずは一番最初のポール(梱包された袋に”底部”というシールがあるやつ)4本にテーパースリーブを取り付けました。
テーパースリーブ部分を拡大するとこんな感じ。
「↑TOP」という表記に従い、2分割されたスリーブをポールのラインに合わせてはめ込みます。所定の位置にスリーブが来るとカチッという手応えがしてスリーブがロックされます。
もしも取り付け位置を間違えたらスリーブ接合部に指をねじ込んで卵を割るように軽く広げればパカッと外れます。
ラックと床の間に何かを収納するわけでもないので、一番最初のスリーブはポールの一番下のラインに取り付けました。
メッシュ棚板をポールに通す
テーパースリーブの位置決めが終わったらメッシュ棚板を通します。
注意したいのは、棚板がメッシュなので強い力が加わるとヒン曲がる恐れがあります。ゆっくり均等にポールに通していきます。あと、やたらジャカジャカと音がするので深夜に組み立てるのはやめましょう。
問題なく通せたら、板や布などを当てた状態で棚板のフレーム部分をハンマー(ウレタンハンマーがベスト)で優しく叩いてスリーブに固定します。
収納したい物を置いて高さを確認
同じようにテーパースリーブをポールに固定して、その上にメッシュ棚板を取り付けていきますが、2枚目の棚板を取り付ける前に、実際に収納するものを仮置して次の高さを確認。
一番下の棚には大きいサイズの本やA4サイズのファイルを置く予定です。
また、同時に奥のポール2本には落下防止用のサイドバーを取り付けるので、収納するモノの高さに合わせて、落下しないだろうという位置にテーパースリーブとサイドバーをつけます。
サイドバーは小さい凹みがある方が下に来ます。
2本目のポールを取り付ける
袋に「中部」というテープが貼ってあったポールを継ぎ足します。
ポールの接続は時計回りに回すだけでOKですが、ポール内部のネジが緩くなってることがあるので、その場合はネジのスリットにコインなどを差し込んで締め込めばOK。
棚板を取り付けたら同じように収納するモノを仮置して次の棚板や落下防止バーの位置を確認します。
趣味で戦車プラモ作りやってますが、どんどん置き場所が無くなってきます。上の写真のように100均(ただし価格は300~400円)で買ったケースに入れて二段重ねにして収まるように調整。
ただ、それでも作れば作るほどスペースを食ってどんどん置き場所がなくなるので、この趣味をやる人は置き場所との戦いですね。
一番上のポールは穴が開いてる方を手前にする
梱包に「上部」というシールが貼られた最後のポールを取り付けます。
取り付けに関しては今までのポールと同じですが、上部ポールは下・中のポールと違って、穴が空いているものとそうでないものと2種類あります。
ポールの穴にロールスクリーン用の金具を装着するため、穴あき(キャップのない)ポールが手前に来るように取り付けます。
上から2段目はロゴプレート付きのメッシュ棚板を設置する
また、メッシュ棚板は全部同じかなーと思ったら、1つだけバウヒュッテのロゴプレートが付いた棚板がありました。
説明書によるとこのロゴ付き棚板は上から2番目に取り付けろとのこと。まぁたしかにその方が目線の位置にロゴが来るからいいよね。
…ところで、ゲーミングデスクHDラックのとでロゴのデザイン違うんだけど、 変わったのかな?
とりあえず、「ラック」部分の組み立てが終わりました。
底板が金属メッシュなので、組み立てる時にやたらシャンシャンと音がするという点を除けば特に問題なく組み立てることが出来ました。
組み立てのポイントはテーパースリーブの位置決めにあると思います。収納したいモノをある程度想定して、そいつが収まる程度の高さ(多少ゆとりがある方が出し入れしやすい)にスリーブを固定して、落下防止バーや棚板を取り付けていきます。
もちろん組み立てた後も棚の高さは調整できますが、収納したものをどかしたりと面倒なので初期段階で確定させた方が楽です。
ロールスクリーンを取り付ける
「スクリーンラック」の最大の特徴である「ロールスクリーン」の取り付けです。
手前のポールの穴に歯車ような形のワッシャーを置き、その上にロールスクリーン取り付け金具を乗せて、ボルトを締めます(レンチは付属します)。
同じように反対側にも金具を取り付け、そこにロールスクリーンを装着します。
スクリーンは左から軸を通し、右側は金具の平ぺったくなってる部分とロールの軸を合わせて取り付けます。
スクリーンラック完成!
というわけで完成です。
大きい部品は多かったですが、スカスカのメッシュ棚板なので軽く扱えるし、難しい作業もないので一人でも簡単に組み立てられました。
ただ無我夢中で組み立てたし、仕事終わりの疲れからか、不幸にも黒塗りの高級棚に追突してしまう。後輩をかばいすべての責任を負った三浦に対し、車の主、暴力団員谷岡が言い渡した示談の条件とは…。
まとめ
デスクをバウヒュッテのゲーミングデスクにしたことで課題となった「収納スペース」を同じバウヒュッテの製品で解決するというお話です。
「どんだけバウヒュッテ贔屓にしてるんだよ…」って呆れられそうですが、同じメーカーの製品で統一することで、デザインや互換といった面で利点があるため、主要アイテムは統一していこうという考えています。
また、バウヒュッテの製品はデザインがスタイリッシュというだけでなく、ユニークな発想による痒いところに手が届くアイテムが多いので魅了されるのです。
↑今度は左側にも収納系の家具を追加しました。「スクリーンラック」との差別化も含めて詳しく解説。