私はゲーマーではありませんが、ブログを書いたり動画を作ったりと長時間座って作業しており、同じ姿勢を長時間維持するためにゲーミングチェアを使っています。
使っていたのはGTRACINGの『GT099』という安いゲーミングチェア。
2万円程度と安いわりに座り心地は良く、ゲーミングチェアのエントリーモデルとしては悪くないスペックでしたが、使っているうちに座面が偏ったり、ギシギシ音が気になるようになりました。
当初はそのまま使い続けようと思っていましたが、某日ツクモにBauhutteのゲーミングチェア(プロシリーズ RS-950)が展示されていて、試しに座ったら座り心地が全然違ったので、買い換えようか迷ってました。
そんな葛藤をしていたら、Bauhutteのゲーミングチェア「RS-950」の改良版である「G-550」が新発売したので、思い切って購入しました。
以下、以前使ってたゲーミングチェアとの比較も兼ねてG-550の紹介をしてみます。
Bauhutteのゲーミングチェア「G-550」とは
あの人気ゲーミングチェアが進化した!
細部を改良したリニューアル版が登場。バウヒュッテの人気ゲーミングチェア
「RS950RR」に改良をくわえた
新たなスタンダードモデルが登場しました。50mm分厚くなったウレタンシートが、
お尻の底づき感なく長時間座っていられる
快適な座り心地を実現します。さらに、ユーザーの声を反映した
ゲーミングチェア G-550 | Bauhutte
ロックなしキャスターを採用することで、
チェアの移動性を高めました。
上記概要の通り、『G-550』はゲーミングチェア[プロシリーズ] RS-950RRの改良モデルとなっており、好評だったRS-950RRの基本コンセプトを継承した上で、
- 座面の厚みを60mmから110mmにアップ
- キャスターのロック機構を廃止
- 座面の高さを380~455mmから395-470mmにアップ
といった改良がなされています。
特に座面の厚みにおいては、ツクモで実際に座ったRS-950RR(座面60mm)でも柔らかく、底づき感がしなかっただけに、さらに5cmも肉厚になれば相当座り心地は良いだろう。
GTRACINGの『GT099』と比較
せっかくなので以前まで使っていた初代ゲーミングチェアであるGTRACINGのGT099と比較してみます。
ただ、価格が倍近く異なるゲーミングチェアを比較するのも酷な話なので、あくまで個人の感想として読んでいただけると幸いです。
まず正面から。
GTRACINGよりもBauhutteのほうが全体的に肉厚で大きい。特に背もたれ部分はその差が目立ちます。
続いて座面の比較。
外観上はBauhutteの方が肉厚に見えるが、GTRACINGのアマゾンページを見ると10cm厚のウレタンフォームを使っているとのことで、厚みは1cmしか違わないみたいです。
しかし、実際に座ってみるとその差は圧巻で、GTRACINGはお尻(尾てい骨)に硬いものが当たる感触がするのに対し、Bauhutteの座面は底づき感はしませんでした。
続いてリクライニングの比較。
BauhutteよりもGTRACINGの方が水平に近い状態まで倒すことが出来ました。
商品説明によるとBauhutteが135度に対し、GTRACINGが165度とのことです。
こちらはゲーミングチェアを上から撮影したもの。
バケット状のゲーミングチェアは肩の部分にツノのような突起があります。正直いらん。
…で、この肩に当たる部分もGTRACINGよりもBauhutteの方が倍ぐらい厚みがあり、座ってみると若干硬いものの、フレーム(金属)が当たる感触はありませんでした。
GTRACINGのときはモロにフレームに当たる感触がしたので、なるべく当たらないように座っていました。
ヘッドレストの比較。
GTRACINGは中に綿が詰まっているだけなのに対し、Bauhutteはウレタンフォームが詰まっており、沈むことなくしっかり頭・首を保持してくれる。腰に来るランバーサポートも同様。
背もたれを倒した状態で頭を乗せると丁度いい位置にフィットしました。
ただし、ヘッドレストはただ単に肉厚だからいい・硬ければいいというわけではなく、寝る時に使う「枕」と同じでサイズや硬さは好みが分かれるところ。個人的にヘッドレストはもう少し薄くてもいいかなと思った。
G-550を組み立てる
当たり前ですが、完成品がそのまま届くのではなく、分解された状態で飛んでくるので、使うためには組み立てが必要です。
というわけで開封から完成までも紹介します。
こちらが箱。デカデカと「デスク秘密基地化計画」と書かれています。配達のお兄さんもきっと中身が気になっていたに違いない。
なお、Bauhutteの公式サイトではコスプレイヤーの伊織もえさんがバウヒュッテの各製品をPRしており、ファンからはゲーミングお姉さんと呼ばれています。運がいいとゲーミングお姉さんが同梱されているというウワサも。
今回こそ同梱されているかと思いきや、ゲーミングお姉さんは付いてきませんでした。残念。
まぁそんなことより開封しよう。
箱の中に入っていたものを一通り出してみるとこんな感じ。
ゲーミングチェアを構成するシートや各種パッド類はもちろん、組み立てに必要な工具(六角ネジ)も付属。特にこちらで工具を用意することなく組み立てができます。
…あれ、説明書どこだ???
………と思ったら背もたれの後ろに入ってた。びっくりしたじゃないか。
説明書と一緒にユーザーレビューキャンペーンの案内も入ってました。
これに回答するとBauhutteのオリジナル商品が抽選でもらえます。ちなみに私はオリジナルのメジャーや光るスマホ充電ケーブルなどを頂きました。
…ただ、これだけブログでBauhutte製品をレビューしているのだから、そろそろゲーミングお姉さんがもらえても良いんじゃないかと思う。
閑話休題。組み立てに入ります。まずは脚部にキャスターを取り付けます。
先述の通り、G-550はキャスターのロック機構を廃止したモデルになっています。
キャスターを取り付けたら中心部にガスシリンダーを取り付けます。
先端部分がベトベトしてるので根本をなるべく持つようにします。
続いて座面と背もたれを結合させます。
座面の金具の穴と背もたれの穴を合わせ、左右4本の六角ネジで固定しますが、これがなかなか大変。
金具の幅より背もたれの幅が狭く、金具を内側に押し付けながらネジを穴に合わせて締めないといけないため、仮止めするにも一苦労。
押さえつける人とネジを締める人とで2人がかりでやると楽だけど私はボッチで作業しました。ゲーミングお姉さんが欲しい…。
苦労して座面と背もたれを合体させるとこんな感じ。
続いて、アームレストを取り付けます。
アームレスト側の穴は若干広く、体格に合わせて外寄り or 内寄りに取り付けることが出来ます。
ちなみにBauhutteのゲーミングチェアのアームレストは上下、角度だけなく前後にスライドもできます。
つづいて座受けを取り付けます。
こやつで座面の高さを調整したり揺りカゴのようにスイングさせることができます。
座面底部には「↑FRONT」という表記があり、この向きと座受け金具に打刻された「↑FRONT」とを合わせてネジ止めします。
しかし、このことを完全に失念して取り付けてしまい、「よし完成!」と舞い上がって座ったら、座面が前にスイングして転げ落ちるというギャグみたいなアクシデントが発生。
慌てて前後の向きを付け替えました。
というわけで何とか無事にゲーミングチェアが完成しました。
今度こそ転げ落ちることもなくしっかり私を支えてくれます。これからよろしくね。
買った数日後に最新版が出るいつもの法則
思い切ってゲーミングチェアを買い替えましたが、以前のGTRACINGより倍の価格だけあって座り心地や安定感が向上しました。
なお、伝統なのか、私がBauhutte製品を買うとその数日後くらいに新モデルが出る法則が今回も発生し、「次世代ゲーミングチェア」の異名を持つ「G-530」が発表されるという。
ゲーミングチェア『G-530』の特徴は
- ヘッドレストの高さ調整(4段階)
- 座面の取り外し
- アームレストが左右にも調整できる
という点が新機能となり、座面が110mmであるのとリクライニングの角度(135度)は今回のG-550と変わらない。
気になるのはG-530の方が後に出たのに番号が若いってのと、G-550より安いという点。…気にしたら負け。
ちなみに”お古”となったGTRACINGのゲーミングチェアは母が実家使うことになりました。母曰く「背もたれがあって楽」とのことです。