どうもこんにちは。
今日も今日とてドラゴンの「ケーリアン」を組み立てています。
車体の上部にパーツを取り付けていきますが、車体の大きい「パンター」ですが、意外にも「車体」そのものは1つの大きなパーツで再現されているので、車体上部もすぐ出来上がります。
ただ、この車体に取り付けるOVMを始めとする小さなパーツの取り付けは今までやってきた4号戦車(4号対空戦車)と同じくらいでした。
ということで今回の制作日記を書き綴りますが、今までのケーリアン製作日記は以下から読むことが出来ます。読んでネ。
車体前面の組み立て
ということでここから先は車体上部の組み立て…というより車体上部へパーツの取り付けとなります。
説明書は5番目からスタートします。
こちらがケーリアンの母体となる「パンターG型」の車体上部です。
パンターもまた4号戦車同様にD、A、G、Fといったバリエーションが有りますが、ケーリアンはG型の後期型車体をベースにしているとのことです。
1944年3月から始まったパンターG型の特徴としては、
- 車体前面の操縦手用クラッペが廃止される
- 車体側面装甲板を50mmの1枚板に強化
- 対して車体前面下部装甲は50mm、車体底面前部装甲はは25mmに減らす
- 排気管に消炎器がつく(1944年10月以降)
といった変更がなされ、また他のバリエーション同様に、同じG型でも時期によって仕様変更がなされました。
前方機銃の取り付け
ではまず通信手席にある機銃から着手しようと思います。
構造は丸い装甲に機関銃の銃身パーツを取り付けるだけ。
機銃を組み立てるとこのようになります。
前方機銃は先端が出っ張っているので何かにぶつけた拍子にもげる可能性があるので、なるべく最後に取り付けたほうが良いです。
……んが、毎回そう思いつつも説明書通りに取り付けてしまう運命。
操縦手席のペリスコープの取り付け
ケーリアンの車体(パンターG型)の操縦手席にはクラッペ(視察窓)は無く、かわりに「ペリスコープ」と呼ばれる反射鏡を用いた潜望鏡で視界を確保します。
今回のキットではペリスコープ本体とペリスコープガードが一体化されていました。
また、パンターのペリスコープは旋回式ですが、プラモデルでは固定されてます。
フロントフェンダーの取り付け
続いてはフロントフェンダーを取り付けます。
車体とフェンダー裏面のモールドを合わせるように接着します。
フェンダーにはボルトやリブのモールドだけでなく、フェンダー内側のヒンジもしっかり再現されています。
フェンダーと車体との間には隙間があり、この隙間に車体下部のアイプレートが入り込むようになっているので、車体下部を仮組みした状態で取り付けました。
ボッシュライトの組み立て・取り付け
続いてはドイツ戦車おなじみの「ボッシュライト」を組み立てます。
説明書に従い3点のパーツを組み立てますが、ライト基部と先端の間に挟むように取り付けるパーツは削って調整する必要がありました。
もっとも前後のパーツで隠れてしまうので使わなくても問題ありません。
そんなボッシュライトをフロントフェンダーの左側に取り付けます。
このボッシュライトの取り付け位置もパンターのバリエーションによって異なり、D型は車体前面装甲の両側に2つ、A型は前面装甲の操縦手側に1つ、そしてG型からフェンダーへと変わります。
さらに余談ですが、今まで作ってきた「4号対空戦車」シリーズに装着したボッシュライトはいずれもモゲているので、コレも最後に取り付ければよかったかなと少々後悔。
なお車体には溶接跡がしっかり再現されています。
…が、装甲板をカットした断面のモールドは無いので、デザインナイフなどで再現しておくとよりリアルになります。
通信手・操縦手用ハッチの組み立て
車体の前面装甲板にパーツを取り付けたので、次は車体の上面装甲にパーツを取り付けていきます。
説明書は6番目に入ります。何やらいろいろ取り付けるようですが、まずは順番に操縦手・通信手用のハッチから始めます。
このようにペタンと貼り付けます。
なおハッチはこのように開いた状態で取り付けることも可能。
ただし、その場合は押し出しピンの跡(写真のハッチの2ヶ所にある丸い跡)を消しておきましょう。
ということでハッチを車体に取り付けるとこんな感じに。
ハッチはA型までは上に上げて回転させて開けるタイプでしたが、G型になってからは上に押し上げるタイプに変わりました。
で、ハッチの凹んだ部分に合わせてハンドルを取り付けます。
このハンドルも細いパーツなので接着後に腕やピンセットとかの工具がちょっと当たるだけでパキッともげます。取り扱いには十分注意。
あと細いパーツはランナーから切り離す時にも折れやすく、切り離したあとにゲートを処理する時も折らないように丁寧に扱います。
こういった細いパーツや小さいパーツはすぐに折れるので取り扱いには十分注意します。あとパーツの紛失もね。
トラベリングクランプ基部の取り付け
次は走行時に砲身を固定する「トラベリングクランプ」の基部を作ります。説明書の記載に従って取り付けると上の写真のようになりました。
母体となるパンターの砲は重たいので、移動時の振動で砲を支えている砲架や計測器が故障することがあるため、このトラベリングクランプで動かないようにするわけです。
一方で、ケーリアンは戦車砲と比較すると軽量な対空機関砲なので走行時の振動による影響は少ないと思いますが、キットではトラベリングクランプの基部が再現されてました。
通信手席のペリスコープの取り付け
操縦手席と同様に通信手席にもペリスコープ(潜望鏡)を取り付けます。
実際の説明書だとだいぶ先の14番の工程ですが、せっかくなのでここでやって上面の前部に区切りをつけます。
ほい、取り付け完了。
車体を合体させます
車体上部(上面)にはまだまだ取り付けるパーツが残っていますが、ここで車体の上下を結合させることにしました。
接合部の隙間を埋めるようにマスキングテープを貼る
まず車体上下の隙間をなくすためにマスキングテープをピンと張って上下車体の接合部分に貼り付けます。
この時に前後左右にズレや隙間が出ないように位置を調整します。
流し込み接着剤で上下車体を接着する
そして上下車体の隙間に流し込み接着剤を浸透させて車体を結合させます。
ただ、マスキングテープ周辺に流し込む場合、量が多いと車体上下の隙間ではなく、車体とマスキングテープの境界を伝ってハミ出るので注意。
あとは接着剤が硬化まで保管し、硬化したらマスキングテープを剥がして、その部分にも流し込み接着剤を注入しておきました。
まとめ
今回は上下車体の合体まで進めました。これでパンター車体が完成。
ですが、車体に関してはまだまだ取り付けるパーツが残っているので、次回以降にその続きをやっていこうと思います。
次回は車体の後方にあるエンジンデッキにパーツを取り付けていきます。