気がついたら「MAGPUL PTS」が社名変更していて「PTS Syndicate」になっていたでござるの巻。
そんなPTS Syndicate(以下:PTS)のエンハンスドポリマーグリップ(EPG)を買って制作中のSTD電動ガンのSR-15に取り付けたのでレビューします。
※「SR-15」とありますが、メカボックスだけ東京マルイで、それ以外は寄せ集めのパーツを使っています。
PTSのエンハンスドポリマーグリップ(EPG)のレビュー
今回製作している「SR-15」、ハンドガードやストックを中心にMAGPULおよびPTSのパーツを多用しています。
元ネタであるナイツアーマメント社(以下:KAC)のSR-15/SR-16でもストックやグリップなどMAGPUL製品を採用しているバリエーションがあるので、それを真似る感じです。
EPGのパッケージ。
ここ最近、厚手のビニールに入ったパーツばかり届いてたので、こういった箱型のパッケージが何だか久しく感じる。デザインもミリタリーっぽさがあって良い。
箱の一部が説明書になっている。もちろん英語表記だが、図を見ればだいたいのことがわかる。
ついでにいうと最近は「Deepl翻訳」というとても優れた翻訳ツールのお陰でこういった英文も怖くない。
付属品やグリップ本体のディテール
開封して中身を取り出してみる。以下のものが入っていました。
- EPG本体
- グリップ底板
- モーター調整用ネジ
- 底板を固定する六角ネジ
- 謎のプラスチック部品
グリップに関するアイテムが入っているけれど、本体(=メカボックス)に固定するネジは付属しないので注意。こちらは別で用意(後述)。
上で書いた「謎のプラスチック部品」というのがこちら。
なにかに使うパーツなのか、それともただのゴミなのかすらわからない謎の物体。グリップとトリガーガードの間にはめこむギャッパーにしては小さすぎるし、うむむ…。
とりあえず用途が判明するまでは取っておこう。
グリップエンド(底板)。
定番のヒートシンク構造になっており、モーターの冷却効果に期待できる。中央にはモーターの位置(高さ)を調節するネジがあり、マイナスドライバーで調整できる。
グリップ側への固定は2本の六角ネジ(付属品)にておこなう。
EPG本体。
EPGとはEnhanced Polymer Gripの略で、直訳すると「強化ポリマーグリップ」となる。
米国のデュポン・ザイテル・ポリマー樹脂を使用しており軽量ながら頑丈なグリップで、人間工学に基づいて設計された形状が特徴。
表面には特徴的なテクスチャーが刻まれていて滑り止め効果に期待でき、手に食いつくようにしっかり握ることが出来る。
グリップ右側面上部にはPTSの刻印が小さく入ってる。
グリップ上部はロアレシーバーに沿うように延長されており、深く握り込めるようになっている。
この延長されている部分が”ビーバー”のシッポみたいになっていることから、PTSではこれを「ビーバーテールエクステンション」という表現を用いていた。
グリップエンドを固定するためのネジ穴。
金属のネジ受けがインサートされていて補強されている。
EPG本体および付属品の重量を測定したら82gでした。
電動ガン本体への取り付け
それではEPGを電動ガン本体へ取り付けます。
先述の通り、PTSのEPGには電動ガン本体に取り付けるネジが付属しないため、本体から流用するか別途で用意しておく必要があります。
なので今回はAIPの「AEG M4 グリップスクリュー 3×8(シンワッシャーミリネジ)」を使うことにしました。
1袋10本入りなので、これ1つで電動ガン5つ分用意できる。私のように完成品ではなくパーツの寄せ集めで電動ガンをつくるユーザーにとって痒いところに手が届くアイテム。
グリップをメカボックスに差し込んで、上手いこと奥のネジ穴までネジを持っていって締めます。普通のドライバーでもいけないことはないですが、長めのマグネットドライバーがあると楽です。
2本のネジを締めるとEPGはグラつくことなく電動ガン本体にガッチリ装着できました。
あとはモーターを入れて配線(コネクタ)をモーターと接続し、グリップエンドをはめて六角ネジを締めるだけ。
SR-15にEPGに取り付けるとこのようになりました。
若干太めだが、ビーバーテールエクステンションによってしっかり根本で握ることができ、またグリップに刻まれたテクスチャーのお陰で滑りにくく非常に握りやすい。
品質に定評のあるPTS製品でありながら、5,000円以下で入手できるグリップで、SR-15や民間用M4(=AR-15)をつくる際のグリップの候補としてEPGを入れておいて損はないはず。