製作についてはこれでおしまいですが、せっかくなので完成した4号戦車 J型の写真をいくつか展示します。
4号戦車 J型(中期生産型) 完成!
今年の4月に製作をスタートして、10月に完成するというヒッジョーに時間がかかりすぎる4号戦車でした。
…製作というよりもブログの投稿に時間がかかっているわけですが、さすがに半年で1輌ペースでは独ソ戦が終わってしまう。
ヴィルベルヴィント、オストヴィント、メーベルワーゲン、そしてクーゲルブリッツといった「4号対空戦車」はいくつも作ってきましたが、その母体となる「4号戦車」はこれが初めて。
第二次大戦中に最も大量に生産された戦車だけに、バリエーションは豊富で、初期の頃と比べると同じ「4号戦車」でも全然違うのが面白い。
そんな中でもH型・J型といった後期の4号が好きです。
サイバーホビー(ドラゴン)の4号戦車のシュルツェンは薄い金属板で出来ているので、実車などで見かける「歯抜け」にすることが出来ます。足回りを見せたい時に。
ただ、シュルツェン内側のハンガーの接着位置がキモで、ここがうまくいかないとシュルツェンがガタガタになってしまいます。何度もやり直した部分です。
また、迷彩塗装ですが、今までやってきた「細い糸状のパターン」ではなく、雲のようなモクモクしたパターンになりました。意識してやったわけではありませんが、これはこれでなかなか。
戦車長のフィギュアを追加してみた
今回の4号戦車はハッチを開閉式にしてみたり、砲塔や車体の内部も塗装してみたりと、今までやらなかったこともトライしてみました。
しかしせっかくトライしてもただそれだけでは寂しいので、別売の戦車兵のフィギュアを作って乗せてみました。
使ったのはタミヤの「ドイツ国防軍 戦車兵セット」。2017年9月に発売されたキットで、大戦初期の2号戦車からキングタイガーにまでマッチした汎用性の高い戦車兵フィギュア。
ドイツ戦車つくって乗せるフィギュアに迷ったら、とりあえずこれを乗せておけばOKってくらい汎用性の高い子です。
フィギュアは細かい塗装が要求されるので、今までキットに付属してたものはスルー or 作っても顔はノッペラボウという手抜きクオリティでした。
しかし、やらなきゃ上達しないということで、また仲田裕之氏の著書『ミリタリーフィギュアの作り方』を参考に、見よう見まねで顔を描いてみました。
最初は邪神モッコスみたいなギョロ目になってしまいましたが、アイシャドウを上手いこと入れたり、肌色で白目を小さくしたりすることでだいぶマシになりました。
始めのうちは闇雲に塗装するよりも、こういった書籍を参考にした方が上手くいくみたいです。
箱絵っぽくしてみた。
このシュルツェンが部分的に抜けて足回りが見える感じが良いですよね。
過去作と並べてみた
プラモデルは1個だけ眺めていても「ヌフフ…」ってなりますが、そこへ過去に作ったやつを一緒に置いてやることでもっと「ヌフフ…」となるのです。
4号戦車とティーガーI
向こうからなにかやってきます。
やってきたのはティーガーIでした。
某・戦車が出るアニメ(劇場版)のラストシーン。
ティーガーIが4号戦車のケツに砲身をあて、空砲をぶっ放してブーストさせて、対戦チームの隊長が乗る戦車に激突&接射で撃破するという戦法。
劇中ではティーガーIの砲身は4号の車体後部に当ててましたが、プラモデルでそれ再現しようとすると俯角が足りませんでした。あれれ。
4、5、6、8号戦車
4号戦車、5号戦車(5号対空戦車)、6号戦車(ティーガーI)、そして8号戦車ことマウスと並べてみる。
あとは3、2、1号戦車と7号戦車こと「レーヴェ」が出来ればコンプリート。4号とティーガーIはあるけど、パンターはまだ作っていませんね。こちらもまたいつか。
4号とヘッツァー
お次はヘッツァーと一緒に並べてみる。軽駆逐戦車ということで砲塔の無いだけあって車高は4号の3分の1ほど。
同じ「駆逐戦車」である4号駆逐戦車 ラングこと『4号戦車 L70(V)』もいつか作ってみたいなぁと思っています。
4号対空戦車と4号戦車
今まで作った「4号対空戦車」と並べてみる。
ご覧の通り、対空戦車の方はいくつも作ってきましたが、その母体である4号戦車は今回が初めてでした。
こうやって見るとわかるように、対空戦車ひとつとっても多種多様なフォルムであり、対空戦車以外にも駆逐戦車や突撃砲、自走砲、弾薬運搬車のベースになったりと4号戦車の汎用性の高さを実感します。
まとめ
「4号戦車 J型」はフォマーク社とニーベルンゲンヴェルク社の2社が担当し、1944年2月から1945年4月の間に合計3,150輌が製造されたとのことです。
この期間を2月初日~翌年4月の月末とすると日数にして約454日で、3150÷454=6.938…となり、1日あたり平均7輌作ったということです。
一方、日本にあるTurbulence社は、4号戦車 J型の製作を2018年4月19日に開始し、同年9月30日にようやく1輌が完成という体たらくです。
昔はデカール、塗り分け、ウェザリング、フィギュア製作、そして完成で5記事ぐらいに分けていましたが、そんな呑気なことしてたら今年中に完成しない気がしたので、思い切って1記事でまとめました。
生産数を増やすために部品を簡略化したのがJ型なのに製作に半年かかるってどんなジョークですかね…。
つぎは何を作るの?
話すと長くなるのでペニーワイズに説明させます。
…以上です。
「戦車といったらデカくて強いヤツだよね」ってことで、キングタイガーことティーガーIIが作りたくなったんだ。しかもツィメリットコーティング仕様。
4号戦車 J型をヘトヘトになりながら作って「もう当分ドラゴンはいいわ…」とか思いつつも、またこうしてドラゴンのキットを作りたくなるのは何故でしょう。
…実はいまだに2017年に買った福袋のキットひとつも手を付けてません。しかも2018年度版も買いました…。さらに夏の福袋も………。
気づけば 完成プラモ < 積みプラ になってしまいました…。
ということです。今ではすっかりプラモ沼です。
まぁ、そんなことはどうでも良いんだな。次はキングタイガー作るからあわせて読んでくれると嬉しいんだな。