どうもこんにちは。
「M4A1つくるよ~」という告知をしてからだいぶ経過して、やっとこさ製作する時間が出来たので、チビチビと組んでチビチビとブログを更新していこうと思います。
↑M4A1の製作についての概要的なものは上記のページで紹介しています。
今回は「M4A1製作日記」の第一弾で、まずはメタルフレームの加工からスタートします。
加工の目的は、ストックチューブ内にリポバッテリーを搭載するためで、スペースの確保や配線の逃しにあります。
予めストックチューブバッテリー用に加工が施されたメタルフレームも販売されてますが、今回購入したメタルフレームはスタンダードタイプなので、自前で加工を施します。
はじめに 「M4A1」について
今回の企画が「M4A1製作日記」ということで、名称を「M4A1」としていますが、詳しい人から「M4(カービン)のが良くね?」と指摘されるかもしれません。実際に一つ前の記事では「M4」という名称を使っておりました。
しかし、当ブログではこのシリーズ以前に行った「M4カスタム日記」という、今回つくるM4A1とは別のシリーズが存在します。
そちらとの混同を防ぐため、便宜上「M4A1」という名称を使用しています。ご了承ください。
フレームはG&Pのブッシュマスター刻印を選択
さて、それではM4A1制作日記をスタートします。第一回目となる今回は先述の通り「メタルフレーム」の加工から取り掛かります。
今回作るM4A1は、ストックパイプ内にリポバッテリーを搭載しようと考えております。そのためにはフレーム基部およびその周辺の加工が必要で、まずはその加工から始めていきます。
ちなみにG&Pのメタルフレームには、ストックチューブ内にバッテリーを搭載したいユーザー向けに、あらかじめフレームに加工が施された「Bタイプ」というバリエーションもあります。
フレームの加工に自信がない人はそちらがオススメですし、欲を言うと私もM4刻印でBタイプのG&Pフレームが欲しかったです。
しかし、私が欲しかった
- 付属品ナシの安価版
- M4刻印
- Bタイプ
なんて都合の良すぎるモノはネットショップをいくら探しても見つかるはずもなく、そこは妥協する必要がありました。
で、妥協した結果、付属品が一切ついていない(そのかわり安価)ブッシュマスター刻印タイプのメタルフレームを購入し、加工は自分でやるという選択をしました。
こちらが今回つかうG&P製メタルフレームのブッシュマスター刻印タイプ(Aタイプ・付属品なし)。
内容はメタルフレームのアッパーとロアーのみで付属品は一切ナシ。フレームを固定するピンすらありません。そのかわり従来のG&Pフレームセットより価格が半額ほどになっています。
「フレームだけ欲しいんや!余計なモンは要らんからその分安くしてくれぃ!」という私のようなワガママな人のためにあるような内容です。
刻印の「ブッシュマスター」とは
刻印にはその名の通りブッシュマスター(=クサリヘビ科ブッシュマスター属の蛇)が描かれています。
ブッシュマスターはクサリヘビ科の中では最大種とのことで、マングースと対決させてもほとんど勝利するという。一方で毒はあるけど毒性は不明、強いという人もいあればあまり強くないという人もいるとのこと。
尻尾の形状から「ガラガラヘビ」だと思ってたのですが、若干違うみたいです。ただどちらも「クサリヘビ科」に属するってことなので、ガラガラヘビでも間違いはないと思います。多分。
そんなわけで、ストックチューブバッテリー仕様にするためにメタルフレームを加工していきます!!
反対側の刻印「BLACK WATER」とは
また、ロアレシーバーの右側面には「BLACK WATER」という刻印(プリント)が入っております。このBLACK WATERとは、米国のPMC(民間軍事会社)の社名です。
訓練を受けた自社社員を派遣し、戦闘への参加、治安維持活動などを行う「軍事サービス」や、他国の民間人や正規軍に軍事訓練を行う「軍事訓練サービス」などを行っています。
BLACK WATER社は後に社名を「Academi」に変更しています。
ちなみにMAGPUL社の事業一つであり、銃器を扱った訓練や教習ビデオの販売をしている「MAGPUL Dynamics」の元インストラクターである、トラヴィス・ハーレイ氏もかつてはブラックウォーターに所属してました。
彼は2004年にはイラク中南部の都市ナジャフにてシーア派の武装勢力と戦ってました。
そのナジャフの戦いにおいて使用したM16のフレームにはブラックウォーターの刻印が入っています。このとき彼は狙撃手(マークスマン)を務めていました。
参考 「ナジャフの戦い」から 10年、作戦に参加したトラヴィス・ハーレイ氏が当時を振り返る | JISAKUJIEN.org
セレクター周辺の刻印
話を戻してフレームの他の刻印を見ていきます。
セレクター周辺もシルクプリントの刻印が再現されており、フルオートシアーピンやハンマーピンには別のパーツが使われており、実銃にみられる仕様もしっかり再現されております。
ちなみにM4カービンはバリエーションによってフルオートタイプとバーストタイプがありますが、このフレームは「AUTO」となっているのでフルオート仕様を再現。
フレームの後端
アッパーフレームの後端。
東京マルイのM4・M16フレームのような「折れやすいツメ」とは異なり、ロアフレーム後端にこの部分を差し込む形で上下フレームを固定するタイプ。
もしもフレームを組んだ時にグラつく場合は、このツメの部分にプラ板などを貼って調整することで解消します。
ロアフレームの内側、メカBOX後部が触れる部分にはゴムのパッドがついています。
ただ、メカBOXが上手く入らなかったり、上下フレームを固定するピンが通らないなどの不具合が発生する場合は外します。というか外しました。
メタルフレームを加工してストックチューブバッテリー仕様にする方法
今回使うメタルフレームに関するディテールを紹介を終えたところで、いよいよストックチューブバッテリー用の加工を行います。
加工内容は以下の通り。
- ロアレシーバーのパイプを切断して短縮
- 配線を通すための「逃がし」を作る
ロアレシーバー後端のパイプの短縮
こちらがロアレシーバーのパイプ。ここにストックチューブあるいはストックそのものを被せるように装着します。
今回はストックチューブの内部にバッテリーを収納出来るようにするため、このパイプが18mmになるようカットします。
先述の通り、G&P製のフレームなら基部周辺がストックチューブバッテリー用に加工されたBタイプがあります。加工が面倒 or 自信無いって人はそちらをがオススメ。
でも私は値段につられて標準タイプを選択。単純な子である。
切断完了。
過去に別のM4に取り付けたLR-300用の折りたたみストックを装着するためにフレームの基部をカットしたことがありましたが、その時は木工用ノコギリでひたすらゴリゴリとやっていたので無茶苦茶しんどかった…。
でも今回はグラインダーでギュイイイイインとやったので1分程度で切断完了。楽勝。
パイプを切断したらヤスリで表面を綺麗に整えます。
欲を言えばパイプ基部の底部にもヤスリをかけて配線の「逃がし」を作りたかったけど、疲れたから割愛します。
配線を通すための「逃がし」加工
次にメカボックスの後端からストックチューブ内部まで配線を通すために、配線の「逃がし」をフレームに施します。
最初は三角形の棒ヤスリでゴリゴリして、ある程度削れたら丸い棒ヤスリで形を整えるだけでOK。時間はかかるけど簡単な加工です。
なお、配線の束だけでなくハンダや熱収縮チューブなどで配線は厚みが出るので、逃がしの穴は大きめに作っておきます。
まとめ メタルフレームの準備が完了!
M4A1制作日記の第一回目である今回は、ストックチューブバッテリー仕様にするためのメタルフレームの加工を行いました。
ストックチューブを通すためのパイプを切断して短縮するという作業は、なかなか勇気のいる作業ですが、18mmという長さを間違えなければ恐れることはないと思います。
グラインダーでギュイーンと切断すれば楽勝ですけど、過去の私のようにノコギリでひたすらギコギコする人もいるかもしれません。
いずれにせよ作業に集中するあまりフレームの変なところに力を加えてパキッと行かないようにだけ注意してください。「メタルフレーム」とは言うものの、無茶な扱いをすれば折れたり亀裂入ったりしますので。
ひとまずこれでメタルフレームの下準備が終了したので、次回はメカボックスの組み込みをやっていこうと思います。