どうもこんにちは。
製作中のM4A1ですが、前回レールハンドガード(RAS)を組み込み、ストック、フレーム、そしてフロントがほぼほぼ完成しました。
ここから先は部分的にパーツを取り付けていくことになります。
↑前回の製作日記。レールハンドガード(RAS)の取り付けに奮闘しておりました。
今回は引き続きフロント部分に取り掛かります。
先述の通り、前回の作業でRASを組み込み、M4A1としての外観がほぼ出来上がりました。
ただし、「ほぼ出来上がりました」とは言え、まだ取り付けていないパーツも何点かあり、それらをチョビチョビっと弄って行きたいので、もうちょっとこのM4A1製作日記シリーズは続きます。
で、上の写真よく見るとアウターバレル先端には「フラッシュハイダー」がまだついてません。M4A1なので、お馴染みの「バードゲージ」タイプのハイダーをつけようとも考えてたのですが…
5kuのCA556 AR203タイプ フラッシュハイダーを選んでみた
ショップで5KUの「SUREFIRE CA556 AR203タイプ ハイダー&サイレンサー」を見つけたので、歓喜の雄叫びをあげながら購入ボタンを押して現在に至ります。
従来のM4やM16系のライフルでお馴染みのバードケージタイプのハイダーが長くなったような外観のハイダーと、そのハイダーに対応したQDタイプのサイレンサーのセットです。
SUREFIRE CA556 AR203タイプハイダーのディテール
ハイダーはフラッシュライトでお馴染みのSUREFIRE社の『CA556 AR203』のレプリカで、特徴としては従来のM4・M16系のハイダーを長くしたような外観が印象的。
このハイダーは先端部分はマズルフラッシュを抑えるフラッシュハイダーの機能を持ち、後ろの筒の部分はサイレンサーを素早く着脱出来るアタッチメントになっています。
CA556 AR203タイプのハイダーは様々なメーカーから出ていますが、このハイダーに対応したQDサプレッサーがセットになったものは私が知る限り、「MADBULL」または今回の「5ku」というメーカーくらいです。
どちらも在庫がないのかなかなか出回っておらず、奇跡的にゲットできました。
…前置きが長くなりましたが、まずはハイダーから細かい部分を見ていきます。
まず先端のフラッシュハイダー部分。M16・M4ユーザーにとってはおなじみの形状です。
この側面に複数のホールがあるフラッシュハイダーは、形状が鳥カゴに似ていることから「バードケージ・ハイダー」と呼ばれてたりします。
またハイダー下部には曲線状に切り欠きが施されています。
これは後述のサプレッサーを固定するためのもので、サプレッサーの内側にある突起を合わせることで装着時にサプレッサーが回転するのを防ぎます。
ハイダーの底面にはイモネジの穴(何故かイモネジは無い)があり、ここにイモネジを通して締めることでハイダーをよりガッチリ固定することができます。
イモネジは従来のハイダーやアウターバレルにも使用されるM3サイズ。
QDサプレッサー
続いてCA556 AR203タイプハイダーに対応したQDサプレッサーを見ていきます。
こちらはサプレッサーの先端に施されたシルクプリントの刻印。
SPECIAL FORCEは和訳すると「特殊部隊」となります。どこの特殊部隊かはわかりません。
その下にもシリアルナンバーのようなものが入っていますが、これらが意味することは……。
QDサプレッサーのQDとはQuick Detachableの略で、和訳すると素早く着脱出来るということになります。
実際にサプレッサーの着脱は非常に簡単で、先述のサイレンサー内側の突起をハイダーの切り欠きに合わせたあと、そのままサイレンサーのレバーをカチッっと時計回りに回すだけでロックされます。
取り外す際はレバーを押しながら反時計回りに回せばロックが解除されます。着脱は一瞬で行なえます。
一体どういう仕組みになっているのか、サイレンサー内側を覗いてみる。
どうやらサプレッサーは内側にある4つのベアリングによってハイダーに固定され、通常は上の写真のように沈んでるベアリングですが、レバーをロックするとニョキっと出てきます。
そして、サプレッサーのベアリングがハイダー根本にあるレールに引っかかり固定されるという構造。
サプレッサーを覗き込んでみると奥の方に突起が見えます。
この突起がハイダー先端の切り欠きと噛み合うようになっており、サプレッサーの回転を防いでくれます。
M4A1にハイダーを装着してみた
CA556 AR203タイプハイダーとQDサプレッサーのディテールを紹介したので、今度はこれをM4A1本体に取り付けてみます。
装着方法は従来のフラッシュハイダーとほぼ同じ
取付方法は従来のフラッシュハイダーと同様にアウターバレルに差し込んだあと回転させて、ハイダー底面のイモネジを締めて位置決めをします。
バレルに取り付けるというよりはバレルに被せて取り付けるもので、ハイダーはアウターバレルに5cmほど被さります。
ハイダーはアウターバレルに5cmほど被さる
「5cmほど被さります」と文面にしただけではピンと来ないかもしれませんが、上の写真がハイダーがバレルに被さった時の位置関係となります。
写真を見てわかるように、長いハイダーでありながら、大部分がバレルに被さるため、長さは従来のバードゲージタイプのハイダーをつけた時とあまり変わりません。
フロントがこのように変化する
というわけで、CA556 AR203タイプハイダーを装着するとM4のフロントはこのように変わります。
先述の通りほとんどがアウターバレルに被さるので、長いハイダーでありあがら極端に長くなりすぎるということはありません。
全体図
全体像はこんな感じ。
アウターバレルに被さるほど「太さ」のあるハイダーだけに、”クビレ”のあるM4A1のアウターバレルに装着するとボン・キュッ・ボンみたいな形になります。何だかせくすぃ。
M4A1以外にはSCAR-HとかMASADA(ブッシュマスターACR)に装着しても面白そうですね。
ただし、先述の通り”5センチほど被さる”ということは、全長を抑えられる利点がある反面、フロントサイトやガスブロックとアウターバレル先端までの距離が短いタイプには正しく装着できないという事でもあるので注意。
サプレッサーを装着した状態
更にサプレッサーも装着してみました。
バレルがサプレッサー内部に被さる構造なので消音材のスペースが少なくなり、従来のサイレンサーと比較すると消音(減音)効果は低くなります。
ここは全長を抑えるか消音効果を抑えるかの二者択一です。
ちなみに11.5インチのバレルに装着すると…
このCA556 AR203タイプハイダーのメリットは、全長を抑えながらハイダーやサプレッサーが装着出来るという点です。
しかし、それは先述のようにフロントサイト(ガスブロック)とバレル先端までの長さが短い機種には正しく取り付けられないというデメリットでもあります。
そこで試しにM4A1よりも短いM733サイズ(11.5インチ)のバレルに装着できるか試してみました。
11.5インチのアウターバレルに装着したところ、ハイダーがフロントサイトを固定するピンの溝まで達したため、完全には装着できない模様。
ただ、ハイダーにはイモネジ用の穴があるので、ある程度ハイダーを回してイモネジで固定すると装着は出来ました(不具合が発生しそうな気がする)。
そんなM733サイズのアウターバレルに付属のサイレンサーを装着するとこんな感じ。
一見良さそうに見えるが、サプレッサーのロック機構がフリップアップフロントサイトに引っかかって回らないという痛恨のトラブルが発生。
最後の一歩ってところでこれは泣ける。
さらにフロントサイト基部が引っかかってフロントサイトも展開出来ない。
11.5インチ(M733サイズ)のアウターとフリップアップフロントサイトを相手には絶望的に相性が悪いみたいです。
普通の三角形のフロントサイトならサイレンサーと接する面がフラットなのでいけるかな…?
いずれにせよ、CA556 AR203ハイダーはアウターバレルの長さによっては装着できない場合もあるという点だけは留意しておきましょう。
CA556 AR203タイプハイダーを選んだ理由
…で、数あるハイダーの中で何故このような個性的な形のハイダーにしたのかというと、このハイダーが「メタルギアソリッド4」でスネークが使う『M4カスタム』のハイダーに近かったからです。
このハイダーはM4A1製作日記を開始する前に届いたもので、その時はまだメタルギアソリッド4の「M4 CUSTOM」の再現を計画していた頃でした。
再現する上で鬼門となるハイダーおよびサプレッサーをどうすべきか悩んでいた頃でした。
上の画像が件の「M4 カスタム」なのですが、銃口に取り付けられたフラッシュハイダーの後ろが少しポックリしているのがわかります。
このポックリした部分がサイレンサーを装着するアタッチメントで、ハイダー部分はともかくアタッチメントをどう再現するかが悩みのタネでした。
CQBハイダーだけを購入し、サプレッサーアタッチメント部分は妥協するか、あるいは何かしらの方法で自作するか、色々考えておりました。もちろんアタッチメントが再現できないのでそこに装着するサプレッサーなんて夢のまた夢。
そんな中で見つけたのが、5kuのCA556 AR203タイプハイダーとサプレッサーのセットでした。ハイダーがスパイク状のCQBタイプでないという点を除き、私が要求する条件をすべて満たしていたので即買い。
よりメタルギアソリッド4のM4カスタムっぽくするために、ハイダーにアルミテープを巻いて銀色にしてみるの図。
実際はこの部分はシルバーではなく灰色っぽい煤けた感じの色なのですが、画像検索で見てみると、この部分をシルバーにしているM4の画像を散見。
あとはアルミテープを巻くことでサイレンサーのグラつきが抑えられるという副次的な効果にも期待。
まとめ
こうやってフロントだけ見ると当初の目的だったM4 CUSTOMっぽくなってます。作るのはM4A1ですけどね。
先述の通り、このハイダーはM4A1製作日記を書き始める前に偶然ネットで見つけ、速攻ポチったわけです。
当時まだM4A1ではなく「メタルギアソリッド4」でスネークが使う「M4カスタム」を再現しようと考えてた頃で、再現する上で誰もがつまづくハイダー周辺で奮闘してた頃の名残りだったりします。
…結局M203グレネードランチャー 付けたいからM4 CUSTOMじゃなく普通のM4A1に浮気する形になりましたけどね(笑)
ということで今回はフラッシュハイダーとサイレンサーを装着してみました。
↑次の記事。残ったパーツを取り付け、ついに完成です。