「超重戦車マウス」にデカールを貼り付けてやった。

超重戦車マウス 砲塔のキルマークのデカール3 超重戦車 マウス

どうもこんにちは。

ここしばらく超重戦車マウスを放置していたせいでどんどん増殖…ってことにはなりませんが、なんかホコリっぽくなってきたので製作を再開しようと思います。

前回までに迷彩塗装まで終わったので、今回は車体にデカールを貼り付けていきます。

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超重戦車マウスのデカールはこれだ

というわけで、マウスの車体にデカールを貼っていきますが、まずはマウスのキットに入ってたデカールがどんなのかを確認してみます。

超重戦車マウス デカール

こちらが超重戦車マウスのデカール一式。

青い台紙に白いデカールなのでなかなかうまく撮影出来ませんでしたが、大まかに分類すると以下の通り。

まず0から9までの数字が書かれたデカールが2つあります。これは所属部隊を示す砲塔番号ですね。

次にその横に十字のデカールが4つ。これはいわゆる国籍マークというやつで、ナチス・ドイツの国籍マークである「ヴァルケンクロイツ」です。

ドイツの戦車模型はこの国籍マークと砲塔番号の2種類(あるいは国籍マークのみ)が多かったのですが、今回はそれに加えて付属フィギュアのデカール、そしてキルマークまでついていました。

超重戦車マウス デカール貼り付け例

何処にどのデカールを貼れば良いかは説明書に記載されています。

しかし、実物のマウスは試作がたった2つ作られただけなので、他の制式採用された主力戦車のような砲塔番号が無いのはもちろん、国籍マークやキルマークもありません。

そう考えると、実物を忠実に再現する場合は「デカールは貼らない」が正解なのかもしれません。

しかし、これだけデカールがあるのに何も貼らないというのは勿体ないので、今回はドイツが盛り返して再びソ連を追い詰めて戦争が長引いたので、マウスも量産された…という無茶苦茶な設定にして、架空のマウスを作ろうと思います。

国籍マークのデカールを貼り付ける

それではまずは定番の「国籍マーク」のデカールから貼り付けていきます。マウスの場合、車体の両側面と砲塔の前後に合計4つ貼り付けます。

まずはデカールの貼り付け方を確認しながら行っていきますが、より詳しいデカール貼り付け方法は『【ティーガーI】戦車模型にデカールを貼り付ける方法』で紹介しますので、そちらも参考にしてください。

超重戦車マウス 国籍マークのデカール

まずは貼り付けるデカールをカッターナイフで台紙から切り離し、水の張った器などに沈めて1分ほど待ちます。

なお、デカールの貼り方について解説したページだと、15~30秒ほど浸すといった解説が多く、私も最初はそれを参考にしてみたのですが、どういうわけか上手く剥離できなかったので、強引に沈めてやりました。

長く水に浸けているとデカールの粘着力が弱まるので非推奨ですが、「マークセッター」を持ってるので、落ちた粘着力はこちらでカバーすることにします。

超重戦車マウス 国籍マークのデカール 車体へ貼り付け

まずは車体の両側面から貼っていくので、貼付け位置周辺には「マークセッター」を塗ってデカールの接着力を強化しておきます。

超重戦車マウス 国籍マークのデカール 車体へ貼り付け2

そして水揚げしたデカールをピンセットなどで優しく触って、台紙からスライドさせます。この時うまくスライド出来ない場合は無理に動かそうとせず、再度水に浸してやります。

そして上の写真みたいに台紙からデカールが少しはみ出るくらいまでスライドさせ、貼り付ける場所へ持っていきます。

超重戦車マウス 国籍マークのデカール 車体へ貼り付け3

あとはペタッと貼り付けて、ポジション調整をします。

上の写真を見てわかるように、ただ「乗っけた」だけではデカールのシワが目立つので、ポジション調整をすると同時に、デカール内側の気泡を追い出します。

超重戦車マウス 国籍マークのデカール 車体へ貼り付け4

気泡は軽く湿らせた綿棒で上からグッグッと押してやると追い出すことができます。

ただ、真上から押してやらないとデカールがズレたりするので、扱いは慎重に。貼り付けた直後より少し時間をおいてデカールがプラモデルに定着してから行ったほうがやりやすい。

超重戦車マウス 国籍マークのデカール 車体へ貼り付け5

最終的に上の写真のように角度をつけて見たときにデカールのテカテカ感が無くなっていればOK。これで車体の両側の国籍マークはおしまい。

超重戦車マウス 国籍マークのデカール 砲塔前面へ貼り付け

続いて砲塔の国籍マーク。

車体と違って砲塔前面は曲面になっており範囲も狭いのでやや手強いですが、やることは同じ。

超重戦車マウス 国籍マークのデカール 砲塔後部へ貼り付け

同じように砲塔後面も。こちらは車体と同じく平面なので貼り付けやすかったです。

これで国籍マークのデカールが貼り終わりました。

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砲塔番号のデカールの貼り付け

お次は砲塔に3桁の砲塔番号のデカールを貼っていきます。

超重戦車マウスは試作型がたった2輌作られただけなので、本来なら砲塔番号はありません。

かといって大きな砲塔にせっかく用意されたデカールを使わないとなると、ずいぶん殺風景なマウスとなります。ここはこだわり過ぎずに思い切って砲塔番号を貼ってやることにしました。

超重戦車マウス 砲塔番号

ということで、国籍マークと同じように砲塔番号も貼り付けていくのですが、ここで問題となるのは、その砲塔番号をどうするか。

先ほど書き綴ったように、マウスのデカールには0から9までの数字が2セットあるので、ここから選べばいいのですが…迷う。

なので気晴らしにとGoogle画像検索で先人様の作例などを眺めて決めようと思いました。

参考までに、

  • 104番:説明書のデカール貼り付け例にあった番号
  • 100番:ガールズ&パンツァーに登場するマウスの砲塔番号(ただし作中の砲塔番号の色は白枠の赤)
  • 102番:ワイのもじけたブログやで~さんが手がけたマウスの砲塔番号

…といった具合だったので、「そんなら103番にすっか」となって103番にすることにしたわけです。

超重戦車マウス 砲塔番号2

まずこちらは砲塔左側面の砲塔番号。

この手の数字が1桁ずつバラバラになっているデカールは上下左右のポジション調整が結構シビアなので、砲塔に定規を当てながら微調整を繰り返しました。

超重戦車マウス 砲塔番号3

こちらは砲塔右側。右と左とでは数字の位置が違ってくるので、それも加味したポジション調整が必要です。こういう作業は苦手でござる…。

「キルマーク」のデカールも貼り付けよう

最後は「キルマーク(撃破マーク)」と呼ばれる、戦車乗りが「オレこんだけ倒したんやで!すげーやろ!!」とアピールするためのマークを追加します。

このキルマークのデカールは2種類あり、砲塔に貼り付けるものと、砲身に貼り付けるものがあります。

まずは砲塔のキルマークからやっていきましょう。

砲塔のキルマーク

超重戦車マウス 砲塔のキルマークのデカール

砲塔のキルマークは、戦車のシルエットのようなデカールを砲塔左側面にペタペタと貼り付けていきます。

この戦車マークのデカール、台紙に密着するかのようにビッシリと並べられており、1枚1枚分離するのは困難でした。

戦車マークを全て貼り付けるならさほど問題ないのですが、今回のように数を指定して貼り付ける場合は、うまいこと台紙から切り離す必要があります。

超重戦車マウス 砲塔のキルマークのデカール2

今回のマウスは上の写真のように、ソ連のIS-2らしき重戦車を2輌とT34と思われる中戦車を3輌撃破したという設定で、5枚のキルマークを貼り付けました。

超重戦車マウス 砲塔のキルマークのデカール3

キルマークを貼り付けるとマウスの砲塔はこのようになりました。

架空車輌ではありますが、デカールが追加されることによって情報が多くなったのと、迷彩塗装とのギャップがより戦車っぽくなった気がします。

砲身のキルマーク

お次は砲身のキルマークを追加していきます。やることを大雑把に説明すると、細長い帯状のデカールを砲身に巻きつけるように貼っていくわけです。

ただ、平面(あるいは多少凹凸のある面)にデカールを貼ったことはありますが、こういった長いものには巻かれろ的なデカールの貼り方は初なので、正直自信がない…。

超重戦車マウス 砲身のキルマークのデカール

まずは今までと同じようにデカールを台紙から剥離します。

砲身のキルマークのデカールは5つあるので、砲塔の撃破マークと合うように5つにします。

超重戦車マウス 砲身のキルマークのデカール2

水揚げした帯状のデカールはそのまま砲身に巻きつけるように貼り付けます。

ポイントとしては、砲身の下部から貼り付けを始めることで、デカールが重なってできる歪(いびつ)な場所が目立つ上面や側面に来ないようにします。

この細長いデカールは最初にペタッと貼るとそのまま勝手に巻きついていきます。うまくデカールが重なるように、また気泡によって膨らまないように注意しながら等間隔で貼っていきます。

超重戦車マウス 砲身のキルマークのデカール3

最終的にこうなりました。上の写真ではまだマークセッターが乾き切ってないのでテカテカしていますが、乾燥するといい感じになると思います。

ただ、もう少しデカール間の間隔は開けたほうが見栄えが良かったかもしれません。この辺りは次キルマークを貼る機会があるときに検証しようと思います。

まとめ デカール貼り付け完了

今回の「超重戦車マウス」は国籍マーク、砲塔番号、そしてキルマークといった3種類のデカールを追加しました。

何度も書いたように、マウスはデカールを貼ることで実車とは異なる仕様になるため、よりリアリティを追求する人にとっては「アチャー」な内容となってしまうかもしれません。

しかし、デカールを貼れば戦車模型がより戦車っぽくなりますし、何より考察にこだわりすぎて作業の手が止まってしまうと模型作りの楽しさがだんだん削がれていきます。

なので、拘るけど拘り過ぎないをモットーにやっていこうと常々思っています。模型作りもブログ更新も。

超重戦車マウス デカール貼付け後

ということでデカールを貼り付けたあとのマウスはこのようになりました。

やっぱデカールがあると映えますね。

超重戦車マウス デカール貼付け後2

反対側。車体の迷彩に対し真っ白なデカールが浮いてるようにも見えますが、このあとウェザリングをして彩度を落とせばより車体に馴染んでくれると思います。

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