どうもこんにちは。ましゅーです。
製作中の4号戦車 J型はようやく組み立てが終わり「塗装」に入れます。
しかし、今回もまた狙ったように休日に雨が降ってくれるおかげで作業が全く進まず、今回もまた迷彩塗装が終わるまで時間がかかりました。仕方ないね。夏だもん。
…さて、そんなわけで今回は組み立てが終わった4号戦車 J型を迷彩塗装します。
- 塗装前の下地処理
- 基本塗装
- 履帯や転輪の塗装
- キューポラ内部の塗装
- ハッチを可動式にする
- 迷彩塗装
といった内容を一気にご紹介。
塗装をする前に下地処理をする
基本塗装や迷彩塗装をする前にはいつも必ず下地処理(下地塗装)を行っています。
具体的には
- 金属パーツにプライマーを塗る
- サーフェイサーを吹く
- シャドー吹き
といったもので、これをやることで塗料の食いつきがよくなったり、色が単調にならず立体的になるといったメリットがあります。
では順を追って紹介します。
エアブラシを使う時は必ず換気して、マスクを着用して下さい。
金属パーツにプライマーを塗る
今回の4号戦車 J型では、いたるところに金属のエッチングパーツが使われています。特に今回は「シュルツェン」が金属板で再現されており、面積が大きいパーツです。
また、シュルツェンに限らず金属パーツは下処理をせずに塗装をすると簡単に塗装が剥がれます。なので金属パーツには必ずプライマー(Mr.メタルプライマー)を塗っています。
普段は筆でパーツに直接塗っていますが、今回はエアブラシで吹き付けてみました。
…が、メタルプライマーをエアブラシで吹き付けると綿あめのような糸が出てきてパーツが蜘蛛の巣状態に…。
薄くまんべんなく塗布出来るだろうと思ってエアブラシを選びましたが、メタルプライマーはエアブラシとは相性が悪いのでしょうか…?
後から知りましたが、今回使ったMr.メタルプライマーは「改」で、以前のものより金属パーツへの密着が格段に向上しているとのこと。
ただし、エアブラシで使う場合は希釈する必要があり、ラッカー溶剤などで薄めないと糸を吹くとのこと。もっと早く知りたかった…。
あと余談ですが、金属パーツの中でも特にでかいパーツである「シュルツェン」は塗料の食いつきを良くするため、組み立ての段階でパーツ表面を#400のペーパーで磨いて荒くしておきました。
オキサイドレッドのサーフェイサーを全体に吹く
金属パーツの下処理が終わったので、次は全体にサーフェイサーをまんべんなく塗っていきます。使うのはもちろんガイアノーツの「サーフェイサー EVO オキサイドレッド」。
エアブラシを入手してからは車体全体につかうサーフェイサーはこれを使っています(砲身の合わせ目消しでは缶スプレーのサフを使用)。
一般的なサーフェイサーの効果(塗料の食いつきを良くする、傷を隠す、色調を統一する)に加え、「オキサイドレッド」は実物ドイツ戦車の錆止め塗料を再現した色なので、実物戦車の下地処理も再現出来ます。
サーフェイサーEVOも従来のエアブラシで使う塗料のように「ラッカー溶剤」で薄めます。溶剤は同じくガイアのラッカー溶剤。
ガイアノーツの説明によると、「塗料と同じ比率で薄めろ」とありますが、私はいつも目分量で、1.5~2倍くらいに希釈しています。
ということでまずは手始めに履帯とそこに引っ付いてる上部転輪や遊動輪、起動輪を塗装。
転輪はピンセットにマスキングテープを巻いてブスリと穴に差し込んでやると塗装が楽になります。
万が一ピンセットにサフが付着した場合は、ラッカー溶剤を含ませたウエスで拭いてやれば良いのです。
続けて車体や砲塔、シュルツェンも塗装。
やることは基本的に同じですが、塗料が届きにくい奥まった部分を優先的に塗り、厚塗りにならないようにしました。
ということで一通りサーフェイサーを塗った4号戦車 J型がこちら。いい感じでしょ?
なお、この後、シュルツェンステーのハンガーや、シュルツェンの重なる部分、ハッチ周辺など、塗装が剥がれやすい部分にGSIクレオスの「Mr.シリコーンバリアー」を筆塗りします。
そして塗装後に爪楊枝などで軽くひっかくとシリコーンバリアーを塗った部分の塗装が剥がれ、チッピングでやるような「塗装の剥がれ」を再現できます。
シャドー吹きをする
次にやったのはシャドー吹きでした。
これはその名の通り、影になる部分に暗い色(私はクレオスのマホガニーを使います)を吹き付け、車体塗装をした時にその部分だけ他より暗くなるようにするものです。
たとえばシュルツェンの内側や、シュルツェンで隠れるフェンダーや車体の側面、砲塔側面、エンジンデッキ、車体の下の方などがあります。
そういったところに暗い色を吹き付けてやるわけです。
…ただ、サーフェイサーのオキサイドレッドがすでに暗い色なので、シャドー吹きをする意味があるかどうかはよくわかりません。従来の明るいネズミ色のサフなら効果はあると思います。
私がやっている下地塗装は以上です。ここから先は基本塗装および迷彩塗装に入ります。
ダークイエローで車体塗装
次は車体の基本塗装を行います。
ドイツの戦車は時期によって
- ドゥンケルグラウ(ジャーマングレイ)
- ドゥンケルゲルプ(ダークイエロー)
- オリーブグリュン(オリーブグリーン)
といったように、車体基本色が異なります。
電撃戦をやってた大戦初期の頃は、攻勢だったので隠れる必要がなく、ジャーマングレイ単色(大戦前はジャーマングレー+ダークブラウンの2色迷彩)でした。
しかし、戦局が不利になると隠れる必要があり、ダークイエローを基本色として、オリーブグリーンやレッドブラウンで迷彩塗装を行います。
そして大戦末期になるとダークイエローの原料の調達が困難になり、1944年12月に車体色をオリーブグリーンで塗れと通達が出ます。
もっと終戦間近になると物資の節約や工程の簡略かとして、サビ止めのオキサイドレッドをベース色として、その上にグリーンやイエローを塗っていたりもしたとのこと。
ひとまず今回はダークイエローを車体ベース色とします。
車体基本色はガイアカラーの「ドゥンケルゲルプ2」を使用
車体の基本色はガイアカラーのドゥンケルゲルプ2を使用します。
ロコ組みによって履帯や転輪が分離された状態で、可及的速やかにそいつらを車体に取り付けたいという思いで、まずは車体底面から側面下部を塗装しました。
取り急ぎ、車体と各種転輪の基本塗装が完了しました。
なお、ダークイエローで塗装した車体をよーく見てみると、なんだか熟してないバナナみたいな色になってます。これではイエローというよりグリーンっぽい。
これはダークイエローを構成する塗料が分離したせいで、ドゥンケルゲルプ2本来の色とは異なる色になっていて、それに気づかずに使ったためにこんな色になったわけです。
要するにちゃんとかき混ぜなかったのが原因。
もちろんこのままでは納得いかんので、ちゃんと修正します(後述)。
転輪や履帯の塗装および車体への取り付け
上述のようなお粗末な車体塗装になった理由としては、早く履帯や転輪を車体に取り付けたかったという願望が脳裏を独占していたことにあるわけです(言い訳)。
「ロコ組み」は車体奥や転輪を塗りやすくするための技法なのですが、連結式履帯という大量のパーツを接着するモノをいつまでも宙ぶらりんにしておくのは個人的にヤキモキするのです。
なので、1日でも早く車体に履帯や転輪を取り付けるべく、これらの塗装を行います。
履帯・転輪の塗装
履帯および転輪のゴム部分の塗装は筆塗りで行いました。
使用する塗料はいずれもタミヤのアクリル塗料で、
- フラットブラック
- フラットアース
- レッドブラウン
これら3色を混ぜた黒茶色に溶剤をやや多めに入れたものを筆でペタペタと塗っていきます。筆塗りなのでエアブラシと違い、屋内で出来るという利点があります。
…エアブラシも塗装ブースを用意すれば屋内でも可能ですが、私はラッカー塗装を使うのでニオイがががが。
こんな具合に平筆でペタッペタッと塗っていきます。
履帯は凹凸があるので、様々なアングルから見て塗りモレがないようにします。
本当は下地にダークアースを吹いておくとなお良いのですが、今回は下地はナシで直接履帯を染めました。どこまで手抜きなのかしらこの子は…。
履帯染めで使った塗料は転輪もゴム部分にも使いました。
この黒茶色はなかなか汎用性が高く、履帯や転輪のゴム以外にもOVMの鉄の部分にも応用できます。
履帯と転輪を車体に取り付ける
履帯や転輪の塗装が終わったので、ようやく車体に取り付けられます。
塗装後にパーツを接着すると、その部分がグジュグジュになるので好きではないですが、ロコ組みをすると必然的に塗装からの接着となります。仕方ないね。
なお、今までは通常のスチロール樹脂系接着剤(いわゆるタミヤセメント)を使ってましたが、リモネンセメントは塗膜を侵さないと聞いたので、今回は試しにリモネンを使用。
接着されるまでに時間はかかりますが、確かに塗膜の上にヌリヌリしても塗料が溶けなかったので、これはなかなか良さそうです。
ひとまずこれで足回りや車体は落ち着きました。
写真は基本塗装をした車体に、まだサフだけの砲塔を乗っけてみるの図。この組み合わせは大戦末期のドイツ戦車っぽいですよね。
ドゥンケルゲルプの色が気に食わないからやり直す
基本色となるドゥンケルゲルプを車体に吹き付けましたが、先述の通り、熟してないバナナみたいな緑っぽい色になってしまってます。
それもこれも「さっさと車体を塗装して履帯(転輪)をくっつけたい」という邪念がもたらした手抜きによるものです。趣味だから許せるインシデントです。
同じガイアのドゥンケルゲルプ2を使って車体色の塗装した「フラックワーゲン」と比較。ウェザリングをして彩度が落ちてるとは言え、ここまで差が出るともはや見過ごせない。
ということで、今度はしっかり塗料を撹拌して、今度こそドゥンケルゲルプらしい色にします。
こんなに色が違う!
上の写真は、ちゃんと混ぜずに塗装した転輪(一番後ろのやつ)と、よーくかき混ぜたドゥンケルゲルプ2で塗装した転輪の色を比較したものです。
写真では分かりづらいですが、シッカリかき混ぜるとドゥンケルゲルプ2っぽいバナナの実のように明るい黄色になるのがわかります。
本当は全体を塗り直したいですが、履帯を装着してしまったので、奥まった部分は塗装せず、この熟してないバナナ色は影の色として有効活用します。
基本塗装(1段階目)が完了
あわせて砲塔やシュルツェン板も基本塗装をしました。これだよ。この色だよドゥンケルゲルプ2は。
なお、上の写真を見てわかるように、キューポラは内部を塗装するためこの時点では接着せず、ハッチや砲塔シュルツェンの扉も可動式にするため接着していません。
明るい場所は「インテリアカラー」を混ぜてハイライト塗装
車体基本色の1段回目の塗装が終わりましたが、これで車体塗装が完了というわけではなく、ここへ更に「ハイライト」の塗装をします。
砲塔の上面とかは日が当たって他の部分よりも明るく見えるので、そいつを再現するために、基本色で使ったドゥンケルゲルプ2に同じくガイアの「インテリアカラー」を混ぜて明るくしたものを吹きます。
ちなみにインテリアカラーとは名前通り、戦車の内部の塗装に適した色で、暗い戦車内を少しでも明るくするために実際のドイツ戦車でも白系の色で塗装されています。
今回は説明を省いてますが、実際に車体や砲塔の内側にインテリアカラーを吹き付けて白っぽくしました。何というか…健康診断の時に飲んだバリウムのような色でした。
全く関係ないですが、健康診断の結果は異常ナシ。医者に褒められました。
段階的にインテリアカラーの量を増やし、ハイライト塗装をするとこのような感じになりました。
先ほどのフラックワーゲンと比較。熟してないバナナの頃に比べるとだいぶマシになりました。
ただ、今度は逆に明るい(白い)ですが、この後の迷彩塗装やウォッシングで自ずと暗くなるので、このままで行きます。
キューポラ内部の塗装
これまで戦車の内部塗装はやったことが無かったですが、今回は趣向を凝らして内部も塗装してみようと思います。
先述の通り、砲塔や車体の内部はインテリアカラー単色なので楽ですが、キューポラはペリスコープや保護パッドなどがあるので、これらを筆で塗り分けます。
保護パッドの塗装
あぁ…写真がピンボケ……(泣)
まずは車長の顔面強打を防ぐための保護パッドを塗装します。こちらは履帯を染める時に使った「黒茶色」をそのまま筆塗り。
塗装を考慮してキューポラは砲塔に接着していませんが、それでも狭い場所に筆を潜り込ませるので神経を使いました。
また、写真はありませんが、キューポラのハッチ内側にもゴムパッドがあるので、そこも同じように黒茶色で塗っておきます。
ペリスコープの塗装
続いてペリスコープの塗装です。
フレームはガンメタル+フラットブラック
ペリスコープのフレーム部分は、保護パッドと質感を区別するためにタミヤアクリルのガンメタルにフラットブラックを混ぜて暗くした色を使用。
ガンメタルは対空戦車の対空機関砲および車載機銃の砲身、車載工具の金属部分の塗装でお世話になりました。
ただ、ガンメタル単色ではギラギラ明るいので、フラットブラックを混ぜて落ち着いた金属の質感を出しています。
レンズ部分は「クリヤーグリーン」
また、ペリスコープのレンズ部分は本当は未塗装で行こうと思ったのですが、接着してから塗装したので、外側はダークイエロー、内側はインテリアカラーという意味不明な色になってます。
さすがにこれを放置しては見栄えが悪いので、インテリアカラーはレンズ部分の下地塗装だと思い、その上からタミヤアクリルの「クリヤーグリーン」を塗りました。
ただ、ペリスコープは塗装してから接着したほうが楽です。次からはそうします。
ひとまずキューポラ内部の塗装が終わったので、リモネンセメントを使ってキューポラを砲塔へ接着しました。これでいつ西住殿が乗っても大丈夫。ガルパン最終章でJ型出ないかなぁ。
ハッチを可動式にする
基本塗装が終わったので、砲塔側面のハッチも砲塔にくっつけます。
ただし、ハッチは可動式にするため、接着ではなく本当にくっつけるだけです。
貼って剥がせるのり「ピットマルチ」で手軽に可動式に!
ハッチを可動式にすると言うと、ヒンジにピンバイスで穴を開け、細い金属線を通すのをイメージされるかもしれません。
しかし、ハッチの可動部という狭い部分に穴を開けるという、極めて高度な技術となります。何よりそんな細いドリルは持ってない。
それよりもトンボ鉛筆が出している「ピットマルチ」というノリを使うことで、初心者でも簡単かつ手軽にハッチを可動式にできちゃうのです。
「師匠」こと仲田裕之氏のお気に入りツールの一つです(笑)
このピットマルチをハッチの可動部にチョンと点付けして、5分ほど放置して、透明になったら砲塔に取り付ける。
たったこれだけでハッチが可動式になるのです。
こちらは砲塔側面のハッチ。同じようにピットマルチをつけます。
ハッチを開けた状態。
ピットマルチは接着剤と違って硬化するのではなく、乾燥するとネバッとした塊になり、そいつのおかげで適度にパーツを保持してくれるのでハッチなどが動かせるようになるわけです。
そしてもしも「付けすぎた!」とか、「上手くいかなかった」という場合は、乾燥したピットマルチをつまんで剥がせば何度でもリトライ出来ます。
同じようにシュルツェンの扉もピットマルチでくっつけます。
ご覧の通り、ちゃんと開閉できます。
当初、ハッチと違ってシュルツェンの扉はパーツ同士の接点が少ないからピットマルチでも厳しいかなぁ…と思ってましたが、実際やってみるとピットマルチ自体の接着力が強くて可動させられました。
これでキューポラや装填手・砲手のハッチおよび、砲塔シュルツェンの扉が可動するようになりました。めでたしめでたし。
…ただ、問題は中に何もないので開けると寂しくなるという点。フィギュアでも買って乗せようかしら?
車体に迷彩塗装を施す
お待たせいたしました。迷彩塗装します。
恐らくグーグルとかでこの記事にたどり着いた読者はこれを読みたかったに違いない。またせてゴメンね。焦らすのが好きなの。うふふっ。
………迷彩塗装やるよ。
オリーブグリーン塗装
まずは迷彩の1色目。ダークグリーンやオリーブグリーンと呼ばれる色です。
塗料はガイアカラーの「オリーブグリュン」に少しだけ車体色で使った「ドゥンケルゲルプ2」を混ぜて色をまろやかにします。
この迷彩色に車体色を少量混ぜるというテクニック、はじめは戦車プラモの動画や書籍とかでやっていたものを半信半疑でやっていました。
しかし、実際にやってみると車体色に色が近づくので迷彩が浮き過ぎず、スケール感を損なわずに迷彩を描くことが出来るようになります。
ということでまずは1色目の迷彩塗装がおわりました。
今までやってきたエアブラシでの迷彩塗装は、「Y」とか「人」を組み合わせたような細い線を描くものが多かったですが、今回はモクモクした大きい模様の迷彩パターンにしてみました。
今回の塗装方法としては
- まず細い線で輪郭を描く
- つぎに輪郭の内側を塗りつぶしていく
という手順で行いました。
レッドブラウン塗装
写真の撮影を省いてしまいましたが、2色目のレッドブラウンを吹きました。
こちらもガイアカラーの「ロートブラウン」に「ドゥンケルゲルプ2」を少量混ぜた塗料を使用し、オリーブグリーンの時と同じように輪郭を描いてから内側を塗りつぶす方式で塗装します。
車体の左側面。
オリーブグリーンを吹きすぎたので、レッドブラウンを塗る面積が少なくなってしまったので、オリーブグリーンの上を跨ぐようにレッドブラウンを重ね塗りしました。
その場合、ダークイエローの上に塗ったレッドブラウンよりも暗くなってしまいますが、実物車輌でもこのような重ね塗りはしていたと思います。
反対側。
迷彩模様は車体シュルツェンと砲塔シュルツェンとで繋がるようにしてみました。
ちなみにシュルツェンは全て車体に装着した状態で塗装をしています。そのため、重なる部分には迷彩が施されておらず、明るいダークイエローがわずかに顔を出しています。
実車の迷彩塗装がどのようにして行われたかはわかりませんが、当時の写真を見てみると、シュルツェンを装着した状態で塗装をしたと思われる車輌を散見。
先述の通り、迷彩模様は最初に輪郭を描き、そのあと中を塗りつぶしました。いずれもハンドピースはそこそこ絞り、細い線を何度も重ねるように吹き付けます。
すると、しっかり塗り潰されているところと、そうでないところに濃淡の差が出ます。
最初これは見栄えが悪いと思って極力なくそうと努力しましたが、よくよく考えると、実際の迷彩塗装もスプレーガンでやっているので、こういった濃淡差は発生するはずです。
なのであえて濃淡差はそのままにして、現地の兵士がやっつけ仕事でやった感を残しておこうと思いました。
まとめ
ということで、組み立て後から迷彩塗装が終わるまでにやったことについてまとめました。
今回はハッチを可動式にして、キューポラは内部まで塗装して、全体の迷彩パターンも今までとは違うものにしてみたりと、いろいろ挑戦してみました。
ただ、今回のエアブラシ塗装でやたらハンドピースが水を吹くという点が気になりました。時期が時期なだけに仕方ないのかもしれませんが、突然ブシュッと水滴が飛んでしまうとせっかくの塗装がパーになります。
なので何度か水抜きとしてハンドピースやホースに溜まった水滴を吹き飛ばそうとしてみましたが、しばらくするとまた水を吹いてしまいます。
一応、コンプレッサーとハンドピースの間には「エアレギュレーター」があって、水滴がここで止まるようになってる(はず)ですが、どうもこれだけでは弱いようです。
なので、次回のエアブラシ塗装までに、ハンドピース側に装着するフィルター(ドレンキャッチャーと呼ぶようです)を入手しておこうと思います。
さて、次回はいよいよ最終回。細部の塗り分けとデカール、ウェザリング、そしてフィギュアの製作をやって完成です。