どうもこんにちは。ましゅーです。
学生時代にアルバイトをしたことがある人は結構いると思うのですが、その大半は生活費や遊ぶためのお金を目的にバイトをしているのだと思います。
そんな中で、コンビニでアルバイトしている方のツイートの「金目的の従業員はいらん」という旨の記載が話題になっているので紹介します。
先に補足しておくと、ツイートした人がそう言っているのではなく、ツイートした人が勤務するコンビニの店長がそう言ったとのことです。
コンビニ店長「金目的の従業員とかいらないわ」
ツイートによると、人手不足を懸念した投稿者が解決策として時給アップを提案したところ、店長が「金目的の従業員とかいらないわ」と反論。
このツイートはやがて5000RT以上拡散され、ニュースメディアにも取り上げられるほどに話題になりました。
なお、注意したいのは、投稿者が発言したのではなく、投稿者が働くバイト先のコンビニ店長が発言したということ(読めばわかると思いますが、念のためもう一度)。
アルバイトする目的ってまず「お金」でしょう?
アルバイトの面接でも「なぜ弊社を選んだのですか?」という志望動機を問われる場合があり、(学生の場合)人生経験とか職業訓練といった旨の回答をするかと思います。
…が、それは多くの場合「建前」で、本音は「金」のはず。
もちろん、「やってみたかったから」とか、「家から近いから」とかお金以外の目的もあると思いますが、そもそも学生や若者がバイトをする理由は「お金」だと思って良いと思います。
ただ、それを馬鹿正直に言ってしまうと、印象を悪くしてしまうという懸念から、聞こえのいい「向上心」とかをアピールするのが実態でしょう。
…ですが、やっぱり大半の目的は「お金」なのです。ましてや「コンビニ」。探せばいくらでもありますし、仕事内容は他でも出来るようなものが多い。
そんな他と差別化が困難なコンビニで何を「売り」にして差別化するのか、24時間営業だから夜間でも長時間でも働けるというくらいでしょうか。…やっぱ金じゃん。
逆にお金目的でない人の方が不安
正直いってコンビニでバイトをしようと思う人で、お金以外の目的がある人ってどんなのだろうと無い知恵絞って考えてみたのですが、やっぱり思い浮かびません。
なぜなら
- コンビニの仕事(レジ応対、商品陳列、清掃、調理など)は他のバイトでも出来る
- 自分の意志で何か企画・制作するという仕事ではない
- あくまで指示されたことをこなすだけ(ワンオペ除く)
…コンビニにかぎらず殆どのバイトが当てはまるような気もしますが。
そういう意味で「それ別にコンビニじゃなくても出来るよね?」レベルの仕事をこなす上で(給料以外の目的でよく挙げられる)『やりがい』とか『楽しさ』があるのかというと、「うーん」となります。
「給料が良い(=カネ目当て)」という、わかりやすい理由が目的で来ている人は、その給料が良い間は真面目に働いてくれるでしょうし、多少無茶な要求をしても(嫌な顔するけど)やってくれるでしょう。
私たちは「幸せに生活するため」にバイトや仕事をしているので、もらえる給料の額は多いに越したことはありません。「お金目的の何が悪いんですか?」と、この店長に聞いてみたい。
そしてこのコンビニ店長が何を目的にやって来るアルバイトを求めているのか、是非とも知りたい。
コンビニバイトの人を馬鹿にするつもりは一切ありませんが、お金以外でコンビニアルバイトをする人が一体何を考えているのか(企んでいるのか)気になります。出会い?
ただ、無理に時給を上げなくてもいい
で、このコンビニは「人手不足」が懸念とのことなので、それなら人手確保の手段としての時給アップもアリかと思いいます。
…が、そうではないコンビニなどでも同様に時給アップすべきかどうかと言われると、私は「別に上げなくてもいいんじゃない?」って考えに至ります。
「おいっ、今までの話は何だったんだよ!」ってなりますが、その理由について以下にまとめました。
嫌なら辞めろ
正社員ならともかく「アルバイト」です。
なので、給料(時給)もとい雇用条件に不満なら、さっさと辞めてより良いバイト先を探せばいいのです。
アルバイトの最大の利点は、正社員と違っていくら辞めても職歴を汚すことがないという点で、不満なら辞めて次を探せばいいのです。
ただ、給料(時給)が高くなればなるほど、ハードになる場合が多いという点は忘れずにいたい。給料は勤労に対して支払われる報酬ですので。
たいして仕事もしないクセに「給料上げろ」はどこへ行っても通じません。給料アップと同時にあなたの仕事のクオリティもアップさせましょう。
また、給料以外でも劣悪な労働環境、セクハラ・パワハラなどいわゆる「ブラックバイト」でも同じように心身が壊れる前に辞めましょう。
人手不足で閉店か給料アップかの苦渋の選択に
「給料低いんでよそ行きます」ってなって辞めるバイト君が出ます。
すると人手不足に拍車をかけるわけで、企業側は血眼になってアルバイトを急募しないといけません。
…が、いかんせん給料(時給)が安いので人はなかなか来ません。似たような仕事内容で時給のいいバイトなんて探せば出てくるでしょうから。
そうなると人が来なくて人手不足による廃業か、給料を上げるかの二択を迫られるかと思います。
人を安くコキ使うブラック企業(ブラックバイト)は潰れてしまえばいいと思っているので、まぁ給料上げずに潰れても別にいいと思います。コンビニに関しては掃いて捨てるほどありますし。
…が、経営する人たちにとっては潰れるのは避けたいと思うでしょうから、どこかで妥協した結果、給料(時給)をアップさせざるをえない状況になっていくのではと思います。
最低賃金を上げて必ずしも得するとは限らない
「セーフティーネット」としてのコンビニやファーストフード店
なお、コンビニやファーストフード店に関しては、若いお兄さんお姉さんだけでなく、カタコトの日本語を話す外国人や、「もう引退したほうがええんでね?」ってなる高齢の方も働いています。
それを鑑みるに、諸々の事情でどこにも雇ってもらえない人たちを雇う「セーフティーネット」としての大役を担っているようにも見えます。コンビニやファーストフード店などではそういう人たちも雇う寛容さが見られます。
もちろん、そういった人たちも「生活」がかかっているので最低賃金が上がれば嬉しいのですが………。
「スキルがない人」が働ける場所が減ってしまう
一方で過去にはアメリカのマクドナルド(正確にはカリフォルニア州)が最低賃金を15ドルにするというニュースが有りました。
これに乗じて「日本でも最低賃金をアップさせろ」という声があがり、聞いた限りだと「その通りだ!」と思ってしまいます。
…が、最低賃金をアップしたことで、売上は今まで以上にアップさせないと、人件費が賄えなくなり赤字で閉店、従業員が失業という流れになってしまいます。
ことマクドナルドに関しては、最低賃金が1,000円から1,500円にアップすると、原価が販売価格を上回り、売れば売るほど赤字になるとのこと。
現時点で売上不振を嘆いてる今のマクドナルドが、味もサービスも変えず販売価格だけ上げたら売上が減るのは火を見るより明らかですよね。
都心などの売り上げが高い店なら大丈夫かもしれませんが、逆にギリギリだった店は軒並み閉店ってなってしまう可能性があります。
前項の通り、コンビニやファーストフード店はスキルがない人でも働ける場所という大役も担っているので、そういうのが無くなってしまうと不幸になる人が出てしまいます。
参考 最低賃金を上がると嬉しい人と失業する人。 : ひろゆき@オープンSNS
時給と一緒にスキルも上げよう
引用したツイートから色々考えてみたのですが、このコンビニ店長の考えは「おかしいだろ」と思います。お金を稼ぐ以外にコンビニで働く利点というのがあまりないですから。
また、コンビニバイトに転じて、バイトの時給アップについても書いてみましたが、こちらについても「時給アップせよ!」と安直に言っていいのか迷った次第です。
なぜなら学生や若い人は、今働いているコンビニとかファストフード店に「時給上げろ!」と言うよりも、もっと時給の高い場所に変えたほうが良いと思うからです。
スキルも無く仕事も出来ない人に高い給料を払うのではなく、仕事が出来る人・成果を出した人に高い給料を払ってその努力を評価すべき。そうでないと頑張る人が報われない社会になります。
また、最低賃金が高い場所に行けば給料アップはもちろん、より高度な仕事を任されるので、まさに「やりがい」や「社会勉強」、そして「スキルアップ」にもつながります。
成長し続ける若い人が最低賃金の安いところに留まる理由はありません。今のアルバイトに不満な人は、心機一転して新しいバイト、新しい事にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
ネットの求人サイトで高時給のバイトを探してみよう
また、最近では「バイトル」などによって、インターネット(特にスマホ)からでも気軽にバイトを探すことが出来ます。
職種、勤務地、時給、その他(服装は自由か、茶髪やピアスはOKか)を細かく検索することができ、お金がすぐ欲しいときに便利な即日払いOKな求人や、時給1,200円以上の求人も掲載されています。
もちろん時給に限らず、「家から近い場所がいい」とか、「こういう仕事やりたい」って人が利用しても良いでしょう。あなたにマッチしたバイトを探すことができるのです。
…ただし、求人内容によっては直接雇用(勤務先と求職者とのやり取り。これがいわゆるバイトやパート)ではなく、勤務先と求職者の間に派遣会社が入る「派遣社員」として扱われる場合もあるので要確認。
特に高時給な仕事や即日払いOKなところは派遣社員となる場合が多いので、必ずチェックしておきましょう。
気になった求人に応募すると、後ほど登録した電話番号に担当者から連絡が来るので、そのときに
- 直接雇用か派遣か
- 仕事の内容(キツくないか、女性でも出来るか)
- 勤務時間、休憩時間、休日、一週間に何回までなら休めるか
- 時給・時間外勤務(残業)手当の有無
- 勤務地の住所・アクセス方法・車通勤の可否・交通費の有無
- その他、働く上で気になったこと(服装や頭髪)
などを必ず聞いて確認しておきましょう。学生の場合、自分が学生であるという旨を強調して説明しておくと多少柔軟に対応してもらえる場合もあります。
「お金」はとても大事なので、そんなお金を多く稼ぐための知識・技術を身につけましょう。