グリレ17組み立て完了とクリスマス中止のお知らせ。

グリレ17 K72(Sf) 上下砲座を結合させる グリレ17

どうもこんにちは。ましゅーです。

私がプラモ作ると完成まで半年かかるという都市伝説があります。実際問題、今つくってるグリレ17(トランペッター)も組み立てだけで3ヶ月もかかってます。

バカでかいしインテリアまで再現されてるし、主砲はパーツ多いしで時間がかかるのには納得できそうですが、それでも製造に3ヶ月もかけていては連合軍に押収されてしまう。

ということで、早く完成させたいので急ピッチで組み立てを進め、今回は17cmカノン砲 K72(Sf)の組み立ての続きと車体のちょっとした追加工作をして、グリレ17の組み立てをフィニッシュさせます。

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17cmカノン砲 K72(Sf)の続きを作ろう

ダイナミックな17cmカノン砲、ダイナミックなパーツ点数、そしてダイナミックに縦長な記事を書きたがる私という豪華三本立てなおかげで前回の製作日記だけではカノン砲を完成させられませんでした。

なので今回こそ17cmカノン砲を完成まで持っていきます。

ちなみに前回は砲身、砲架、駐退復座機、揺架、そして砲座まで作りました。

砲座後端の組み立て

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て

まずは説明書の上半分、25番をやっていきます。

これは砲座下部の後端に来る、砲座を地面に固定するための部分で、積んでる時は上向きになっていて、地面に積み下ろす際にパタンと下向きになるやつ。

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て2

まずはパーツを組み合わせてU字の物を作ります。両端の出っ張った部分がカノン砲下部の後端と噛み合って稼働する仕組みで、更に両端のチョロンと伸びている細長い部分に付属のスプリングを引っかけて保持します。

…なんか書いててどんどん語彙力なくなってきてると思った。やっぱサボったらアカンね…。

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て3

こちらは地面と接するプレートに取り付けられるリブ。押し出しピンの跡がクッキリ残っていて、ペーパーだけじゃ何ともならなかったのでパテで埋めました。

グリレ17はピン跡や合わせ目の処理が多すぎるんだな…。

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て4

で、この平ぺったいパーツは2つ用意して、上の写真のように組み合わせます。

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て5

で、お盆のようなパーツと合体。

なお、細長いパーツは若干反っていますが、これは箱の中で変形したのではなく、最初からこの形です。そうとも知らずに強引にまっすぐ矯正しようとしたので接着時に「しまった!」となりました。

確認は大事よ…。

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て6

そして先ほど作ったU字のパーツと合体。なんだかブルドーザーのブレードみたいな形のパーツになりました。

そしてよく見るとあちこちパーティングラインが残ってる。後で処理しておこ。

砲座下部の組み立て

お次は説明書26番。砲座の下部の組み立てです。

17cmカノン砲は砲座の下に長方形のプラットフォームがあります。

通常の17cm K18ではこのプラットフォームの前後にタイヤなどの牽引装置(リンバー)がつきますが、グリレ17に搭載する17cm K72(Sf)はK18を車載用に改良したものですからリンバーはありません。

ではこの砲座下部を作っていきましょう。

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て7

こちらは砲座下部フレームの前方内側に取り付けるパーツ。

両端にある円柱状のパーツは油圧シリンダでしょうか。となると位置的にその下に取り付けられる円盤状の旋回装置に関わってくる装置なのかな?

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て8

こちらが砲座下部。細長いパーツを組み合わせたプラットフォームで、最終的にこの上に砲座や兵士が作業するための足場などが取り付けられます。

この段階ではフレームだけ作ります。

旋回装置の組み立て

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て9

あっちこっち組み立てが飛んでいるような気がしてなりませんが、説明書がそのように作れと書いてあるのでその通りに進めております。心配すんな、いつかは完成する(年内かは不明)。

…で、今度は何を作るのかというと、カノン砲を「旋回」させるための装置で、単体では旋回機能のない17cm K72(Sf)だけど、砲座の下に円盤状の旋回装置を置けば回転できるよやったね!というもの。

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て11

そんな旋回装置の上についてるローラーを組み立てます。

というのも、この旋回装置はカノン砲に付いているのではなく、あらかじめ車外に設置して、戦闘室から引っ張り出したカノン砲を旋回装置の上まで誘導させて合体して使用するものです。

で、カノン砲を旋回装置の定位置まで円滑に誘導させるためにローラーがいる、という。

………アドリブで書いてますけど、合ってますよね?

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て12

こちらは旋回装置の円盤の上に来るパーツ。中央にネジのようなモールドと、その根本にクランクのような細長い棒がついています。

旋回装置の高さを調整する部分でしょうか。最初は低くして、砲座の下に潜り込ませたら高くしてガチッと合わせるみたいな。

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て13

そんな部品に先ほど作ったローラーを取り付けます。なんだか電車の裏側みたいですね。

グリレ17 K72(Sf) 砲座の組み立て14

そして円盤状の旋回装置に乗っけます。

円盤パーツとその上に乗っているパーツは車輪とレールの関係で、この円盤状の台座の上をイスのキャスターみたいなローラーがクルクル回ることで旋回できるというわけですね。

なお、円盤のリブの間にはさも当たり前のように押し出しピン跡があります。しかも両端にあるリブのせいで盛ったパテが整形しづらい。とはいえ目立つ部分なので処理しないわけにはいきません。

某戦車アニメEDでも「面倒でも手抜きダメ。そうだそうだ頑張ろう」とありますので、地道に削って穴埋めしました。なお、その後に「押し込んだら(塗装が)ハゲまして」と続きますが、そちらは無視して構いません。

カノン砲と合体させて完成

グリレ17 K72(Sf) 上下砲座を結合させる

出来上がったプラットフォームをカノン砲座と合体させます。

大口径かつ長砲身の17cmカノン砲を支えるわけですからプラットフォームも非常に大きく、もはや「列車砲」のような外観です。

グリレ17 K72(Sf) ステップの取り付け

プラットフォームの横には兵士たちが作業する際の足場を両サイドに取り付けます。

グリレ17 K72(Sf) ステップの取り付け2

戦闘時はこんな具合に足場が展開され、兵士が上に乗っかって大砲の向き変えたり弾や火薬を詰め込んだりするわけです。

17cmカノン砲は車載時と設置の両方を再現できる(一部制約あり)ので、基部はピットマルチ(貼って剥がせるのり)で接着して開閉できるようにしておくと良いかもしれません。

グリレ17 K72(Sf) 車体に搭載する

完成した17cmカノン砲をグリレ17に搭載すると箱絵のようなフォルムになります。ならんかったら困る。

カノン砲は実車と同じように車体後方よりスライドさせて出し入れする……はずですが、カノン砲プラットフォーム側面の足場が戦闘室内側の突起と干渉するため、カノン砲のケツを浮かせて積み下ろししています。

…車体内部の底面にはスライドさせるためのローラーとかついてるので、普通にスライドさせて車載すると思うのですが、タイトに組んだのかいかんのか私のグリレは横着です。みんなのグリレもこんな感じ?

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車体後部のパイプフレームは何のために?

グリレ17 戦闘室後端のパイプフレーム

グリレ17の戦闘室後端にはパイプを組み合わせたフレームが取り付けられます。

パーツの構成からして稼働するものだと思いますが、こいつを付けるとカノン砲に引っかかって出し入れがものすごくやりづらい。

一応、グリレ17の実物写真を見ると同じようなパイプフレームがあるので、何かしら理由があって付いてるわけですが、その理由がわからず気になったのでググってみました。

すると、このパイプフレームに旋回装置を固定してる作例がいくつかあり、そこからパイプフレームは

  1. 旋回式台座の車体への固定および運搬
  2. 車体の直後に旋回式台座を設置するための装置

という2つの役割があるのではないかと予想。なのでちょっと検証してみました。

グリレ17 戦闘室後端のパイプフレーム2

まずパイプフレームは上の写真のように戦闘室後端に取り付けられます。ここまでは説明書通り。

グリレ17 戦闘室後端のパイプフレーム3

で、外側に来るパイプフレームは基部の形状からして上の写真にガバッと展開できるのではないかと予想。

グリレ17 戦闘室後端のパイプフレーム4

で、旋回装置を上手いこと引っ掛けてフレームを元の位置に戻すと上の写真のようになります。

絵面的には旋回装置を固定・運搬できそうな感じですが、問題はこのパイプフレームが旋回装置(結構重そう)を支えることが出来るかどうか。

グリレ17 戦闘室後端のパイプフレーム5

とりあえず話を進めよう。

旋回装置を引っかけた状態のパイプフレームを90度手前側に倒すことで、上の写真のように車体の真後ろに旋回装置を設置することが出来そうです。

あとはこのままウィンチとかで戦闘室からカノン砲本体を引っ張り出せば自ずと旋回装置の上に来るというわけ。

…というのがイメージです。実車でこのような運用がされたかどうかは分かりませんが、やってみるとなんか説得力があります。

上述の目的以外では、「未完成車輌」ということで、このパイプフレームも未完成で、本来ならトラック後部にあるテールリフトみたいなものになってたかもしれません。

…いずれにせよ、このグリレ17製作日記においては邪魔物以外の何物でもないので今は外しておきます。

車体に追加工作をしてみた

一応、前項までの内容でグリレ17の組み立ては完了ですが、ちょっとだけ蛇足的な追加工作をしてみました。

戦闘室側面に予備履帯ラックを追加してみる

…というのも、グリレ17の戦闘室の側面装甲板は巨大な「壁」でして、こういう壁があると落書きとか何かしたくなるのが人間の性というものです。

なので、側面に予備履帯ラックを追加して、予備履帯をぶら下げてみることにしました。

グリレ17 予備履帯ラックの取り付け

まずは細いマスキングテープで水平になるようにして、履帯をぶら下げたい位置に履板を貼り付けます。

貼り付けているのはグリレ17の履帯の組み立てで余ったフリウルの金属履帯。いつかキングタイガー作った時の予備履帯として温存してましたが、中途半端な枚数だったので今回使うことにしました。

グリレ17 予備履帯ラックの取り付け2

で、履板の穴に芯を長く出したシャーペンを突っ込んで印を書きます。この印が予備履帯ラックを取り付ける位置です。

グリレ17 予備履帯ラックの取り付け3

印を書いた位置に予備履帯ラックを取り付けます。このラックは過去に作ったドラゴンのキングタイガー(ヘンシェル砲塔)の余剰パーツを使っています。

ラックがある程度接着されたら履板を引っかけて水平になってるかチェック。なければ履板の先端にもラックを取り付けます。

グリレ17 予備履帯ラックの取り付け4

という具合に、側面装甲板に片側8枚の履板が取り付けられました。なんだかヤークトティーガーみたいな側面になりました。

キングタイガーの履板は1セット(=主履板+副履板)で42kgとのことで、それに匹敵する重量の履板が4つ付きますが、グリレ17の薄い側面装甲板が耐えられるかどうかはわかりません。

とりあえず薄い装甲に不安を抱いた現地の兵士たちが追加装甲として付けたという設定にしておきます。

グリレ17 予備履帯ラックの取り付け5

兵士「………ちょっと高すぎたか?」

履帯交換用ワイヤーの取り付け

グリレ17 履帯交換用ワイヤーの取り付け

また、車体の右側面には履帯交換用ワイヤーロープを取り付けてみました。

こちらもキングタイガーの余剰パーツで、いつか使う日が来る…気がしないのでここで使ってやることに。

当初、牽引用ワイヤー(これは車体両端)も考えましたが、車体に固定する金具のパーツがなかったのでこっち(履帯交換用ワイヤー)にしました。

ようやくグリレ17の組み立てが終わった

グリレ17 組み立て完了2

くぅ~疲れました。これにてグリレ17組み立て完了です!

グリレ17の製作日記をスタートしたのが今年の9月6日で、今日は12月15日。組み立てで3ヶ月ほど費やしました。

でっかい自走砲であり、律儀にインテリアまで再現されており、なによりサボってたということもあっていつも通り時間がかかりました。

グリレ17 組み立て完了

車体のサイズもさることながら搭載する17cmカノン砲のデカさ。カノン砲だけで1つのジオラマができるくらいのド迫力。

同時にパーツ点数も多かったり、合わせ目や押し出しピンを消す作業も多かったので、なかなか手こずらせてくれるワガママ砲でした。

カノン砲は車載と設置の両方を再現できるので、その日の気分に応じて出し入れしようと思います。

そういえばもうすぐクリスマスとのことですが、皆さんご存知の通り、今年クリスマスは中止です。

連日の爆撃で製造ラインが止まってグリレ17を始めとする車両の生産が追いつかず、クリスマスなどやってる暇がないというのが理由です。決してカップルでイチャつくなんてことはしないで下さい。発見次第ゲシュタポに報告します。

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