【パンターD型 V2】嫌な顔しながらおパンター組み立てたい

パンターD型 V2 転輪の組み立て・整形2 パンターD型 V2

どうもこんにちは。

先日ご紹介しましたドラゴンのパンターD型 V2の製作を開始します。

まずは足回りからスタートで、転輪やトーションバーといった、やたら数の多いパーツを攻めていきます。タイトル通り嫌な顔しながら作ってました。

なお元ネタは「嫌な顔しながら」ではなく「嫌な顔されながら」です。…詳細はググって下さい。

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転輪の整形・組み立て

パンターD型 V2 転輪の組み立て・整形

ということでパンターD型 V2製作日記のはじまりはじまり~。

まずは冒頭に書いた通り、転輪だとか起動輪の最終減速機カバーなどを作っていきます。序盤の難所(面倒な作業)ですね。

パンターの転輪はティーガーIやティーガーIIと同じで、千鳥式転輪とかオーバーラップ転輪などと呼ばれる交互に挟み込むように取り付けるタイプです。

単純にパーツの数が多いだけでなく、IV号戦車とかと比べると大きい転輪なので、パーティングラインの処理も大変ですが、焦らずじっくりやってきます。

パンターD型 V2 転輪の組み立て・整形2

ということでこちらが整形が終わったパンターV2の走行転輪。

中央の転輪は2枚のパーツを貼り合わせたのでパーツ数は32点。これだけの数をゲートやパーティングライン処理するのって結構時間かかりますよね。

ドイツも何でこんな面倒な転輪にしたのか。ドラム状の太いヤツにすれば良いのになぁと、グデーリアンが聞いたら「もういっぺん東部戦線行って来い」って返って来そうなことを考えながら処理してました。

パンターD型 V2 転輪の組み立て・整形3

こちらは遊動輪と最終減速機カバー。

なお、写真にはありませんが、起動輪も先に作っちゃいました。従来のドイツ戦車の起動輪と同じように歯車のパーツを2つ貼り合わせ、中央にキャップを接着するだけ。

車体下部前方の溶接跡を隠す

パンターD型 V2 溶接跡の切除・穴埋め

さて、お次はパンターD型 V2の特徴となる部分ですが、車体下部の前方にある溶接跡を隠します。

パンターD型 V2のキットの紹介記事でも書きましたが、D型の試作2号車であるパンターD型 V2は、量産型のパンターのようなはめ込み溶接ではなく、単純な面溶接になっているのが特徴です。

そのため、この面溶接を再現するためには、パーツに入っている溶接跡のモールドを消さなければなりません。

パンターD型 V2 溶接跡の切除・穴埋め2

まずは車体下部シャーシの内側部分にあるボコッとなっている突起を切除します。

上の写真では右側に四角い突起のようなものがあり、こいつをカッターやデザインナイフを使って薄皮を剥ぐように切除します。

一発でやろうとすると深くエグれてしまうので、焦らずじっくり何回か分けて切除。すると上の写真の左側のようにキレイに突起を消すことが出来ました。

パンターD型 V2 溶接跡の切除・穴埋め3

こちらは車体下部シャーシ前面下部の溶接跡のモールド。

先ほどの切除した方は「突起」だったので、ナイフで削ぎ落とせば良かったのですが、こちらの溶接跡は「くぼみ」なので、埋める必要があります。

いわずもがなラッカーパテで埋めます。ラッカーパテ実家に置き忘れちったよコンチクショー。

…ということで休日に実家に行ってラッカーパテ(および塗装機材一式)を持ってきたのでいざ穴埋め! …となるはずだったのですが

パテ固まっとるやんけ!!

………こうならないようにパテ類はしっかりフタをしましょう。

なお、パテだけでなく一緒に持ってきた塗料の一部も溶剤が揮発してカチカチになってたり、キャップが開かなくて廃棄しました。定期的に確認しましょう。

仕方ないのでショップへ買いに行ったら、お店の人が今月で期限切れるポイントがあると言うので、そのポイント使ってラッカーパテやウェザリングのツール買っちゃった。

パンターD型 V2 溶接跡の切除・穴埋め4

ということで、ラッカーパテを調達したので、車体の溶接跡に盛ってそのまま1日放置して乾燥するのを待ちます。

…が、さすがにラッカーパテはニオイクセーなので、パンターD型 V2のキットの箱の中に丸一日閉じ込めました。いわゆるアレです。臭いものにフタ。

で、パテが固まったら400番のペーパーで表面をゴシゴシして真っ平らにします。パテで目詰まりするので何度か交換しながら磨き、最後の仕上げは1000番。

すると上の写真のようになりました。多分大丈夫だとは思いますが、塗装前にサフ吹いて確認はしておきます。ダメなら嫌な顔しながらやり直します。

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サスペンションの取り付けと転輪の仮組み

パンターD型 V2 サスペンションの取り付け

つぎは車体下部の側面を組み立てて行きます。

まずは転輪についで数の多いサスペンションアームを整形して車体に取り付けます。

トーションバーサスペンションは数が多いだけでなく、パーツが3種類(P1,P2,P3)あり、それぞれ決まった穴に決まったパーツ(サスペンション)を取り付けなければなりません。

余談ですが、パンターは第2・第7サスペンションアームにはシリンダーショックアブソーバーというものが取り付けられていたとのこと。サスペンションアームのパーツが同じでないことと関係あるかな?

パンターD型 V2 転輪の仮組み

ひとまずサスペンションアームを取り付けたので、ヒーコラ言いながら作った転輪たちを仮組みします。

…なぜ仮組みなのかというと、ここで接着しちゃうと転輪外周のゴム部分の塗装がしづらくなるからです。

今回のパンターD型 V2の履帯は「DSベルト履帯」なので塗装後に装着できますが、転輪ゴムを塗装を鑑みるとやはり転輪は後から接着となります。塗装後に接着するのは好きじゃないけど致し方ないでげす。

まとめ ひとまず最初の山場はこえた

という感じに嫌な顔しながらおパンターの転輪を組み立てました。

転輪やサスペンションといった車体下部のパーツが多いのは何もパンターV2に限った話ではありませんが、製作開始と同時にやってくる大量の転輪を整形していると

「もうタイヤ使えよ…

…と、戦車のコンセプトを真っ向から否定する邪念が脳裏に渦巻きます。まだ履帯が連結式じゃないぶん救いはあるんですけどね(笑)

ブツクサ書いてますが、当の本人はちゃんと組み立てを楽しんでます。変態です。

また、転輪だけでなく、モールドの切除・埋めるという作業も出てきて、早くもパンターD型 V2の特徴を再現しました。

次回はリアパネルの組み立てをやってきますが、説明書を見ているとパーツをカットしろだのモールドを切除しろだの、またまた厄介そうな作業ががが…

パンターD型 V2は車体やリアパネルの加工が必要だから勇気がいる
ドラゴンのパンターD型(V2)製作日記の続きです。今回は「V2」の特徴を再現するために、リアパネルや車体下部の後方をカットしたりモールドを切除するという作業を中心に行いました。加工の注意点やどのような方法で加工したかについてまとめました。
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