どうもこんにちは。
ドラゴンの「クーゲルブリッツ」の砲塔が出来上がりましたので、また製作日記を書き綴ります。
新着記事もプラモデル、リライトして再掲載する過去記事もプラモデルばっかりなので、そろそろガチでプラモブログになりそうです。もうなってるかな?
過去のクーゲルブリッツ製作日記は下記のリンクから読むことができます。
クーゲルブリッツの砲塔の組み立て
さて、ここまでは今まで何度もやってきた「4号戦車」の車体の組み立てですが、砲塔は各車両によって異なるので、ここから先は未知なる領域です。
今回作るクーゲルブリッツは、今までの対空戦車と違って完全密閉型の砲塔です。オープントップのメーベルワーゲンやヴィルベルヴィント、オストヴィントとは違った構造になっているはず。
そんなクーゲルブリッツの砲塔を組み立てていきましょう。
砲塔内殻の組み立て
クーゲルブリッツの砲塔は内殻と外殻の二重構造になっています。
- 内殻:砲手や車長を乗せ、砲塔の俯仰(縦の回転)を行う球形状の砲塔
- 外殻:内殻の周囲を覆うように取り付けられ、内殻の回転軸を支持し、旋回(横の回転)を行う円錐状の砲塔。
まずは「内殻」から組み立てていきます。
説明書は11番から。
まずは砲塔の内殻の組み立てから入ります。
なんだかガチャガチャのカプセルみたいな円形状の砲塔ですが、この中に3人の兵士が入るそうです。
組み立ては2つのパーツを貼りあわせるだけなのでここは簡単。
ただ、貼り合わせた部分に出来るラインが気になったので、パテを上から塗って乾燥したら紙やすりで削って消しておきます。
つづいて12番目。
先ほど作った内殻にハッチを取り付けていきます。
まずこちらは車長用のハッチ。
ここに細長いエッチングパーツを取り付けます。
反対側のハッチにもパーツを取り付けます。
ハッチの上に取り付けたパーツはペリスコープ(潜望鏡)でしょうか。
組み立てた2枚のハッチを砲塔にとりつけます。
つぎにボルトのようなパーツを取り付けます。
車長用のハッチの次は砲手・装填手のハッチをつくります。
砲手用のハッチは、ハッチ本体と内側に取り付ける小さなパーツによって構成されます。
写真を忘れてしまいましたが、完成したハッチは砲塔に取り付けます。
続いて説明書の13番・14番へ進みます。
まず内殻に装甲を取り付けます。
横から見るとこのような形になります。
なんだかカプコンの某ゲームの主人公のヘルメットみたいな形です。
「……何故エックスなんだ……」
もう一枚装甲板を貼り付けます。
こちらの装甲板には四角いパーツを取り付けますが、これは何だろう? ベンチレーターかな?
車長用のハッチにエッチングパーツを2枚取り付けます。
あわせて車長用ハッチの左側についているペリスコープ(潜望鏡)にも、その外周を包むようにエッチングパーツを曲げて取り付けます。
つづいて砲塔内殻の左右の出っ張った場所に写真のようなパーツを取り付けます。
このパーツは外殻に取り付けて、砲塔が上下に動くための回転軸となるパーツですので、内殻には接着しません。
この回転軸となるパーツは砲塔を車体に固定するリングに接着します。
が、写真をよーーく見ると前後でリングのホールの径が異なるので、いきなり接着せず、仮組みで位置関係を把握してから取り付けます。
リングを取り付けるとこんな感じになります。
左右に取り付けられた軸によって縦の回転(上下の俯仰)が行われ、横の回転はこのリングによって行われます。
砲塔外殻の組み立て
続きまして、内殻の俯仰軸を支え、砲塔の旋回をする「外殻」をつくっていきます。
まずは外殻の正面にクレーンで吊り上げるときに使うフックを取り付けます。
このフックがまた細いパーツで、ニッパーで切り離そうとするとパーツそのものがプチッと切れてしまう。
仕方ないのでそのまま外殻に切れたフックを繋ぎ合わせるように接着しますが、小さいパーツなのでなかなか上手く位置が決められない。
フックのクセにジャブみたいに私の精神をジワジワ蝕んでいきます。
外殻の後ろにも同じようにフックを取り付けます。
次に外殻内側の左右2ヶ所にパーツを取り付けます。
これは搭乗員の足場かなにかでしょうか?
内殻はあれこれパーツを付けましたが、外殻はこれでおしまい。
対空機関砲『Flakzwilling103/108』の組み立て
つぎにクーゲルブリッツに搭載する「3cm MK103」をベースにした2連装の対空機関砲「Flakzwilling103/108」をつくります。
Flakzwilling103/108は砲身、防盾(×2)の3つパーツによって構成されます。
まずは砲身に防盾パーツを通し、その後に防盾パーツ(砲塔側)に銃身を接着、最後に通した基部パーツを接着という手順。
文章ではわかりづらいですが、実際やってみると思った以上にすんなり出来る作業です。
Flakzwilling103/108の先端。
左右に7つの穴が開いている独特な形状のマズルブレーキが特徴です。
ということで同じものを2つ用意します。
あとはそれを砲塔の内殻の穴に合わせて取り付ければOK
なお、内殻と外殻の合体については、説明書に従って外殻の突起と内殻のリングの穴を合わせます。
……が、それぞれの位置がズレていたので外殻のリブを内殻のリングに直接接着する方法で合体させました。
ということで砲塔も完成しました。
試しにオストヴィントの車体にクーゲルブリッツの砲塔を乗せてみる。
クーゲルブリッツ用の車体上部は既存の4号戦車のものではなく新規に作ったもので、砲塔リングはタイガー戦車と同じ1,900mmを使用しています。
そのため従来の4号戦車(砲塔リング経:1,650mm)の車体上部を使ったオストヴィント(試作型)では収まりきらず。
なお、そのオストヴィントも量産型はクーゲルブリッツ用の新規車体を流用することになっていたとのこと。
参考までにオストヴィント(試作型)とクーゲルブリッツの車体を見比べてみる。
砲塔リングの拡大によって穴も大きくなっていたり、無線手や操縦手の席にあるハッチの位置も砲塔に干渉しないように変更されています。
4号対空戦車 クーゲルブリッツ ほぼ完成!
出来上がった砲塔は車体の切り欠きに合わせて差し込めば装着できます。
ということでクーゲルブリッツがほぼ完成しました!
砲塔は縦にも横にも動かせるので、このような対空射撃ポーズも取れます。
……しかしこの角度はジェットコースターの坂を登る時の角度に近いので、乗ってる人たちは体勢的にしんどいだろうなぁ。
砲塔は360度回転させることができます。
ただ車体の切り欠きのところで外れてしまうので、ポロッと落下させないように注意。
こっち見んな。
まとめ
ということで4輌目となる4号対空戦車の組み立てが終わりました。あとは車体を塗装して履帯を取り付ければいつでも戦地へ赴くことができます。
ドラゴンの古いキットなので色々トラブルもありましたけど、パーツ数は少ないのでそこまで苦労はしませんでした。
4作目ということで色々技術が向上したこともあり、非常にすんなりと組み立てが終わり、少し物足りなさすら感じます(笑)
おまけ。本格的な対空戦車をお出迎えする「つなぎ」の対空戦車たち。
しかし、生産に遅延が生じたり設計の見直しがあったりで、結局クーゲルブリッツの量産が間に合わず、主力扱いだった「つなぎ」たちです。
ダンボールという名の戦車格納庫。
そろそろ置き場所がなくなってきたので新たな格納庫を用意せねば。