なかなかブログの更新が追いついていませんが、SR-15の製作は裏で行ってます。
今回はストックについてご紹介します。紹介したアイテムは以下の2種類。
- G&P CNC 5ポジション アルミストックパイプ GP895
- MAGPUL CTRストック(ミルスペック)
特にストックは ヤフオクで落札した実物MAGPULのSTRストックを使用するわけで、レプリカとはどう違うのか気になる所。
一応、過去にもCTRストックのレプリカを買ったことがあるので、そちらと比較しながらご紹介。
MAGPUL CTRストックのレビュー
先述の通り、以前にもCTRストックのレプリカ(ノーブランド品)を購入したことがあります。
レプリカCTRストックについては以下の記事でレビューしています。
今回はホンモノのCTRストックを落札したので、レプリカと何が違うかを中心にレビューをしてみます。
…とはいえ、本物とレプリカのCTRストックをこうやって並べると、外観上ほとんど見分けがつかないレベル。なので実物CTRストックの方には「ホノモノ」ってテープ貼ってます。
いかにレプリカが精巧に作られているかがわかります。
よーく目を凝らしてみるとストック表面の梨地はレプリカの方が荒いです。
刻印の比較
ストック左側面の刻印。
レプリカだと刻印が掘られている部分はザラザラしておらず、ツルッとしています。
一方で実物CTRストックは刻印部分もザラザラした梨地加工が入っています。
そのせいもあってか、左側面の「MAGPUL INDUSTRIES CORP」の部分はレプリカのほうが読みやすかったです。
今度は右側面の刻印。
レプリカCTRは左側と同様に、テキストの入っている部分はツルッツルになってます。
一方、実物CTRストックは右側面のテキスト部分はザラッザラ。
また、入っているテキストもレプリカの方が立体的なので、入ってる刻印の読みやすさに関してはレプリカに軍配が上がります。
実物CTRストックはなんと言うかこう…「とりあえず読めりゃいいだろ」感があります。逆にそれが実物っぽいと言っちゃ実物っぽいですけどね。
重量比較
お次はストックの重量を測ってみます。
まずこちらはレプリカの方。230gでした。
続いて実物CTRストック。こちらは260g。レプリカより30g重たい。
フリクションロック
CTRストックの実物とレプリカの決定的な違いは、ストックの伸縮を調整するレバーの前についているロックする機構にありました。
このロック機構は「フリクションロック」と呼ばれ、こいつをパチンとロックをかけるとストック内側にある左右のツメがストックチューブを締め付け、ストックのガタツキを低減してくれます。
実際にロックをかけるとストックチューブに食いつくように固定され、縦方向・横方向のガタつきが大幅に改善されます。
また、このフリクションロックはストックの伸縮を調整するレバーと連動しており、レバーを引くとパチンとロックが解除されるのが小気味いい。
ストックチューブに装着してみた。
CTRストックでよく言われているのはリリースレバーが硬く、専用のインストールツールやそれを模した自作ツールなどで着脱していらっしゃる方が多いです。
私のCTRストックも例に漏れず硬く取り付けるのに非常に苦労しました。もう外したくない。
ストックチューブはG&Pの5ポジションストックを使った
CTRストックのレビューがメインですが、一応ストックパイプも合わせて紹介します。
今回使ったストックパイプはG&Pの5ポジションストック(GP895)。
こちらはM4A1製作日記で作ったM4A1でも使用しており、今回で2本目となります。
ストックパイプ本体が非常に軽く、肉薄なのでリポバッテリーの出し入れがしやすく、エンドキャップも着脱が容易なスクリュー式になっています。
しかもレシーバーにガッチリ固定出来てグラつきが一切ないという、ストックチューブ in バッテリーにする人でもそうでない人でもイチオシのストックパイプ。
なお、現在はこのG&Pの5ポジションストックの後継種であるGEN2(品番:GP-COP120)が出ています。
こちらはバッファーチューブ固定プレートの位置をかなりギリギリまでレシーバー寄りにしているほか、チューブ内の前後スペースを広げ、よりバッテリーの挿入がしやすくなっているとのこと。
ただしサイズはミルスペック対応で、コマーシャル用のストックを装着するとガタつくから注意とのこと。
開封すると中身はこんな感じ。
ストックパイプ本体に、エンドプレート、エンドキャップ、ストックをフレームに固定するためのネジなど必要なアイテムが一式揃っています。
ストックパイプおよび諸々のパーツの重量を測ってみると113gでした。
現物を手に取ってみるとよく分かりますが、本当に軽いストックパイプです。それでいてガッチリフレームに固定できるのだからケチのつけようがない。
ストックパイプ(フレーム側)には2か所イモネジがあり、これを締めることでより強力に、グラつくことなくフレームに固定することが出来ます。
目立たない場所にあるイモネジなので、ストックパイプを取り外す時にネジを緩め忘れないように注意したい。
フレームの固定はストックパイプのイモネジ、パイプ内側のネジ、そしてパイプリングの3点でガッチリ固定します。
…が、苦労するのはパイプ内側から通す円盤状のパーツの位置調整。これがなかなかうまく行かない。
パーツにある半円の切り欠きに合わせて配線を通し、なおかつパイプの内側の窪みにパーツの突起を合わせた状態でネジを締め、これがなかなか上手くハマってくれないので何度もトライしました。
また、パイプリングは上の写真のように専用のツール(レンチ)を使用して締めます。M4の外装カスタムをする人には必須のツール。私はG&Pのツールを使っています。
CTRストックを追加したらSR-15がこうなった
…というわけでSR-15にCTRストックを取り付けるとこのような外観になりました。カッコええやん。
現行のSR-15のストックはLMTストック(クレーンストック)になっているので若干仕様が異なりますが、SR-15は民間向けのライフルなので「所有者が好きなパーツに組み替えたと」ということにしておきましょう。
あと、記事では紹介していないグリップやフラッシュハイダーも先行して装着していますが、これらも後日ちゃんと紹介します。
別アングルから。
CTRストックのいいところは、民間向けM4(=AR-15)のストックで迷ったらコレ付けときゃソレっぽくなるっていうところですね。しっくりきています。
フリクションロックによってガッチリとストックパイプに食いつくように固定され、ストックのガタツキなどはほとんどありません。さすが実物MAGPUL製品。
というわけで今回はストックについて紹介しました。次回はグリップについて紹介しようと思います。早くしないとストックがどんどん溜まっていく…。