当ブログにはレビュー系の派生カテゴリとして「飲食ネタ」というカテゴリがあります。要は飲食店やお店に売ってた食べ物、自分で作った料理などをネタにする誰にでもできそうなネタをまとめたカテゴリーです。
そんな飲食ネタカテゴリに先日「ゲテモノ系」というサブカテゴリを新たに追加しました。
言わずもがな普通の感覚をしていたらまず考えつかないような料理などを食べた感想を記事にするという私にとって罰ゲームでしかないようなカテゴリですが、悲しいことに少しずつこのカテゴリの記事が増えてきています。
記事が増えたのでカテゴリを追加したのですが、残念なことに今回もまたそのゲテモノ系記事を書かなきゃいけなくなったので書きます。
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『ペヤング チョコレートやきそば ギリ』なんてものがあった
先日、お昼ごはんを買おうと思ってコンビニへ立ち寄りました。いつものようにカップ麺を食べようと思って。
そこで「なにか新商品ないかなー」とか邪なことを考えたのが運の尽き。記事名にもある「ペヤング チョコレートやきそば ギリ」という明らかに異色を放つカップ麺が置いてあった。しかも残り1つという妙なプレミア感を醸し出して。
で、こういったゲテモノ系は食べておかないと損した気分になるという謎気質(マゾ気質)と、残り1つというプレミア感に負けて、昼飯のことなんてすっかり忘れてカゴに入れるという。
…どういうわけか、ここ最近のカップ焼きそば界隈は、本来の焼きそば味を捨て、ショートケーキ味だのチョコレート味だの、おかしな方向に向かって突き進んでいる感が否めません。何と言うか、全力で消費者を殺しにかかってきてる。
こちらは1食(107g)の栄養成分表。
- エネルギー:492kcal
- 炭水化物:67.7g
- たん白質:8.2g
- ナトリウム:490mg
- 脂質:20.9g
続いて原材料名を見てみます。
- 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)
- 添付調味料(チョコレートベース)
- かやく(クルトン、イチゴ加工品)
- カラメル色素
- 増粘多糖類
- かんすい
- 酸化防止剤(ビタミンE)
- リン酸(Na)
- 酸味料
- 香料
- 乳化剤
- 調味料(アミノ酸)
- ビタミンB2
食の安全が話題となる昨今ですが、生憎ながらどういった原材料がどう健康に影響をおよぼすのか私にはわかりません。
ただ、確実にチョコレートベースとかイチゴ加工品といった本来の焼きそばにはまず入ってない原材料が確実に私のココロに悪影響を及ぼすことは予想できます。
ということで、買ったからには食べないといけないわけですから、ペヤング(地獄の釜)のフタをペロンと剥がして中身を取り出します。
入っていたのはソースとかやく。これだけなら「あー、焼きそばに入ってるね」となるわけですが、いかんせん義理チョコ味というモテない男に厳しい焼きそばなので、ここに劇物的なものが入っているわけです。
…そう考えると、なんだかかやくの中に見える赤い物体がものすごく怖いものに見える。
ということで、お湯を入れてフタをして3分間待ってやる。胃薬の在り処を言え。
なお麺からは特に妖しい匂いはしませんでした。ごくごく普通のカップ焼きそばの麺です。
で、その人畜無害な麺の上にかやくやらソースやらをぶちまけるのです。
なお麺にかける前に一口ペロッとやってみたのですが、これは完全にチョコレートです。ケーキとかクレープにかけるアレです。ソースなんて書いてありますがチョコレートです。
ちなみにこの手の焼きそばにソースなりマヨネーズをかける時はしょーもない絵だの文字だのを描く私ですが、この時ばかりは失念してビシャーと麺の上に垂れ流しただけでした。
ホカホカの焼きそば麺の匂いとチョコレートの甘ったるい匂いが混ざって極めて形容し難い香りが湯気とともに顔に直撃します。どうしよう…。
それでもめげずに箸でかき混ぜてソース(という名のチョコレート)を全体に行き渡らせます。
上の写真を見てわかるように、見た目は焼きそばっぽい色をしていますが味は邪悪そのものです。昔の偉い人は言います罠は日常に溶け込ませてこそ罠であると(要出典)。
手を震わせながら一口目をパクッ。
………。
なんと言いますか…、カップ焼きそばの麺にチョコレートをかけて食べているような味です。
実際にその通りの事をやっているので何を言っているのかよく分からないかもしれませんが、本当に麺にチョコかけて食べている味以外の感想が思い浮かびません。
暖かくてホクホクした麺にトロリと濃厚な甘さのチョコレートソースをかけて食べるという、愛すべき我が地元愛知の名店喫茶マウンテンに似通ったゲテモノ感があります。
言わずもがな、焼きそば麺とチョコレートという最悪すぎる相性故に、「………。」という感想になるのですが、これが例えばバナナとかイチゴ相手にかけるのであれば「おいひぃ~♥」となっていたかもしれません。いやなっていた。
要するに最悪すぎる組み合わせをあえて選んだのが、この「ペヤング チョコレートやきそば ギリ」なのだと私は悟ったのです。
強いて言えば、一平ちゃんのショートケーキ味と比べると内容量が少ない点が僅かながらの救いでした。
義理でもいいから女の子からバレンタインチョコが欲しかったが故の犯行
話をこの「ペヤング チョコレートやきそば ギリ」と出会った時に戻します。
実際に買ったのが3月だったわけなので、バレンタインなんてとうの昔に終わっていたので、ブログのネタにするのも今更感あって迷ったのですが、件のチョコレートやきそばギリを手にした瞬間、脳裏に悪魔の囁きが響き渡る。
「もしかして、コレを女性店員のとこに持っていけば、チョコを手渡しで受け取れるんでね?」
そう思って私は女性店員(幸い若いお姉さんがレジにいました)のところへ「チョコレートやきそば ギリ」だけを持っていく。モテない男の悲しい妄想の産物である。
この時点で私は恥ずかしそうにモジモジする女の子(女性店員)からチョコを受け取るという完璧なシナリオを脳裏に描いてた。ツリはいらねーぜ。
ところが、その女性店員はチョコをレジ袋に入れ(ご親切に割り箸とオシボリまでつけてくれた)、レジのカウンターの上にポンと置くだけだった。
チョコ(の入ったレジ袋)を手にした私に対し店員さんは「ありがとうございました~」という。もちろん魂などこもってはおらずあくまで事務的なやりとりである。
こうして私のチョコレート手渡し作戦は見事に失敗したのでした。
まとめ
またいつものゲテモノ系を味わって胸焼けするというマゾ記事です。今後もこういったゲテモノ商品が生まれ続ける限り私は食べ続け胸焼けを繰り返すことでしょう。
なお、ボロクソに書いてはいますが、過去に食べた一平ちゃんのショートケーキ味と比べると、そこまでゲテモノではありませんでした。アレはキツかった。相方と2人で挑みましたが、食べ終わったあとしばらく無言が続くほどでした。クリスマスなのに…。
ダメージを受けながらも残さず食べることが出来たので良かったですが、あのショートケーキ味はもう二度と食べたくない(そう言いながら2回食べてます)。
いちおうチョコレート味の焼きそばということで、ホカホカの麺にチョコレートの味がするなぁという程度で今回は済みました(それでも傷は深い)が、次回はどんなゲテモノ商品を出してくるのか気になって夜も8時間しか眠れません。
すこしだけ試食するというならここまで苦闘することはありませんが、量が多いと色々ためらっちゃいますけどね(笑)
きあいと根性でなんとか完食しようと思います。
ということで、次回をお楽しみに。
↑ギリということなので、会社の人に渡す目的で買ってみると良いかもしれません。自分用として買うのはあまりオススメしません。
↑ネタじゃなく真面目な話、小腹がすいたときにブラックサンダー食べると捗ります。オフィスに置いておくと作業効率がアップするかも?